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通算2000勝達成者!競艇史に名を刻んだボートレーサー

通算2000勝達成者!競艇史に名を刻んだボートレーサー
最新情報

2024年4月4日、平和島一般戦において「仲口博崇」が2500勝達成。1991年11月のデビューから32年、史上43人目の快挙となった。

競艇の長い歴史において「通算2,000勝」を達成したボートレーサーは未だ170名ほど。

達成するにはまず、トップクラスの実力者であること。

そして、現役生活を最低でも20年以上継続し、安定した実績を残し続けることは絶対条件。出場するレースによっても1着率は変わりますが、とてつもない記録であるのは間違いなし。

そこで今回は、競艇史に名を刻んだ「2000勝達成者」と、神の領域ともいえる「2500勝・3000勝超え」のレーサーも合わせて紹介します。

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競艇で2000勝達成したボートレーサー

確認してもらう前に一点だけ。

SG・G1だと対戦相手も上位選手ばかりですし、一般戦だと格下相手と戦う機会が多いでしょう。よって「勝利数=実力」と決めつけないように。

もちろん、2000勝達成が快挙であることに変わりはありません。ただ、達成年数が短く、SG・G1での優勝回数が多い選手ほど”実力を兼ね備えた証”と言えるかもしれません。

※選手名のリンクは公式選手ページ or 関連記事。リンクなしは引退した選手。また、優勝回数は達成時の実績。

選手名達成年数優勝回数
SG/G1その他
177中辻崇人約27年170
176魚谷智之約29年1472
175武田光史約30年043
174渡邊伸太郎約36年031
173角谷健吾約31年172
172荒井輝年約30年163
171柏野幸二約33年257
170吉川元浩約26年2473
169海野ゆかり約30年259
168辻栄蔵約30年1265
167中岡正彦約27年180
166山崎義明約36年236
165後藤浩約33年646
164間嶋仁志約35年037
163新良一規約42年145
162濱野谷憲吾約30年2760
161石渡鉄兵約28年476
160吉田一郎約34年142
159佐々木康幸約24年476
158大賀広幸約33年379
157平石和男約35年1142
156古場輝義約37年138
155太田和美約30年2761
154伊藤誠二約27年156
153白井英治約24年1490
152大神康司約29年048
151山本浩次約30年658
150石田政吾約28年679
149大平誉史明約32年040
148林美憲約27年367
147三嶌誠司約29年761
146野長瀬正孝約33年565
145鈴木博約31年056
144平尾崇典約25年778
143赤岩善生約23年799
142安田政彦約29年177
141森竜也約34年156
140馬袋義則約28年149
139渡邉英児約30年255
138山下和彦約30年362
137川崎智幸約33年750
136森秋光約31年057
135芝田浩治約30年071
134深川真二約27年696
133瓜生正義約25年3157
132寺田千恵約30年268
131原田幸哉約25年2269
130田中信一郎約28年2069
129石川真二約29年189
128徳増秀樹約25年489
127守田俊介約25年6109
126川北浩貴約25年076
125谷川里江約32年045
124原田富士男約31年242
123都築正治約27年068
122濱村芳宏約32年1149
121丸尾義孝約32年243
120亀本勇樹約33年146
119吉川昭男約22年062
118新美恵一約31年1047
117前本泰和約26年8123
116山一鉄也約21年151
115倉谷和信約31年453
114小畑実成約33年137
113大場敏約21年065
112仲口博崇約26年879
111江口晃生約33年8103
110中村裕将約35年248
109西山昇一約35年047
108今垣光太郎約28年3870
107田頭実約30年870
106三角哲男約30年485
105藤丸光一約29年162
104木村光宏約24年356
103熊谷直樹約31年1071
102山崎毅約28年347
101山崎昭生約33年451
100服部幸男約26年2574
99松井繁約26年7067
98市川哲也約25年2377
97長岡茂一約23年1479
96日高逸子約30年274
95占部彰二約31年347
94今村暢孝約28年662
93吉田徳夫約25年169
92瀬尾達也約35年1147
91烏野賢太約27年1674
90村上信二約36年147
89北川幸典約32年469
88藤井定美約38年043
87松野京吾約31年058
86金子良昭約30年370
85鈴木幸夫約34年863
84山川美由紀約27年476
83島川光男約29年172
82西島義則約31年2371
81西田靖約30年958
80大嶋一也約31年1480
79原由樹夫約39年042
78荘林幸輝約33年845
77岡本慎治約28年1170
76新開文夫約42年278
75山室展弘約28年8108
74池上哲二約36年153
73倉尾良一約40年061
72高塚清一約42年047
71石川正美約38年153
70今村豊約26年5587
69原田順一約38年446
68吉田重義約37年1046
67谷口誠約40年045
66加藤元三
65新井敏司約34年1956
64関忠志約35年873
63高山秀則約30年1963
62井上利明約38年1158
61石田栄章
60村田瑞穂約38年
59平野小六058
58安岐真人約38年
57淺香登約32年457
56林貢約31年676
55渡辺義則566
54新谷学
53金井秀夫161
52立山一馬約33年04
51黒明良光約33年2055
50大平浩士
49林通約32年585
48古谷猛約32年076
47酒井忠義約36年
46村上一行約33年1169
45山本泰照約35年
44佐藤勝
43長嶺豊約34年
42縄谷博一
41脇辰雄
40星野幸正
39古賀武日児約31年
38柴田稔
37万谷章約33年
36大森健二約32年
35岩口昭三約33年
34脇山久夫
33北島英男
32武田章
31松野寛
30野中和夫5676
29浅見敏夫
28不明
27不明
26不明
25宮原雅文
24山田豊志
23谷川宏之
22小澤英夫
21南公
20石川洋
19芹田信吉
18楠和男
17物部勝
16吉田清志
15星野幸正
14小林嗣政
13石原洋
12井上弘
11貴田宏一
10吉田弘明
9彦坂郁雄
8浅見敏夫
7岡本義則
6加藤峻二
5北原友次
4花田稔
3北川一成
2小澤成吉
1土師田孝之

