チャレンジカップ終了時点の賞金ランキングは11位(9546万円)とし、自身初となるグランプリ決定戦への出場権を獲得。
多摩川開催のSGボートレースオールスター。
初日から圧巻の走りを続け1位で予選通過。優勝戦は好スタートからイン戦を押し切り、初優出にしてSG初制覇。
5000番台初、そして23歳0ヵ月でのSG優勝は、服部幸男・今村豊・貴田宏一に次ぐ”史上4番目”の若さ。
今最も期待されている若手レーサーの1人「定松勇樹」。
養成所時代から圧倒的な実績を残し、あの峰竜太から「10年に1度の逸材」と太鼓判を押されるほどの実力者。
2024年5月には”5000番台初&23歳0ヵ月”でSG制覇を達成。誰もが認めるトップレーサーとなった今、師匠に次ぐグランプリ制覇は目の前かもしれません。
そんな定松勇樹について、SG優勝までの道のりをはじめ、師匠・年収・愛車・彼女など全てを深掘りしていきます。
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定松勇樹とは?
定松勇樹は、2019年にデビューした125期生のボートレーサー。
福岡県出身ながら、憧れの「峰竜太」を追い求めて佐賀支部に所属。そして現在、峰チルドレンとしてルーキーとは思えない活躍を見せています。
定松勇樹の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 定松勇樹(さだまつゆうき) |
登録番号 | 5121(125期) |
生年月日 | 2001年5月2日 |
身長/体重 | 167cm/53㎏ |
血液型 | A型 |
出身地 | 福岡県 |
所属支部 | 佐賀支部 |
定松勇樹の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
ボートレーサーのきっかけは父親
定松勇樹がボートレーサーを志したきっかけは、競艇好きだった父親の影響。
父親が自宅でテレビ観戦していた年末グランプリを見た頃から、興味を示すようになったそうです。そして、実際に福岡競艇で生のレースを観戦した際…
「初めて生で見てカッコ良かった。ずっとスポーツをしていて乗り物も好きだったから、自分にピッタリだなと思った」
このようにインタビューで語っています。そして、中学3年生から養成所の試験を受けはじめ、4度目の受験で合格。晴れて養成所への入所を果たします。
125期の養成所チャンプに輝く
卒業記念競走において優勝を果たし、125期の養成所チャンプに輝いた定松勇樹(当時18歳)。
厳しい訓練を耐え抜いた男子22名、女子6名の中でNo.1となっただけでなく、リーグ戦での成績も圧倒的な戦績を記録。
- 勝率:7.81
- 2連対率:66.6%
- 優出:6回
- 優勝:5回
卒業記念競走の優勝戦では、インから好スタートを切って独走状態。ただ、3周1マークでキャビるシーンもあり、かなり緊張した中で勝ち取った優勝だったらしい。
実は、養成所チャンプになる約1年前、父親をがんで亡くしています。優勝する姿を見せられなかったのは残念だったとはいえ、最高の形で恩返しできのではないでしょうか。
同期(125期)で期待される選手
125期で真っ先にA級昇格した選手は、定松勇樹と砂長知輝の2名。現在は定松の活躍が目立っていますが、ビッグレースで戦える同期も多数在籍しています。
「野田なづき」に関しては、見た目の可愛さで男性人気はトップクラス。近年は成績も急上昇しているので、大山千広のような女子レーサーになる素質あり!
