話題沸騰中の女子レーサーたち。彼女たちの活躍が、新規ファンの獲得に大きく貢献しているのは言うまでもありません。
そんな中で”現役女子最強レーサー”と呼ばれている「遠藤エミ」。
まず、2022年のSG制覇(クラシック)は偉大すぎる記録。女子レーサーにおいて優勝戦1号艇は史上初、もちろんSG優勝も史上初!歴史的快挙と称えるべき。
また、2022年は自身3度目の賞金女王(約8266万円)に輝き、全体の賞金ランキングでも13位という記録を残しています。
そんな遠藤エミについて、基本的なプロフィールをはじめ、現役最強女子と呼ばれるようになった経緯を紹介させていただきます。
これさえ見れば”遠藤エミの全て”を理解できるはず。
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女子レーサー「遠藤エミ」とは?
遠藤ユミとは、びわこ競艇場をホーム水面とする滋賀支部所属のボートレーサー。
趣味は釣り、スノーボード、パン作り。特にパン作りに関しては地元のベーカリーで働いていた経験があり、パン職人への道を真剣に考えたこともあったらしい。
遠藤エミのプロフィール
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名前 | 遠藤エミ(えんどうえみ) |
登録番号 | 4502(102期) |
生年月日 | 1988年2月19日 |
身長/体重 | 155cm/46kg |
血液型 | A型 |
出身/支部 | 滋賀県/滋賀支部 |
ブラジルで生まれ3歳で日本へ
遠藤エミの出身地は滋賀県蒲生郡ですが、生まれた国はブラジルであることを公表しています。
JLCの動画コンテンツで本人が話している通り、祖父母がブラジル移民だったとか。両親はともに日本人で、ブラジルでは「オムツをつけて、バケツを持って走っていた記憶がある」と話しています。
3歳までブラジルで暮らし、その後は滋賀で過ごした遠藤エミ。高校時代(滋賀県立八幡商業高校)はソフトボール部で汗を流したスポーツ少女です。



競艇選手のきっかけは姉の「遠藤ゆみ」元ボートレーサー
高校卒業後、地元のベーカリーでアルバイト生活を送っていた遠藤エミ。
そんな中、なぜボートレースの道を目指そうと思ったのか?実は、実姉である元競艇選手の「遠藤ゆみ(現・油浦ゆみ)」さんがきっかけでした。


1つ年上の姉・ゆみさんに連れられたびわこ競艇でレースを観戦し、心を惹かれて受験を決意。2回目のチャレンジで見事合格し、養成所入所を果たします。
一方のゆみさんも一度は競艇の夢を諦めますが、2018年の年齢制限緩和による再チャレンジが実って106期の養成所試験に合格。
怪我の影響でデビューは107期となりましたが、姉妹そろってボートレーサーの夢をつかみ取りました。
2019年秋に引退するまで、度重なるケガもあって優勝・優出ともにゼロ。残念ながら思うような成績を残すことはできず…。
しかし、2017年8月のびわこオールレディース戦3日目では、第2レースに姉のゆみさんが1着、続く第3レースには妹のエミ選手が1着となり、姉妹が2レース続けて勝利したことが話題になりました。
遠藤エミはSNSを運用していない
遠藤エミが運用するSNSはありません。
ただし、YouTubeに登場する機会は多く、仲のいい女子選手や同じ滋賀支部の選手とのトークをいろんな動画で見ることができます。
ボートレースびわこの公式チャンネルをはじめ、JLCや各競艇場のチャンネルなど、人気レーサーらしくいろんな動画に登場。特に大きなグレード開催の前後にどんなコメントを残しているかも要チェックです!
遠藤エミの彼氏・結婚は?
ネット検索では「遠藤エミ 結婚」のワードがやたらと目につきますが…
遠藤エミの彼氏や結婚話は今のところないようです。
競艇あるあるですが、選手同士でゴールインするケースは珍しくありません。そういった状況の中で、女子最強とも言われる遠藤エミのプライベートはめちゃくちゃ気になります。
詳しく調べてみると、2018年5月のトークショーに「小野生奈」選手と出演。ここで恋愛事情や結婚観について触れられていました。
- 同業者(男子レーサー)とは結婚したくない
- ファンの人にも恋愛感情は持てない
- 私の仕事やボートレースのことを何も知らない人がいい
一応婚活はしているそうですが、頭の中は恋愛よりもボートレースだと思われます。
とはいえ、遠藤エミみたいなタイプが”前ブレなく結婚”という話もよくあるので、今後もファンの関心は続いていくことでしょう。



