「競艇場によって同じ選手でも成績が違うって聞くけど本当かな?」
本当です。ただ、言葉のみでは説得力に欠けるので、誰もが納得するデータで示します。以下は美女レーサー「大山千広」選手の”場別成績”です。
ご覧の通り、鳴門や丸亀は高勝率を残している一方、唐津や尼崎では本当に大山選手?と思えるような成績。
要は、同じ選手であっても競艇場が違えば結果は大きく変わるということ。
選手の評価はもちろん欠かせない要素。そして、それとは別に「水面の特徴」を理解することも、より精度を上げるためには大切な情報源となります。
そこで今回は、競艇場の特徴をどこよりも簡潔にお伝えします。最後まで読めば収支アップは間違いないはず!
インが強く当てやすい競艇場をお探しなら、以下の記事が参考になります。
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競艇場の特徴一覧
地区ごとに競艇場の特徴を紹介します。確認したい場が決まっている方は、以下のボタンからジャンプしてください。
桐生競艇場の特徴
場名 | ボートレース桐生 |
住所 | 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 53.9% |
万舟率 | 18.1% |
平均配当 | 7,672円 |
- インの強さは日によって変わる
- 季節風が強いレースは避ける
- 後半レースほどイン逃げが決まりやすい
全国一の高地にある「桐生競艇」。
他競艇場より気圧が低く、モーターの回転数が上がりにくい特徴があります。そうした影響からスタートの遅れは命取りになるので、平均STや節間のスタートを重視した予想が求められます。
基本インを信頼した買い方となりますが、季節風(赤城おろし)が強い日はイン勝率が一気に低下することも。
これまでの経験上、前半は荒れていても徐々に落ち着いていく印象。その為、収支を安定させたいなら前半は見がおすすめです。
戸田競艇場の特徴
場名 | ボートレース戸田 |
住所 | 埼玉県戸田市戸田公園8-22 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 42.4% |
万舟率 | 18.6% |
平均配当 | 7,376円 |
- 全国一のイン受難水面
- イン逃げが決まりにくい番組
- センター(3,4コース)が強い
本命党にはおすすめできない屈指の難水面。
インコースの勝率が50%を下回っている理由は、1マークの幅が極端に狭く、センター勢(3,4コース)のまくりが決まりやすいから。
さらに、施工者の意向かは不明ですが、意図的にイン逃げが決まりにくい構成にしているような?
いずれにしても、少ない点数で当てられそうな番組以外は、手を出して良い結果になることはほぼないかと。というか、他の場で勝負した方が勝てると思いますw
江戸川競艇場の特徴
場名 | ボートレース江戸川 |
住所 | 東京都江戸川区東小松川3-1-1 |
水質 | 汽水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 48.0% |
万舟率 | 17.8% |
平均配当 | 6,751円 |
- 基本、多点買いを推奨
- A1級のイン戦でも過度な信用はしない
- 万舟決着が全国トップクラスの高さ
インコースはワースト級に弱い「江戸川競艇」。
ここまで弱くなっている主な要因は、通常走行できないほどの荒水面だから。常に強風が吹き荒れ、台風が上陸していると勘違いしてしまう波の高さ。
稀に全速ターンでまくっていく光景も目にしますが、ほとんどのレースは差しが優勢。とはいえ、最も減速が必要となる1コースは、1マークで他艇に敗北を期すことが多い水面。
平均配当は高めなので、軸を多めにし、ヒモは流す買い方なら一瞬のプラス収支は可能です。ただ、江戸川の完全攻略ほぼ無理w
平和島競艇場の特徴
場名 | ボートレース平和島 |
住所 | 東京都大田区平和島1-1-1 |
水質 | 海水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 44.2% |
万舟率 | 20.0% |
平均配当 | 7,539円 |
- インコース勝率は全国ワースト級
- 万舟率・平均配当は高水準
- 5,6コースの連対率が高い
全国屈指の難水面として知られる「平和島競艇」。
攻略できていない私が言うのもなんですが、ココで手堅く勝とうとは思わないことが肝心。ちょっと気を抜くと万舟券が飛び出すので、穴狙いの競艇場として勝負するのがおすすめ。
