多摩川開催の第51回ボートレースオールスターは、佐賀支部のトップルーキー「定松勇樹」がイン逃げで優勝。
23歳0ヵ月でのSGVは史上4番目の若さであり、5000番台初のSGウィナーとなった。
年末グランプリに次ぐ競艇の祭典「ボートレースオールスター(旧笹川賞)」。
他のSGとは選考基準が異なり、成績ではなく”ファン投票”によって選ばれる唯一のSG。もちろん、実力上位の選手ばかりですが、成績より人気を重視したSG競争です。
そんな「SGオールスター」について、ファン投票の仕組みや予想に活かせる知識まで解説していこうと思います。
他のSGより荒れやすいと思った方がいいかも。「人気=実力」は比例しないこともあるので…
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ボートレースオールスターとは?
1年に8回開催されるSG競争。その内のひとつ「ボートレースオールスター」とはどんなレースなのか?
正式名称は「笹川賞競走」
「ボートレースオールスター」は通称。正式名称は「笹川賞競走」です。
まぁ、オフィシャルサイトでも”オールスター”と記載することが多いので、呼びやすい方で問題ないと思います。
ただ、古い競艇ファンと話す場合、未だに”笹川賞”と呼んでいる人は沢山います。なので、どちらも同じレースを指していることぐらいは覚えておきましょう。
笹川賞というは、競艇の生みの親「笹川良一」さんが名前の由来となっています。
SGオールスターの出場資格
- ファン投票得票数の上位選手
- 前年のオールスター優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 同年のクラシック優勝者
- 選考委員会推薦選手
オールスターの出場者は上記によって選出されます。
最も代表的な選手方法は、ファン投票で上位に食い込むこと。それ以外にも、前年のオールスター優勝者、グランプリ優勝戦出場者、同年のクラシック優勝者にも出場資格が与えられます。
ちなみに、ファン投票は「1月中旬~2月中旬」まで実施。全国の競艇場やネット投票で行われ、3月はじめ頃に公式サイトで出場選手が発表されます。
女子レーサーが最も出場しやすいSG競争
オールスターは「人気」が選考基準となるため、他のSGと比較して”女子レーサーが出場しやすいSG”といった見方ができます。
とはいえ、出場できる女子レーサーの数には制限が設けられています。
A1級選手の男女人数比率などを勘案し、開催年ごとに出場人数が決まります。2021年・2022年に出場した女子レーサーは8名です。
近年、美人レーサーが急増しているので、制限なくファン投票をしたら”女子レーサーだらけ”となってしまうでしょう。
そういった事態を避けるため、A1級であることを最低条件に、7~8名の女子レーサーが選ばれている傾向です。
ファン投票1位に輝いた歴代の選手
年度 | 選手(結果) | 得票数 |
---|---|---|
2024年 | 峰竜太 | 22,497票 |
2023年 | 池田浩二(予選敗退) | 23,071票 |
2022年 | 毒島誠(準優敗退) | 26,575票 |
2021年 | 峰竜太(優勝) | 34,968票 |
2020年 | 峰竜太(準優敗退) | 22,459票 |
2019年 | 峰竜太(優出3着) | 28,420票 |
2018年 | 峰竜太(準優敗退) | 14,383票 |
2017年 | 峰竜太(予選敗退) | 16,238票 |
2016年 | 山崎智也(予選敗退) | 16,213票 |
2015年 | 瓜生正義(準優敗退) | 19,632票 |
2017年から5年連続でファン投票1位に輝いた「峰竜太」。
最も支持されながら悔しい結果が続いていましたが、悲願の「ファン投票1位&優勝」を2021年にようやく達成!
レース後のインタビューでは「今までで一番嬉しいかもしれない」と号泣しながら語っています。
2022年・2023年はいろいろあって投票から除外。3年ぶりとなる2024年大会は、唯一の2万票超えで1位を獲得しました。
選出除外になった経緯については以下の記事が参考になります。
SGオールスターの優勝賞金
ボートレースオールスターの優勝賞金は4200万円。
2022年度までは3900万円でしたが、売上が好調だった2023年度は4000万円に、さらに2024年は200万円増の4200万円となりました。
また、優出さえすれば高額賞金が用意されており、2着賞金はなんと2000万円弱!G1で優勝するより高額なお金を手にすることができます。
歴代の優勝者&2回以上制覇した選手
開催日(場) | 優勝者 | 進入 |
---|---|---|
2024年(多摩川) | 定松勇樹 | 1コース |
2023年(芦屋) | 石野貴之 | 1コース |
2022年(宮島) | 原田幸哉 | 3コース |
2021年(若松) | 峰竜太 | 1コース |
2020年(住之江) | 篠崎仁志 | 1コース |
2019年(福岡) | 吉川元浩 | 1コース |
2018年(尼崎) | 中島孝平 | 1コース |
2017年(福岡) | 石野貴之 | 1コース |
2016年(尼崎) | 平本真之 | 1コース |
2015年(大村) | 山崎智也 | 1コース |
2014年(福岡) | 菊地孝平 | 2コース |
2013年(福岡) | 新田雄史 | 3コース |
2012年(浜名湖) | 井口佳典 | 1コース |
2024年の覇者は23歳の定松勇樹!