遠藤エミの同期生(102期)
遠藤エミは、女子6名を含む31名の同期レーサー(102期)がいます。
現在もほとんどの選手が現役を続けていますが、その中にはSG、G1戦線で活躍しているレーサーが複数います。
- 「前田将太」同期最多のSG優出回数
- 「上野真之介」師匠は峰竜太
- 「桑原悠」2019年に大ブレイク
- 「滝川真由子」一番乗りで女王の座に輝く
102期は豊作と言えるボートレーサーが沢山!そんな彼らと切磋琢磨したことで、現在の遠藤エミが出来上がったのかもしれません。
最強女子と呼ばれるまでの軌跡
遠藤エミは養成所を卒業後、2008年5月に地元びわこでデビューを果たします。
男女混合戦かつ新人の6コース進入で苦戦覚悟となる予選でしたが、6走で「66666転」と先輩レーサーの洗礼を受ける結果に。競艇人生のスタートは決して華々しいものではありませんでした。
まったく目立たなかった訓練生時代
新人選手の期待値を計る基準となるのが、養成所リーグの成績です。
「養成所チャンプ」と呼ばれる卒業記念競走優勝者はもちろん、リーグ戦で高い勝率をマークした訓練生がデビュー後すぐに開花することは珍しくありません。
しかし、遠藤エミのリーグ戦成績は勝率3.92で優出ゼロ。女子界で活躍している選手と比較すればその差は歴然。
ここから女子レーサーの頂点にのし上がっていくわけですから、遠藤エミの伸びしろの大きさは相当なものだったということでしょう。
デビュー初勝利は地元・びわこ一般戦(2008年)
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遠藤エミの初水神祭は2008年9月24日。デビューから6節目となる地元びわこの最終日。
この開催も初日から「666655」と苦しい状況。当然、舟券は全く売れていない状況でしたが、大外6コースから先頭争いに割り込み道中で逆転。「抜き」の決まり手で初勝利を飾ります。
期待値の低かった遠藤の1着により、2連単は9,100円、3連単は84,190円と大荒れに。
大物5選手を倒す大金星!初優勝の地は鳴門(2012年)
遠藤エミの初優勝は、デビューから4年半ほど経った2012年11月の鳴門。
4日間の男女W開催で出場人数が少ないシリーズではありましたが、優勝戦に進んだ遠藤エミを待ち受けていたのは、一筋縄ではいかない女子レーサーばかり。
以下が優勝戦のメンバー。
- 1号艇:山川美由紀
- 2号艇:遠藤エミ
- 3号艇:新田芳美
- 4号艇:寺田千恵
- 5号艇:本部めぐみ
- 6号艇:平山智加
同年8月に女子王座2回目の優勝を果たしたばかりの山川選手をはじめ、どの選手も重賞レースで結果を残す実力者ばかり。
この5選手に対して、遠藤エミはB級かつ優勝経験ゼロ。
迎えた優勝戦。スタートは各艇ほぼ互角のタイミングでしたが、3コースの遠藤はスリット後に艇を伸ばして1マークでまくりを敢行。これが見事に決まり、内側の選手を飲み込む展開に。
先頭でバックストレッチに出た遠藤はこのまま後続を突き放し、強力なメンバーをまとめて打ち負かす殊勲のデビュー初優勝を飾ったのです。


貫禄の6連勝!2度目のVは丸亀(2013年)
初優勝をきっかけに上り調子となった遠藤エミ。V2のチャンスが2ヵ月後の2013年1月に早速やってきます。
丸亀の一般開催に出場した遠藤エミは、予選1走目で4コースから差しを決めて1着。さらに、3日目後半で2勝目を挙げると、4日目前半はイン逃げ、後半は2コースまくりで連勝を3に伸ばします。
そして5日目、男女混合となった前半の一般戦で大外からまくり差しを決めて4連勝。
大事なイン戦となる後半の準優勝戦もコンマ09のスタートで難なく押し切り、5連勝で優勝戦に進みます。
優勝戦は1コースからの出走となり、この大事な局面でコンマ01の完璧なスタート!


