師弟関係になった時期は不明だが、大型ルーキーとして期待される「安河内鈴之介」の師匠となった。末永は佐賀、安河内は福岡で別々の支部に所属。
2月の九州地区選手権競走でもG1初制覇を達成するなど、トップレーサーの仲間入りを果たす。賞金ランキングは自己最高の66位(4680万円)。
デビュー節に初勝利を挙げた注目のルーキー「末永和也」。
2023年2月にG1初優勝を果たし、5000番台では2人目の快挙を達成。その他にも最優秀新人に選ばれるなど、今最も期待される若手レーサー。
そんな末永和也について、デビュー前から現在までの実績を紹介していきます。また、プライベートにも触れているので、どんな選手か知らない方はぜひ最後までお付き合いください!
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末永和也とは?
末永和也は佐賀県出身、佐賀支部のボートレーサー。
養成所へ124期生として2018年に入所。圧倒的な成績を残して卒業し、デビュー節の7走目で初勝利。その後、2022年前期にA2級、2023年にA1級に昇格し、23年度のトップルーキーに選出。
末永和也の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 末永和也(すえながかずや) |
登録番号 | 5084(124期) |
生年月日 | 1999年2月16日 |
身長/体重 | 174㎝/52㎏ |
血液型 | A型 |
出身/所属 | 佐賀県/佐賀支部 |
ボートレーサー養成所の受験資格には”体重制限”があります。その為、自ずと160㎝台の選手が集まりやすく、170㎝を超える選手は高身長の部類。
そんな中、末永和也の身長は174㎝。
レースに与える影響の度合いは分かりませんが、他の選手より手足が長いことが好成績に繋がっている可能性はありそう。
最終学歴は佐賀県立唐津商業高校卒業
末永和也が卒業したのは「佐賀県立唐津商業高校」。
唐津商業高校といえば、甲子園に複数回出場するほどの強豪校。読売ジャイアンツ「坂本勇人」選手の出身校としても有名な学校です。
競艇選手を目指したきっかけ
幼少期の頃から、自宅からほど近い唐津競艇場や、お隣の県にある福岡の場に親と度々行っていたとのこと。
小さい頃から親に唐津とか福岡のボートレース場に連れて行ってもらって、身近な存在でした。当時から「かっこいい、選手になろう」と決めていました。
引用元:マクール
インタビューでは「競艇は身近な存在で、かっこいい選手になろう」と語っています。当時憧れていた選手は、福岡支部の「瓜生正義」と、福岡でグランプリを制した「吉川元浩」の2人。
ちなみに、高校生の時にボートレーサーを目指すことは決心していたようで、卒業してすぐ養成所を受験し、2度目に合格しています。
師匠は峰軍団の上野真之介
末永和也の師匠は「上野真之介」。そして、上野真之介の師匠は艇界のスーパースター「峰竜太」です。
少しややこしい関係性ですが、末永から見れば上野は師匠、峰は大師匠。逆に峰から見れば上野は弟子、末永は孫弟子にあたります。
師匠は違えど、業界で大暴れしている”峰軍団”の一員。
- 山田康二(4500)
- 上野真之介(4503)
- 高田明(4624)
- 安河内将(4734)
- 横田貴満(4949)
- 牧山敦也(4981)
- 安河内健(5026)
- 末永和也(5084)
- 野田なづき(5118)
- 定松勇樹(5121)
- 常住蓮(5142)
- 小玉啓太(5270)
峰軍団で最も輝きを放っている「定松勇樹」は、末永の1期後輩。2023年トップルーキーには2人とも選出されています。
弟子は福岡支部「安河内鈴之介」
末永和也の弟子は、福岡支部133期レーサー「安河内鈴之介」。
師弟で別々の支部というのは非常に稀。実は、安河内がレーサーを志したきっかけの存在であり、ずっと憧れのレーサーだったらしい。
そうした経緯もあって、所属した福岡支部の川上剛支部長に相談し、今回のような形になったそうです。
峰軍団の若きエースから勝ち方を学び、SGレーサーが多数在籍する福岡支部で鍛錬を積む。これ以上ない環境で成長していくので、化け物になる可能性はかなり高そう!