野田選手をはじめとした「美人レーサー」を紹介しています。気になる方はぜひw
師匠は艇界のスター「峰竜太」
定松勇樹の師匠は、艇界No.1といっても過言ではない「峰竜太」。
福岡出身なら福岡支部に所属するのが通例。しかし、憧れの峰竜太を追い求め、養成所に入所する時に”佐賀支部”で出願登録。卒業してすぐ弟子を志願しました。
他支部のレーサーに弟子入りすることはよくありますが、定松勇樹のような例は極めて稀なケースです。
握って回るレースが武器なので、峰さんのような豪快なターンができる選手になりたい。
こう話しているように、それほど峰竜太への憧れが強かったのでしょう。
峰軍団の一員(峰チルドレン)
参考までに、峰竜太の弟子(峰チルドレン)は現在7人。そして、孫弟子も含めると総勢13人の大所帯となります。
選手名 | 師匠 | 登録期 |
山田康二 | 峰竜太 | 102期 |
上野真之介 | 峰竜太 | 102期 |
高田明 | 峰竜太 | 107期 |
安河内将 | 峰竜太 | 111期 |
横田貴満 | 上野真之介 | 119期 |
牧山敦也 | 山田康二 | 120期 |
安河内健 | 峰竜太 | 122期 |
末永和也 | 上野真之介 | 124期 |
野田なづき | 峰竜太 | 125期 |
定松勇樹 | 峰竜太 | 125期 |
常住蓮 | 山田康二 | 126期 |
小玉啓太 | 山田康二 | 131期 |
安河内鈴之介 | 末永和也 | 133期 |
その中でも、峰から”10年に1度の逸材”を言われている「定松勇樹」は別格なのでしょう。
「峰竜太 VS 弟子」唐津ドリーム戦
2021年8月7日に夢のドリーム戦「峰竜太 VS 弟子」が開催。
結果は順当に峰1着、山田2着となりましたが、3着に入った定松のターンにファンたちは騒然。1マークでまくりにいかず、差しに切り替えた判断能力の高さはヤバいの一言です。
それと、1周2マークのモンキーなんて峰にそっくり(笑)いつしか峰を負かして優勝…なんて日が来るかもしれませんね。
2年連続(23年・24年)でトップルーキーに選出
- 登録6年以内
- A1級レーサー
- 勝率上位の者から選出
将来を有望視された若手しか選出されない「トップルーキー」において、定松勇樹は”2年連続勝率トップ”で選出されています。
トップルーキーに選出されると、G1およびG2への積極的な斡旋の優遇。また、メディア対応やファッションなどを学べる講習会に参加することができます。
過去に選ばれた選手は上位層で活躍しているので、定松も同じような実績を残すのはほぼ間違いないかと。
定松勇樹の年収・愛車・彼女など
ここからは定松勇樹のプライベートについて。気になる年収や所有している愛車などを紹介していきます。
直近の推定年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 40,230,000円 | 95位 |
2022年 | 23,320,000円 | 397位 |
2021年 | 18,970,000円 | 541位 |
2020年 | 5,670,000円 | 1445位 |
2019年 | 470,000円 | 1590位 |
”覚醒年”といっても過言ではない2023年。特に難水面として知られる江戸川で大活躍し、昨年の倍近い賞金を荒稼ぎました。
この前デビューしたルーキーが年収4000万円。そりぁ、一般人には手の届かない高級車を買ったり、調子に乗った発言しちゃいますよねw
愛車は1000万円超えの「ポルシェ カイエン」
定松勇樹が所有していると思われる愛車は「ポルシェ カイエン」。
ソースは本人が投稿したツイート(上記画像)で、夕焼けを撮影した風景と共にアップされていました。
この写真だけだとグレードまでは判別できませんが、一番下のグレードだったとしても新車価格は1,000万円オーバー。仮にターボとかであれば2,000万円を超える超高級車ですw
さすがにハイグレードのカイエンではないと思いますが…。にしても、20歳前後でポルシェに乗っているとは羨ましい限り。
オールスターの優勝賞金は4200万円。それを元手にさらなる高級車を購入しそうw
定松勇樹の結婚・彼女候補は…
定松勇樹の交際相手であっても何らおかしくない女子レーサー。それは、やたら一緒にいることの多い「野田なづき」ちゃん。
同期・同支部の近しい関係性であり、師匠も同じという環境。その為、一緒にいる機会が多いだけの可能性はありますが、それ込みでも公私に渡って”仲良すぎ”のような。
地元が近くて同じ師匠に教わり、艇界No.1との呼び声高い絶世の美女。これほど条件が整った彼女は他にいない気がします。
見当違いだったとしても、選手同士の結婚率はかなり高い業界。23歳でSGレーサーになった定松には大勢の女子レーサーが押し寄せることでしょうw
もう一度だけ言います。上記は100%憶測ですからね。
定松勇樹のSNS(ツイッター・インスタ)
定松勇樹が運用しているSNSを紹介します。
ツイッター(@sada_5121)
ツイッターを開設したのは、ボートレース養成所を卒業した数日後。養成所内にはスマホを持ち込めないので、卒業する日を待ちわびていたのかもw
プロ選手となった頃から現在までの写真がアップされています。
師匠(峰竜太)などと一緒に映っている写真もあるので、気になる方はフォローしておきましょう!更新頻度はそこまで高くありませんが…。
インスタグラム(sada.5121)
インスタグラムでは、同期との集合写真をはじめ、プライベートで楽しんでいる写真などを楽しむことができます。
ツイッター同様、更新されるのは月に数回ですが、競艇ファンならフォロー必須です!
