過去3度のグランプリ制覇&賞金王2回など、数々のタイトルを獲得してきたS級レーサー「田中信一郎」。
競艇界のレジェンドたちが集った”華の69期”を代表する名選手であり、デビュー30年周年を迎えた現在もボレジョ人気の高いイケオジの1人です。
ファンからは「たなしん」の愛称で親しまれ、水面に出れば20億円超えの賞金を稼ぎだす敏腕ぶり。
そんな田中信一郎について、凄すぎる過去実績をはじめ、あまり語られないプライベートに至るまでまとめて解説していきます。
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田中信一郎とは?
田中信一郎(たなかしんいちろう)は大阪府出身、大阪支部のボートレーサー。
強豪レーサーが集う”華の69期”として1991年にデビュー。2000年頃から一気に飛躍し、数多くのSG・G1タイトルを総なめ。2001年には賞金王決定戦でSG初制覇&初賞金王を達成。
2020年は内規違反(欠場艇表示盤の見落とし)で2ヵ月の出場停止を受け、出走回数不足によりB1級降格。
一時期は引退説なども囁かれた中、すぐにA1級へ返り咲き、2022年G2モーターボート大賞で優勝。今もなお第一戦で活躍しています。
田中信一郎の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 田中信一郎(たなかしんいちろう) |
登録番号 | 3556(69期) |
生年月日 | 1972年12月8日 |
身長/体重 | 166cm/53kg |
出身/所属 | 大阪府/大阪支部 |
デビュー | 1991年11月7日 |
田中信一郎の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
友人から誘われたことがきっかけで競艇選手を志したとのこと。友人の素性は明かしていませんが、お姉さんと3人でいた時の出来事だったらしい。
少し前に野添さんとの対談で回答していたので、本人が話した内容を一部抜粋しておきます。
僕と姉と友人でいた時、その友人に誘われたのがきっかけ
もっと詳しい話が聞けると思ったのに、口にしたのはこれだけ(笑)
高校中退して本栖訓練所時代へ
高校2年生の秋に養成所試験を合格。そのまま中退して69期訓練生として養成所へ入所しました。
教練と呼ばれる動作訓練が嫌だったと話しており、就寝中でも呼ばれた場所に向かわなければならない「非常呼集」が特に嫌だったといいます。
同期の養成所チャンプは”怪物くん”こと太田和美。リーグ戦勝率1位は2021年10月に惜しまれつつ引退した野添貴裕。
デビュー後、同支部の2人に対し「すぐに稼ぐやろな。俺とは違う」と冷静に思い、追いかけるのではなく、あくまで「俺は俺のペースでやる」と決めたそうです。
同期(69期)の注目選手
敏腕レーサーを多数輩出したことから”華の期”と呼ばれる69期。
中でも飛躍的に成長を遂げた選手は、養成所チャンプに輝いた同じ大阪支部の「太田和美」。1998年グランプリを含むSG7冠のレジェンドレーサーです。
その他、山本浩次は1999年MB記念を制するなどSG2勝。仲口博崇は2014年常滑ダービーで悲願のSG初V。2006年チャレンジカップ覇者の三嶌誠司は、娘2人(こころ・さらら)もデビューしています。
師匠は大阪支部67期「小島幸弘」
田中信一郎の師匠は、2918年末に引退した大阪支部67期の「小島幸弘(こじまたかひろ)」。
積極的な前付けでコースを奪う生粋のイン屋。目立った実績は挙げられなかったものの、田中・湯川浩司の2人をSGレーサーに育て上げた名師匠です。
引退後も師匠・小島さんとはめちゃくちゃ仲良し!
弟子は「田中和也・権藤俊光・小池修平」
田中信一郎の弟子は「田中和也(97期)・権藤俊光(115期)・小池修平(117期)」の3人。
どの選手も記念開催の出場機会が増えており、師匠の背中を追ってますますの活躍が期待されます。
田中信一郎の妻・子供・趣味
レア情報といっても過言ではない「田中信一郎のプライベート」を公開します。
結婚している?嫁や子供は?
田中信一郎は既婚者で娘さんがいます。
一時期ネット上で見かけた「田中信一郎の嫁は松井繁の妹」という噂はほぼ間違いなくデマ。競艇界と関係のない一般女性の線が濃厚でしょう。
インタビューに対し、好きな女性のタイプは「妻」。そして、幸せを感じる時は「無事にレースを終えて家族と会える時」と口にしています。
この回答を聞く限り、自宅では家族思いの優しいお父さんですよねw
たなしんも大概カッコいいけど、嫁さんも美しすぎる!
