2024年6月16日の福岡一般戦。2コース差しで勝利し、今年に入って4勝目、通算112回目の優勝を飾った。
遠慮のない前付けでレースをかき回す、艇界屈指のインファイター「深川真二」。一部のファンからは”深イン真二”の愛称で呼ばれています。
並みの選手ならまくられて終わり。しかし、深インでも抜群のスタートと巧みなターンを武器に、これまでSGを2度も制した艇界屈指のトップレーサーです。
そこで今回は、佐賀支部きっての実力者&クセ者「深川真二」について、現在までの競争成績をはじめ、結婚などプライベートも合わせて紹介していきます!
深川真二を嫌いな方々、この記事を見ればちょっと好きになるかも。
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深川真二とは?
深川真二(ふかがわしんじ)は佐賀県出身、佐賀支部のボートレーサー。
高校時代は空手・合気道に励み、1992年11月(当時18歳)に地元唐津でデビュー。その後、複数の重賞タイトル獲得、通算100勝など実績を挙げ、佐賀支部のドンとして活躍中。
深川真二の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 深川真二(ふかがわしんじ) |
登録番号 | 3623(71期) |
生年月日 | 1974年6月6日 |
身長/体重 | 165cm/52kg |
出身/所属 | 佐賀県/佐賀支部 |
デビュー日 | 1992年11月 |
深川真二の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
本栖研修所(養成所)の成績
高校在学中に養成所試験を合格し、71期訓練生となった深川真二。17歳での入所は同期最年少であり、1つ上の登番(3622)には同年生まれの山崎智也がいます。
養成所リーグでは目立った成績を上げられず。ただ、1年間の厳しい訓練生活を耐え抜き、1992年秋に卒業。競艇選手としてプロデビューを果たしました。
同期(71期)の主な選手
SG優勝11回、生涯獲得賞金25億9690万の実績を残し、2022年に突然の引退を発表した「山崎智也」。同期で最も有名な選手といって良いでしょう。
その他、2012年SG総理大臣杯を制した馬袋義則、2000年関東地区戦でG1覇者となった角谷健吾。
また、岩崎芳美・海野ゆかりの女王2人(レディースチャンピオン優勝)も在籍しており、現在も多数のベテランがA級で活躍しています。
深川真二と山崎智也が同期(笑)知らなかった人も多いのでは?
深川真二の師匠・弟子は?
深川真二の師匠や弟子については、過去も含めて明確な情報は確認できません。
一応、ネット上で見つけた噂によると「師匠は上瀧和則、弟子は峰竜太」といった情報も。ただし、いずれも信憑性は低いので、真実として拡散しないように。
現役生活が長いのに情報がないということは、一匹狼の可能性が高そう。
深川真二が獲得したビッグタイトル
年月 | 場/格式 | 大会 |
---|---|---|
2009.06 | 唐津/G1 | モーターボート大賞 |
2010.01 | 唐津/G1 | 全日本王者決定戦 |
2012.10 | 芦屋/G1 | 全日本王者決定戦 |
2015.10 | 下関/G1 | 競帝王決定戦 |
2017.10 | 平和島/SG | ボートレースダービー |
2020.12 | 平和島/SG | グランプリシリーズ |
2021.08 | 尼崎/G2 | モーターボート大賞 |
2022.10 | びわこ/G1 | びわこ大賞 |
2024年5月現在、SG2勝・G15勝。
デビュー初および2度目のG1タイトルは地元唐津で獲得し、2つのSGはいずれも平和島の水面でした。詳しくはこの後の項目で紹介します。
深川真二の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2007年 | 29,630,000円 | 122 |
2008年 | 48,990,000円 | 31 |
2009年 | 33,150,000円 | 81 |
2010年 | 35,740,000円 | 65 |
2011年 | 33,970,000円 | 56 |
2012年 | 45,060,000円 | 33 |
2013年 | 34,840,000円 | 67 |
2014年 | 47,120,000円 | 30 |
2015年 | 47,640,000円 | 26 |
2016年 | 48,470,000円 | 28 |
2017年 | 70,680,000円 | 14位 |
2018年 | 32,220,000円 | 115位 |
2019年 | 50,020,000円 | 44位 |
2020年 | 64,160,000円 | 27位 |
2021年 | 46,200,000円 | 52位 |
2022年 | 58,700,000円 | 33位 |
2023年 | 30,910,000円 | 108位 |
深川真二の年別獲得賞金(2007年以降)は上記の通り。
SG初制覇した2017年はグランプリ初出場を果たし、自己ベストとなる賞金ランキング14位。2020年も年末のSGグランプリシリーズを優勝して6400万円超まで積み上げました。
派手さはないかもしれませんが、17年間の平均年収は約4,500万円というヤバすぎる実績です。
深川真二の嫁・趣味など
深川真二のプライベートに関してはほぼ明かされていませんが、そのうえで判明している情報だけ周知しておきます。
深川真二は結婚してる?嫁さんは?