鮮やかな6連勝でデビュー2度目のVを飾った遠藤エミ。
この年は4月の蒲郡G3で女子リーグ初優勝も達成。8月のG1女子王座決定戦初出場へと繋がっていったのです。
遠藤エミが「最強女子」と呼ばれる成績
2013年後期にA1級となり、7回の優勝をマークした2015年から遠藤エミの全盛期が幕を開けます。
女子の2大タイトルと呼ばれているG1レディースチャンピオン(8月)とG1クイーンズクライマックス(12月)、遠藤エミは両方の戴冠に見事成功しました。
完全優勝で賞金女王戴冠(2017クイーンズクライマックス)
8月のレディースチャンピオン優勝戦では、大外から何もできず6着に敗れた遠藤エミ。その悔しさをバネに挑んだのが、年末の賞金女王を決める戦いでした。
夏の雪辱を期する思いと、直前のG2レディースチャレンジカップを優勝した勢いそのままに、トライアル初戦と2戦目はイン逃げで他の選手を圧倒。
3戦目も2コースから冷静な差しを決め、ファイナル1号艇を手にします。
強い横風の中、まずまずのタイミングでスリットを通過し、2コース小野が凹んだことでゆとりを持って1マークを回ります。
しかし、そこに内から差し込んできたのが、絶好展開となった3コース長嶋選手。
バックストレッチで舳先が入りプレッシャーをかけられますが、気迫の伸び返しで長島選手を振り切り勝負あり。夢の初タイトルを完全Vで獲得しました。
この1着により、自身初の完全優勝を達成します。


涙の女子王座初V(2021レディースチャンピオン)
遠藤エミがどうしても勝ちたかった「G1レディースチャンピオン」のタイトル。
抽選で好モーターを引いて追い風をつかんだ遠藤エミは、どのコースからでも自在の攻めを披露し、予選は「11211」のオール2連対で1位通過。
準優勝戦はイン逃げに対して5コース西橋選手のまくり差しが決まったように思えましたが、機力で上回る遠藤エミが2マークで反撃のツケマイを敢行。


これが決まって1着を奪い返し、再びイン戦となる優勝戦に進みます。
強風で1日順延となった優勝戦もスタートが難しいコンディションの中、コンマ10のトップスタートで先手を取ります。
ただ、レース後に「下手くそすぎて情けなかった」とも話した甘いターンの隙を狙ってきたのが、2コースの桜本あゆみ選手でした。


ターン出口では遠藤エミより前に出ている上に艇もバック方向を向いており、このまま桜本選手が突き抜けてもおかしくない展開でしたが…


超抜モーターの威力をここでも発揮し、桜本選手をはるかに上回る伸び足で先頭を奪い返します。
2マークでは先マイから今度はターンマークを外さない旋回を見せ、ここで決着。最後は頭を下げてゴールラインを通過した遠藤エミが、はじめて夏の女王に輝きました。





目を見張る近年の安定した成績
競艇では圧倒的な強さを見せるだけでなく、大きく崩れない安定感もトップレーサーの条件といえます。
以下は2015年以降の遠藤エミの成績。
年度 | 獲得賞金 | 順位(女子) | 優勝 |
---|---|---|---|
2015 | 3,246万円 | 4位 | 7回 |
2016 | 4,067万円 | 2位 | 4回 |
2017 | 5,390万円 | 1位 | 5回 |
2018 | 3,770万円 | 4位 | 6回 |
2019 | 5,393万円 | 2位 | 3回 |
2020 | 3,479万円 | 6位 | 1回 |
2021 | 6,439万円 | 1位 | 7回 |
2022 | 8,266万円 | 1位 | 2回 |
毎年女子の賞金ランキング6位以内を維持しており、G1を獲れなかった年でも女子戦を中心にしっかり賞金を稼ぐ安定感。
F休みでレディースチャンピオンに出られなかった2018年でも、約3770万円を稼いで女子4位にランクイン。
そして、2022年の獲得賞金(約8266万円)は、男子を合わせた全体でも13位の数字です。この年の遠藤エミがいかに強かったか?説明するまでのないですね。