プラス収支で終えた日に実践した買い方は、穴を1艇含めた4艇BOX買い。インが強い日もたまにありますが、過信しすぎると必ず痛い目に遭います。
多摩川競艇場の特徴
場名 | ボートレース多摩川 |
住所 | 東京都府中市是政4-11 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 53.3% |
万舟率 | 16.9% |
平均配当 | 7,199円 |
- 全速戦になりやすい静水面
- インの信頼度は中の下ぐらい
- イン逃げ時は内枠で決まりやすい
難水面ばかりの関東地区で見れば、インコースを信頼できる「多摩川競艇」。
また、イン逃げが成功した際、2着目の出目出現率は「2,3,4コース」が10位まで占めているデータもあります。3着にはアウトコースも絡んできますが、買い目を絞りやすい特徴があると言えます。
しかし、悪天候もしくは格下選手のイン戦は別。高い確率で舟券からいなくなってしまい、大きい配当になる可能性が格段と上がります。
基本A級選手のイン戦、そして2,3コースがカベ受けの役割を果たしてくれる番組のみ勝負しましょう。
浜名湖競艇の特徴
場名 | ボートレース浜名湖 |
住所 | 静岡県湖西市新居町中之郷3727-7 |
水質 | 汽水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 51.7% |
万舟率 | 16.8% |
平均配当 | 7,035円 |
- 季節によって気象が大きく変わる
- 風が強い日は勝負を避ける
- 進入隊形が乱れやすい
- インは逃げ失敗時も連対しやすい
インコースの勝率は全国平均レベルの「浜名湖競艇場」。
天候が崩れなければ1コースを軸に、相手も内側から信頼する買い目で問題なし。しかし、強い向かい風が多くなる春~夏にかけては、予測不能な出目になることが多いので要注意。
また、ピット位置の関係から進入が変わりやすいうえ、スタート展示と違った隊形になることも多い。
蒲郡競艇の特徴
場名 | ボートレース蒲郡 |
住所 | 愛知県蒲郡市竹谷町太田新田1-1 |
水質 | 汽水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 55.4% |
万舟率 | 15.8% |
平均配当 | 6,401円 |
- 静水面のイン信頼度は高め
- バック側が広く全速戦になりやすい
- イン逃げ成功時、2着は絞って3着流し
- 2,3コースの勝率はほぼ同じ
ナイター開催地でも人気の高い「蒲郡競艇」。
インプールとはまでは呼べませんが、水面上に吹く風も穏やかな日が多く、イン逃げするには有利な環境が整っている競艇場です。
そのうえで勝率が平均レベルなのは、バック側の広さが影響しています。全速旋回してもバック側の壁に衝突する心配はなし。よって、インが少しでもミスをすれば、まくりきられてしまうリスクが高まります。
いずれにしても、イン巧者が座った時は信頼し、外側にまくり巧者がいる時はリスクを抑えた投資にしましょう。
常滑競艇の特徴
場名 | ボートレース常滑 |
住所 | 愛知県常滑市新開町4-111 |
水質 | 海水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 58.2% |
万舟率 | 15.1% |
平均配当 | 6,624円 |
- 暖かい季節のイン勝率は高め
- イン逃げ時の展開は読みやすい
- 4コースにスタート巧者がいる時は注意
他場より塩分濃度が濃く、スピード戦になりやすい海水面の「常滑競艇」。
悪天候以外はインコースに不利な条件はありませんが、外側の艇も走りやすいことが勝率低下に起因しているのかもしれまえせん。
追い風の微風となる春先のレースはイン勝率が上昇。一方、冬場は5m以上の向かい風になる日も多いので、1号艇のみA1級など簡単なレース以外は見送りが賢明です。
それと、4コースの一撃まくりで大波乱となるケースも多いため、スタート巧者が構えている番組は要注意。
津競艇の特徴
場名 | ボートレース津 |
住所 | 三重県津市大字藤方637 |
水質 | 汽水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 55.2% |
万舟率 | 16.8% |
平均配当 | 7,604円 |
- 1コースの1着率は平均より上
- 冬場は季節風で勝率は若干低下する
- 安定板使用時は見
- 2つの企画レースは当てやすさ抜群
インコースの勝率は上昇傾向にある「津競艇」。
