実績のある強いボートレーサーしか出場資格を得られない「G1・PG1競争」。
優勝すれば高額賞金が獲得できるグレードレースであり、競艇における祭り事のひとつです。
長い歴史を持つ大会もあれば、新設されたばかりの大会も。また、開催数の増加によってキャリアや性別を問わず出場のチャンスは広がりつつあります。
そこで今回は、競艇を楽しむうえで欠かせない「G1・PG1」について、各レースの概要や選出条件などを詳しく解説していきます。
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競艇のG1・PG1とは?
競艇のG1・PG1とは、SGに次ぐ格式の高いレース。厳密にいえば、SG・PG1・G1・G2・G3・一般戦の順でグレード分けされ、優勝賞金が多いほど高いグレードとなります。
ちなみに、G1・PG1の正式名称は「グレードワン・プレミアムグレードワン」。
競艇でグレード制が導入されたのは1988年。
SGに次ぐ高額賞金のグレード開催
競艇における開催グレードは、上から「SG・PG1・G1・G2・G3・一般」の6種類。G1・PG1は最高峰のSGに次いで2、3番目に高いグレードです。
年間開催されるレース数は、G1が32回・PG1が6回(2024年度)。ほとんどの月で開催するG1に対し、PG1はSG開催のない1月・2月・4月・9月に1つ組み込まれています。
優勝賞金は580万円(G1地区選手権)~1700万円(PG1クイーンズクライマックス)と幅広いですが、一般戦に比べれば大きな賞金上積みが期待できます。
出場選手はほぼA1級レーサー
G1・PG1にはどんな選手が出場できるのか?
まずG1開催について。原則として最上位級別おA1級レーサーが優先的に斡旋を受けられます。
ただ、例外が2つあって、1つはローカル開催となる地区選手権。対象選手数の関係上、A2級以下であっても選出されるケースがあります。
もう1つは、病気やケガなどで途中帰郷が多数出た場合の補充選手。地元B級レーサーが途中から穴埋めするケースも少なくありません。
PG1については大会ごとに独自の選出基準が設けられており、基準を満たせば級別に関係なく出場可能。
G1・PG1と同じく、一部のSG競争にもA2級以下が出場できるレースはある。
2024年度開催のG1・PG1売上
2024年度(24年4月1日~25年3月31日)に開催されたG1・PG1の売上です。
月 | 格式 | 大会 | 総売上 |
---|---|---|---|
4月 | G1 | 児島キングカップ | 約72億円 |
G1 | 海の王者決定戦 | 約98億円 | |
PG1 | マスターズC | 約80億円 | |
5月 | G1 | 戸田プリムローズ | 約81億円 |
G1 | 太閤賞 | 約100億円 | |
6月 | G1 | オールジャパン竹島 | 約103億円 |
G1 | 宮島チャンピオンカップ | 約66億円 | |
8月 | G1 | 全日本王座決定戦 | 約89億円 |
PG1 | レディースC | 約98億円 | |
9月 | G1 | ツッキー王座決定戦 | 約63億円 |
G1 | びわこ大賞 | 約74億円 | |
PG1 | ヤングダービー | 約97億円 | |
G1 | 徳山クラウン争奪戦 | 約66億円 | |
G1 | 全日本覇者決定戦 | 約99億円 | |
10月 | G1 | 浜名湖賞 | 約72億円 |
G1 | 赤城雷神杯 | 約96億円 | |
G1 | ウェイキーカップ | – | |
11月 | G1 | 高松宮記念 | – |
G1 | 京極賞 | – | |
G1 | ダイヤモンドC | – | |
G1 | 北陸艇王決戦 | – | |
12月 | G1 | 大渦大賞 | – |
G1 | 福岡Cカップ | – | |
PG1 | クイーンズクライマックス | – | |
1月 | G1 | 海響王決定戦 | – |
G1 | 江戸川大賞 | – | |
PG1 | BBCトーナメント | – | |
2月 | G1 | 近畿地区選手権 | – |
G1 | 東海地区選手権 | – | |
G1 | 四国地区選手権 | – | |
G1 | 中国地区選手権 | – | |
G1 | 関東地区選手権 | – | |
G1 | 九州地区選手権 | – | |
PG1 | スピードクイーンメモリアル | – | |
G1 | 全日本王者決定戦 | – | |
3月 | G1 | センプルカップ | – |
G1 | トコタンキング | – | |
G1 | トーキョーベイC | – |