2000勝を達成したボートレーサーがいたら、随時更新していきますね!

2500勝&3000勝達成したボートレーサー

通算2000勝を成し遂げるだけでも凄いことですが、さらにその上をいく「2500勝&3000勝」を達成したボートレーサーが存在します。

以下は2024年4月4日月現在のレジェンドたちです。

  • 2500勝達成者:43名
  • 3000勝達成者:4名

2500勝達成者の中にはバリバリの現役選手も含まれるので、未だ4名しか到達していない3000勝も決して夢ではありません!

その瞬間を見逃さないためにも、これから紹介する選手の戦績だけは把握しておきましょう。

2500勝以上達成した競艇選手

「-」になっている選手の2500勝達成日は不明です。

選手名2500勝達成日現況
北原友次引退
加藤峻二引退
倉田栄一引退
岡本義則引退
万谷章引退
彦坂郁雄引退
大森健二引退
松尾泰宏引退
瀬戸康孝引退
林貢引退
野中和夫引退
小林嗣政引退
武田章引退
谷川宏之2000年9月引退
古谷猛2008年5月引退
酒井忠義2010年1月引退
今村豊2014年3月引退
山室展弘2016年1月現役
関忠志2015年8月引退
大嶋一也2017年6月引退
西島義則2018年7月現役
岡本慎治2019年9月現役
山川美由紀2019年12月現役
島川光男2020年1月現役
金子良昭2021年6月現役
鈴木幸夫2021年11月現役
市川哲也2022年3月現役
今村暢孝2022年7月現役
烏野賢太2022年9月現役
西田靖2022年10月現役
田頭実2023年2月現役
三角哲男2023年4月現役
江口晃生2023年5月現役
服部幸男2023年6月現役
松井繁2023年8月現役
北川幸典2023年11月現役
今垣光太郎2023年11月現役
仲口博崇2024年4月現役

史上4人しかいない3000勝達成者

現在、競艇選手の登録番号は5000番台を超えており、その数とほぼ同数の選手がデビューしてきました。しかし、それだけの選手がいる中、3000勝を達成したのは4人のみ。

まさしく”レジェンド”と呼ぶべき存在でしょう。

史上最多の3417勝を記録した北原友次

通算2000勝達成者!史上最多の3417勝を記録した北原友次
出典:ボートレース大村公式ツイッター
名前北原友次(きたはらともつぐ)
登録番号1481(5期)
生年月日1940年5月2日
所属支部岡山支部
デビュー
引退日
1959年
2005年
実績SG優勝:7回
G1優勝:39回
通算勝率:6.74
通算勝利:3417勝

”インの鬼”とも呼ばれていた「北原友次」元選手。

デビュー直後からトップレーサーになる片鱗を見せ、5年目にして全日本選手権競走でSG初制覇を成し遂げます。また、1978年にはグランドスラムを達成するなど、競艇ファンなら誰もが認めるトップ選手です。