趣味は「サーフィン・ロードバイク・ゴルフ」など
田中信一郎はアウトドアの趣味が多く、サーフィンは「(レースと関係なく)浜名湖辺りの海によく乗りに来る」と話しています。
他にも休みの日はロードバイクやゴルフを楽しんでいるとか。ゴルフは2020年に引退した「今村豊」さんや各界の著名人とラウンドしているようです。
田中信一郎の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2014年 | 54,760,000円 | 18位 |
2015年 | 65,620,000円 | 13位 |
2016年 | 56,830,000円 | 19位 |
2017年 | 78,080,000円 | 11位 |
2018年 | 38,900,000円 | 61位 |
2019年 | 31,980,000円 | 148位 |
2020年 | 20,480,000円 | 481位 |
2021年 | 23,040,000円 | 373位 |
2022年 | 42,640,000円 | 78位 |
2023年 | 59,220,000円 | 40位 |
田中信一郎が2014年以降に稼いだ賞金一覧です。
2017年までは賞金ランキング上位の常連でしたが、2018年頃から順位が急降下。2020年に至っては400位台後半まで落ちてしまいます。
そんな中、2022年以降は調子を取り戻し、2023年は6年ぶりにグランプリシリーズ選出。
50歳を過ぎて肉体的な衰えはあるでしょうが、一般戦なら常に優勝候補に名前が挙がる存在です。
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デビューから現在までの成績
草創期だったモンキーターンを大阪支部でいち早く完成させた田中信一郎。
10年の月日を経て賞金王を勝ち取り、一躍艇界のスーパースターに。そして今も大阪支部の代表格として後輩たちを牽引しています。
田中信一郎が獲得したタイトル一覧
開催年/場 | 格付け | 大会 |
---|---|---|
2000年/鳴門 | G1 | 大渦大賞 |
2001年/児島 | G1 | 競艇キングカップ |
2001年/住之江 | SG | 賞金王決定戦 |
2002年/住之江 | G1 | 太閤賞競走 |
2003年/多摩川 | G1 | ウェイキーカップ |
2003年/唐津 | SG | MB記念 |
2003年/住之江 | SG | 賞金王決定戦 |
2004年/住之江 | G1 | 太閤賞競走 |
2004年/住之江 | SG | 賞金王決定戦 |
2006年/住之江 | G1 | 太閤賞競走 |
2006年/児島 | G1 | モーターボート大賞 |
2007年/鳴門 | G1 | 大渦大賞 |
2007年/住之江 | G1 | ダイヤモンドカップ |
2008年/住之江 | G1 | 高松宮記念 |
2008年/住之江 | SG | 賞金王シリーズ戦 |
2011年/住之江 | G1 | 高松宮記念 |
2011年/児島 | G1 | 児島キングカップ |
2013年/三国 | G1 | 北陸艇王決戦 |
2015年/住之江 | G1 | 高松宮記念 |
2016年/住之江 | G1 | 太閤賞競走 |
2022年/児島 | G2 | モーターボート大賞 |
2024年10月現在、G2以上のタイトルを21個も獲得済み。
特に住之江では3度のグランプリ制覇と、3つのG1タイトル(太閤賞・高松宮記念・ダイヤモンドカップ)をすべて獲得。地元水面の大舞台でずば抜けた実績を残しています。
1991年7月のデビュー節に初勝利
1991年11月7日に地元住之江でデビュー。
3走目まで全て4着と舟券に絡めず。期待されながらも結果を残せないままプロの洗礼を浴びることに。
その一方で、同期の太田和美は初戦1着から連対を続けていきなり優出。野添貴裕も2走目で初勝利を挙げて前評判通りの実力を発揮します。
同期の活躍にプレッシャーがかかる中、最終日にようやく初勝利をマーク。この1勝で「この世界でやっていけると思うことができた」と後に本人が語っていました。
2000年6月の鳴門でG1初優勝
太田和美(25歳当時)は1998年グランプリでSG初制覇。
周囲の予想通りでしたが、田中信一郎も翌1999年の児島クラシックでSG初優出3着。太田との差を少しずつ縮めていきます。そして、2000年6月の鳴門周年で重賞初制覇を成し遂げます。