日程や開催時間にもよりますが、1開催の総売上は60~200億円ほど。一般戦とは比にならない収益が期待できるビッグレースなのです。
G1以上の大会となればスター選手が集結するので、特別なゲストを呼んだり、場内イベントやネット投票キャンペーンを実施することも。舟券をより多く買ってもらうためのサービスがいろいろ提供されます。
G1・PG1出場選手のメリット・デメリット
G1・PG1に出場する選手は、高額賞金やSG出場権を得られるメリットがある一方、フライング等を犯すと重たすぎるペナルティが待ち受けています。
出場するだけで高額賞金が得られる
優勝者には高額賞金をはじめ、別開催の優先出場権、全選手の目標”グランプリ”に繋がる賞金ランキングも大きく跳ね上がるG1・PG1。
しかも、出場するだけで一般戦より高い賞金や手当が貰えます。
一般戦は4着以下だと賞金ゼロ(出走手当のみ)ですが、G1・PG1は完走すれば6着でも賞金あり。さらに、記念開催では特別参加賞などボーナスのような手当も用意されています。
1円でも多く稼いだ選手が称えられる競艇界。その為、A級レーサーであれば是が非でも出場したい大会と言えるでしょう。
各グレードの優勝賞金(着順賞金)は以下の記事をご覧ください。
SG出場権の獲得につながる
G1・PG1の魅力は高額賞金だけではありません。大会で好成績を残すことができれば、最高峰グレードとなるSG出場への道が大きく開けてきます。
G1以上の優勝で即当確となるのがボートレースクラシック。G1・PG1で優勝した場合、一般戦で複数回優勝した選手より選考順位が上に。
そして、G1・PG1の「出場回数」と「優勝戦の着順」が選考材料になるオーシャンカップ。出場するだけで加点され、優出完走すればさらに選考順位を上げることができます。
スタート事故(フライング等)のペナルティが重い
一般戦の何倍も舟券が購入されるG1・PG1競争。我々にとって売上が多いのはメリットしかないものの、選手たちからすればリスクの一面も存在します。
それは、優勝戦・準優でフライングを犯してしまった時。
2023年4月、G2以上の優勝戦と準優勝においてフライング罰則が強化されました。改正前・後のペナルティは以下の通り。
- SG優勝戦:12ヵ月間➝24ヵ月間
- SG準優勝戦:4つのSG➝12ヵ月間
- SG・G1・G2優勝戦:6ヵ月間➝12ヵ月間
- SG・G1・G2準優勝戦:3ヵ月間➝6か月間
G1・PG1の場合、準優(またはクイーンズクライマックストライアル)のFは半年間、優勝戦のFは1年間のG2・G1・PG1選出除外。ちょっと可哀想になるほどの罰則強化です。
競走会にとって選手より売上の方が大切なのかもな…
着順点は「一般戦の1点増し」
競艇選手の勝率とは、レースごとに与えられる「着順点」を出走回数で割った数字です。
G1・PG1の開催ではこの着順点が一般戦・G3より”1点プラス”されるルール。1着11点・2着9点・3着7点・4着5点・5着3点・6着2点となります(優勝戦はさらに1点加算)。
G1以上で成績を残せば勝率を維持しやすくなる半面、出場するのは実力者ばかり。当然、その舞台で活躍できなかった場合はA1級陥落のリスクも。
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G1(グレードワン)の開催一覧
G1競争は最も開催数の多いグレードレース。各大会ごとの優勝賞金・歴代優勝者などを解説します。
全国24場の周年記念競走
競艇場 | レース名 |
---|---|
桐生 | 赤城雷神杯 |
戸田 | 戸田プリムローズ |
江戸川 | 江戸川大賞 |
平和島 | トーキョー・ベイ・カップ |
多摩川 | ウェイキーカップ |
浜名湖 | 浜名湖賞 |
蒲郡 | オールジャパン竹島特別 |
常滑 | トコタンキング決定戦 |
津 | ツッキー王座決定戦 |
三国 | 北陸艇王決戦 |
びわこ | びわこ大賞 |
住之江 | 太閤賞 |
尼崎 | 尼崎センプルカップ |
鳴門 | 大渦大賞 |
丸亀 | 京極賞 |
児島 | 児島キングカップ |
宮島 | 宮島チャンピオンカップ |
徳山 | 徳山クラウン争奪戦 |
下関 | 海響王決定戦 |
若松 | 全日本覇者決定戦 |
芦屋 | 全日本王座決定戦 |
福岡 | 福岡チャンピオンカップ |
唐津 | 全日本王者決定戦 |
大村 | 海の王者決定戦 |
競艇場の開設を記念した「周年記念競走」。
優勝賞金は1100万円。全24場で年1回開催されます。なお、SGやPG1開催によって日程調整が必要な場合は、前倒しして年2回実施されることもあります。
例えば大村G1で、〇〇周年記念と海の王者決定戦、どっちの呼称が正しいの?