今村豊に破られるまで「77期連続A級維持の記録」を保持し、優勝回数はSGで7回、G1で39回という偉大な記録を残しました。

ボートレース界に多大なる貢献をしたことにより、2007年に殿堂入りを果たしています。

絶対とは言いませんが、北原友次さんの3,417勝は破られないと思います。もちろん、記録を塗り替える選手が現れたら嬉しいですけど…

73歳まで活躍した加藤峻二

通算2000勝達成者!73歳まで活躍した加藤峻二
名前加藤峻二(かとうしゅんじ)
登録番号1485(5期)
生年月日1942年1月12日
所属支部埼玉支部
デビュー
引退日
1959年
2015年
実績SG優勝:4回
G1優勝:21回
通算勝率:6.70
通算勝利:3294勝

1959年7月24日に17歳という若さでデビューし、73歳になるまで現役で活躍した「加藤峻二」元選手。

数年前までレースに出場していたので、競艇歴の短いファンにも馴染み深い選手だと思います。

若い頃の成績はあまり語られませんが、デビューしてから4期の勝率は「4.19→4.76→5.97→6.87」とうなぎ上り。同じレジェンドレーサーの中で最も優秀な実績を納めていたようです。

そして、何より凄いのが「フライングの少なさ」。約56年間の現役生活において25回しかスタート事故をしておらず、施工者には斡旋したくなる存在だったはず。

2010年にボートレースの殿堂入りを果たしています。

ボートレーサーとしての実力はもちろんのこと、水上の格闘技と呼ばれる競艇で50年以上も活躍したのはヤバすぎる。

神様と呼ばれるほど強かった倉田栄一

通算2000勝達成者!神様と呼ばれるほど強かった倉田栄一
名前倉田栄一(くらたえいいち)
登録番号318
生年月日1932年2月15日
所属支部三重支部
デビュー
引退日
1952年
1992年
実績SG優勝:4回
G1優勝:31回
通算勝率:6.80
通算勝利:3088勝

全盛期には”神様”と呼ばれるほど無類の強さを見せていた「倉田栄一」元選手。

デビューして10年を迎える頃から頭角を現し、SG連覇を果たすなどトップレーサーの仲間入り。ちなみに、2012年に「瓜生正義」選手が達成するまで、48年間も連覇達成の記録は保持していました。

瓜生正義とは?賞金王2回&SG11勝を挙げる天才レーサー

しかしながら、1964年あたりから成績不振に陥ってしまいます。1970年には転覆で左ふくらはぎを切断し再起不能に。

ただ、8度の手術を繰り返し復帰を果たし、最終的に3,088勝を挙げ1992年に引退。

2007年にボートレースの伝統入りを果たしますが、その5年後となる2013年に他界しています。

不運な事故がなかったら、北原さんの3417勝に迫っていた気がする。まぁ、どちらにしても”神様”と呼ぶにふさわしいボートレーサーの1人です。

ターンの魔術師と呼ばれた岡本義則

通算2000勝達成者!ターンの魔術師と呼ばれた岡本義則
名前岡本義則(おかもとよしのり)
登録番号1488(6期)
生年月日1935年2月22日
所属支部福岡支部
デビュー
引退日
1959年
1997年
実績SG優勝:3回
G1優勝:31回
通算勝率:7.45
通算勝利:3031勝

艇王の異名を持つ彦坂郁雄をはじめ、浅見敏夫らが在籍する6期生としてデビューした「岡本義則」元選手。

ターンの魔術師と呼ばれるほどコーナー捌きを得意とし、常に安定した着順で高い勝率を維持。また、整備に懸ける情熱は人一倍強く、スタート訓練後はバルブ調整に明け暮れていたようです。

歴代4位となる3031勝もさることながら、1970年には171勝(歴代1位)、1980年には22連勝(歴代3位)といった快挙も達成。

そんな岡本さんは艇界のレジェンド「植木通彦」の師匠でもあります。

当初は弟子入りを断っていましたが、植木の父親に台風で飛ばされた屋根瓦の修理をきっかけに、1人目となる弟子入りを認めたそうです。

2007年にボートレースの殿堂入りを果たしています。

3000勝を達成したレーサーの中では最も高い勝率(7.45)を残しています。通算の1着率はなんと34%超え!マジで凄いw

2000勝達成した女子ボートレーサー

遠藤エミ選手が女子史上初のSG制覇を成し遂げ、女性でも頂点に立てることが証明された昨今。2000勝を達成した女子レーサーは片手で数えるほどですが、将来的に達成者は増えていくはず!