津の公式サイトでは「汽水」と記載されていますが、実際は人工的に作られたプール型水面。ほんの少しだけ海水は混ざっているものの、ほぼ淡水と表現した方がしっくりきます。
また、競争水面に海水の流れ込みはなく、うねりや干潮差はなし。その為、確認するのは気象変化のみで問題ありません。
風の影響を受けやすいのは冬。鈴鹿おろしと呼ばれる季節風(向かい風)が強く吹き、イン勝率は低下する傾向です。
どのレースも1コースの信頼度は高めですが、それを遥かに上回るのが1レース目のツッキーレースと、5レース目の5ールドレース。どちらも点数を絞って当てられるはず。
三国競艇の特徴
場名 | ボートレース三国 |
住所 | 福井県坂井市三国町池上80-1 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | モーニング or デイ |
イン勝率 | 53.1% |
万舟率 | 18.2% |
平均配当 | 7,461円 |
- 勝率アップに欠かせない企画レース
- イン戦は内側有利もヒモ荒れ注意
- 冬場のレースは荒れることが多い
これといって大きな特徴のない「三国競艇」。
堅めの淡水で乗りにくいという選手も多いですが、広めのコース設計でコース別の有利不利はそこまでないように感じます。
ただ、当てやすい企画レースが豊富である割に、イン勝率は全国平均水準。企画レースをプラスした勝率だと考えると、通常のレースはさらに低い信頼度と捉えるべきかもしれません。
その為、勝負するなら企画レースオンリーがおすすめ。それ以外を予想する場合は、地元選手の1号艇などに絞って挑むようにしてください。
びわこ競艇の特徴
場名 | ボートレースびわこ |
住所 | 滋賀県大津市茶が崎1-1 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 52.8% |
万舟率 | 16.9% |
平均配当 | 7,367円 |
- 水面が穏やかならイン信頼
- 観光船の通過後はうねりが発生
- 地元選手の評価は上げる
- 2つの企画レースは狙い目
全国でも珍しい”湖”を水源として作られた「びわこ競艇」。
レース中に横切る観光船(ミシガン)の影響により、通過してから約2分後にうねりが発生。そのタイミングとスタートが重なった場合は、予期しない事態が起こりやすくなります。
そうした水面悪化による転覆リスクなどを考慮し、チルト角度は「-0.5~+1.5」に制限。乗りにくいことは場側が認めているのです。
そこで注目したいのが、水面を知り尽くした地元選手。データ上でも勝率の差は明確なので、実力差がなければ地元優勢の展開で予想しましょう。
住之江競艇の特徴
場名 | ボートレース住之江 |
住所 | 大阪府大阪市住之江区泉1-1-71 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 58.4% |
万舟率 | 16.9% |
平均配当 | 7,508円 |
- 1年を通してインコースが強い
- 地元選手の勝率が高い
- 2着は順当に内側、3着は5,6コースも
- 後半レースほどイン勝率アップ
年末に開催されるグランプリ(賞金王決定戦)でお馴染みの「住之江競艇」。
減音モーターに変わった頃から本命党に愛されている競艇場であり、四季問わずインコース勝率は高く推移しています。
的中率を上げるうえで重要なのは1マークの展開。中でも3,4コースの攻め方は「まくり・まくり差し」と自在なため、展示や舟足のチェックは欠かさず行ってください。
企画レースは1つのみですが、過去データでは8割弱のイン勝率を残しています。率先して勝負すべきレースと言えるでしょう。
尼崎競艇の特徴
場名 | ボートレース尼崎 |
住所 | 兵庫県尼崎市水明町199-1 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 58.1% |
万舟率 | 16.0% |
平均配当 | 7,145円 |
- 5m未満の風ならイン戦を信頼
- イン戦の相手は広めに抑える
- 2,3コースの入着率はほぼ同等
センタープールと呼ばれていた頃から一変、近畿地方屈指の”インプール”に様変わりした「尼崎競艇」。
今でもセンター勢(3,4コース)の台頭は目立っています。しかし、イン推しの企画レースが少ないことを考えると、インコース有利な水面であることは間違いないでしょう。
1号艇にA1選手、もしくは実力が拮抗した番組でカベ受けが機能しそうなら、迷わずイン戦を信頼して厚く勝負。
ただし、季節の変わり目は天候が崩れやすく、勝率が大幅に低下することも。そういった日は大荒れの1日になる可能性大です。
