桐生競艇場の特徴まとめ!コース別入着率や水面の予想攻略法

桐生競艇場の予想ガイド!水面特性やコース別勝率などの特徴まとめ

ナイター競艇発祥の地、群馬県の「桐生競艇場」についての特徴をまとめました。

競艇場は全国に24箇所ありますが、立地や環境の違いによって、競走水面に与える影響も大きく変わります。コース別の有利不利、決まり手の傾向など、競艇場によって異なる特徴をしっかり把握しておくことが、舟券回収率のアップに役立つのは間違いありません。

水面特性やコース別成績など、攻略につながるポイントをわかりやすくご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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桐生競艇場(ボートレース桐生)とは?

桐生競艇場のアクセスマップ

桐生競艇場は、群馬県みどり市にあるボートレース場です。開場は1956年11月。全国で最も遅くオープンした競艇場となります。

開場時の所在地は群馬県新田郡でしたが、当初の主催(第一施行者)が桐生市だったことから、場名を桐生競艇場とした経緯があります。桐生市の事業撤退によって、現在はみどり市(2006年に合併、改称)の単独主催となっていますが、場名は桐生競艇場のまま変わっていません。

桐生競艇場といえば、1997年にナイター競走をはじめて実施したレース場としても有名です。全面LEDの照明デザインも特徴的で、現在はすべての開催がナイターで行われています。

桐生競艇場は「沼ではなく池」

桐生競艇場の競走水面があるのは、みどり市の南部にある阿左美(あざみ)という場所です。

「桐生競艇場は阿左美沼という名の、沼を使っている」と説明している情報サイトも目にしますが、実際はそうではありません。以下の図をご覧ください。

桐生競艇場は「沼ではなく池」

もともとの阿左美沼は、地図の左側にある部分で、旧沼と呼ばれています。

旧沼は現在、周囲を散策できる公園に整備されており、ブラックバスをはじめとした釣りのスポットとしても知られています。その関係もあって、水質や生態系の管理を目的とした水抜きが定期的に行われており、旧沼の水位は時期によって大きく変動します。

一方、桐生競艇場の競走水面として使われている地図の右側には「阿左美東貯水池」という正式な名称があります。

阿左美東貯水池は、1939年に農業用のため池として造られた後、桐生競艇場の開設(1956年)に合わせて大規模な整備が行われたとされています。よって水位は1年を通じて、おおむね安定しています。

便宜上、地元の人達には新沼と呼ばれていますが、正しくは「池」となります。

自治体が公表している「ため池のハザードマップ」においても、管轄のみどり市、近隣の桐生市ともに、桐生競艇場の競走水面には「阿左美東貯水池」の呼称が使われています。

桐生競艇場へのアクセス情報

桐生競艇場は都心からちょっと遠い場所にありますが、競艇場周辺の受け入れについては便利な点も多くあります。自家用車、公共交通機関のアクセスについて、確認しておきましょう。

自家用車の場合

高速道路の最寄りは、北関東自動車道の「太田藪塚インターチェンジ」です。栃木方面から向かう場合には、1つ手前の「太田桐生インターチェンジ」で降りて、桐生バイパスを北上するのも便利なルートとなります。

桐生競艇場へのアクセス情報 自家用車の場合出典:桐生競艇場オフィシャルサイト

桐生競艇場の周辺には、10カ所以上の無料駐車場が用意されています。収容台数は合計3700台以上。車を停める場所の心配は要らないようですね。

桐生競艇場へのアクセス情報 自家用車の場合②

公共交通機関の場合

電車の最寄り駅は、JR両毛線の岩宿駅、東武桐生線の阿左美駅、新桐生駅となります。経路については、以下の図を確認してください。

【注意】2021年4月現在、新桐生駅からの無料タクシーは運休となっています。阿左美駅で下車の上、無料巡回バスを利用してください。

桐生競艇場へのアクセス情報 公共交通機関の場合

岩宿駅、阿左美駅から発車する無料巡回バスの時刻表については、桐生競艇場のオフィシャルサイトから確認してください。

桐生競艇場の施設概要

名称 桐生ボートレース場
住所 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887
公式HP 桐生競艇オフィシャル
電話番号 0277-76-2411
営業時間 7:30~21:00
所属支部 群馬支部
主な選手
  • 江口晃生
  • 山崎智也
  • 秋山直之
  • 毒島誠 他多数

70名(2021年4月現在)の選手が所属する、群馬支部の象徴的存在といえるのが、ベテランの江口晃生選手。SG2勝のうちの1つが、地元の桐生競艇場で行われた第10回オーシャンカップでした。2020年には全24場制覇も達成しています。