デビューから現在まで成績
定松勇樹のデビュー戦から、初優勝までの道のりを紹介します。それぞれの水神祭は以下の通りです。
- 初出走:2019年11月2日(唐津)
- 初勝利:2020年6月28日(唐津)
- 初優出:2021年2月4日(若松)
- 初優勝:2022年9月14日(下関)
- SG初優勝:2024年5月26日(多摩川)
デビュー戦は2019年11月2日(唐津)
ボートレーサーとしてデビューしたのは、2019年11月に地元唐津で開催された一般戦。
6コースからコンマ40と出遅れるスタートとなり、結果は5着。2走目以降も「545F5」と惨敗に終わり、養成所チャンプとしてはあまり喜べない結果に。
初勝利は2020年6月28日(唐津)
デビューから約半年後の2020年6月28日。唐津で開催された一般で悲願の初勝利を果たします。
2日目までの3走を「436」とまずまずの走りを見せ、迎えた3日目の第1レース。インコースにはA2級「中越博紀」が座り、本番では6コース(5号艇)進入となります。
向かい風3mでイン有利となる中、定松はコンマ11の好スタート。4,5コースが凹んだところをまくっていき、さらにはスロー3艇がごちゃつく展開をついて最内差し。
見事なまくり差しが決まって待ちに待った水神祭を迎えます。
展開に恵まれたとはいえ、1マークで魅せた優れた状況判断!この節は「4361653」と新人とは思えない成績を残しました。
初優勝は2022年9月14日(下関)
デビューから約3年が過ぎた2022年9月14日。下関で開催された「ルーキーシリーズ」において、ようやく初優勝を果たす瞬間がやってきます。
平凡機だったモーターを仕上げ、初日から「32115241」にまとめ予想を4位で通過します。
準優勝戦はトップルーキーにも選出された「黒野元基」のイン戦。5コース中野夢斗のフライングにより大波乱となりかけたものの、なんとか2着に入って優出を決めます。
初優勝が懸かった優勝戦のメンバーはこちら。
定松勇樹は4コース進入。今節の成績から内側3艇が凹むことはほぼ期待できず、1着になるのはかなり難しい状況。
実際、本番でのスタートタイミングは、ほぼ全艇がSG並みの0台スタート。
これだけスタートが揃うと普通ならイン逃げが決まって終了でしょう。しかし、定松はこうなることを予見していたのか、伸び特化仕様の「チルト2度」に変更していたのです。
この変更が功を奏して、スリット通過後に爆伸び!内側3艇を置き去りにする形でまくりが成功し、そのまま独走状態で念願の初優勝を果たしました。
いやぁ、レース映像を何度見ても惚れ惚れするスタート、そして全速まくり。
優勝戦のみチルトを跳ね、コンマ05のスタートを切れるなんて凄すぎる。準優までの出足とは全く違うので、それをバッチリ合わせられるのはまさしく天才。
これほどの走りをできる定松勇樹が、優勝するまで3年近くかかったことが不思議でなりませんw
師匠、そして亡き父へ捧ぐSG制覇
強いルーキーであったのは周知の事実ですが、こんなにも早くSGタイトルを獲ってしまうとは…
2024年5月、昨年に続きファン投票30位(3249票)で選出された第51回ボートレースオールスター。
初戦を2コース差しで勝利し、翌日以降も安定した走りで予選1位通過。準優は瓜生正義・松井繫らが構えるそうそうたる顔ぶれでしたが、好スタートからイン速攻を決めて1着。
レース前に実施された優出者インタビューでは以下のように話しています。
【#ボートレース多摩川 #第51回オールスター #優勝戦】#優勝戦出場選手インタビュー
— スポニチボートレース (@sponichiboat) May 26, 2024
1号艇 #定松勇樹#師匠の夢 #亡き父の夢 pic.twitter.com/Usap4RNCrI
優勝するつもりで来ましたし、挑戦者って気持ちもあるので、気持ちだけは負けないように優勝戦いきたい。
弟子がSG獲るとこ見たいって竜太さんの夢でもあり、自分父親が亡くなったんですけど、SG優勝が夢だったと思うので、ここで絶対に優勝して帰りたいと思う。
そうした意気込みで挑んだ優勝戦。
定松以外は全員がSG優勝経験あり。また、SG優勝戦でフライングしてしまった場合、以下の厳しすぎる罰則が待ち受けている一戦。
優勝戦のフライングは、斡旋が決まっているレース終了後、SGレース24ヵ月間、G1レース12ヵ月間出場できない(グランプリ含む)。
そんな中、プレッシャーを微塵も感じさせないスタートを決め、他艇を寄せ付けない完璧なターンでイン戦を押し切って1着でゴール。
デビューから僅か4年6ヵ月、3度目のSGにして初優出・初優勝を達成しました。
5000番台初&歴代4番目の若さ
- SG初優勝
- SG初優出 ※G1なし、G2優出1回
- 5000番台初➝5121
- 21世紀生まれ初➝2001年5月2日
- 峰竜太の弟子初
定松勇樹のSG制覇は初もの尽くし!
