近年、SGクラシックを制した「遠藤エミ」選手をはじめ、G1・SGといった最高峰の舞台で実績を残す女子レーサーが急増。また、見た目にも華やかな選手が増え、一昔前とは違ったファン層が増え続けています。
そうした中、注目したい女子レーサーの1人が「倉持莉々」。
水球元日本代表に選ばれるほどの実績を持ち、美人ボートレーサーとしても人気を集めています。ここ最近はレーサーとしての活躍も目覚ましく、今後のボート界を牽引する存在と言えるでしょう。
そんな倉持選手について、デビュー当時から現在に至るまで、実際に起こったことを時系列で紹介しようと思います。これさえ読めば「倉持莉々の魅力」を理解できるはず。
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倉持莉々とは?
倉持莉々とは、2014年にデビューした茨城県出身のボートレーサー。学生時代に励んでいた水球では日本代表まで上り詰め、ジュニアオリンピックで優勝、優秀選手賞を獲得するほどのアスリート。
趣味はゴルフ。本人だけでなく家族全員が根っからのゴルフ好きで、多い時は週に3回ほどコースを回っているとのこと。
実際にプレイしている動画を見る限り、ゴルフもかなりお上手な様子。私の周りにはこれだけ振れる女性はほとんどいませんw



倉持莉々の公式プロフィール
公式画像 | ![]() ![]() |
名前(なまえ) | 倉持莉々(くらもちりり) |
登録番号 | 4825 |
生年月日 | 1993年10月1日 |
身長・体重 | 167cm・51kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 茨城県 |
所属支部 | 東京支部 |
倉持選手って身長167cmもあったんですね!男子でも160cm前半の選手が多いので、女子レーサーの中ではかなり高い方です。この高身長、水球で鍛えた肉体があるからこそ、男子に負けないターンが可能なのかも。
それにしても、ファッション雑誌に出てきそうなモデル体型。こりぁ、男性ファンたちがほっておく訳ないよな…



競艇選手の前は水球元日本代表
競艇には「スポーツ推薦試験制度」があります。超難関として知られるボートレーサー養成所ですが、過去にスポーツで活躍した実績があると入学しやすくなる精度です。
中学生で全国制覇、高校生で日本代表選出、さらにJOCジュニアオリンピックで優勝かつ優秀選手賞を獲得。これほどの実績があれば推薦枠に入るのは間違いなく、1次試験は免除されたものと思われます。
そして、無事一発で合格し、111期生として養成所に入学するはずでしたが…
難病(血液のがん)が見つかり入学を1度断念
養成所へ入所する1週間前、体調に異変を感じて診察を受けると、思いもよらない病気が発覚。
病名は「ホジキンリンパ腫」。悪性リンパ腫の一種で、いわゆる”血液のがん”です。
ホジキンリンパ腫は、リンパ球のがんである悪性リンパ腫の種類の1つで、白血球の中のリンパ球ががん化する病気です。日本で発生する悪性リンパ腫全体のおよそ5%を占めます。
出典:がん情報サービス
この診断を受けたのは、平均倍率40倍の試験を合格し、1週間後に入学することが決まっていた時期。このタイミングで発覚したことに加え、ホジキンリンパ腫がどんな病気なのか知った時は泣き崩れたといいます。
それもそのはず、日本人が発症するケースは少なく、抗がん剤による治療が必要。しかも、がんの進行度合いはステージⅣという状況。
現在、ホジキンリンパ腫の発生原因は分かっていません。ただ、特定のウイルスが関係している可能性があるようで、水球の海外遠征時に感染してしまったのでは?と本人は話しています。
そして、辛いことに”入院”したのは入学式当日。この日から1年以上の治療期間が続くことになります。
きっかけでもある父親の願いを胸に再入学
精神的に病んでもおかしくない状況ですが、倉持莉々は強かった。
まず、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けると知り、入院前には丸坊主に。普通なら落ち込むところ、憧れだったロングヘアなどの髪型のカツラを買い揃え、逆にその状況を楽しんでいたそうです。
それだけではありません。本来であれば辛い治療に気がめいってしまう中、倉持莉々は常人離れした思考に行きつきます。
治療が始まってから、割とすぐに「回復したら、またやまと学校を受験しよう」と決意しました。入学できなかったからこそ悔しさが増して、以前よりも強く「絶対、ボートレーサーになりたい」と思ったんです。
出典:日刊ゲンダイ
2度目の試験も一発で合格することができ、晴れてボートレーサー養成所に入所。訓練は相当きつかったと話していますが、病気で入学できなかった悔しさが原動力となったようです。



師匠は東京支部の飯山泰(3940)
倉持莉々の師匠は、同じ東京支部の「飯山泰」選手。3度のG1制覇含む通算45勝以上しており、2001年~2017年まで全ての年で優勝を逃さなかった敏腕レーサー。
そんな師匠から「一走一走も大事だけど、節間で自分がどう頑張るのか。一節間で考えていけ」といった心構えを叩き込まれます。その教えもあって、6着だったとしても次1着取ればいいや!と、切り替えができるようになったとのこと。
そういったメンタル面に加え、プロペラについても教えてくれる最高の師匠。本人曰く「飯山さんといたらポジティブになれる」と語っています。
倉持莉々のSNS(インスタ・ツイッター)
倉持莉々選手は「インスタ・ツイッター」をアカウントを開設しています。ただ、ツイッターはごく稀に更新する程度で、ファンの方がチェックするならインスタがおすすめです。
同僚の美人レーサーをはじめ、同期の「羽野直也」選手などイケメンと撮影した写真も。仕事の写真はあまりアップしないと話している通り、貴重なオフショットを楽しむことができます!
