「優勝戦のみ舟券勝負」したら勝つことはできるのか?結論からお伝えすると…
優勝戦はガチで勝てます。
その理由と根拠について、過去1年間のデータを基に解説していきます。
競艇のレースは、通常6日間ほどの日程で開催。6日だと仮定した場合、5日目に優勝戦メンバーが決まり、最終日の12Rで1着になった選手が優勝となります。
当然、予選で好成績を残さないと準優に出場できず、さらにはその戦いで2着以内にならないと優出はできません。

だったら、実力やモーター機力が予想しにくい予選より、成績上位者で競い合う優勝戦の方が簡単じゃないか?
そうした疑問をスッキリさせるためにも、1年分の優勝戦データを検証することに。
ぶっけちゃ、検証内容を考えるだけで超面倒です。ただ、ネット上には参考文献がなかったので、当サイトの読者だけに有益情報をお届けしたいと思います!
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とりあえず5レースほど試し、あなたの目で凄さを実感してください!
優勝戦(880レース)の出目・配当
検証に用いた優勝戦データから紹介します。
- 2022年7月~2023年6月の880レース
- SG:9レース(グランプリ・グランプリシリーズ含む)
- G1:37レース
- G2:10レース
- G3:60レース
- 一般戦:764レース
出目の出現率・平均配当
- 1位 :1–2–3(11.20%)
- 2位 :1–3–4(6.26%)
- 3位 :1–2–4(6.14%)
- 4位 :1–2–5(5.54%)
- 5位 :1–3–2(5.42%)
- 6位 :1–4–2(4.57%)
- 7位 :1–4–3(3.85%)
- 8位 :1–3–5(3.73%)
- 9位 :1–3–6(3.37%)
- 10位:1–2–6(3.13%)
- 11位:1–4–5(3.13%)
- 12位:1–5–2(2.65%)
- 13位:3–1–5(1.68%)
- 14位:1–4–6(1.68%)
- 15位:1–5–3(1.56%)
- 16位:1–5–6(1.32%)
- 17位:2–1–5(1.32%)
- 18位:1–5–4(0.96%)
- 19位:3–2–4(0.96%)
- 20位:2–3–1(0.96%)
880レース中、出現率1位「123」は93回、次いで「134」が52回、「124」が51回。また、1~10位は全てイン逃げで決着しており、全て足すと全体の53.3%を占めます。
ちなみに、上位10通りの平均配当がこちら。
順位 | 出目 | 平均配当 |
---|---|---|
1位 | 1-2-3 | 7.1倍(3.3~22.1倍) |
2位 | 1-3-4 | 13.4倍(6.0~34.3倍) |
3位 | 1-2-4 | 8.8倍(4.3~24.3倍) |
4位 | 1-2-5 | 15.1倍(6.0~31.5倍) |
5位 | 1-3-2 | 11.3倍(3.7~31.3倍) |
6位 | 1-4-2 | 20.0倍(7.1~92.4倍) |
7位 | 1-4-3 | 20.8倍(9.7~33.9倍) |
8位 | 1-3-5 | 17.8倍(6.6~40.9倍) |
9位 | 1-3-6 | 36.0倍(13.9~62.4倍) |
10位 | 1-2-6 | 26.5倍(9.2~61.8倍) |
優勝戦は成績上位順に並ぶため、特に「1-2-34」の出目から買われるケースが多いです。
ただ、出現率を確認すると「1-3-4」が2位。平均配当も比較的高いので、この情報を把握しておくだけで有利に戦ることができるかも。