鳴門競艇の特徴
場名 | ボートレース鳴門 |
住所 | 徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48 |
水質 | 海水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 48.4% |
万舟率 | 20.9% |
平均配当 | 8,277円 |
- 本命党向きの番組が少ない
- 満潮時、冬場は水面が荒れやすい
- 点数を絞れるのは企画レースぐらい
高配当を期待する穴党向きの「鳴門競艇」。
インコース勝率は50%を切る低さ。天候が荒れやすい秋~冬は格段とイン逃げが決まりにくくなり、1日を通してカラフルな出目はぐちゃぐちゃになります。
インが弱い理由はコース形状や天候も関係していますが、それとは別に「逃げにくい番組」が多いことも助長しているように感じます。その証拠に、1号艇が飛んでもオッズは10倍以下というレースもしばしば…。
唯一、勝負する価値があるのは企画レース。4レース中3レースはぼちぼちのイン勝率なので、しっかりと選定をしたうえで的中を目指してください。
丸亀競艇の特徴
場名 | ボートレース丸亀 |
住所 | 香川県丸亀市富士見町4-1-1 |
水質 | 海水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 56.3% |
万舟率 | 18.4% |
平均配当 | 7,399円 |
- 向かい風の強いレースは避ける
- 後半レースのイン勝率は上昇する
- 3つある企画レースは選定が必要
2009年にナイター開催が始まって以降、インが強くなった「丸亀競艇」。
1マークでは接近戦となることが多く、少しでもスタートで凹むと外側の艇に飲みこまれてしまいます。その為、スリットで後手を踏まない選手の見極めこそ、予想的中のカギとなるでしょう。
そして、通常より予想しやすいメンバー構成の企画レース。「カチ勝ち6・ガチ勝゛ち8」はおすすめできますが、7レース目の「穴ガチ7」はA級が1号艇の時のみ勝負してOK。
児島競艇の特徴
場名 | ボートレース児島 |
住所 | 岡山県倉敷市児島元浜町6-3 |
水質 | 海水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 56.1% |
万舟率 | 17.8% |
平均配当 | 7,636円 |
- 季節によってイン信頼度は大きく変わる
- 干潮差によるコース別の優劣
- 平均配当の高さは全国トップクラス
季節ごとに同じ場とは思えないほど勝率が変動する「児島競艇」。
比較的水面が穏やかな「春~夏」は、60%を超えるイン水面となります。しかし、強風が吹き荒れる「秋~冬」に関しては、40%台まで落ち込む弱さに。
さらに、干潮時はイン逃げしやすくなるものの、満潮時はうねりも発生し、展開を予測するのが難しい状況に一変します。
これらの特徴を理解せず勝負するのはNG。特大万舟になるケースも多いため、少しでも不安を感じるレースは手を出さない判断が賢明です。
宮島競艇の特徴
場名 | ボートレース宮島 |
住所 | 広島県廿日市市宮島口1-15-60 |
水質 | 海水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 54.0% |
万舟率 | 17.8% |
平均配当 | 7,646円 |
- イン逃げの信頼度は中の上
- 干潮差の大きい競争水面
- 2コースより3コースの勝率が高い
- 2つある企画レースはどちらも優しめ
景観を楽しむために来場する人も多い「宮島競艇」。
干潮差によるコース別の優劣は若干ありますが、天候が崩れなければインコースを主軸にしやすい水面と言えます。
しかし、「スタートを合わせるのが難しい」といった選手の声もあり、スタート力が重要視されていることは抑えておきたいポイント。特に、節間のSTタイミングは必ずチェックしましょう。
そして、宮島を攻略するうえで欠かせないのが、高いイン勝率を誇る2つの企画レース。どちらも堅い決着になりやすく、的中率アップには最適。
徳山競艇の特徴
場名 | ボートレース徳山 |
住所 | 山口県周南市大字栗屋1033 |
水質 | 海水 |
開催枠 | モーニングレース |
イン勝率 | 63.5% |
万舟率 | 13.57% |
平均配当 | 6,680円 |
- 全国屈指のイン水面
- 干潮差によってコース別の優劣は若干あり
- モーター評価を重要視
- 現地記者の予想は参考になる
