競艇初心者向けの予想ハウツー

多摩川競艇の特徴&コース別勝率・決まり手などの予想データ

多摩川競艇場の予想ガイド!水面特性やコース別勝率などの特徴まとめ

競艇は競い合うライバルだけでなく、水面や風などの自然環境も相手にして戦うスポーツ。

したがって、全国に24箇所ある競艇場の立地や水面特性、気象の特徴など、それぞれが持つ特有の傾向や競走データを頭に入れておく必要があります。

要は、舟券を当てるために欠かせない予想データとなるわけです。

そこで今回は、東京都に位置する多摩川競艇場について、投票前に押さえておくべきポイントをわかりやすくまとめておきます。

水面を知れば攻略しやすい場と言えるでしょう!コース別の優劣ぐらいは覚えておくように。

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多摩川競艇場(ボートレース多摩川)とは?

設立当初は府中競艇場と呼ばれていたボートレース多摩川。同じく東京にある平和島競艇場(当時の場名は大森競走場)と同年、江戸川競艇場よりは1年早い1954年に開場されました。

多摩川競艇は、JRA東京競馬場の近くにあることでも有名です。

松任谷由実が歌う「中央フリーウェイ」の歌詞には「右に見える競馬場、左はビール工場」とありますが、左には多摩川競艇があることもお忘れなく。

ボートレース多摩川の施設概要

ボートレース多摩川の施設概要
名称多摩川ボートレース場
住所東京都府中市是政4-11
公式HPボートレース多摩川
電話番号042-369-9211
営業時間10:00~21:00
所属東京支部
所属選手熊谷直樹
濱野谷憲吾
村田修次
齊藤仁
中野次郎
他多数

大人気の競艇漫画「モンキーターン」はご存じだと思いますが、波多野憲二(主人公)のイメージモデルとなっている「濱野谷憲吾」が所属する支部です。

ボートレース多摩川のアクセス

都心から近い場所にある多摩川競艇場は、首都圏各地から比較的短時間で来場できるアクセスの良さを持っています。

公共交通機関の場合

ボートレース多摩川のアクセス

公共交通機関の場合、最寄りとなる駅は西武多摩川線「競艇場前駅」。他にも京王線の多磨霊園駅、JR府中本町駅からも無料送迎バスが運行されています。

詳しい経路ならびに無料送迎バスの時刻表に関しては、公式サイトをご確認ください。

車を利用する場合

車を利用する場合、東京都心方面からは中央自動車道(下り)稲城IC、あるいは国道20号線(下り)からそれぞれ約10分、八王子方面からは中央自動車道(上り)府中スマートICが最寄りとなる他、調布ICや国道20号線(上り)からも近い場所にあります。

競艇場の周辺には、北駐車場、東駐車場、駅裏駐車場(本場開催時のみ)の3箇所、あわせて最大約380台収容の無料駐車場が用意されています。

車で行くなら、少し早めに到着した方がいいかも。記念レース、優勝戦などの日は近隣の駐車場が一瞬で埋り、駐車難民になったことが何度もあるので…

多摩川競艇場の意外な事実

多摩川競艇場の水面特性を紹介する前に、とても大切なことをお伝えしておかなければなりません。

全国24箇所ある競艇場の内、場名に「川」がつくのは、この多摩川競艇場と、同じ東京にある江戸川競艇場の2箇所のみ。

名前のとおり、どちらも河川を使った競艇場である、というイメージを抱くでしょうが…実はそうではありません。

「川にある」江戸川競艇場

まず、江戸川競艇場の地図から見ていきましょう。

「川にある」江戸川競艇場

江戸川競艇場は、競走水面に河川を使用する、唯一の競艇場です。(実際には江戸川ではなく、中川を使っています)

川の流れだけでなく海にも近いことで、潮位の変化や風の影響を受けやすい環境。よって、水面は常に大荒れの状態となり、全国一の難水面といわれています。

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「川ではない」多摩川競艇場

実は「川ではない」多摩川競艇場

江戸川競艇場は河川を使用する競艇場です。一方、多摩川競艇場は多摩川の本流から離れた場所にあります。

その為、実は河川を使用しないプール型の競艇場

多摩川競艇場は、かつて多摩川の河川敷にあった砂利採取場を転用して造られた歴史があります。水源も多摩川から引き込んでいるのではなく、場内にある井戸の水が使用されています。