同期(124)の注目選手
124期で上位の成績を残している「前田翔」。末永和也とほぼ同時期に初優勝を飾り、2022年頃から急速な成長を遂げているルーキーです。
未だ優勝経験はありませんが、注目度でいえばトップクラスの「佐藤航」。ここ最近、勝利者インタビューでパチンコ「ユニコーンガンダム」を扮したモノマネが話題を呼んでいます。
見た目のかわいさと実力を兼ね備えた「高憧四季」も同期。2022年後期からA級へ昇格し、23年レディースオールスターではファン投票14位(6,827票)を獲得した期待の女子レーサーです。
124期には修了記念競走で2着の為本智也や、美人レーサー生田波美音なども在籍。
ボート界に兄弟はいない
Googleで「末永和也」と検索した際、サジェストワードに”兄弟”と出てきます。これだけ見ると「末永には兄弟のボートレーサーがいるのか?」と思ってしまいそうですが…
ボートレース界に末永和也の兄弟はいません。
おそらく、末永という名字のボートレーサーが他に2名いるうえ、兄弟でもおかしくない年齢なので、その情報が回りまわって誤認識を生んでしまったのでしょう。
末永和也の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 46,800,000円 | 66位 |
2022年 | 33,180,000円 | 161位 |
2021年 | 19,200,000円 | 530位 |
2020年 | 12,320,000円 | 954位 |
2019年 | 4,180,000円 | 1486位 |
末永和也の年収(年別獲得賞金)は上記の通り。
2022年以降は勝率を伸ばして獲得賞金が大きく増加。そして、年間7勝を挙げた2023年は、グランプリシリーズ選出まであと一歩の賞金ランキング60位台まで浮上しました。
たった5年でこれほど稼げる選手はごく僅か。控えめに言って凄すぎるルーキーですw
末永和也のSNSアカウント
末永和也は「インスタグラム」のみ開設しています。
ただ、唯一のインスタも更新頻度は激低。というか、2022年10月に投稿した優勝報告以降、一度も更新されていません。
多くのボートレーサーがやっているツイッターもないことから、SNSにはあまり興味がないと思われます。
同僚たちが関連投稿をしているので、インスタおよびツイッターで「#末永和也」と検索すればいろいろヒットします。
末永和也に彼女はいる?結婚は?
今のところ「彼女」の存在を確認できる情報はなし。
しかし、ネットで”神尾楓珠似”と言われることもあるイケメンですし、同世代の平均年収を遥かに上回る稼ぎ。彼女候補に手を挙げる女性が多数いるのは間違いないでしょう。
今やボート界でもそこそこ名の知れた選手なので、少しでも怪しい動きをすれば拡散するはず。そういった情報を発見した際、改めて報告させてもらいます。
活躍するレーサーの奥さんは芸能人並みの美人さんばかり。末永選手もそうなりそうな予感w
末永和也の強さがわかる実績
末永和也が「10年に1人の逸材」と言われる理由を解説します。これさえ見れば、注目される理由を納得できるはず。
養成所チャンプ&リーグ戦勝率1位
末永和也は124期の「養成所チャンプ&リーグ戦戦勝率1位」の成績で卒業しています。
養成所の詳細な成績は、リーグ勝率7.04、準優出4回、優出5回。優勝したのは第3戦、第4戦、修了記念競走の3回です。
別の期のデータを見る限り、チャンプ or 勝率1位のどちらか一方を達成した選手の方が割合は高め。末永のように両方獲得した訓練生は、デビュー後に活躍する確率が高い印象。
- 中山翔太(131期)
- 石渡翔一郎(130期)
- 西岡顕心(129期)
- 清水愛海(127期)
- 常住蓮(126期)
- 定松勇樹(125期)
- 末永和也(124期)
- 松尾拓(114期)
- 中田達也(113期)
- 馬場剛(112期)
- 岩瀬裕亮(106期)
- 篠崎仁志(101期)
- 田中和也(97期)
- 新田雄史(96期)
- 岡村仁(95期)
ご覧の通り、デビュー後に実績を残している選手ばかり。特に「リーグ戦勝率1位」の選手は、G1・SGで優勝しているケースが多いように感じます。
女子初のリーグ戦勝率1位となった「清水愛海」なんかはまさにそれ。
デビュー戦3着、7走目で初勝利
末永和也がデビュー戦は、2019年5月1日の唐津一般戦。
展開に恵まれたとはいえ、6コースから進入した初戦で3着に入る好走を魅せます。舟券に絡むだけでも凄いことですが、驚くべきは配当。
ド新人が3着だったにも関わらず、配当はたったの「3,100円(31倍)」。一般的に新人が舟券に絡むだけで万舟になることが多く、この程度の低配当だったのは期待の表れかと。
2走目以降も5レースで6着は2回のみ。さらに、7走目にまくり差しで初勝利を挙げてしまう快挙達成し、デビュー節は「3524666135」で終了。
初勝利に加え、2着1回、3着2回という新人離れした結果で終えています。
10年に1人の逸材と呼ばれるだけある。これほどの新人は滅多に現れません。
2023年トップルーキー選出
トップルーキーの選出条件は、選手登録から6年以内かつ前期勝率でA1級の選手。条件を満たした者から最大15名が選出され、超えた場合は勝率順で選ばれる制度。
末永和也は2023年度のトップルーキーに勝率2位で選出されました。
- 定松勇樹(佐賀)
- 末永和也(佐賀)
- 中村日向(香川)
- 澤田尚也(滋賀)
- 高橋竜矢(広島)
- 佐々木完太(山口)
- 前田滉(愛知)
- 竹下大樹(福岡)
- 中亮太(福岡)
- 安河内健(佐賀)
勝率1位で選出されたのは、同じ佐賀支部の後輩「定松勇樹」。3位は5000番台初のG1覇者「中村日向」。その他も今をトキメク若手レーサーしかいません。
トップルーキーはいわゆる艇界のエリートたち。この中から次世代のスターが登場するのはほぼ間違いないでしょう。
九州地区選で予選トップ通過&G1初優勝
2023年2月、末永和也はとんでもない偉業を達成してしまいます。
SG制覇した猛者も参戦する「G1九州地区選手権競走」において、ルーキーながら優出1号艇かつ優勝する快挙を達成。
3年ほど前に舞い降りてきた新人レーサーが勝つなんて、予想できた人はいたでしょうか?