”No.1のイン水面”といっても過言ではない「徳山競艇」。
干潮差による優劣(水位高はイン有利・水位低はまくり有利)はありますが、それ込みでも年間を通してインコースに絶対的な信頼を置ける水面です。
インが強いことは説明するまでもないので、意外と周知されていない攻略法を2つだけ。
1つは「オッズの歪み」が発生することがよくあり、期待値は高くても「1-34」の出目が美味しい配当になるレースもあります。
もう1つは「現地記者の予想」が意外と当たること。徳山の公式サイトで毎レース公開されるので、行き足・回り足・モーター評価など、予想する際の材料に役立ててください。
下関競艇の特徴
場名 | ボートレース下関 |
住所 | 山口県下関市長府松小田東町1-1 |
水質 | 海水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 58.8% |
万舟率 | 16.9% |
平均配当 | 7,016円 |
- 助走距離の長いイン水面
- うねりが発生する満潮時は注意
- 後半につ入れてイン勝率は高くなる
- 2着目は絞り、3着は5,6号艇も
直近ではミッドナイトの開催が始まった「下関競艇」。
中国地方では徳山に次ぐイン水面として知られ、ナイター開催では当てやすい番組を提供している競艇場です。
そして、モーター性能が向上する後半レースは狙い目。手堅い決着となることは多めですが、欲さえ出さなければ安定した収支を達成できるでしょう。
イン逃げを予想する場合、内側決着の絞った買い目がおすすめ。ただ、実力差があまりなくオッズ的な旨味があるなら、5,6号艇のヒモ荒れを狙うのも検討する価値あり。
若松競艇の特徴
場名 | ボートレース若松 |
住所 | 福岡県北九州市若松区赤岩町13-1 |
水質 | 海水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 57.1% |
万舟率 | 19.1% |
平均配当 | 7,913円 |
- インコースに有利なコース設計
- 後半レースはイン勝率が一気に上昇
- 高い勝率を残している企画レース
- 2着目は内側、3着目は幅広く
天候さえ気をつければ攻略しやすい「若松競艇」。
通年でのイン勝率は”そこそこ高め”となっていますが、数値を引き下げているのは悪天候によるもの。それさえなければ列記としたイン水面であり、本命党には魅力満載の水面です。
ちなみに、風の影響を受けやすい気温の高い「春~夏」。強い向かい風が吹き、インコースにとっては不利な状況となります。
8レース目に実施される企画レース「エイトビート」のイン勝率は8割程度。配当に期待はできませんが、当てやすさは申し分ありません。
芦屋競艇の特徴
場名 | ボートレース芦屋 |
住所 | 福岡県遠賀郡芦屋町大字芦屋3540 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | モーニングレース |
イン勝率 | 59.4% |
万舟率 | 18.0% |
平均配当 | 8,067円 |
- 企画レースの攻略がカギを握る
- 2着の有力候補は2,3,4号艇
- B級のイン戦は勝率40%弱
- イン逃げ成功時はセオリー通りの展開
インが強い競艇場でよく目にするようになった「芦屋競艇」。
コースが広く全速戦になりやすいものの待機行動時間は他場より短く、インコースのスタートは余裕をもって旋回することが可能。そうした条件が相まってイン勝率は全国トップクラスの高さを誇っています。
とはいえ、その高さは「意図的な番組編成」が後押ししている側面も…。6つある企画レースの存在です。
6レース中5レースの番組はA級選手を1号艇に配置。イン勝率が高くなるのは当然であり、施工者の意向が反映されているといっても良いでしょう。
以上のことから、狙うべきは企画レースに絞ることが勝利への近道。
福岡競艇の特徴
場名 | ボートレース福岡 |
住所 | 福岡県福岡市中央区那の津1-7-5 |
水質 | 汽水 |
開催枠 | デイレース |
イン勝率 | 54.8% |
万舟率 | 15.6% |
平均配当 | 6,625円 |
- 1マークのうねりがイン受難を助長
- 地元選手に有利な水面
- 強引な前づけ以外は基本枠なり
- 3コース以降のまくり展開に注意
九州地区では最もインコースを信頼できない「福岡競艇」。
その原因として挙げられるのが1マークのうねり。外部サイトの潮位表などで予測することは可能ですが、あくまで予測。目視での正しい判断は難しく、予期せぬ展開になるケースは日常茶飯事です。