その江口選手を師匠に持つのが、現在SG戦線のトップで活躍中の毒島誠選手。ナイターでは無類の強さを発揮し、地元桐生のG1も2回優勝。悲願のグランプリ制覇と賞金王獲得が、大いに期待されています。

そしてもう1人、忘れてはならないのが、「ライジングスター」山崎智也選手。デビューわずか5年で全日本選手権を制するなど、SG11勝という輝かしい戦績。最近はSG戦線から遠ざかっていますが、まだまだ活躍を期待したいレーサーです。

桐生競艇場の水面特性

ここからは、桐生競艇場の水面特性についてご紹介します。桐生競艇場は特有の立地ゆえに、競走水面にもクセがあります。詳しく見ていきましょう。

桐生競艇場の水面特性出典:googleマップ

水質は乗りにくいとされる「硬い淡水」

桐生競艇場の水質は「硬い淡水」となり、高度なターンの技術を要します。地元選手からは「艇が深く水面に食いつくか、艇が大きく跳ねてどこかへ飛んでいくか、くらいのイメージ」という話も出るほど、操縦難度が高い水質のようです。

実際、風や波高が穏やかな条件のレースでも、艇が大きくバウンドしたり、挙動を乱してフェンス近くまで流れていったり、という光景がよく見られます。くれぐれも事故には気をつけてほしいものです。

また、淡水は塩分の浮力を含みませんので、体重が重い選手には不利となります。

現在、男子の最低体重は52kg、女子は47kgとなっており、この体重を大きく上回る選手については、背負うハンデも大きいと考えて良いことになります。

全国一の標高につき、イン逃げの難度が高い

桐生競艇場は、全国24箇所の競艇場で最も高地(標高が高い場所)にあります。

桐生競艇場の標高は120m前後とされていますが、2番目の高さとなるびわこ競艇場が約85mであることから、桐生競艇場の標高だけ、他より飛び抜けて高いことが分かります。

高地は気圧が低くなるため、モーターの出力にも影響し、特に出足が弱くなるとされています。スロー勢の起こしについては、タイミングを合わせる難度が高く、特に1コースからの逃げは、少しの遅れが命取りとなるリスクも大きい傾向にあります。

雨がさらにスロー勢を苦しめる

モーターの出足が弱化する原因には、気圧の低さだけでなく、湿度の高さも関係しているといわれます。つまり標高が高い桐生競艇場で雨が降ると、スロー勢にはさらに難しい状況が生まれることになります。

競艇のモーターは、外から取り込んだ空気と混ざり合った燃料が、点火プラグによって爆発することでビストンを動かす仕組みとなっています。外気はなるべく乾いていたほうが爆発力も高くなり、ピストンの動きも良くなります。よって雨などで湿度が高くなった時には、爆発力が落ちてしまいます。

どの艇も気象条件は同じだから、関係ないのでは?とも思いますが、ここで関係してくるのが、進入におけるスロー勢とダッシュ勢の「モーター熱の差」です。

助走の距離があるダッシュ勢は、モーターを全速で動かす時間もスロー勢より長くなるため、モーターの熱が高くなり、取り込んだ空気の中にある湿気を飛ばしやすくなります。結果、スロー勢より出足の弱まりを抑制できるメリットにつながるのです。

梅雨の時期はもちろんですが、桐生競艇場がある群馬県は、局地的な雨も多い地域です。天候の変化や降雨の有無も、モーターの出足に大きく影響する要素として考えておきましょう。

冬から春にかけて安定板使用のレースが多い

桐生競艇場は、後述する季節風の影響などによって、特に冬~春のシーズンでは水面の波高が大きくなりやすい傾向にあります。そうなると艇の操縦がますます難しくなり、事故防止のために安定板を装着するレースも増えてきます。

平均して年に10日あるかないかぐらいの使用頻度といわれる安定板ですが、桐生競艇場では、その平均をはるかに超える使用率となります。

2020年12月~2021年4月の5ヵ月間、桐生競艇場では合計14節、78日の開催がありましたが、1日の全部あるいは一部のレースにおいて安定板が使用された日は、その内なんと30日(38.5%)。さらには14節すべてにおいて、初日から最終日のどこかで必ず安定板使用のレースがあったのです。

安定板を装着することで、艇の水に接する面積が増えるために、転覆などを防ぐ効果がありますが、水への抵抗が増えてモーターの伸び足が落ちやすくなるといわれています。

小回りが利くインが有利になる、という考えもありますが、ただでさえ硬い淡水に荒れ水面という状況の中ですから、桐生競艇場における安定板使用は、あくまでレースを事故なく安全に行うための手段という認識程度で良いのではないでしょうか。