抽選で引いたモーターは特色の薄い中堅機でしたし、通常より点数の高いドリーム戦にも出ていない。その状況下でSGレーサーたちを負かしてしまうとは…。
開催序盤から圧巻の走りを魅せる
まず、末永和也の優勝が薄っすらと感じられたのは初日のピンピン。
1走目に2コースから差して1着を獲ると、大外6コースとなった2走目も1着。決まり手は”恵まれ”となっていますが、1マークの捌き・状況判断は見事なもの。
モーターの機力や展開だけでなく、純粋に実力があったからこそ勝ち取った勝利だと思います。
予選トップ通過を懸けたレースで2着死守
3日目が終わった時点で末永和也は得点率1位。4日目1走目も5コースから2着に入り、このレース次第で優勝戦の枠番が決まる勝負駆け。
スタートは横並びとなって内側有利の展開でしたが、ターンマークぎりぎりの旋回から2号艇の内を捉えます。
2マークでは6号艇を先にまわしてから差す落ち着きを見せ、後続との差を広げて2着フィニッシュ。
これにより、G1では初の優勝戦1号艇を確定させます。
同期一番乗りのG1初優勝
絶好枠で挑んだ若松G1の優勝戦。
2号艇は最も1着を量産した「古澤光紀」、3号艇は22年グランプリ覇者「瓜生正義」、4号艇は2度のG1を制した「前田将太」、5号艇はSG5勝の「原田幸哉」、6号艇は急成長中の「高倉和士」。
艇界を代表するベテランと若手が混在した一戦で、ちょっとしたミスでも許されない相手。
ただ、末永にとって追い風だったのは「前づけレーサー(イン屋)」がいなかったこと。予選を6位タイで通過した「深川真二」がもし優出していたら、結果は大きく変わっていたかもしれません。
そうした運も味方にして迎えた最終日12R。
これぞG1優勝戦!全艇がコンマ0台のスタートを切り、末永和也もインからコンマ09でスリットを通過。
1マークはセオリー通りの展開となり、最も脅威となったのはやはり瓜生正義。3コースから全速まくりで襲い掛かり、バックストレッチでは末永を半艇身ほど先行。
艇先はかかっていましたが、2マークで差し返されてもおかしくない展開。
しかし、末永はターンマークを外さない渾身のターンを決め、それ以降は差を広げて1着でゴール。
レース後にはピットで待ち受けていた師匠「上野真之介」が号泣する姿も。
2022年10月、若松一般戦の初優勝(まくり差し)も見事でしたが、今大会はグレードレースで活躍する強豪たち。その相手に予選を1位通過し、優勝戦1号艇からイン逃げ。
紛れもなく若手トップの実力者であり、今後の重賞レースでも結果を残していくでしょう。
末永選手はこれから大化けしそうな予感。平成生まれ一番乗りのSG制覇、陰ながら応援してます!
2023年はG1含む優勝6回
開催 | 大会 | 艇番/結果 |
---|---|---|
2月 | G1若松九州地区戦 | 1号艇/逃げ |
7月 | 唐津一般戦 | 1号艇/逃げ |
8月 | 多摩川一般戦 | 5号艇/まくり差し |
9月 | 福岡一般戦 | 5号艇/まくり差し |
9月 | 唐津一般戦 | 1号艇/逃げ |
11月 | 芦屋一般戦 | 1号艇/抜き |
2023年はG1初制覇で好スタートを切りますが、3月の多摩川G1準優勝戦で痛恨のフライング。これにより、F休み明けから3ヵ月間G1・G2は出場不可に。
しかし、その逆行をものともせず、7月から調子を取り戻して11月までに年間6勝の活躍。
惜しくもグランプリシリーズの選出からは漏れましたが、11月15日時点の獲得賞金は4,100万円を超えています。
現在の調子を維持できれば、来年こそはグランプリおよびグランプリシリーズは濃厚かと。まずは2度目の重賞制覇に期待しましょう!
まとめ
同世代では「羽野直也・新開航」らに先を越されていますが、実力面では一切劣っていません。また、弟弟子たちが急成長しているので、峰軍団の兄貴分として負けられない思いは強いはず。
今後どのようなレーサーになっていくのか?これからも絶品のまくりに期待し、厚張りで応援するつもりです。
コメントお待ちしてます!