競艇初心者だとこのように感じるかもしれませんが、どちらの呼び方でもOKです。
ダイヤモンドカップ
開催月/場 | 優勝者 |
---|---|
2018年11月/鳴門 | 毒島誠 |
2018年12月/唐津 | 山田康二 |
2019年4月/下関 | 上條暢嵩 |
2020年1月/若松 | 石野貴之 |
2020年9月/徳山 | 西山貴浩 |
2021年4月/宮島 | 桐生順平 |
2021年4月/大村 | 濱野谷憲吾 |
2022年11月/福岡 | 岡崎恭裕 |
2023年11月/常滑 | 新開航 |
2024年3月/唐津 | 西山貴浩 |
2024年11月/尼崎 | – |
スタンドや大型映像装置などの場内施設をリニューアルした競艇場が開催できる「ダイヤモンドカップ」。かつては「施設改善記念」の名称で行われていました。
開催時期は不定期ですが、毎年1~2回のペースで実施。優勝賞金は900万円です。
高松宮記念特別競走
開催(年) | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|
第51回(2023) | 住之江 | 峰竜太 |
第50回(2022) | 住之江 | 太田和美 |
第49回(2021) | 住之江 | 太田和美 |
第48回(2020) | 住之江 | 原田幸哉 |
第47回(2019) | 住之江 | 石野貴之 |
第46回(2018) | 住之江 | 濱野谷憲吾 |
第45回(2017) | 住之江 | 吉田拡郎 |
第44回(2016) | 住之江 | 篠崎元志 |
第43回(2015) | 住之江 | 田中信一郎 |
第42回(2014) | 住之江 | 山崎智也 |
※2013年以前の優勝者は「高松宮記念公式サイト」をご覧ください。
1971年の住之江開設記念に高松宮宣仁親王が来場し、親王から優勝杯が渡されたことを記念して「高松宮記念特別競走」が創設。そして、翌1972年に第1回が開催され、1997年の第25回大会からG1へ格上げされました。
優勝賞金は1000万円。開催場は住之江で固定されています。
住之江は2つのG1(開設記念・高松宮記念)を毎年実施。年末のグランプリ開催含め、競艇のメッカと呼ぶに相応しいレース場の1つです。
各エリアごとの地区選手権競争
地区 | 支部 | 競艇場 |
---|---|---|
関東 | 群馬 埼玉 東京 | ボートレース桐生 ボートレース戸田 ボートレース江戸川 ボートレース平和島 ボートレース多摩川 |
東海 | 静岡 愛知 三重 | ボートレース浜名湖 ボートレース蒲郡 ボートレース常滑 ボートレース津 |
近畿 | 福井 滋賀 大阪 兵庫 | ボートレース三国 ボートレースびわこ ボートレース住之江 ボートレース尼崎 |
四国 | 徳島 香川 | ボートレース鳴門 ボートレース丸亀 |
中国 | 岡山 広島 山口 | ボートレース児島 ボートレース宮島 ボートレース徳山 ボートレース下関 |
九州 | 福岡 佐賀 長崎 | ボートレース若松 ボートレース芦屋 ボートレース福岡 ボートレース唐津 ボートレース大村 |
毎年1月下旬~2月中旬にかけて開催される「地区選手権競争」。
全国6地区(関東・東海・近畿・四国・中国・九州)のチャンピオンを決めるG1であり、優勝すればSGクラシック出場権が得られる戦いです。
優勝賞金は580万円。開催場は地区内の持ち回りとなります。
PG1(プレミアムグレードワン)の開催一覧
グレードレースで最も開催数の少ないPG1競争。各大会ごとの優勝賞金・歴代優勝者などを解説します。
BBCトーナメント
2019年から始まった「BBCトーナメント(ボートレースバトルチャンピオントーナメント)」。
