2024年5月11日のG2レディースオールスター準優勝戦。香川素子を含む4艇の集団フライングが発生し、ゴールしたのは2艇(長嶋万記・實森美祐)のみで3連単は不成立となった。
なお、G2準優のフライング罰則は、既に入っている斡旋終了後、G1・G2レースに6か月間選出除外となる。
2022年の丸亀レディースチャンピオンでG1初制覇を果たした「香川素子」。
元夫や2人の息子、そして長男の嫁もボートレーサーの競艇一家。子供たちの成長を見守りながら、自身も「まだまだ息子には負けられへん」とA級で活躍中の女子レーサーです。
そんな香川素子について、家族などのプライベート情報をはじめ、デビューから現在までの成績をまとめていきます。
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香川素子とは?
香川素子は大阪府大阪市出身、滋賀支部のボートレーサー。
デビュー時は大阪支部所属でしたが、結婚後の1998年秋に長崎へ移住。しかし、2008年頃の離婚を機に、住まいを京都へ移し滋賀支部に移籍し現在に至ります。
108期の木下翔太は同じ高校(市立桜宮高校)を卒業した後輩レーサーらしい。
香川素子の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 香川素子(かがわもとこ) |
登録番号 | 3900(80期) |
生年月日 | 1977年1月8日 |
身長/体重 | 156cm/47kg |
出身/所属 | 大阪府/滋賀支部 |
デビュー日 | 1997年5月17日 |
香川素子の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
きっかけは「父」と「田中信一郎の父」
自分の父親と、69期の賞金王レーサー「田中信一郎」の父親が知り合いだったことが、競艇選手を目指すきっかけになったそうです。
高校卒業後、何となく受験した養成所試験に見事合格。「二次試験で初めて乗ったボートがとても楽しかった」と本人は話しています。
高校時代はソフトボールで優勝実績もあるスポーツウーマン。
本栖研修所の成績
香川素子は1996年春に80期生として養成所へ入所。
訓練生時代のリーグ戦成績は不明ですが、1年間の厳しい訓練生活を耐え抜いて1997年春に無事卒業。ちなみに、80期で入所した女性はわずか3人。無事デビューできたのは香川と池田浩美の2人しかいません。
同期(80期)主な選手
80期のレーサーはかなり豪華な顔ぶれ。
最も実績を残しているのは、ホワイトシャークの異名を持つ「白井英治」。2022年グランプリを制し、自身初の賞金王に輝きました。
その他、8回のSG優出経験がある「重成一人」や、G1優勝4回の「平田忠則」といったトップで活躍する面々も香川素子の同期生です。
香川素子の師匠・弟子は?
香川素子の師匠はおそらく不在。
弟子は同じ滋賀支部の「清水未唯」。2020年11月に三国でデビューし、2022年2月の平和島で初勝利を挙げた127期レーサーです。
親子ほど年齢が離れているので、まさに“お母さん”のような存在。そんな香川の印象は「おっとりした人」だとか。
直近では1着の本数は年々増え勝率も上昇中。また、今後の目標を聞かれた際「師匠の背中を追い、いずれは追い越せるレーサーになりたい」と話しています。
座右の銘は「自然体」
香川素子の口からよく聞かれる「自然体」は、本人の性格そのものを指す言葉でもあります。
後輩レーサーの大山千広が「いい意味でサバサバしている」と言う通り、インタビューなどでもマイペースな話しぶりがとても特徴的です。
同じ滋賀支部の遠藤エミがSG優勝して刺激になったか?と聞かれて「いや、まったく」と素っ気なく回答。そのやり取りがテレビで流された時には「変な誤解をされそうだからやめて!」と焦ったらしい(笑)
遠藤がSGを獲れたからといって私も獲れるとは思っていない。あくまで「私は私だから」という意味であることを、別のインタビューで弁明しています。
一見、素っ気ない対応に見えるけど、これが香川選手の魅力でもある。
香川素子の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 2615万3000円 | 23位 |
2022年 | 3934万3000円 | 5位 |
2021年 | 2299万2739円 | 29位 |
2020年 | 3130万3733円 | 11位 |
2019年 | 3369万0333円 | 10位 |
2018年 | 1958万2000円 | 29位 |
2017年 | 1808万1900円 | 36位 |
香川素子の年別獲得賞金(2017年以降)は上記の通り。
長年A級をキープしているだけあって、女子レーサーの中では毎年上位に君臨。そして、レディースチャンピオンで優勝した2022年は4000万円近い賞金を荒稼ぎしてます。
香川素子の元旦那・息子・義理の娘など
香川素子は元旦那・2人の息子・義理の娘、さらにその父もボートレーサーという競艇一族。身内にここまで多くの同業者がいるのはかなり稀なケースと言えるでしょう。
香川素子の元夫は飯山晃三。再婚は?