桐生競艇場のコースレイアウト

乗りづらさがある硬い淡水で、標高の高さもレースに大きく影響する桐生競艇場ですが、今度はコースレイアウトについて、気をつけておくべき点のご紹介です。

桐生競艇場の特徴的なポイントは、ピットから第2ターンマークまでのスペースにあります。

本番ピットから2マークまでの「距離と傾き」

桐生競艇場のコースレイアウト

上の図をご覧のとおり、桐生競艇場の本番ピットから第2ターンマークまでの距離は165m。唐津(178m)、下関(173m)に次ぐ全国3番目の長さです。

さらにもう1つの特徴として、桐生競艇場の本番ピットはスタートラインに対して斜めに傾いています。これによりピット離れは、外枠のコースロスが少ない形となります。

枠なり進入が全体に崩れやすい

ピットから第2ターンマークまでの距離の長さに加えて、ピット離れから外枠の寄せも早くなりやすい、桐生競艇場のコースレイアウトがもたらす影響は大きく、後手を踏んでしまう艇や、前付けに出る艇が多くなることで、枠なり進入の確率も下がります。

桐生競艇場の、2021/1/1~3/31の枠番別コース取得率を確認してみましょう。

桐生競艇場のコースレイアウト 枠なり進入が全体に崩れやすい

2枠の2コース進入率が90%を割り込むというのは、本番ピットから第2ターンマークまでの距離が桐生よりも長い、下関(同95.2%)や唐津(同90.0%)をさらに下回る、全国で最も低い確率です。

4枠から外についても80%以下の低さとなり、5枠に至っては、4レースに1レースの割合で5コースに入っていないという数字になりました。

A1級の選手が多数参加して実力差が大きくなる、お正月、GW、お盆の一般開催や、新人レーサーの外回りなどを差し引いても、定番どおりにいかない進入の割合は非常に高いといえます。

ちなみに以下は、びわこ競艇場の、同じ期間における枠番別コース取得率です。

桐生競艇場のコースレイアウト 枠なり進入が全体に崩れやすい②

1枠の99.7%を筆頭に、全6枠で枠なり進入率が90%を超える安定ぶりです。桐生競艇場の乱れ具合がいかに特殊なものか、よくお分かりいただけると思います。

ここで気をつけたいのが、桐生競艇場のような遠い距離かつ角度のあるピットでは、スタート展示の進入隊形が本番と一致しない可能性も高くなるということです。

これにはスタート展示と本番で、発進するピットが違うことも関係するでしょう。

元群馬支部の所属で現在は専属解説者の、関谷聖二元選手の話では「桐生の展示ピットは、なぜか4号艇がよく遅れます。でも本番ピットでは遅れません」とのこと。スタート展示で惑わされないように、注意が必要なポイントの1つといえます。

桐生競艇場では、進入隊形から推理が必要となるレースも少なくありません。舟券の回収率を上げるためには当然のこととして、スタート展示のピット離れから、各艇の動きをしっかりと確認する必要があります。

ナイター照明点灯前は「カド捲り」の好機

ピットから第2ターンマークまで距離があるということは、外枠からのダッシュ進入において、助走を十分に取れるメリットがあります。

ダッシュの距離がたっぷりとれる競艇場は他にもありますが、前に触れたとおり、桐生競艇場は気圧の低い高地にある影響で、モーターの出足がつきにくく、スロー勢の起こしが難しい競艇場ですので、特にカド位置となる選手にとっては優位性が大きくなるのです。

スタートの感覚が鈍くなりやすいとされるナイター開催は、全般にインが有利といわれていますが、前半の数レースは照明を使わないので、昼間のレース環境と変わりません。

よって桐生競艇場の場合、ナイター照明が点灯する前のレースは、カド捲りに適した条件が揃っているということになります。

例として、以下のレースをご覧ください。

桐生競艇場のコースレイアウト ナイター照明点灯前は「カド捲り」の好機

3対3の枠なり進入。コンディションは風速3mの弱い向かい風でした。メンバーは2、4コースがA級、それ以外はB級レーサーの構成です。

ダッシュで入ってきた4~6コースが、起こしが遅れたスローの内側3艇をスタートで丸ごと飲み込んでしまいます。この勢いのまま、1周第1ターンマークを4、5、6号艇の順に回りきり、内側3艇は何もできない結果に。

桐生競艇場のコースレイアウト ナイター照明点灯前は「カド捲り」の好機②

桐生競艇場のコースレイアウト ナイター照明点灯前は「カド捲り」の好機③

スタートで揃って頭ひとつ出た外3艇が1~3着を独占し、3連単「4-5-6」は、35,490円という高配当となりました。

1日の開催で非ナイターのレースが入り込む割合については、季節や天候などによっても変わります。ただ、外コースからのダッシュが踏み込み良く決まりやすいかどうかの目安として、ナイター照明の有無が関係していることを、頭に入れておきましょう。

