ボートレーサーの平均年収はよく聞きますが、毎日開催されている各レースの賞金額ってご存じですか?
調べないと詳細な情報は出てこないので、競艇ファンの半数以上は把握してないかも。
そこで今回は、SG・G1・G2・G3・一般戦の着順賞金および優勝賞金を解説。また、ボートレースにおける賞金の仕組みも深掘りしていきます。

ボートレーサーの年収については以下の記事が参考になります。


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グレード別の着順&優勝賞金
「SG・G1・G2・G3・一般戦」の賞金額は以下の通り。



記事作成時点での賞金額です。正確な情報を知りたい場合は、各場の公式サイトをご覧ください。
一般戦の着順&優勝賞金
着順 | 予選 1号場/2号場 | 優勝戦 1号場/2号場 | ||
---|---|---|---|---|
1着 | 8.6万円 | 10.7万円 | 77万円 | 99万円 |
2着 | 6.4万円 | 7.5万円 | 50万円 | 73万円 |
3着 | 4.5万円 | 5.1万円 | 40万円 | 57万円 |
4着 | 0円 | 0円 | 36万円 | 45万円 |
5着 | 0円 | 0円 | 33万円 | 42万円 |
6着 | 0円 | 0円 | 32万円 | 40万円 |
一般戦の予選は1~3着まで賞金があります。4着以下は0円ですが、無事故なら完走手当が貰えるので、実質収入ゼロということはありません。
成績上位者が出場できるドリーム戦および準優以降は、着順に関係なく賞金あり。そして、優勝戦まで進めば77~100万円前後の賞金を獲得できます。



最終日の選抜戦は1着22~30万円程度。よって、消化試合とは思わない方が良いでしょう。
G3の着順&優勝賞金
着順 | 予選(2号場) | 優勝戦(2号場) |
---|---|---|
1着 | 11.6万円 | 110万円 |
2着 | 8.2万円 | 77万円 |
3着 | 5.9万円 | 61万円 |
4着 | 0円 | 50万円 |
5着 | 0円 | 46万円 |
6着 | 0円 | 43万円 |
G3の賞金額は一般戦より高めとなっていますが、それほど大差はありません。
G2の着順&優勝賞金
着順 | 予選(2号場) | 優勝戦 |
---|---|---|
1着 | 12.5万円 | 460万円 |
2着 | 8.8万円 | 250万円 |
3着 | 5.9万円 | 170万円 |
4着 | 0円 | 130万円 |
5着 | 0円 | 110万円 |
6着 | 0円 | 95万円 |
G2競争の優勝賞金は、一般戦・G3の4倍以上。格式高い大会となりますが、年間9回程度しか開催されません。
- 2月:レディースオールスター
- 3月:秩父宮妃記念杯
- 5月:モーターボート誕生祭
- 6月:モーターボート大賞
- 7月:全国ボートレース甲子園
- 7月:モーターボート大賞
- 7月:モーターボート大賞
- 8月:モーターボート大賞
- 11月:レディースチャレンジカップ
G2で最も盛り上がる大会は「ボートレース甲子園」。
47都道府県から1人だけ代表選手が選出され、トップレーサーたちの熱い戦いが繰り広げられます。


G1の着順&優勝賞金
着順 | 予選 | 優勝戦 G1/PG1 | |
---|---|---|---|
1着 | 16.5万円 | 1100万円 | 1600万円 |
2着 | 13.5万円 | 420万円 | 380万円 |
3着 | 10.2万円 | 310万円 | 270万円 |
4着 | 8.5円 | 220万円 | 190万円 |
5着 | 7.5円 | 180万円 | 160万円 |
6着 | 6.5円 | 150万円 | 140万円 |
G1以上のグレードになると、予選4着以下でも賞金が貰えます。さらに、準優・優出を果たせば大きな賞金上積みが可能となり、優勝者には580~1,600万円が贈られます。
ちなみに、G1で賞金が一番低いのは地区選手権。開催数が多い分、G1プレミアムG1・周年記念より低く設定されています。
SGおよびグランプリの着順&優勝賞金
- クラシック
-
4,000万円
- オールスター
-
4,000万円
- グランドチャンピオン
-
3,400万円
- オーシャンカップ
-
3,400万円
- メモリアル
-
4,000万円
- ダービー
-
4,000万円
- チャレンジカップ
-
3,400万円
- グランプリシリーズ
-
1,800万円
- グランプリ
-
1億1,000万円
SG(スペシャルグレード)の優勝賞金は上記の通り。2023年からグランプリは1,000万円、それ以外が100万円アップし、現在の賞金額となりました。
優勝すればとんでもない大金を手にできますが、仮に優勝を逃しても驚きの賞金が用意されています。
グランプリの賞金
着順 | トライアル 1st/2nd | 優勝戦 | |
---|---|---|---|
1着 | 48万円 | 57万円 | 1億1000万円 |
2着 | 37万円 | 45万円 | 4700万円 |
3着 | 30万円 | 35万円 | 3300万円 |
4着 | 22万円 | 31万円 | 2400万円 |
5着 | 19万円 | 28万円 | 2200万円 |
6着 | 16万円 | 26万円 | 2000万円 |
ダービー・オールスターの賞金
着順 | 予選 | 準優勝戦 | 優勝戦 |
---|---|---|---|
1着 | 21万円 | 57万円 | 4000万円 |
2着 | 17万円 | 43万円 | 1650万円 |
3着 | 13万円 | 33万円 | 1050万円 |
4着 | 11万円 | 26万円 | 800万円 |
5着 | 10万円 | 23万円 | 700万円 |
6着 | 9万円 | 20万円 | 650万円 |