2000勝達成した女子レーサーは4名

選手画像基本情報
日高逸子とは?最大のライバル 山川美由紀選手名:山川美由紀
デビュー日:1985年11月21日
登録番号:3232(57期)
生年月日:1966年10月24日
所属:香川支部
達成日:2013年2月15日
日高逸子とは?選手名:日高逸子
デビュー日:1985年5月23日
登録番号:3188(56期)
生年月日:1961年10月7日
所属:福岡支部
達成日:2015年7月9日
谷川里江選手名:谷川里江
デビュー日:1987年5月21日
登録番号:3302(60期)
生年月日:1967年7月9日
所属:愛知支部
達成日:2019年9月25日
寺田千恵選手名:寺田千恵
デビュー日:1989年11月
登録番号: 3435(65期)
生年月日:1969年4月11日
所属:岡山支部
達成日:2020年7月9日

女子初の2000勝達成者は「山川美由紀」選手。

10億円以上の賞金を稼いでいるトップレーサーですが、2019年12月には史上28人目となる”2500勝”も達成済みです。

2人目の達成者は、グレートマザーこと「日高逸子」選手。2020年に3度のフライングで引退の噂があったものの、休み明けとなった翌年には復帰を果たしています。

3人目の達成者は、谷川宏之(元競艇選手)を父に持つ「谷川里江」選手。まだまだ現役を続けられる若さなので、山川美由紀選手に次ぐ2500勝達成が期待されます。

4人目の達成者は、年間獲得賞金で女子No.1の記録を保持している「寺田千恵」選手。2001年にはSGグランドチャンピオンの優勝戦に女子史上初の出場を果たします。結果は5着に終わりましたが、この年の獲得賞金は6,700万円超え。

達成する可能性の高い女子レーサー

女子レーサーの1着数を調べてみると、直近のデータはこんな感じ。

  • 海野ゆかり:1着1925回・出走6639回
  • 角ひとみ :1着1701回・出走8024回
  • 田口節子 :1着1564回・出走4693回
  • 垣内清美 :1着1339回・出走6835回
  • 高橋淳美 :1着1289回・出走7141回
  • 淺田千亜希:1着1240回・出走4402回
  • 岩崎芳美 :1着1230回・出走5387回
  • 三浦永理 :1着1215回・出走4363回
  • 中谷朋子 :1着1201回・出走5202回
  • 金田幸子 :1着1163回・出走4949回
  • 柳澤千春 :1着1149回・出走7545回
  • 岸恵子  :1着1140回・出走5711回
  • 新田芳美 :1着1119回・出走5828回
  • 宇野弥生 :1着1109回・出走4542回
  • 池田浩美 :1着1097回・出走4856回
  • 永井聖美 :1着1090回・出走4459回
  • 五反田忍 :1着1072回・出走5432回
  • 渡辺千草 :1着1036回・出走8320回
  • 香川素子 :1着1034回・出走4832回
  • 長嶋万記 :1着1014回・出走4177回
  • 平高奈菜 :1着1001回・出走3575回
  • 佐々木裕美:1着991回・出走4397回
  • 堀之内紀代子:1着972回・出走4713回
  • 向井美鈴: 1着954回・出走4592回
  • 細川裕子: 1着948回・出走4368回

海野ゆかり選手に関しては、フライングや怪我などがなければ達成するのはほぼ間違いなし。また、田口節子選手も通算1着率が30%を超えているので、6,500走目あたりで到達すると思われます。

その他の選手については少し時間が掛かりそうです。

ただ、注目度の高い以下の女子レーサーたちは、今の成績を維持して現役続行していれば必ず2000勝、2500勝達成の可能性大!

女子界のトップレーサーを紹介して改めて感じたのは、みんな本当にお美しい(笑)

これだけのルックスでありながら賞金も稼ぎまくっているなんて。旦那さんになる人が羨ましい…。

まとめ

今後も2000勝以上の快挙を達成するレーサーが続々登場するはずです。その都度、内容を更新していくので、最近情報が知りたくなったらまた訪問してください!

最後に、最強レーサーをお探しなら以下の記事が参考になります。時間があれば合わせてどうぞ。

最強の競艇選手まとめ!歴代賞金王&生涯獲得賞金ランキング

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