予選をオール3連対でまとめ、準優は2着に入り優出。優勝戦(4号艇)はコンマ09のトップスタートを決めると、まくり差しで山崎智也に競り勝って勝利。
イン逃げ失敗や転覆など災難続きだったG1優勝戦。デビュー8年7ヵ月にしてようやく記念Vを達成しました。
2001年グランプリでSG初優勝
1999年以降はほぼ全てのSGに出場し、2000年グランプリシリーズでは優出2着と大健闘。
そうした活躍からSGVの期待を抱かせましたが、2001年は4つのSG(クラシック・オールスター・オーシャンC・チャレンジC)で優出するも惜敗。無冠のまま地元住之江グランプリを迎えます。
トライアルを勝ち上がりファイナルに進出。枠番抽選は1号艇をゲットし、運も味方につけ競艇最高峰の賞金王決定戦の舞台へ。
全艇が0台スタートのスリット合戦。そんな中、山崎智也は痛恨のフライングを期してしまいますが、その山崎さえ振り切る完璧なイン逃げ。
実際のレース映像は以下をご覧ください。
1周バックストレッチで決着をつけ完勝!デビュー10年1ヵ月にして「初優勝・グランプリ優勝・賞金王」の初もの尽くしでビッグタイトルを手にしました。
2003年メモリアルでSG2勝目
2003年は序盤から絶好調!SG・G1で好走を続け、8月の唐津メモリアルで2度目のSG制覇達成。
ライバル”太田和美”がインに座った準優勝戦は、4コースから得意のまくり差しで粉砕。
今村豊・上瀧和則・松井繁など強豪相手が出揃った優勝戦。ほぼ同体のスタートからイン戦を押し切り、年末グランプリに大きな弾みがつくSGV2を果たしました。
史上3人目のグランプリ連覇達成
賞金ランキング3位でグランプリ3年連続出場を決めた田中信一郎。
トライアルは抜群の安定感で1位通過。ファイナル1号艇を獲得し、コンマ15のトップスタートからイン先マイ。そのまま押し切ってグランプリV2を飾り、2度目に賞金王に輝きました。
連覇の懸かる2004年。選出ボーダーギリギリの12位前後でしたが、勝負駆けとなったチャレンジカップで瓜生正義を約30万円上回り出場権を手にします。
グランプリはトライアル6位で優勝戦に駒を進め、大外6コースから先頭争いに割って入り、前を走る上瀧を2周目バックで捕えて大逆転に成功。
第1回大会が開催されて以降、グランプリ連覇は史上3人目の快挙!
- 野中和夫(1992年・1993年)
- 植木通彦(1995年・1996年)
この日までに優勝したSGは4回。その内、グランプリ3回という驚異的な実績を残しました。
まさかのF見落とし…重大違反で2ヵ月の出場停止
2019年10月15日、津で開催されたG2競争において、あり得ない違反行為を犯してしまいます。
初日1走目、6コースから際どいタイミングで踏み込みますが、判定はコンマ01のスリットオーバー。
Fを切った選手はコールがあった後、速やかに戦列から退避してピットに帰らなければならないルール。しかし、田中信一郎はまさかの行動に…
2周目に入っても走行を止めることなくレースを継続。他の選手にコースを譲ろうともせず走り続けます。
そして、最終周まで欠場盤の表示に気づくことなく3着でゴール。
当然、田中の3着は認めらず、欠場に加えて内規違反(失格欠場艇表示盤の見落とし)も取られて即刻帰郷。この件を重大違反とみなし褒章懲罰委員会が開かれ、2ヵ月の出場停止処分を下されてしまったのです。
さらに、F2の休み(60日間)が未消化だった田中は計4ヵ月の出場停止。
11月末の福岡を走った後、翌2020年4月6日の若松まで長期欠場。2020年後期はB1級に陥落し、年間2000万円ほどしか稼げない屈辱の1年となりました。
2周目まで気づかない選手はいるけど、ゴールしてしまったケースは極めて稀。
デビュー28年、史上130人目の2000勝達成
区切りの”通算2000勝”に到達したのは、即刻帰郷処分から出場停止までに入っていた2019年11月の宮島G3競争。
最終日まで未勝利でしたが、節間ラストのイン戦で逃げ切って1着。1991年11月のデビューから丸28年、史上130人目の快挙達成となりました。
まとめ
2022年9月の児島G2で久々のビッグタイトルを獲得。賞金ランキング100位以内は4年ぶりとなり、2023年には平和島クラシックで3年9ヵ月ぶりのSG復帰を果たしました。
若い頃は「30年やったら辞める」と決めていたそうですが、今のところ引退を感じさせる言動は何一つありません。
今後もグランプリを獲った時のような豪快なターンに期待しましょう!
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