倉持莉々は彼氏いる?結婚歴は?
倉持莉々って結婚したの?Σ(‘◉⌓◉’)
— しげーる。 (@sh1geru2535) July 1, 2019
以前、上記のようなツイートをちらほら拝見したので、掲示板やSNSなどありとあらゆる情報を検索してみました。その結果…
「倉持莉々の結婚は噂にもなっていない」ようです。
まぁ、情報が表に出ていないだけで、小野生奈選手のように突然発覚するケースも考えられますが(笑)いずれにせよ、今のところ倉持選手に結婚はおろか、彼氏情報さえないのでご安心を。
倉持莉々の師匠&114期同期レーサー
倉持選手が属する114期は「華の期」といっても過言ではない顔ぶれ。その中でも注目度の高い選手を3名だけ紹介しておきます。
平成生まれ初のG1覇者「羽野直也」
公式画像 | ![]() ![]() |
名前(なまえ) | 羽野直也(はのなおや) |
登録番号 | 4831 |
生年月日 | 1995年3月29日 |
身長・体重 | 167cm・56kg |
血液型 | AB型 |
出身地 | 福岡県 |
所属支部 | 福岡支部 |
同期および平成生まれで真っ先にG1制覇した「羽野直也」選手。
2度のトップルーキーにも選手され、2017年には最優秀新人選手を受賞する実力者。SG初優出を果たしたグラチャンでは6着に敗れたものの、平成生まれで「SG制覇に最も近い男」と呼ばれることも。
また、羽野選手は見た目もS級。「競艇界のイケメン選手ランキング」で説明している通り、数々のメディアで”イケメンレーサー”として紹介されています。
宮島のG1地区選手権で優勝「村松修二」
公式画像 | ![]() ![]() |
名前(なまえ) | 倉持莉々(くらもちりり) |
登録番号 | 4825 |
生年月日 | 1993年10月1日 |
身長・体重 | 167cm・51kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 茨城県 |
所属支部 | 東京支部 |
2020年に宮島でG1初優勝を果たした「村松修二」選手。
デビュー直後から新人とは思えない成績を残し、2年目にして初優出、初優勝を成し遂げています。114期ではトップクラスの実力者であり、羽野直也と同じくトップルーキーに2度選ばれてる快挙を達成。
SGはあまり出場機会に恵まれていませんが、東京支部の若きエースとして今後の活躍が期待される1人です。
114期やまとチャンプ「松尾拓」
公式画像 | ![]() ![]() |
名前(なまえ) | 松尾拓(まつおひろむ) |
登録番号 | 4808 |
生年月日 | 1988年9月3日 |
身長・体重 | 169cm・50kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 三重県 |
所属支部 | 三重支部 |
2017年に美人レーサー””山下友貴”と結婚した「松尾拓」選手。
養成所リーグ通算勝率は脅威の8.24(1位)を叩き出し、強豪がひしめく114期でやまとチャンプに輝いています。デビュー2年目以降はコンスタントに優勝を重ね、2021年の津G1地区選手権では、3回目の優出にして初優勝を達成。
メディア等ではそこまで目立つ存在とは言えませんが、安定した走りで着々と上を狙っている様子。ひょっとしたら、同期一番乗りでSGタイトルを獲ってしまうかも。



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倉持莉々の水神祭!デビューから初優勝まで
養成所入学前に大病を患い、2度目の試験を経てデビューした倉持莉々。様々な試練を乗り越え、現在までどのような実績を残してきたのか?