その他、艇界のスーパースター「峰竜太」をはじめ、どの選手も第一線で活躍するS級レーサーばかりです。
そんな中、オールスターを2回以上の制覇をした選手は8名います。
この中で3回制覇しているのは、2022年4月に引退した「山崎智也」、艇界のモンスター「野中和夫」、水上の人間国宝「中道善博」の3選手のみ。
歴代の賞金王や、生涯獲得賞金ランキングで上位の選手が名を連ねています。
2015年以降の売上推移
年度 | 開催場 | 売上 |
---|---|---|
2024 | 多摩川 | 148億5,624万円 |
2023 | 芦屋 | 137億3,342万円 |
2022 | 宮島 | 145億8,571万円 |
2021 | 若松 | 188億3,271万円 |
2020 | 住之江 | 152億4,546万円 |
2019 | 福岡 | 107億7,228万円 |
2018 | 尼崎 | 89億62万円 |
2017 | 福岡 | 93億2万円 |
2016 | 尼崎 | 88億3,419万円 |
2015 | 大村 | 97億7,640万円 |
2018年頃までは90億円あたりを推移。
そうした中、新型コロナによって巣ごもり需要が高まり、2019年度の売上は100億円を突破。2020年度には前年比40%超えとなる150億円、2021年度は過去最高となる188億円を記録。
このまま伸び続けるとは思いません。ただ、SG制覇した「遠藤エミ」のような存在が現れたら、200億円の大台を超える日が来るかもしれません!
競艇が盛り上がっているのは確実!近い将来、公営ギャンブルのキング「競馬」を追い抜く可能性は十分ありそう
ボートレースオールスターの予想方法
SGボートレースオールスターの選考は主に「ファン投票」であり、本来の実力および成績とは合致しない可能性も。
その為、他のSGとは予想法を変える必要があることは覚えておきましょう!
1コースのイン逃げを過信しない
開催する競艇場によっても変わってきますが、オールスターのイン逃げは他のSGほど信頼度は高くありません。その理由は…
オールスターに出場する選手は成績上位者ばかりではないから。
もちろん、A1級で活躍している選手なので、一般戦のような実力格差はないでしょう。
しかし、A1級といっても上は8点台から、下は6点台前半と大きな開きがあります。仮にその選手らが一緒に走ったら・・説明するまでもないですね。
参考までに、2021年に若松で開催されたボートレースオールスター(3日目)の結果一覧を紹介します。
天候は荒れ気味だったものの、こんな日に勝負したって勝てる訳がない。
競艇メディアの中には「SGはインを買えば勝てる」と記載しているところもありますが、その情報は”誤り”です。SGを一括りにしてはいけません。
初日ドリーム戦&優勝戦のみイン信頼
年度 | ドリーム戦 | 優勝戦 |
---|---|---|
2024年 | 1-2-6(18.3倍) | 1-3-4(15.3倍) |
2023年 | 1-3-6(11.0倍) | 1-2-3(23.9倍) |
2022年 | 1-5-2(21.1倍) | 3-1-5(58.4倍) |
2021年 | 1-3-6(16.5倍) | 1-4-2(21.2倍) |
2020年 | 1-6-3(51.3倍) | 1-4-5(23.5倍) |
2019年 | 1-3-5(6.1倍) | 1-5-2(11.8倍) |
2018年 | 1-3-4(17.5倍) | 1-5-3(27.6倍) |
2017年 | 3-2-6(270.6倍) | 1-3-4(13.9倍) |
2016年 | 1-3-4(19.6倍) | 1-2-4(12.8倍) |
2015年 | 1-2-4(9.0倍) | 1-2-4(6.9倍) |
2014年 | 1-3-5(19.6倍) | 2-1-5(59.5倍) |
2013年 | 1-3-4(17.5倍) | 5-2-4(565.1倍) |
2013年以降の「ドリーム戦・優勝戦」の着順および配当です。
このデータから分かる通り、どちらもイン逃げはそこそこ信頼して良い数値。稀に波乱は起こっているものの、インから6~8点ほど流せばプラス収支の可能性大。
当日の天候(風・波高)を考慮する必要はありますが、手堅く勝ちたい人にとって”銀行レース”になる可能性は高いと思います。
成績上位モーターは必ずチェックすべし
「モーター勝率」だけは必ず予想に組み込んでください。特に初日、2日目までは結果に大きく影響してくるので、注目選手を調べる前にまずはモーターから確認しましょう。
モーター勝率は「競艇DB」というサイトですぐに調べられます。
- 競艇DBの「場別データ」にアクセス
- 調べたい競艇場をタップ
- 「モーター成績一覧」をタップ
全モーターの「出走数・勝率・1着率・連対率・優出回数・優勝回数・展示タイム」を確認できます。
また、項目をタップすることで並び替えることもできるので、1着率や2連対が高いモーターを一発で探すことが可能です。
モーター勝率は「2連対率」を重視
最も重視すべきは個々の実力です。
ただし、SGともなれば実力が拮抗するレースは多く、直線や旋回時に”モーター性能の差”が顕著に現れます。
当然、乗る選手によっても成績は変わりますが、それ込みでも十分参考になるデータと言えるでしょう。
- 成績下位者が上位モーターなら一発あり?
- 成績上位者が上位モーターなら鬼に金棒
他にも様々な見方をすることができ、知って損することは1つもなし。
とはいえ、オールスターに出場する選手はモーター整備もピカイチの選手ばかり。下位モーターでも仕上げてくる可能性が高いため、節間の成績は必ずチェックするように。
まとめ
SGボートレースオールスター(笹川賞)は、グランプリに次ぐ一大イベント!
他のSGではなかなか見れない選手が出場したり、推しの選手を応援できるなど、オールスター特有の楽しみがあります。
レース観戦しているだけでも満足度の高い祭典ですが、どうせならお金も増やしたいですよね(笑)今回説明したことは必ず活きると思うので、共にガッポリ稼いじゃいましょう!
コメントお待ちしてます!