「1-3-4」の出目がこんなに出現していたのは、本当にビックリしました。
全場のイン逃げ率&万舟率
該当数 | 割合 | |
---|---|---|
イン逃げ率 | 560レース | 67.46% |
万舟率 | 150レース | 18.07% |
予選を含めた全国24場1コース1着率の平均値は「57.45%」。
この数値を見れば分かる通り、優勝戦のイン逃げ率は平均より10%ほど高いことが分かります。
次に「万舟率」について。他サイトで参考になる情報があったので、まずは以下のデータからご覧ください。
1位:戸田競艇(20.39%)
出典:万舟率の高い競艇場ランキング
2位:びわこ競艇(19.42%)
3位:鳴門競艇(19.29%)
4位:多摩川競艇(18.88%)
5位:平和島競艇(18.76%)
6位:桐生競艇(18.57%)
7位:丸亀競艇(18.47%)
8位:江戸川競艇(18.30%)
9位:浜名湖競艇(18.38%)
10位:常滑競艇(18.17%)
優勝戦の万舟率が「18.07%」に対して、上記10位の競艇場はより多く万舟が発生しています。とはいえ、もう少し低いと思っていたので、あまり参考になるデータとは言えず…
ただし、次項のデータを見れば”万舟率が低くならない理由”を納得できると思います。
優勝戦のイン逃げ率&万舟率
イン逃げ率 | 万舟率 | |
---|---|---|
桐生競艇 | 77.8% | 13.9% |
戸田競艇 | 65.9% | 19.5% |
江戸川競艇 | 42.4% | 27.3% |
平和島競艇 | 57.6% | 33.3% |
多摩川競艇 | 70.3% | 18.9% |
浜名湖競艇 | 64.9% | 10.8% |
蒲郡競艇 | 77.8% | 11.1% |
常滑競艇 | 64.3% | 9.5% |
津競艇 | 64.3% | 21.4% |
三国競艇 | 55.6% | 30.6% |
びわこ競艇 | 60.7% | 21.2% |
住之江競艇 | 71.4% | 17.1% |
尼崎競艇 | 77.1% | 14.3% |
鳴門競艇 | 58.3% | 13.9% |
丸亀競艇 | 69.7% | 12.1% |
児島競艇 | 70.6% | 29.4% |
宮島競艇 | 73.1% | 16.2% |
徳山競艇 | 73.5% | 14.7% |
下関競艇 | 90.6% | 3.1% |
若松競艇 | 67.6% | 10.8% |
芦屋競艇 | 72.7% | 18.1% |
福岡競艇 | 71.9% | 18.8% |
唐津競艇 | 53.1% | 31.3% |
大村競艇 | 70.3% | 18.9% |
優勝戦は猛者が集うレース。したがって、必然的にイン逃げとなる確率は上がり、万舟発生率は自ずと下がります。
そのうえで、私が基準としているのは…
- イン逃げ:70%以上
- 万舟率:15%以下
優勝戦のイン逃げ率が70%以下の場で勝負するメリットはなし。さらに、万舟率が15%以上の場合も、わざわざ優勝戦を狙う意味がなくなってしまいます。
1年程度の検証数では100%信頼できるデータとは言えませんが、できればどちらもクリアしている競艇場を選びましょう。



手堅い勝ちなんていらねぇ!万舟しか魅力を感じない!という方は以下の記事をどうぞw


グレード別のイン勝率・平均配当
グレード | イン逃げ率 | 平均配当 |
---|---|---|
SG(9) | 66.7% | 3,110円 |
G1(37) | 64.9% | 6,180円 |
G2(10) | 80.0% | 6,300円 |
G3(60) | 68.3% | 9,350円 |
一般戦(714) | 67.5% | 8,250円 |
グレード別のデータはそもそもの分母が少ないので、あまり参考にしなくて大丈夫です。
前づけレースのイン勝率・平均配当
- 前づけの割合:15.66%
- イン逃げ成功率:36.9%
- 平均配当:12,100円
現代のボートレースファンにおいて、優勝戦の「前づけ」には賛否あるでしょう。
しかし、前づけが当たり前の時代の選手にとっては、少しでも有利な内側を獲るのは自然なこと。その為、率先してコース取りする選手ほとんどがベテラン勢といった状況です。
余談はこの辺にして、前づけのレースデータは予想にかなり活かせそう。枠なり進入よりイン勝率は半分程度になり、平均配当も1.5倍ほど上がる。
本命党・穴党どちらにとっても覚えておいて損はないはず!


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競艇の優勝戦は銀行レース!予想方法や注意点
優勝戦は「銀行レース」と呼ぶにふさわしい存在ですが、1つだけ残念なお知らせがあります。それは…
大きな回収を望めないこと。
私が推奨する買い方は「バチバチ当ててプラス収支にする」方法なので、一撃で回収率500%以上を求める競艇ファンには向いていません。



競艇初心者の方は、以下の記事で最低限の知識は身につけておきましょう!


優勝戦は「イン逃げ・オッズ変動」にメリットあり
優勝戦をおすすめする理由は2つあります。
- 信頼できるイン戦が多い
- 一般戦と比較してオッズ変動が少ない
信頼できるイン戦が多い


優出した選手は、予選で得点率18位以内に入り、準優勝戦で上位2着になった選手。当然、ペラ調整を完璧に仕上げ、万全の状態で挑んできます。
もちろん、優勝戦以外のレースでも信頼できるイン戦はあります。
しかし、選手の勝率や直近数レース分のデータしかなく、自分自身が納得する予想をするのは難しいレースが多いです。
その点、優勝戦はほぼ情報が揃ったレース。
予選・準優と走ってきているので、スタートで大きく凹むことはまず考えにくい。そして、イン逃げに欠かせないカド受け(3コース)を心配する必要もなし。
これだけ予想のしやすいレースは優勝戦以外にないと断言できます。
一般戦と比較してオッズ変動が少ない
一般戦などと比較して、優勝戦の投票売上は倍増します。その為、ちょっとぐらい高額ベットをしても”オッズ変動”はせず、締切時にガッカリする可能性が低いでしょう。
特に「高額ベット者」にはメリットが大きくなるので、万張りしかしない人なら優勝戦向きかも。