2014年5月、平和島一般戦でデビュー
※上記動画はデビュー直前に行われた新人挨拶
倉持莉々がデビューしたのは、地元平和島で開催された一般競争。
初日1Rに出場し、ド新人ながら4着でゴール。しかし、その後のレースは全て6着で終えています。次節以降はほぼ6着といった成績が続き、プロの厳しさを痛感することに。
成績はおいといて、まだあか抜けていない初々しい倉持莉々もなんか新鮮(笑)それに、この選手が劇的な進化を遂げるとは誰も思わなかったはず。
初勝利はデビュー13か月(153走目)のG3女子戦
そうした日々を約1年ほど耐え抜いき、迎えた2015年9月5日。ついに念願の初勝利を果たす日がやってきます。
4号艇5コースから1着でゴールし、決まり手は「抜き」でようやく掴んだ初勝利。いや~、1周1マークのまくり差しは素晴らしい!2マークで先に行かせて差すところも見事ですし、A1級として活躍する片鱗を感じさせるレース。
このレースを振り返って、倉持選手は以下のように話しています。
覚えてます女子戦ですよね!そうですね、結構水神祭が遅かったんで、いつ取れるんだろうと意識はしてましたけど…。ずっと意識して走ってたんで、(このレースは)意識せずに取った感じです。
ずっと焦っていたと思います。けど、いつか取れるんだろうって思ったら取れました(笑)めちゃくちゃ性格が適当なんで、何とかなるじゃん!みたいな感じです。
ちなみに、このレースの配当は「3連単50,300円」という特大万舟でした。
SG覇者「遠藤エミ」を抑えて初優勝!
2016年頃から勝率は一気に上昇していきますが、なかなか手の届かない優勝。2017年には初優出を果たし、いつ優勝してもおかしくない実力はあったと思います。
そして、その時が来たのは2022年1月19日に開催された徳山一般戦。
初日から1度も舟券を外さない圧巻の走りを見せ、予選の成績は「12331123」でトップ通過。しかし、1号艇から出走した準優で「富樫麗加」に先着を許し、優勝戦では3コースからの出走となりました。
インコースに準優で負けた「富樫麗加」、4カドには後のSG覇者「遠藤エミ」といったそうそうたる顔ぶれ。よほど展開が向かないと1着でゴールするのは難しい状況でしたが…
内側2艇がスタートで大きく凹み、コンマ01のトップスタートだった倉持は1マークで既に1艇身出ている状態。これ以上ないほど有利な展開となりますが、ターンが膨らんでしまい遠藤の差しが迫ります。
バックストレッチではほぼ横並びとなり、遠藤は先マイ、倉持は差し。ここでも横並びとなりますが、内側となった倉持が優勢にレースを運び、遠藤を抑えて1着でゴール。
デビュー7年目にして待ちに待った初優勝!
ありがとうございます!めっちゃ寒かったです(笑)準優は敗れましたが、絶対に優勝するって気持ちで臨みました。やっと優勝できたので、沢山の人に喜んでもらえて嬉しい。
ちなみに、この日は最も極寒の1月。水神祭で投げ込まれた直後のインタビューだったので、震えながら回答してましたw
G1・SG制覇を期待させる戦歴
競艇を20年以上続けてきた経験から言わせてもらうと、倉持莉々はさらなる飛躍を遂げるはず。その根拠を少しだけ紹介しておきます。
成長が感じられるこれまでの成績推移
年度 | 勝率 | 1着率 | 優勝 |
2014年 | 1.86 | 0% | 0回 |
2015年 | 2.12 | 0.7% | 0回 |
2016年 | 3.58 | 2.4% | 0回 |
2017年 | 4.84 | 7.4% | 0回 |
2018年 | 5.65 | 14.7% | 0回 |
2019年 | 5.58 | 13.2% | 0回 |
2020年 | 5.76 | 17.7% | 0回 |
2021年 | 6.07 | 18.6% | 0回 |
2022年 | 6.67 | 24.7% | 1回 |
優勝回数こそ少ないものの、ここ最近は自己最多勝率を更新し続けています。
2021年5月1日~2021年10月31日が対象となる2022年前期は、勝率6.42を記録して初のA1級昇格。そして、A1級になった1月の一般戦でいきなり優勝し、戦い方(勝ち方)を分かってきたように感じます。
このまま勝率を伸ばしていけば、競艇最高峰のレース「SG・G1」への斡旋も増えていくでしょう。そうすれば、着順点も稼ぎやすくなるので、トップレーサーの仲間入りするのは時間の問題かと。
