約1,600名のボートレーサーがいる中、極僅かな選手しか到達できない「ゴールデンレーサー&24場制覇」。
また、それらの名誉は実力だけでなく、運やタイミングも味方につける必要があります。要は競艇の神様に認められた存在と言えるでしょう。
そこで今回は、前人未到の「GRANDE5」をはじめ、数えるほどしか達成していない「ゴールデンレーサー&24場制覇」について解説していきます。

競艇史に残る「歴代1位記録」は以下の記事をご覧ください。


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競艇界の輝かしい表彰制度
競艇では輝かしい功績を上げた選手に対し、GRANDE5・ゴールデンレーサー賞・24場制覇・ボートレース殿堂の表彰制度が用意されています。



各表彰の説明は不要な方は、以下のボタンより受賞者までジャンプ可能です。
GRANDE5とは?条件や賞金など


GRANDE5(グランデファイブ)とは、5つのSG競争をまとめた総称。優勝戦3着以内の選手を対象に、金・銀・銅のメダルが贈られる2014年に新設された制度です。
GRANDE5と呼ばれるSG競争は以下の5つ。
- ボートレースクラシック
- ボートレースオールスター
- ボートレースメモリアル
- ボートレースダービー
- グランプリ
このSG競争で優勝戦まで勝ち上がり、上位3着に入ると「金(1着)・銀(2着)・銅(3着)」のメダル贈呈。ただし、最も賞金額の高いグランプリのみ「プラチナ・金・銀」となります。
そして、GRANDE5で最初に全て優勝した場合、グランドスラムを祝して「3億件相当のインゴット」が贈呈されます。
ゴールデンレーサー賞の条件や賞金とは?


ゴールデンレーサー賞とは、2019年に新設され、BOATRACE振興会会長賞メダルなど基準を満たした選手に贈られる表彰制度。
- BOATRACE振興会会長賞メダルを24個以上授与
- GRANDE5のメダルを3個以上授与
- ゴールデンレーサーとして適切な品格を保ち、他の模範となっている者
BOATRACE振興会会長賞メダルとは…
- 2014年以降のGRANDE5
- 2015年以降の周年記念・マスターズチャンピオン
- 2020年以降のグランドチャンピオン・オーシャンカップ・チャレンジカップ
上記基準を満たせばゴールデンレーサー賞を受賞できます。しかし、SG優勝戦でフライング、品格を損なう自称が発生した場合、ゴールデンレーサーの名称使用が停止されます。
24場制覇とは?


24場制覇とは、全国24ヵ所の競艇場全てを制覇した選手に、金貨1オンスと表彰盾贈られる賞。
GRANDE5やゴールデンレーサー賞と異なる点は、基準となるレースグレードがなく、一般戦の優勝もカウントされるところ。その為、SGに出場しない選手でも受賞することは可能です。
とはいえ、選手によって各場に得意、不得意があるので、全場で優勝するのは至難の業といえます。


ボートレース殿堂の条件とは?


ボートレース殿堂とは、多大なる功績を残して引退した選手に対し、その功績を讃えて贈られる制度。
- 2010年4月1日以降に引退した選手
- SG・G1で優勝回数50回以上
- ゴールデンレーサー賞など同等の受賞者
- 現役時代に品格を保ち規範となった選手
現在、殿堂入りした選手は「今村豊」さんただ1人。
生涯獲得賞金約29億円、通算2880勝、SG・G1合わせて54勝を挙げた他、数々の歴代1位記録を樹立した名レーサーです。
そんな今村さんが殿堂入りするのは当然のことですが、認定基準のハードルが高すぎるような…。この基準だと、後に続く選手はかなり限られてくると思われます。


GRANDE5のメダル保有数
2023年6月現在のメダル獲得情報は…
獲得数 | 選手名 |
---|---|
3個 | 石野貴之 |
2個 | 白井英治・原田幸哉・峰竜太・平本真之・瓜生正義・吉川元浩・毒島誠・桐生順平・菊地孝平 |
1個 | 土屋智則・馬場貴也・遠藤エミ・篠崎仁志・寺田祥・深谷知博・井口佳典・中島孝平・守田俊介・深川真二・坪井康晴・篠崎元志・仲口博崇・茅原悠紀 |
23年オールスターを制した「石野貴之」が首位を独走中ですが、リーチの選手は未だ不在。現時点では誰が獲ってもおかしくない状況です。