遠藤エミはボラにも好かれる人気者
G1での遠藤エミといえば、まだ記憶に新しいこんな光景がありました。
2019年8月の蒲郡レディースチャンピオン、初日ドリーム戦のピットアウト直前に起きた「ボラ乱入事件」です。


各選手が乗艇を終え、モーター始動の合図を待っている…その時でした。


ピット裏の水面からいきなり飛び出したのは、1匹のボラ。3号艇の遠藤エミに向かって勢いよく跳ねてきたのです。
モーターの確認に集中していた遠藤エミは、間近に落ちてきたボラの「ボトッ」という音を聞いて瞬時に立ち上がり、後ずさりしながら声を上げます。
周りの選手たちもびっくりした様子でしたが、幸いボラは遠藤エミのボートをすり抜けて水面に戻っていきましたw



競艇場にいるボラはサイズが大きく、ものすごい異臭がすることでも知られています。
もしボラが遠藤エミのボートに入ってしまっていたら、レースどころではなかったかもしれませんね。
女子史上初のSG制覇(ボートレースクラシック)
遠藤エミといえばやはり「女子史上初のSG制覇」。
2022年3月、大村競艇で開催されたSGボートレースクラシックの出来事は、死ぬまで忘れることのないレースとなりました。
初日から優勝を期待させる走り


初日1レース目のイン逃げを皮切りに、2日目、3日目と1着を量産。4日目も不利な6コースから2着、続く2走目も危なげない走りで2着を堅守。
この日が終了した時点での得点率は全体1位となり、準優1号艇が確定。
約1,600名いる競艇選手のトップしか集まらない戦いにおいて、その中で得点率1位になること自体がヤバいことです。ただ、初日からの走りを見ていると、何かやってくれそうな雰囲気は感じていました。
女子史上3人目の準優1号艇
予選をトップ通過し、この準優で1着になれば優勝戦1号艇となるレース。
ちなみに、SGの準優で女子レーサーが1号艇だったのは「寺田千恵・横西奏恵」の2人のみ。女性でも活躍できる競技とはいえ、50年以上続く歴史の中でたったの2人しかいないのです。
この状況、常人ならプレッシャーで本来の力を発揮できないものですが、やはり現役女子最強と呼ばれるだけのことはある。
一切隙を見せなかった予選同様、コンマ07のトップスタート。他艇を寄せ付けない走りで先頭を独走し、優勝戦への切符を手にします。
しかも、予選トップ通過で準優1着とし、寺田千恵以来となる優勝戦1号艇をゲット。
競艇の歴史が動いた!女子レーサー初のSG優勝


1号艇で迎えたSGボートレースクラシック。
当然、舟券は遠藤エミから売れていましたが、既に7度のSG制覇を成し遂げている「毒島誠」、絶好調の秦選手や上條暢嵩、スタート巧者の中島孝平、G1優勝経験のある前田将太と豪華な顔ぶれ。



普通にしようと思っても緊張してしまい、これまで感じたことのない感情だった
後のインタビューでこう語っているように、半端ないプレッシャーだったようです。レースについては特に説明しません。観戦しなかった方は動画でご覧ください。
枠なり進入となった優勝戦。さすが競艇界の頂点といわれるSG戦だけあって、全員がコンマ0台のスタート。
ほぼ差のないスリットの中、1マークで毒島選手がまくり差しを慣行するも、上條選手に阻まれ後退。その隙をついて上條選手、中島選手が迫ってくるものの、遠藤選手の艇には届かず。
1周2マーク以降は差を広げていき、10艇伸ほど引き離して1着でゴール。
この瞬間、競艇の歴史が大きく動きました。「女子にSGを勝つのは無理」と言われ続けてきましたが、全てのファンが納得する勝ち方で優勝を果たしたのです。
涙腺崩壊の勝利者インタビュー
上記映像は、女子史上初のSG優勝を果たした後のインタビュー。
インタビュワーが質問すればするほど涙腺が崩壊していき、見ているこっちまで堪えきれない感動的な回答でした。
改めまして、SGクラシックの優勝、本当におめでとうございます!そして、SG優勝戦で大勝ちさせてくれてありがとう!それにしても、遠藤エミが勝つことを疑わなかった私を褒めてあげたい(笑)