的中率重視の予想法や買い方のコツ
順位 | 出目 | オッズ幅 |
---|---|---|
1位 | 1-2-3 | 330~2210円 |
2位 | 1-3-4 | 600~3430円 |
3位 | 1-2-4 | 430~2430円 |
4位 | 1-2-5 | 600~3150円 |
5位 | 1-3-2 | 370~3130円 |
6位 | 1-4-2 | 710~9240円 |
7位 | 1-4-3 | 970~3390円 |
8位 | 1-3-5 | 660~4090円 |
9位 | 1-3-6 | 1390~6240円 |
10位 | 1-2-6 | 920~6180円 |
上記データは、優勝戦880レースで最も多く出現した出目と、そのレースのオッズ幅です。
ガチガチの人気どころで決まると10倍を切るオッズ。しかし、強者揃いのレースだからこそ、ちょっとした隙があればどのコースからでも舟券に絡んできます。
ちなみに、上記10通りで買い目全体の5割を超え、イン逃げ信頼度の高いレースに絞れば20%程度の上積みは可能だと思います。
優勝戦攻略のコツは「回収率より的中率を重視」すること。
仮に本命筋で決着したら少しの利益でOK。2,3着が荒れてくれた時に回収率を底上げし、短期ではなく中長期的な勝ちを目指しましょう。
的中率を上げるための出目買い
- 1着はインコースのみ
- 2着は内側3艇(2,3,4コース)
- 3着は総流し
「優勝戦専用の出目買い」となるため、それ以外では流用しないでください。
的中率を考えるなら「イン逃げ」以外の軸は不要。2着目は点数を考慮し、出現率上位を占める「2,3,4コース」。3着目はヒモ抜けがないように総流しをおすすめします。
点数は増えてしまうものの、2着目の「5コース」は妙味あり。なぜなら、1-5ラインは買い目全体の6.5%を占め、平均配当は4,100円と高いから。
出目 | 出現率 | オッズ幅 |
---|---|---|
1-5-2 | 2.65% | 840~6,650円 |
1-5-3 | 1.56% | 1,420~8,120円 |
1-5-4 | 0.96% | 2,600~7,770円 |
1-5-6 | 1.32% | 1,380~14,380円 |
- 「1-234-全」12点
- 「1-2345-全」16点
イン逃げ本線として考えれば、12点は多い方です。また、16点になるとトリガミリスクが増加するので、その点を考慮しつつ舟券の組み立てをしてください。



私はトリガミ上等の均等買いをしてますが、ガミるのが絶対に許せない方は「資金配分」をしましょう!
イン勝率の高い競艇場を選ぶ
的中率を高めるためには「レース選び」が最重要課題となります。
いくら優勝戦とはいえ、実力のみでイン逃げできるほど競艇は甘くありません。様々な要因によって逃げるのが困難になるケースもあるのです。
その要因となるのが、逃げることに適した競艇場かどうか?
イン勝率の最上位と最下位では倍以上も差があるので、逃げやすい競艇場を覚えておくと必ず予想に活かせるはずです。
過去データでイン勝率7割超えの競艇場
ランクS | 下関競艇(90.6%) 桐生競艇(77.8%) 蒲郡競艇(77.8%) 尼崎競艇(77.1%) 徳山競艇(73.5%) |
ランクA | 宮島競艇(73.1%) 芦屋競艇(72.7%) 福岡競艇(71.9%) 住之江競艇(71.4%) 児島競艇(70.6%) 多摩川競艇(70.3%) 大村競艇(70.3%) |
上記は”優勝戦のみイン勝率”なので、一般戦と混ぜて利用しないように。
また、参照しているデータはあくまで1年分のみ。当記事のデータ更新は定期的に行っていきますが、ご自身でも直近データの確認するとより精度を上げられると思います。



インコース勝率の総合データを知りたい方は、以下の記事が参考になります。


前づけレースは絶対に手を出さない
- 前づけの割合:15.66%
- イン逃げ成功率:36.9%
- 平均配当:12,100円
前づけとなったレースは上記の通り。
イン勝率は40%を下回る低水準となっており、出目も規則性がなく難解な予想が求められます。
こんな難しいレースに資金投じていたら勝利から遠のくばかり。特大万舟を狙いたい気持ちは分かりますが、その感情を抑えられないうちは養分のままですw
たまに良い思いをすることができても、ほぼ間違いなくツケが回ってくることになります。


まとめ



優勝戦に限定して勝負するのはいいけど、レース数が少なくて我慢できないかも…
優勝戦は1つの大会に1度しかないので、常に舟券を買いたい人にとっては微妙かもしれません。
ただ、優勝戦だけでも年間880レース前後あり、単純計算すると1日に2.2回どこかしらの競艇場で開催されています。決して十分量ではないものの、投資を抑制できて効率的な気がします。
これだけは言っておきますが、競艇で勝ち組の人たちは厳選したレースしか買いません。
要は「自信がないレースを見できる」ことこそ、プラス収支を維持できる条件なんです。
まぁ、この記事を読んでいる競艇ファンの9割は我慢できないはず。でも、1割の人間になれれば、勝てるギャンブルになると思いますよ!
コメントお待ちしてます!