そこで注目したいのが地元選手。うねりへの対応力も高く、他元の選手よりイン逃げ率は高く推移しています。
それともう一つ、まくりが決まりやすいデータもあるので、3~5コースにスタート巧者がいる場合は見送る判断も必要です。
唐津競艇の特徴
場名 | ボートレース唐津 |
住所 | 佐賀県唐津市原1116 |
水質 | 淡水 |
開催枠 | モーニングレース |
イン勝率 | 55.2% |
万舟率 | 16.8% |
平均配当 | 6,990円 |
- 朝イチの企画レースは狙い目
- 後半レースに連れて天候が崩れる傾向
- 3コース以降はまくり展開が多い
年に2回、競争水面の水を入れ替える「唐津競艇」。
総合的に判断して、インコースの信頼度は”可もなく不可もなく”といった感じ。番組そのものがイン受難となるケースも多いので、レース選定がカギとなります。
そんな中、1~4レース目に実施される「企画レース」だけは参戦する価値あり。特に1レース目の”あさイチ戦”は、銀行レース級に当てやすい番組が組まれます。
ただし、2号艇に強者が配置された場合は、インの評価を2段階ぐらい下げた方が良いかも。
大村競艇の特徴
場名 | ボートレース大村 |
住所 | 長崎県大村市玖島1-15-1 |
水質 | 海水 |
開催枠 | ナイターレース |
イン勝率 | 62.5% |
万舟率 | 13.8% |
平均配当 | 6,788円 |
- 全国屈指のイン天国
- 後半レースほどイン勝率アップ
- 実力が拮抗していれば基本内側から
イン天国と称されることも多い「大村競艇」。
時期によってはインコース勝率が70%を超えることもあり、よほどの選手じゃない限りは軸1艇で舟券を組み立てるのがセオリー。
「123・124」の出目だけでも15%以上の占有率を誇ります。その為、平均配当は1,000円を下回ることも多いので、2着目から少ない手数で的中することが重要です。
間違いなく言えるのは”本命党向き”の水面であること。穴党が望む高配当になるケースは低いと認識しておきましょう。
競艇場(ボートレース場)の基礎知識
競艇場は全国24ヵ所に設置されています。ただ、全国といっても最北は群馬県の桐生競艇、最南は発祥の地でもある長崎県の大村競艇。それより北および南には存在しません。
沖縄にないのは住民の反対などが原因らしいです。一方、関東より北にないのは、冬場になると水面が凍結してしまうことが一番の理由でしょう。
地区ごとの競艇場一覧
地区 | 競艇場 |
---|---|
関東地区 | 桐生競艇(群馬県みどり市) 戸田競艇(埼玉県戸田市) 江戸川競艇(東京都江戸川区) 平和島競艇(東京都大田区) 多摩川競艇(東京都府中市) |
東海地区 | 浜名湖競艇(静岡県湖西市) 蒲郡競艇(愛知県蒲郡市) 常滑競艇(愛知県常滑市) 津競艇(三重県津市) |
近畿地区 | 三国競艇(福井県坂井市) びわこ競艇(滋賀県大津市) 住之江競艇(大阪府大阪市) 尼崎競艇(兵庫県尼崎市) |
四国地区 | 鳴門競艇(徳島県鳴門市) 丸亀競艇(香川県丸亀市) |
中国地区 | 児島競艇(岡山県倉敷市) 宮島競艇(広島県廿日市市) 徳山競艇(山口県周南市) 下関競艇(山口県下関市) |
九州地区 | 若松競艇(福岡県北九州市) 芦屋競艇(福岡県遠賀郡) 福岡競艇(福岡県福岡市) 唐津競艇(佐賀県唐津市) 大村競艇(長崎県大村市) |
東京都・福岡県には3ヵ所、愛知県・山口県には2ヵ所あります。
ただし、北海道・東北エリアにはないことと、群馬県より南に位置する以下の府県にも競艇場はありません。
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・千葉県・新潟県・富山県・石川県・岐阜県・京都府・和歌山県・鳥取県・島根県・山口県・愛媛県・高知県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
現代の正式名称はボートレース
昔ながらのファンは特に「競艇」と呼ぶことが多いですが、正式名称は2010年に「ボートレース」へ変更されています。
その為、オフィシャルサイトをはじめ、公式と繋がっているメディアでは”ボートレース”と記載するのが基本。
また、呼称が統一されたのをきっかけに、競艇場も「ボートレース場」となり、各場の名称も「ボートレース〇〇」に変更されました。
まぁ、競艇という呼び名で育った私は、今後も競艇と呼び続けるつもりです。
設置場所による水質・気象の違い
競艇場には大きく分けて2つの違いがあります。海水や湖を利用しているか?または、水がない場所を工事して人工的に作ったか?