なぜボートレーサーがSGを目指すのか?この賞金を知れば納得できますよねw


競艇における賞金の仕組み
ボートレーサーの生命線となる賞金ですが、その仕組みについて理解している人は意外と少ないです。舟券の勝ち負けに関係しないとはいえ、覚えておくとより楽しめると思います。
そこで、競艇の賞金に関して最低限知っておきたいことをQ&A方式でまとめておきます。
1号賞金場・2号賞金場とは?
賞金 | 平均売上 | |
---|---|---|
1号場 | 77万円 | 3億9000万円以下 |
2号場 | 99万円 | 3億9000万円以上 |
1日の平均売上(3億9000万円)が基準となり、下回ると1号賞金場、上回ると2号賞金場。要は、売上の多い競艇場だと賞金も多く貰える仕組み。
ここ数年のボートレース売上は上昇中なので、ほとんどの場が2号賞金場になってもおかしくない情勢。しかし、2023年度の1号賞金場は、昨年度比で減少しています。
そうなってしまった理由は「1日平均売上条件が3億9000万円に増額」したから。
2022年度まで3億5000万円でしたが、各場の売上アップにより4000万円増。条件を厳しくした結果、2023年度は1号賞金場が増える結果に。
競艇場 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
桐生 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
戸田 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
江戸川 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
平和島 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
多摩川 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
浜名湖 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
蒲郡 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
常滑 | 1号賞金場 | 1号賞金場 |
津 | 1号賞金場 | 1号賞金場 |
三国 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
びわこ | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
住之江 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
尼崎 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
鳴門 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
丸亀 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
児島 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
宮島 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
徳山 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
下関 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
若松 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
芦屋 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
福岡 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
唐津 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
大村 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
賞金の原資はなに?
我々が投票する舟券売上です。競艇は控除率25%なので、その手数料から各大会の賞金に充てられます。
競艇選手って給料はもらえるの?
会社員のような固定給は一切ありません。
ボートレーサーの収入は、レースに出場して獲得する賞金と、日当などの手当。
峰竜太みたいに副業をしている選手も稀にいますが、基本的にレースで得る賞金や手当が収入の柱となります。
手当はいくらぐらいもらえるの?
- 前検日に参加:1万円
- 開催日(1日):2万円
- ナイター手当(1日):1万5000円
- 無事故賞:(1日):5,000円
- 完走手当:4着3万円・5着2万円・6着1万円
- GW・お盆・正月の地元戦はプラスα
上記手当に獲得した賞金は、その節が終わった翌日か翌々日に振り込まれます。
デビューしたての新人選手はいくらぐらい稼ぐ?
2021年5月にデビューした新人選手の平均月収は「30万円」程度。
3着以内の着順賞金は手にしていませんが、日当や完走などの手当でその稼ぎを得られます。悪い言い方をすれば、その程度の成績でも大卒の初任給以上を稼ぐことが可能。
B2級選手の年収は?
過去に公表されたデータによると、B2級の選手は「年収500万円前後」だそうです。
成績が悪くても手当をそれなりに貰えますが、B2級だと斡旋数が少なめ。その為、B1級に上がるまでは思っているほど稼ぐことができません。
ちなみに、各級別の平均年収は…
- A1級:3,000万円
- A2級:1,800万円
- B1級:1,100万円


獲得賞金はいつリセットされる?
グランプリ選出などに影響する獲得賞金は、1月1日~12月31日の期間で集計されます。
年末年始にかけて開催されるレースの場合、年を跨いだ賞金は翌年の賞金としてカウント。賞金王争いをしていても同様です。
競艇の賞金額はなぜ上がったの?
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ボートレース売上は、10年前と比較して約2.5倍。
ネット投票の普及、在宅率増加などがプラス要因となり、2022年度には史上最高額の売上を更新しました。
そうした利益増加に伴い、ボートレーサーに還元する運びとなったのでしょう。


歴代1位の年間獲得賞金額(最高年収)は?
年 | 選手名 | 獲得賞金 |
---|---|---|
2002年 | 植木通彦 | 2憶8393万円 |
2020年 | 峰竜太 | 2憶5302万円 |
2009年 | 松井繁 | 2憶5120万円 |
2011年 | 池田浩二 | 2憶5085万円 |
2003年 | 田中信一郎 | 2憶2980万円 |
2015年 | 山崎智也 | 2憶2933万円 |
2006年 | 松井繁 | 2憶2800万円 |
2019年 | 石野貴之 | 2憶2564万円 |
2016年 | 瓜生正義 | 2憶1373万円 |
2008年 | 松井繁 | 2憶1259万円 |
年間獲得賞金の”歴代1位記録”を保持しているのは、2002年に2億8,393万円を獲得したした「植木通彦」元選手。
それ以降、峰竜太・松井繁といったトップレーサーが追随するも、20年以上記録は破られていません。


まとめ
意外と知られていないボートレースの賞金額。
競艇をやるうえで重要な知識ではありませんが、これまでと違った感覚でレースを楽しめるはず!



競艇場によって若干の違いがあるので、詳細はそれぞれの公式サイト等で確認してください。
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