深川真二の結婚・嫁・子供など、家族関係については情報がありません。
インタビューでは家族の話を一切せず、薬指に指輪をはめている様子もなし。2017年のダービーで優勝した際も、祝勝会に家族らしい人の姿は見られず。
以上の理由から「独身の可能性」もゼロではない気がします。
ただ単純に公表していないだけなのか?それとも独身を貫いているのか?事実を知っているのは本人と関係者のみ。
艇界一のビール好きらしい
1つだけ分かっているのは「大のビール好き」であること。
尼崎で開催されたサッポロビールカップの取材では「赤星ラガーと黒ラベル愛してます!」のボードを手に満面の笑みで対応。
また、同取材でビールのお供を質問された際「なし。食べるとビールを飲める量が少なくなるから、家ではビールしか飲まない」と回答しています。
意外とお茶目な一面もある
「嫌われ者ランキング」で常に上位の深川真二ですが、実はめちゃくちゃファンサービス旺盛な人物。
2014年SGオーシャンカップの前検日には、同支部の後輩「峰竜太」と自転車で場入り。しかも、その自転車を駆けつけてくれたファンへプレゼントする神対応を披露しました。
それにしても、かなり昔から峰竜太とは仲良さげ!
「深川真二の弟子は峰竜太」という噂が出るのも頷ける気がしますw
峰竜太の師匠は「松尾孝明」が濃厚ですけど。
「深イン真二」の前付けスタイル
深川真二といえば、いかなる状況でも必ず前付けする生粋のイン屋。彼のスタイルを知っておくと、今後の舟券生活に役立つかも。
深川真二の進入コース(2023年)
2023年に走った264レースを確認すると、5~6コースからの進入はゼロ。艇番より外のコースから進入した回数もゼロ。コースを奪うことはあっても奪われることはありません。
2~3号艇では枠なり、4号艇から外の場合は2コースに前付けするのが基本パターン。
注目すべきは6号艇の1着率が25.8%と高い点。一方、3号艇の1着は2本しかなく、2連対率(36.0%)もワースト。良くて3着という傾向です。
佐賀支部「上瀧和則」から伝承
前付けが基本スタイルの深川真二。その影響を強く受けいたのが、佐賀支部の先輩にあたる60期「上瀧和則」と言われています。
みんなが枠なり進入じゃつまらない。6号艇でじっとしていては勝ち目がない。
こうした思いから、先輩相手に臆することなくコースを奪いにいった上瀧。当時、佐賀支部の若手には「6号艇の時は動け」と上瀧から指示が出ていたという話もあります。
深川も上瀧にならって積極的に動き、1号艇を楽に逃げさせないコース取りを続けているのでしょう。
伝説の前づけ「江戸川45m起こし」
勝つためなら場所を選ばず前付けするのが深川真二流。
その真骨頂ともいえる大胆な前付けを見せたのは、2015年5月18日の江戸川一般戦3日目6レース。
江戸川はコース幅の狭さと不安定な水面から、暗黙の了解で”枠なり進入”となっている競艇場。
そんな中、2日目までは素直に枠なりだった深川ですが、6号艇に座った3日目。我慢しきれずスタート展示で前付けを敢行し、本番でも同じ流れで1コースを主張しました。
8mの強風も手伝って深川の艇はどんどん進み、起こし位置はなんと45mの超深インw
当然、この程度の助走じゃトップスピードに乗りません。さらに、スタートでコンマ29と出遅れてしまい、何もさせてもらえず撃沈…となるはずが、道中で追い上げ奇跡の3着!