開設時の場名は「府中競艇場」だったので、多摩川の河川や水を使用することは考えていなかったというわけです。

同じ「川」がつく競艇場でも、江戸川競艇場とは何もかもまったく違う立地と競走水面であることが、よくお分かりいただけたかと思います。

多摩川競艇場の水面特性

多摩川競艇場は、「多摩川に面しておらず、多摩川の水も引き込んでいない」独立したプール型の競艇場です。

河川の流れによる影響もなければ、潮位の変化もなく、風の影響も受けにくい(後述)。水面を荒らす要素が少ないことから、多摩川競艇場は「日本一の静水面」と呼ばれています。

全速攻めができる関東一のワイド水面

多摩川競艇場の水面図

全国でも屈指の走りやすさを持つ多摩川競艇場ですが、競走水面にはどんな特徴があるのでしょうか。まず、多摩川競艇場の水面図(上記)をご覧ください。

多摩川は関東にある5つの競艇場(桐生、戸田、江戸川、平和島、多摩川)の中で唯一、第1ターンマークのバック側スペースが100m以上(108m)あります。

この広さによって、レバーを緩めることなく全速ターンを仕掛ける選手が多いため、パワーを生かした迫力のあるスピード戦が展開されやすい競走水面となります。

「日本一の静水面」と呼ばれる数字の根拠

多摩川競艇場が「日本一の静水面」と呼ばれる理由は、データにも表れています。

年間で約2100~2200レースが行われている中、全国一荒れる水面といわれる「江戸川競艇場」で、波高が6cm以上あったレース数はなんと年間約800。

対して多摩川競艇場は、年間でわずか1レースしかありませんでした。ちなみに、同じ期間中において、雨(または雪)の中で行われたレースは約270レース。

それでも水面が大きく荒れるケースはたったの1度しかなかったので、悪天候となっても水面に大きな影響が及ぶ可能性は滅多にない、ということが分かります。

風の影響が少ない理由は防風林

多摩川競艇場の水面は、東西に伸びています。

メインスタンドは北側に位置しており、選手は東から西に向かってスタートを切る形になります。すぐ南側には多摩川があることから、強い南風が吹いた時には水面を乱すのではないか?と想像もできますが…

多摩川競艇場が「日本一の静水面」であることは、風の影響を受けにくい環境となっていることも大きく関係しています。

その理由を、航空写真をご覧いただきながらご説明します。

多摩川競艇場の航空写真

多摩川競艇場のバックスタンド側には「防風林」があり、黄色のラインで記した場所に植えられています。

近年は、防風林が電光掲示板を越える高さにまで成長したこともあって、水面を南風からしっかりと守る存在に。また、防風林は東西にも多少延びているため、追い風、向い風の影響も少なくしているといわれています。

ただし、風がまったく吹かないわけではないので、レースごとの直前情報は必ずチェックするように!追い風ならイン有利、向かい風ならアウト有利なのは考慮して予想しましょう。

水質は「淡水」だが、乗りにくさは少ない

水質は「淡水」だが、乗りにくさは少ない

多摩川競艇場の水質は淡水ですが、静水面であることもあってか「握って回る時でも走りやすい」という印象のようです。

ただし、淡水の硬い水面であることに変わりはありません。

浮力がつきにくい水質であり、前を行く艇の引き波を乗り越えながらの攻めとなる「差し」「捲り差し」にも、少なからず影響が出てきます。

体重が重い選手や、パワーが劣るモーターを引いた選手が外枠となった場合の評価は、割り引いて考えるのがセオリーといえるでしょう。

競艇のセオリー20選!買い方・展開・スジ舟券の正しい理論

多摩川競艇場コース別入着率

競艇のスタートラインは、進行方向に対して平行に引かれています。

よって、最も有利なのは第1ターンマークから一番近い1コース、最も不利なのは大外の6コースとなります。

しかし、各競艇場のコースレイアウトや競走水面の特性などは異なります。コースの有利さを活かしやすい場もあれば、逆に生かすことが難しい場も。

多摩川競艇場はどうなのか?コース別の入着率がこちらです。

ここで注目したいのは「1コース4コース」の数値です。

イン逃げは復権の傾向へ

昔から関東の競艇場は軒並み、1コースの1着率が50%を割り込む時代が続いていました。

ボートレース多摩川のオフィシャルサイトによれば、2014~2015年の1コース1着率は43.5%という数字も残っています。

多摩川は1コースが弱い」というイメージが定着し、イン逃げの苦戦ぶりがデータにも表れていたわけです。

しかし現在、1コースの勝率は上昇傾向にあり、直近の1年間では1着率が55%程度。同じく静水面といわれる浜名湖競艇と変わらない水準にまで伸ばしています。

さらに、直近の優勝戦では…

コース出走数1着率
1コース36レース75.0%
2コース36レース5.5%
3コース36レース5.5%
4コース36レース8.3%
5コース36レース2.7%
6コース36レース2.7%

インから逃げ切って優勝したのは36レース中27レース、1着率は75%。同じ期間の集計では、浜名湖競艇場とまったく同じ確率(40レース中30レース)となっています。

また、2022年以降もイン逃げ率は高く推移しており、G3以上の優勝戦ではほぼ「逃げ」による決まり手で決着しています。

「4カド」の代名詞は過去の話?