もし2009年に新設されていたら、既に池田浩二がインゴットを手にしています(笑)詳細は以下で紹介しています。


ゴールデンレーサー賞の受賞選手一覧
2019年に「ゴールデンレーサー賞」が新設されて以降、受賞した選手は以下の12名。
選手名 | 基準達成日 | |
---|---|---|
第1号 | 白井英治 | 2019年3月21日 |
第2号 | 峰竜太 | 2019年5月26日 |
第3号 | 菊地孝平 | 2019年9月1日 |
第4号 | 井口佳典 | 2019年9月29日 |
第5号 | 桐生順平 | 2019年11月14日 |
第6号 | 瓜生正義 | 2020年3月31日 |
第7号 | 毒島誠 | 2020年10月26日 |
第8号 | 平本真之 | 2021年8月29日 |
第9号 | 茅原悠紀 | 2021年10月14日 |
第10号 | 石野貴之 | 2022年6月10日 |
第11号 | 馬場貴也 | 2022年12月18日 |
第12号 | 篠崎元志 | 2023年3月21日 |
ゴールデンレーサー賞第1号の受賞者は、関門のホワイトシャークこと「白井英治」。2019年のSGクラシックで優出を果たし、24個目のメダルを獲得。
その直後、艇界のスーパースター「峰竜太」がオールスターで達成するなど、2019年は5名もの受賞者が誕生しました。
また、達成まであと1~3個としている選手は…
- 1個:松井繁・新田雄史・山口剛
- 2個:吉川元浩・辻栄蔵
- 3個:池田浩二
残り1個の「松井繁・山口剛」は対象のSGを予定しているので、優勝戦に進出した時点でゴールデンレーサー賞を受賞することができます。
24場制覇の達成者一覧
これまでに24場制覇を達成し、メダルを受賞した選手は以下の26名。
選手名 | 達成日 | |
---|---|---|
第1号 | 山室展弘 | 2002年3月9日 |
第2号 | 関忠志 | 2005年6月12日 |
第3号 | 山下和彦 | 2014年6月23日 |
第4号 | 市川哲也 | 2014年8月31日 |
第5号 | 石川真二 | 2014年9月3日 |
第6号 | 徳増秀樹 | 2015年2月28日 |
第7号 | 前本泰和 | 2016年2月27日 |
第8号 | 今垣光太郎 | 2016年3月31日 |
第9号 | 岩崎正哉 | 2016年7月14日 |
第10号 | 吉川元浩 | 2017年4月16日 |
第11号 | 今村豊 | 2017年4月24日 |
第12号 | 服部幸男 | 2017年11月3日 |
第13号 | 重野哲之 | 2018年4月12日 |
第14号 | 赤岩善生 | 2018年4月18日 |
第15号 | 北川幸典 | 2018年7月20日 |
第16号 | 辻栄蔵 | 2018年9月11日 |
第17号 | 原田幸哉 | 2018年9月15日 |
第18号 | 林美憲 | 2018年12月11日 |
第19号 | 上平真二 | 2018年12月29日 |
第20号 | 深川真二 | 2019年2月24日 |
第21号 | 守田俊介 | 2019年9月20日 |
第22号 | 江口晃生 | 2020年4月1日 |
第23号 | 石野貴之 | 2020年9月18日 |
第24号 | 白石健 | 2020年12月16日 |
第25号 | 濱野谷憲吾 | 2021年3月26日 |
第26号 | 田口節子 | 2021年9月19日 |
24場制覇の第1号メダル受賞者は、2002年3月に達成した「山室展弘」。
一方、2000年8月に達成した「万谷章」はメダルを受賞していないことから、2000年9月~2002年3月の間に現制度が新設されたのでしょう。
24場制覇まで残り1場の選手
- 島川光男(住之江)
- 三角哲男(芦屋)
- 松井繁(江戸川)
- 大場敏(鳴門)
- 三嶌誠司(多摩川)
- 都築正治(平和島)
- 田中信一郎(福岡)
- 荒井輝年(徳山)
- 高濱芳久(江戸川)
- 中辻崇人(常滑)
- 平田忠則(戸田)
- 佐々木康幸(戸田)
- 坪井康晴(鳴門)
- 湯川浩司(津)
- 毒島誠(江戸川)
- 山田哲也(若松)
- 峰竜太(蒲郡)
SGレーサーの名前がずらり。ゴールデンレーサーの「毒島誠・峰竜太」もまだ達成できておらず、24場制覇がいかに難しいのか理解できたと思います。
あと、斡旋されないことには全場制覇は不可能。松井繁のように江戸川を避けていると、当然ながら24場制覇は達成できませんw


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