この状況で入賞したのも凄いですが、それより競艇史上(おそらく)最短の助走距離。控えめに言って”伝説のレース”と呼ぶべきかと。
レース映像の「1:32」あたり、実況アナが「深イン真二」って言っちゃってるし(笑)
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デビューから現在までの実績
数々の偉業を達成してきた深川真二について、現在までのハイライトを時系列で紹介します。
1996年の丸亀一般戦で初優勝
1992年11月に地元唐津でデビュー。成績は決して悪くなかったものの、スタート事故の多さが足を引っぱりB級暮らしの日々が続きます。
初優勝を達成したのは、事故が減りA級昇格した1996年4月の丸亀一般戦。初優出にして初Vを飾り、デビュー3年5ヵ月での水神祭となりました。
2009年唐津MB大賞でG1初優勝
1997年以降も一般戦・G3で結果を残し、1998年には福岡ダービーでSGデビューを果たします。
悲願のG1タイトルを獲得したのは、25歳の誕生日から3日後の2009年6月9日。当時はG1だった唐津モーターボート大賞です。
予選をオール3連対でまとめ、準優は2コース差しで1着。1号艇で挑んだ優勝戦は、コンマ11のスタートでイン戦を押し切り、14回目のG1優出で初のタイトル獲得となりました。
2017年平和島ダービーでSG初優勝
40歳を過ぎたあたりから全盛期を迎えた深川真二。
グラチャンでは2014~15年に連続優出。2016年4月の平和島クラシック優勝戦では、4号艇から2コースへ動いて2着に食い込みます。
翌2017年10月のダービーは同じ平和島開催。予選は未勝利ながら小さい着をまとめて準優に進み、インの久田敏之がFに沈む波乱の中で2着。2度目のダービー優出を果たします。
迎えた優勝戦がこちら。
6号艇だった優勝戦は迷わず2コースへ。それでも起こしは深くならず、コンマ14のトップスタートで差しを入れる絶好の展開に。
1周バックで舳先を入れた深川は、2マークで会心のターンを決めて先頭へ。その後は猛追する魚谷を引き離して1着でゴール。
デビューから25年、43歳でダービー王者の称号を手にしました。
2019年に24場制覇達成
2019年2月、史上27人目となる全24場制覇を達成。
記事作成時点で35人しか到達していない大記録です。そして、以下の達成者を見れば分かる通り、トップ中のトップしか成し得ることのできない快挙となります。
達成者 | 達成日 | |
---|---|---|
1人目 | 彦坂郁雄 | 1985年5月16日 |
2人目 | 瀬戸康孝 | 1987年1月20日 |
3人目 | 吉田清志 | 1988年3月8日 |
4人目 | 北島英男 | 1988年10月25日 |
5人目 | 谷川宏之 | 1989年8月6日 |
6人目 | 北原友次 | 1992年2月26日 |
7人目 | 万谷章 | 2000年8月21日 |
8人目 | 山室展弘 | 2002年3月9日 |
9人目 | 関忠志 | 2005年6月12日 |
10人目 | 山下和彦 | 2014年6月23日 |
11人目 | 市川哲也 | 2014年8月31日 |
12人目 | 石川真二 | 2014年9月3日 |
13人目 | 徳増秀樹 | 2015年2月28日 |
14人目 | 前本泰和 | 2016年2月27日 |
15人目 | 今垣光太郎 | 2016年3月31日 |
16人目 | 岩崎正哉 | 2016年7月14日 |
17人目 | 吉川元浩 | 2017年4月16日 |
18人目 | 今村豊 | 2017年4月24日 |
19人目 | 服部幸男 | 2017年11月3日 |
20人目 | 重野哲之 | 2018年4月12日 |
21人目 | 赤岩善生 | 2018年4月18日 |
22人目 | 北川幸典 | 2018年7月20日 |
23人目 | 辻栄蔵 | 2018年9月11日 |
24人目 | 原田幸哉 | 2018年9月15日 |
25人目 | 林美憲 | 2018年12月11日 |
26人目 | 上平真二 | 2018年12月29日 |
27人目 | 深川真二 | 2019年2月24日 |
28人目 | 守田俊介 | 2019年9月20日 |
29人目 | 江口晃生 | 2020年4月1日 |
30人目 | 石野貴之 | 2020年9月18日 |
31人目 | 白石健 | 2020年12月16日 |
32人目 | 濱野谷憲吾 | 2021年3月26日 |
33人目 | 田口節子 | 2021年9月19日 |
34人目 | 峰竜太 | 2023年10月29日 |
35人目 | 佐々木康幸 | 2024年3月11日 |
24場制覇まで残り1場の選手や、2019年に新設されたBOATRACE振興会会長賞メダルの受賞者については以下をご覧ください。
2020年8月に通算2000勝達成
節目の2000勝を達成したのは、2020年8月3日に開催された福岡3日目第4レース。
前日にリーチをかけた深川は、前付けした2コースからトップスタートを決め、得意の差しで1着。134人目となる2000勝を地元水面で達成しました。
勝利者インタビューでは「僕の中では通過点。これだけ回数を走っての結果だと思う。ここからまた先を目指して頑張りたい」とコメントしています。
今のペースで1着を獲り続ければ、2025年頃には2500勝に到達しそう!
2020年グランプリシリーズでSG2勝目
再びSGタイトル獲得のチャンスが巡ってきた2020年12月のグランプリシリーズ。場所は好相性の平和島競艇場でした。
前付けからスタートを合わせる走りで得点を積み上げ、優勝戦はイン戦の池田浩二に人気が集まる一戦。
枠なり2コース進入の深川は、コンマ12のトップスタートからバックストレッチで池田を捉えます。バックで三つ巴となった中、2マークの競り合いを制した深川が抜け出し1着。
2017年のダービー以来2度目のSG優勝を達成しました。
直後に行われたグランプリ優勝戦では、可愛がってきた「峰竜太」が逃げて賞金王に。
そして、ピットに戻った峰を抱き寄せ、同支部の先輩後輩が喜びを分かち合うシーン。いつ見ても当時の感動がこみ上げてくる最高の瞬間です!
このシーンを見てから深川真二を好きになった気がする。ただ、彼が出場するレースの舟券収支はめっぽう悪いw
コメントお待ちしてます!