香川素子が結婚・離婚した元旦那は、選手会の理事を務める「飯山晃三」。
デビュー4ヵ月で初勝利を挙げ、2002年1月の丸亀一般戦で初優勝を達成。未だG1タイトルはありませんが、優出は5回記録。一般戦では10回の優勝があります。
2人は約10年の結婚生活を送ったものの、2008年に離婚。香川は再婚せずシングルマザーを続ける一方、飯山は後に一般女性と再婚しています。
飯山氏はSNSでちょいちょい炎上していた人物。ただ、選手会から怒られたのか、ある時期から発信をストップ
息子「香川颯太・香川陽太」も競艇選手
公式画像 | ||
名前 | 香川颯太 | 香川陽太 |
登録番号 | 5115(125期) | 5323(133期) |
生年月日 | 2000年2月4日 | 2003年3月19日 |
身長/体重 | 166cm/53kg | 166cm/58kg |
出身/所属 | 京都府/滋賀支部 | |
デビュー日 | 2019年11月19日 | 2023年11月5日 |
2000年に長男(颯太)を、2003年に次男(陽太)を出産。2人とも両親と同じボートレーサーの道へ進んでいます。
長男の125期「香川颯太」は2019年11月にデビュー。2023年7月のびわこ一般戦で初優出を果たすと、コンマ02のトップスタートからまくり一撃。地元水面でうれしい初Vを達成しました。
次男の133期「香川陽太」は2023年11月にデビュー。実績はこれからですが、養成所ではリーグ勝率6.83・優出3回・優勝1回の優等生。期待のルーキーとして注目されています。
長男(颯太)が「金子七海」と結婚
長男の香川颯太は、2023年12月に同期の「金子七海」と結婚。そして、金子七海の父親は福井支部長を務める77期「金子貴志」。
香川家・金子家の結婚により、姻戚関係にある選手がボート界に6人も。
- 金子貴志(3814/77期)
- 飯山晃三(3906/80期)
- 香川素子(3900/80期)
- 香川颯太(5115/125期)
- 金子七海(5116/125期)
- 香川陽太(5323/133期)
こうして見ると、親・親戚などにボートレーサーがいれば合格しやすいのか?そう勘ぐってしまう自分がいる。たまたまかもしれませんが…
趣味は旅行・携帯ゲーム・パチスロ
香川素子の趣味は旅行・携帯ゲーム・マッサージなど。旅行は国内海外を問わず出かけており、ゲームやマッサージはレースがない日の良い息抜きになっているようです。
もう1つ、横西奏恵や細川裕子と「パチスロ部」を結成したことも。年代的に“4号機世代”ですかねw
保護猫活動は大切なライフワーク
競艇と同じくらい心血を注いでいる保護猫活動。
香川には持病がある愛猫を引き取って自宅で看取った過去があり「幸せな猫を増やしたい」という思いから、個人で保護猫活動を始めました。
活動の様子は自身のXで見られる他、YouTubeチャンネル「もっぴー子のねこ部屋」でも公開中。
息子2人も協力しながら、多い時には12頭の保護猫がいたという香川家。今は猫たちのために賞金を稼ぐことが大きなモチベーションになっているのかも。
本人が運営するSNS(X・インスタグラム)
香川素子のSNSは「X(旧ツイッター)とインスタグラム」。それと、上記でも紹介したYoutubeを運用しています。
インスタは知り合いだけに公開しているため、斡旋予定や息子たちの近況、保護猫たちの情報はXかYoutubeでチェックしましょう。
デビューからG1優勝までの道のり
1997年5月のデビューから、2022年G1レディースチャンピオン優勝までの成績をまとめていきます。
デビュー2節目の下関で初勝利
デビュー節は1走目2着の後、6着が5本続いた香川素子。2節目は下関に場所を移しての男女W開催でした。
初日の第1レース、大外6コースからまくり差しを決めて1着。デビュー7走目での水神祭となりました。
初優勝は2005年8月の鳴門G3
デビュー初優勝を達成したのは、次男の出産から2年後の2005年8月鳴門女子戦。
予選を手堅くまとめて6号艇で優勝戦に進出。横西奏恵のイン戦という厳しい状況でしたが、田口節子がフライングで消えるまさかの展開に。
香川は波乱に乗じて1周1マークで艇団を抜け出し1着でゴール。運を味方につけた「恵まれ」により、8度目の優出で初Vを飾りました。
2020年住之江オールスターでSG初出場
2006年以降も多彩な技で優勝戦を制してきた香川素子。
実力に人気も伴う形で、2020年5月の住之江オールスターはファン投票29位で選出。43歳にしてSG初出場を果たします。
強豪がひしめく中で初日から奮闘。予選突破とはならなかったものの、4日目にはSGレーサー相手にイン戦を押し切って勝利。レース後、SG初勝利を祝って水神祭が行われました。
デビュー24年3ヵ月で1000勝達成(2021年8月)
名実ともに女子トップレーサーに定着した香川素子は2021年8月、節目となる通算1000勝を達成しています。
通算997勝となって挑んだ芦屋ヴィーナスシリーズ。
初日をピンピン発進で残り1勝とし、2日目の5号艇は内に動いて4コース進入。コンマ01のトップスタートを決め、完璧な差しで先頭に立ちそのままゴール。
熟練の技が光る立ち回りで1000勝に到達させ、デビュー24年3ヵ月、4676走目での快挙達成となりました。
2022年レディースチャンピオンでG1初優勝
デビュー26年目で挑んだ2022年のG1レディースチャンピオン。
予選をオール3連対の3位で突破した香川は、準優もトップスタートからしっかりと逃げ切り優出を果たします。
優勝戦は6号艇「平山智加」が2コースに前付けし、1号艇「實森美祐」と共に深インとなります。踏み込んだ内2艇に全員が引っ張られる中、香川は4カドからコンマ03の好スタート。
冷静な差しハンドルを入れ2番手を追走しますが、先頭艇にまさかのフライングが点灯…
このFにより、2マークを先頭で抜けた香川がG1初優勝を手にしました。
平山智加は欠場が出て出場できた優勝戦。地元戦だったかもしれないけど、ちょっと強引すぎる前づけだったような…
まとめ
勝ちたいという気持ちを出さず、あくまで「私は私」の自然体を貫き続ける香川素子。再び大きなタイトルが舞い込む日は訪れるのか?
直近の走りを見ていても全く衰えていないので、今後の活躍に期待して応援し続けたいと思います!
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