「4日間開催・勝ち上がり形式のトーナメント・決勝戦の枠番はアミダマシーン」など、グレード開催としては珍しいルールで行われるPG1競争です。
開催時期は第4回から1月に変更され、優勝賞金は1200万円。
1月開催なので、優勝すれば賞金ランキング1位へ浮上します。また、格闘技をモチーフにした大会らしく、優勝者にはチャンピオンベルトが贈呈されます。
スピードクイーンメモリアル
2025年2月に第1回大会が施行されるPG1「スピードクイーンメモリアル」。優勝賞金はレディースチャンピオンと同額の1300万円です。
12月1日からの1年間、各競艇場で最速タイムを出した選手が優先出場権を獲得。文字通り”スピード自慢”の女子選手がクイーンの座を争う競走となります。
対象となるのは「1着を獲ったレース」のみ。もちろん地元以外の選手でも各競艇場の代表になることができます。
優勝選手には「翌年のSGクラシック」出場権が与えられます。
マスターズチャンピオン
開催(年) | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|
第25回(2024) | 鳴門 | 菊地孝平 |
第24回(2023) | 若松 | 井口佳典 |
第23回(2022) | 三国 | 上平真二 |
第22回(2021) | 下関 | 原田幸哉 |
第21回(2020) | 津 | 村田修次 |
第20回(2019) | 宮島 | 今垣光太郎 |
第19回(2018) | 福岡 | 渡邉英児 |
第18回(2017) | 津 | 今村豊 |
第17回(2016) | びわこ | 田頭実 |
第16回(2015) | 児島 | 今村豊 |
2000年に第1回大会が行われた「マスターズチャンピオン」。2014年の第15回大会より”競艇名人戦”から現在の名称へ。優勝賞金は1300万円です。
創設時は50歳以上のベテランレーサーNo.1を決める競走でしたが、段階的に年齢制限が緩和。2018年以降は現行の「45歳以上」となりました。
最年長Vは、第7回大会覇者の万谷章(62歳)。ただ、近年は40代若手が活躍が目立っています。
※2014年以前の優勝者は以下をご覧ください。
レディースチャンピオン
開催(年) | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|
第38回(2024) | 福岡 | 遠藤エミ |
第37回(2023) | 津 | 遠藤エミ |
第36回(2022) | 丸亀 | 香川素子 |
第35回(2021) | 浜名湖 | 遠藤エミ |
第34回(2020) | 多摩川 | 平山智加 |
第33回(2019) | 蒲郡 | 大山千広 |
第32回(2018) | 桐生 | 山川美由紀 |
第31回(2017) | 芦屋 | 小野生奈 |
第30回(2016) | 津 | 海野ゆかり |
第29回(2015) | 丸亀 | 滝川真由子 |
女子のグレード戦で最も古い歴史を持つ「レディースチャンピオン」。優勝賞金は1300万円。
第1回大会は1987年に「女子王座決定戦」の名称で開催され、第13回大会(2000年)からG1に格上げ。また、2009年までJAL(日本航空)がスポンサーを務め、副賞に往復航空券が贈られていました。
第25回大会(2012年)から開催時期が8月上旬に移行。女子戦人気も相まって、毎年100億円程度の舟券売上を記録しています。
※2014年以前の優勝者は以下をご覧ください。
ヤングダービー
開催(年) | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|
第11回(2024) | 桐生 | 関浩哉 |
第10回(2023) | 下関 | 上條暢嵩 |
第9回(2022) | 多摩川 | 近江翔吾 |
第8回(2021) | 徳山 | 羽野直也 |