様々なメディアで”5000番台”についての情報を見かけますが、当然ながら定松勇樹のSG初制覇は5000番台初。2001年以降に生まれた”21世紀レーサー”としても初を快挙です。
そして、記録は更新できなかったものの、23歳0ヵ月でのSGVは今村豊・貴田宏一に次ぐ史上4番目の若さ。
順位 | 選手名 | 年齢(SG競争) |
---|---|---|
1位 | 服部幸男 | 21歳9ヵ月(ダービー) |
2位 | 今村豊 | 22歳4ヵ月(オールスター) |
3位 | 貴田宏一 | 22歳11ヵ月(メモリアル) |
4位 | 定松勇樹 | 23歳0ヵ月(オールスター) |
5位 | 岡崎恭裕 | 23歳4ヵ月(オールスター) |
6位 | 山崎智也 | 23歳7ヵ月(ダービー) |
※SG最年少優勝の記録保持者は、21歳9ヵ月でダービーを制した服部幸男。
ちなみに、1997年ダービで「山崎智也」がランクインして以降、岡崎恭裕が更新するまで13年。それから14年後の2024年5月、定松勇樹の名前が刻まれることに。
23歳になりたてでSG覇者の仲間入り。ひょっとしたら師匠を超える逸材なのかも。
グランプリ制覇を期待させるレース映像
最高峰のSG競争「グランプリ制覇」を期待してしまうレースがこちら。
前づけされたら100倍返し
2度もSGを制している「深川真二」をまくり差しで打ち負かしたレース。
時折見せる「まくり・まくり差し」の技術は、SG常連のレーサーさえ飲み込んでしまうほど。それと、1マークで魅せる多彩な攻め方も、将来を彷彿させる魅力があります。
5コースからヤバすぎるまくり差し
SGレーサー「深谷知博・篠崎元志」らを、5コースから豪快にまくり差したレース。
トップスタートを決めるなどして優位な状況ならまだしも、このレースのスリットはほぼ同体。しかも、勝った相手を考えれば、定松勇樹がいかにヤバいのか理解できるはず。
並みの選手じゃ残せない全速ターン
1着には届かなかったものの、1周2マークで神ターンを魅せたレース。
1マークで峰にイン逃げを決められ、2着は上野真之介でほぼ出来上がった状態。と思いきや、2マークで上野を沈める全速ターンが炸裂!並みの選手なら膨らんで後着するターンでしょう。
競艇最高峰のSGでイン逃げ&まくり
SG初出場となった2023年のオールスター。
不甲斐ない結果が続いていた中、絶好の1枠で迎えた4日目。ほぼSGレーサーを相手にコンマ01のスタートを決め、インから押し切ってSG初勝利。
さらに翌日、松井繁のイン戦。内が凹んだ展開をつき、3コースから全速まくりで勝利。2日連続の1着を獲得しました。
この時、定松はデビュー4年目のルーキー。同世代トップの実力者であるのは間違いありません。
まとめ
現在の「定松勇樹」は、峰竜太が注目され始めた頃にそっくり。
どのコースからでも多彩な技を繰り出し、狙うのは1着のみ。その分、フライングや転覆は多めですが、舟券を買っている側からすると無視できない存在の1人です。
そう感じているのはボート界の人間も同じ。2022年9月に優勝した際のインタビューで、伝説のレーサー「今村豊」さんからこのような発言がありました。
ボート界を背負っていける選手だと実感した。このまま努力すれば必ずやSG戦線で活躍すると思うし、この業界を引っ張っていく選手に成長すると思う。
引用元:ルーキーシリーズ優勝者インタビュー
今村氏からは滅多に聞けないお言葉。
最後に、定松勇樹というボートレーサーがどこまで成長するのか?グランプリ制覇するその日まで、舟券を買って応援させてください!
コメントお待ちしてます!