多摩川といえば4カドまくり」という言葉はオールドファンからよく聞かれました。しかし、近年はイン勝率が上がってきたことで、4コースの強さも以前ほどではなくなった気がします。

直近1年間の4コース1着率は11.2%。

全24場の中で10位前後の数字で、全般にインが強くない傾向にある関東5場の中では、なんと下から2番目の低さです。それでも2連対率、3連対率ともにトップ5に入る高さを維持しています。

データ上では、アタマで狙える期待こそちょっと低くなったかもしれませんが、ヒモとしての信頼度は依然高いと考えて良さそう。

多摩川を予想する際は、以上のことを踏まえて予想の組み立てを行いましょう!

出目予想に活かせるコース別決まり手

モーターの力を最大限に発揮しやすい多摩川競艇場が「日本一の静水面」であることは、各コースの決まり手データによっても裏付けられます。

以下のデータをご覧になりながら解説をお読みください。

2コースは内外自在の強みあり

多摩川競艇で”2コースの脅威”は他場と比べても非常に大きいものとなります。

2コースの決まり手で注目したいのが「捲り」。全24場のデータを確認したところ、多摩川のように「差し60%、捲り30%」という比率は、他に戸田、蒲郡、福岡の3場しかありませんでした。

差しても良し、捲っても良し」の特徴は、さらなる舟券の妙味を加える要素となります。

2コースといえば差しのイメージが強いと思います。しかし、全速で回りやすい水面特性を活かした捲りも決まりやすいため、インにはプレッシャーとなるのでしょう。

2コースに注目すべきレース
  • 自在の攻めができる選手が2コースに入った場合
  • 1コースとの比較で機力が上回っている場合
  • 1コースの選手がスタートに不安を持っている場合

こういったレースでは、2コースの信頼度は高めで予想することをおすすめします。

センター勢はスタートがカギ(当たり前だけど)

センターとなる3コース、4コース。

内側の動きを見ながら、全速で握って回れる水面の特性を活かした捲り、あるいは捲り差しを狙う展開が期待できます。決まり手のデータを見ても、その傾向は明らかです。

穏やかで広い水面となれば、内側の艇もしっかり握ってターンしやすい状況となります。

センター勢が有利な展開に持っていくためには、内側の艇より少しでもスタートタイミングを決めること。これこそ、捲り・捲り差しを決めきるカギとなります。

前がやり合えば外にもチャンスあるけど…

多摩川競艇場の3連単高配当ベスト10

多摩川競艇場の3連単高配当ベスト10です。

こういったデータを見ると「自分が投票するレースでもひょっとしたら…」なんて、淡い期待を抱くのがギャンブラーというもの(笑)

でも、ガッカリさせてしまうことを言いますが、そこまで期待値はないと思います。

5コースに関しては、スタートを決めて内側艇が凹んでいれば「捲り差し」が期待できます。一方、6コースはどんな展開でも決めきるのは困難。

決まり手データでも、差し・捲り・捲り差しとほぼ差はありません。また、恵まれも11%ほどあるので、6コースが勝つ展開予想は難しいかもしれません。

そのうえで特大万舟を狙いたいのであれば、ボックスなどで軽めの購入が無難でしょう。

【多摩川競艇】まとめ

多摩川競艇場の特徴をまとめるとこんな感じ。

  • 日本一の静水面=モーターの力を存分に出せる
  • インは以前ほど弱くない
  • 2コースに強者がいる時は期待大
  • 4カドの入着率は高め
  • 特大万舟への期待は控えめに

走りやすい水面であることから、女子リーグ(ヴィーナスリーグ、オールレディース)の開催も多い多摩川競艇場。風の影響に限定的なので、比較的予想しやすい競艇場と言えます。

ただし、全国24か所の競艇場で比較した「イン逃げ率」は低め。

初心者におすすめしたい1コースを中心とした買い方には向いていません。その為、イン天国としても有名な「大村競艇」など、逃げやすい場の方が的中率は高くなるはずです。

どちらにしても、各競艇場の特徴だけは把握したうで挑みましょう!

競艇場の特徴一覧!理解すれば舟券勝率は大きく上昇する

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