第7回(2020) | びわこ | 磯部誠 |
第6回(2019) | 三国 | 永井彪也 |
第5回(2018) | 浜名湖 | 関浩哉 |
第4回(2017) | 蒲郡 | 中田竜太 |
第3回(2016) | 常滑 | 松田大志郎 |
第2回(2015) | 尼崎 | 松田祐季 |
第1回(2014) | 戸田 | 桐生順平 |
前身の新鋭王座決定戦に代わり、2014年から新しい大会として始まった「ヤングダービー」。毎年9月頃に開催され、優勝賞金は1300万円。
出場資格は「30歳未満」。歴代覇者には後のSGレーサーが多数名を連ねる若手の登竜門とされています。
新鋭王座時代は優勝すれば”卒業扱い”というルールでしたが、ヤングダービーとなってからは資格を満たす限り何度でも出場可能。2024年には関浩哉が大会史上初のV2を達成しています。
クイーンズクライマックス
開催(年) | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|
第12回(2023) | 多摩川 | 浜田亜理沙 |
第11回(2022) | 住之江 | 田口節子 |
第10回(2021) | 福岡 | 田口節子 |
第9回(2020) | 浜名湖 | 平高奈菜 |
第8回(2019) | 徳山 | 今井美亜 |
第7回(2018) | 平和島 | 松本晶恵 |
第6回(2017) | 大村 | 遠藤エミ |
第5回(2016) | 平和島 | 松本晶恵 |
第4回(2015) | 福岡 | 川野芽唯 |
第3回(2014) | 住之江 | 日高逸子 |
第2回(2013) | 芦屋 | 平山智加 |
第1回(2012) | 大村 | 三浦永理 |
2012年に新設された女子レーサー版のグランプリ「クイーンズクライマックス」。優勝賞金1700万円の他、副賞として500万円相当のティアラが贈呈されます。
第2回までは”賞金女王決定戦”で開催。2014年から現在の名称となり、格式もPG1に昇格。
SGグランプリと同様の方式が採用されており、獲得賞金上位12選手がトライアル3走を戦い、上位6選手が最終日の優勝戦に進出します。
過去G1で格下げされた大会
G1からG2に格下げされたグレードレースを2つ紹介します。
モーターボート大賞(現在G2)
1985年に始まった「モーターボート大賞」。優勝賞金は490万円です。
ビッグレースが実施されない時期に不定期で開催。1997年度にG2からG1に昇格しましたが、2010年度から再びG2に戻りました。
最近では「誰が勝ってもG2初優勝」「昭和VS平成」「企業杯優出者バトル」など、サブタイトルやあっせんメンバーに工夫を凝らした開催が多くなっています。
秩父宮妃記念杯(現在G2)
毎年びわこ競艇場で開催される「秩父宮妃記念杯」。優勝賞金は490万円。
元々はびわこの開設記念優勝者に下賜されていましたが、2001年からG2の単独開催に変更。「びわこ大賞」に名称が変わった開設記念と切り離して継続されています。
開催時期は年によって変動。住之江のG1高松宮記念と同じく、G2で唯一開催場が固定されているグレード競走です。
まとめ
高額の優勝賞金、そしてSG出場の切符を懸けたG1・PG1競走。
A級レーサーが中心メンバーとなるため、SGに次ぐ売上規模と注目度。収益が見込める施行者はもちろんのこと、我々ファンも気合いの入る大会となります。
最後に、ビッグレースだからといって一括りにはできませんが、強い選手が集まるレースはイン逃げ率高め。厚く狙う高額ベッターには欠かせないグレード戦です。
オッズ変動の激しい一般戦より、G2以上で勝負した方が舟券勝率は高くなるはず!
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