SG初出場・初勝利(2022年SGオールスター)
A1級で勝率上位、もしくはファンから支持されるレーサーのみが出場できるSG競争。年間8回しか開催されず、約1,600名いるボートレーサーが目標とするレースです。
その1つでもある「SGボートレースオールスター」。出場資格は以下の通り。
- ファン投票得票数の上位選手
- 前年のオールスター優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 同年のクラシック優勝者
- 選考委員会推薦選手
勝率で選出されるSGとは違い、ファン投票によって選出されるボート界のお祭り。倉持莉々は並みいる人気レーサーを差し置き、23位の得票数を獲得して初出場を果たします。
自身初となったSG。初日は2レース(2R・8R)に出場しますが、何もさせてもらえず5着・6着という結果に。
2日目は1回走りとなりますが、これ以上ないチャンスとなる1コース進入。とはいえ、ここは強者が集まるSGであり、自分より勝率の低い選手は1人もいません。
- 倉持莉々
- 上野真之介
- 平高奈菜
- 上平真二
- 篠崎仁志
- 原田幸哉
スタートさえ決めればイン逃げする旋回力はある。はたしてどのようなレース展開になったのか?
篠崎選手、原田選手が好スタート決めてヒヤっとしますが、4カド上平選手が壁となり、いつものようにターンすれば難なく逃げれる展開。ただ、プレッシャーもあってか膨らんでしまい、上平選手の差しが入ったように見えました。
しかし、バックストレッチで伸び返し、2マークは誰にも邪魔されず先マイ。その後は追随を許さず1着でゴールイン。
以下は勝利後のインタビュー。
「めっちゃ嬉しいです!ちょっとテンパってて1マークはあんまり覚えてないんですけど、もう大事に回ろうと思いました。(SGの舞台はどう?)すごい…なんか…ソワソワしてます(笑)」
そして、水神祭では「西山貴浩」選手にスーパーマンTシャツを借り、勝利した宮島の水面にダイブ。
西山選手に「これを着て飛べば、毎年オールスターに出られる」と言われたそうです(笑)



G2レディースオールスターは第1回から皆勤賞
以下は「倉持莉々」のG2レディースオールスター投票結果。
年度 | 得票数(順位) | 上位3選手 |
2017年 | 1,722票(33位) | 平山智加 遠藤エミ 長嶋万記 |
2018年 | 2,485票(31位) | 遠藤エミ 長嶋万記 小野生奈 |
2019年 | 5,004票(17位) | 大山千広 長嶋万記 小野生奈 |
2020年 | 5,486票(18位) | 大山千広 守屋美穂 平山智加 |
2021年 | 9,296票(9位) | 大山千広 守屋美穂 平山智加 |
2022年 | 8961票(10位) | 守屋美穂 平高奈菜 高田ひかる |
2017年の第1回大会から、倉持莉々は1度も逃すことなく出場しています。
もちろん、美人レーサーというだけの投票もあるでしょうが、ほとんどのファンは倉持のレースセンスを評価して投票しているはず。その証拠に、倉持の成績は年を追うごとに上昇しています。
- 2017年:勝率4.84
- 2018年:勝率5.65
- 2019年:勝率5.58
- 2020年:勝率5.76
- 2021年:勝率6.07
- 2022年:勝率6.67
この調子でいけば、近いうちに勝率7点台に乗せ、A1級の中でもトップの仲間入りを果たす可能性は大!
今でこそ「遠藤エミ・守屋美穂・大山千広」などの人気に押されていますが、いずれはSG常連の女子レーサーに成長する気がします。その潜在能力は申し分ないので、来たるSG・G1の活躍を期待しましょう。
まとめ:目標は「A1級維持&賞金女王」
本人曰く「A1級維持・賞金女王」を目標に掲げているようです。「SG制覇」の言葉が聞けないのは残念ですが、まずは女子トップの座を狙っているのかもしれませんね。
確かに、近年の女子レーサーは男子顔負けの強さ。
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ベテランから急成長中の選手まで、昔では考えられない選手層の厚さ。この中でNo.1になるのは実力じゃ無理でしょうが、倉持莉々の持ち合わせたポジティブさがあればきっと達成できる!
そう信じて今後の活躍を見守りたいと思います。
コメントお待ちしてます!