この違いによって異なるのが「水質」と「気象」です。
当然、海水などを利用して作られた水面は”塩分が含まれた水質”となり、人工的に作られたコースは一般的な水道水と変わらない水質。
それと、所在地によって気象条件は全くの別物。風や気温が違うとモーターなどにも影響してくるので、細かなデータ分析には欠かせない知識と言えるでしょう。
水質(海水・汽水・淡水)の特徴
水質 | 特徴 |
---|---|
海水 | 海水の塩分濃度は約3.4%あり、淡水と比較して浮力が大きい。体重の重たい選手ほど有利と言われている。 |
汽水 | 汽水とは、海水と淡水が混ざった水質。海水と同じ浮力はあるが、塩分濃度の濃さは競艇場によって大きく異なる。 |
淡水 | 淡水とは、塩分濃度の低い水質。海水と比べ浮力が小さく、体重が軽い選手ほど有利になると言われている。 |
競艇は0.1秒を競い合う競技なので、体重差はレース結果を左右する重要な要素。
体重が軽いとモーターの出力を発揮しやすい反面、旋回時の安定性は劣ります。体重が重いと最高速度に達するまで時間を要しますが、しっかりと握ってターンしやすくなる特徴があります。
これらの特徴に変化をもたらすのが水質であり、幅広い情報分析が予想において重要となるのです。
各競艇場の水質一覧
水質 | 属する競艇場 |
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海水 | 平和島・常滑・鳴門・丸亀・児島・宮島・徳山・下関・若松・大村 |
汽水 | 江戸川・浜名湖・蒲郡・津・福岡 |
淡水 | 桐生・戸田・多摩川・三国・びわこ・住之江・尼崎・芦屋・唐津 |
海水は10ヵ所、汽水は5ヵ所、淡水は9ヵ所。
水質のみで有利不利を判断するのは時期尚早ですが、海水と淡水が混ざり合った「汽水はクセが強い」のは覚えておきたい特徴の1つです。
あと、どの場がどの水質なのか?その程度の知識は蓄えておくことをおすすめします。
風・波高によるレースへの影響
予想する際になくてはならない「風・波高」の情報。
特に注意したいのが強風が吹き荒れるレース。追い風ならイン有利、向かい風ならアウト有利といったセオリーはありますが、一定の強さを超えると予期できない波乱になるケースも多々あります。
また、波が高いレースの場合、静水面では考えられない”道中での抜き”が起こってしまうことも。
それらのリスクを予め把握しておけば、その展開を含めた予想ができたり、そもそも舟券を買わない選択に導くことが可能です。
勝ち組になりたいなら、5m以上の風が吹いているレースは参戦しないこと。的中時のリターンは大きくても、ほぼ間違いなく投資が上回るでしょう。
まとめ
競艇で勝つコツは、低い配当でも当て続け、美味しいレースで回収率を高めること。
的中率を高めるには「競艇場の特徴」は欠かせない知識。そして、全国24場の水面特性やコース別の有利不利を理解し、勝負できるレース選定さえできればきっと勝ち組に近づけます。
選手の級別のみ評価した買い方や、出目買い・オッズ買いなどでもプラスになることはあるでしょう。しかし、1レースの回収額は知れているので、継続するほどマイナスは膨らんでいくはず。
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