遠藤エミ選手を軸に、秦選手、上條選手から流して、約40万円の爆勝ち。1周2マークあたりまで1-5もあったのでドキドキしてましたが…



女子初のSG制覇はボートレースCMの題材に
2023年度から放送開始した新バージョンのボートレースCM。
このCMの主人公「長谷川京子」さんが演じているのは、SG制覇を果たした遠藤エミ。タイトルも「歴史が動いた!キョウコ登場」となっています。
遠藤エミに期待される「3つの快挙」
インタビューではSGタイトルを意識したコメントもよく聞かれる遠藤エミ。実力もポテンシャルも十分に備わった中で、女子の頂点にとどまらない活躍を期待するファンは多いはずです。
遠藤エミがこの先見据えているであろう「3つの大きな目標」について触れていきます。
- 女子史上3人目の「男女混合G1優勝」
- 前人未到のグランプリ制覇
- 寺田千恵を超える獲得賞金
女子史上3人目の「男女混合G1優勝」
2021年のBBCトーナメントで悔しい思いをしただけに、男女混合G1での優勝は最も近い場所にある目標だと意識していることでしょう。
長い競艇の歴史において、女子レーサーが男女混合のG1を優勝したのはわずか2例のみ。
- 山川美由紀~1999年2月 四国地区選手権(鳴門)
- 平山智加~2013年1月 近松賞(尼崎)
上位選手が集まるG1を女子レーサーが勝つには、運を味方につけるのも大事なこと。
しかし、山川選手は不利な大外6コースから内差しを決め、平山選手は勝率28%の低調モーターを立て直して優勝をつかんでいます。
それぞれ逆境を跳ねのける実力を持っていたからこその快挙だっただけに、トップクラスの確かな腕を持っている遠藤エミもチャンスは十分にあります。
前人未到のSGグランプリ制覇
2022年のSGクラシック制覇で歴史的な快挙を達成。となると、次に期待してしまうのが、最高峰のSG競争「グランプリ(賞金王決定戦)」。
グランプリの出場権を得るには、11月のチャレンジカップ終了時点で上位18名に入ることが絶対条件。22年にこの条件はクリアしており、本戦出場の偉業は既に達成済みです。
残すはトライアルを勝ち上がり、1億円を懸けたGP優勝戦で1着になること。
これまで女子レーサーがSGを獲るなんて不可能と言われてきました。しかし、遠藤エミは不可能を”可能”に変えたので、グランプリ制覇も期待して良いでしょう。


【達成】寺田千恵を超える獲得賞金
遠藤エミが名実ともに最強女子の地位を得るために、どうしても超えておきたい壁があります。それは「女子年間獲得賞金の歴代1位記録更新」です。
2021年終了時点で年間獲得賞金1位の女子レーサーは、2001年の寺田千恵選手。SGグランドチャンピオン優出5着(800万円)という大きな上積みがあって、約6720万円の賞金を稼ぎました。
2021年クイーンズクライマックス優勝戦前の時点で、遠藤エミの獲得賞金は約5700万円。もし優勝戦1着(1500万円)であれば、寺田選手を超えて女子初の年間7000万円レーサーが誕生していたところでした。
結果は惜しくも2着(650万円)で記録更新はならず。
ただ、ここ最近の調子を継続できれば、寺田選手超えは時間の問題かもしれません。
真の最強を目指して遠藤エミの挑戦は続く
「遠藤エミのSG制覇はマグレでしょ」
このように快挙達成を認めないファンも一定数います。しかし、これまでの活躍を見れば分かる通り、遠藤エミの実力はまさしく本物!A1下位の男子よりよっぽど信頼できるレーサーです。
この先、再びSGで優勝する可能性はありますし、女子獲得賞金の記録を塗り替える逸材。
女子レーサーを牽引する存在として、今後も舟券を買って応援したいと思います。



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「美人 or 強い」女子レーサー


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