桐生競艇場の風の特徴

桐生競艇場の風の特徴出典:ウィキペディア

桐生競艇場は、全24場で最も標高が高い場所にあり、風の影響も受けやすい環境となります。

特に、桐生競艇場から北西の位置にある、赤城山から吹き下ろす「赤城おろし」の影響を無視することはできません。この項目では、赤城おろしがもたらす影響を中心に、風の特徴をご紹介していきます。

「赤城おろし」は冬の季節風

地元の群馬では「上州空っ風」とも呼ばれる「赤城おろし」は、群馬県の中央にある赤城山から南に向かって強く吹き下ろす、冬の季節風です。

桐生競艇場の風の特徴 「赤城おろし」は冬の季節風

日本海側から吹いてくる、大量の蒸気を含んだ風が、山にぶつかって上昇気流となります。これにより、一帯に雪を降らせることで水分が失われ、山を越えて平野部へ吹き下ろされる時には、乾燥した強い風となりやすいのです。

赤城おろしは北西から南東へ吹き抜ける季節風となりますので、位置的には桐生競艇場の方面に向かって、強い追い風として吹いてくることになります。

桐生競艇場の風の傾向は、赤城おろしが吹く冬から春にかけての時期と、赤城おろしの影響を受けない夏から秋の時期に大きく分けられます。

【冬~春】赤城おろしの強さでコース利が変わる

気象庁のデータで、桐生競艇場近辺の気象状況を確認したところ、2020年については10月下旬頃から、北西の風が多くなりはじめました。気温の低下にあわせて、赤城おろしも威力を増し、4月頃まで強い風の影響は続いていきます。

北~西の範囲で風向が変化しやすい時期もありますが、桐生競艇場のスタートラインに対しては追い風基調となります。

桐生競艇場の風の特徴 【冬~春】赤城おろしの強さでコース利が変わる

1~2m程度の弱い追い風であれば、1コースの逃げを信頼しやすくなります。

しかし、追い風が強くなれば、イン逃げが流れて2コースが小回りの差しに構える、という想定がつきやすくなる分、3、4コースが勢いよく捲り、あるいは捲り差しで突き抜ける確率が上がります。

さらに、水面が荒れるような追い風となって、1周第1ターンマークで無理な旋回や衝突が起きやすい状況が生まれると、カドの4コースだけでなく、各艇がもたつく間隙を縫った5コースの攻めにもチャンスが出てきます。

この場合は、5コースに付いて回れる6コースも舟券の圏内に入ってくる可能性が出て、高配当の目が大きくなります。

【夏~秋】梅雨明けすれば、風は穏やかに

5月に入ってくると赤城おろしが徐々に弱まり、GW開催が終わったあたりから、気温の上昇とともに、南東からの風と入り乱れる日も多くなります。

気をつけたいのは、春から夏への変わり目です。風向、風速ともに一定しない印象が強く、1日の中でもこまめなチェックが欠かせません。2020年5月の開催では、桐生では珍しい最大8mの強い追い風となるレースもありました。

桐生競艇場の風の特徴 【夏~秋】梅雨明けすれば、風は穏やかに

梅雨明けから秋にかけては、南東からの向かい風基調へと変わります。しかし、風速はおおむね穏やかで、イン逃げに不利な条件とまではなりません。1~4コースまで、ほぼ互角の条件で戦える環境となります。

気温が下がり、再び冷たい赤城おろしが吹きはじめる時期まで、この傾向が続いていきます。

桐生競艇場のコース別成績

これまで説明のとおり、インが苦しむ材料も目立つ桐生競艇場ですが、実際の成績にはどのような傾向があるのか、昨年度のデータをもとに各コース、季節ごとに見ていきます。

桐生競艇場のコース別成績

梅雨明けを境に勝率が伸びる1コース

1コースのイン逃げについては、春夏と秋冬で1着率が二極化する結果となりました。赤城おろしの影響が弱まる時期から、数字を挽回していることがよく分かります。

本来なら、夏はもう少し1着率が高くなってもいいところですが、2020年は、関東地方の梅雨明けが8/1と遅かったことが影響していると思われます。1コースの1着率が上昇するタイミングには、梅雨の状況が大きく関係すると考えて良いでしょう。

1年を通して「鬼門」の2コース

桐生競艇場のコース別成績 1年を通して「鬼門」の2コース

桐生競艇場で特筆すべき特徴といえるのが「2コースの苦戦ぶり」です。

年間の1着率12%は、全国ワースト3位の低さとなります。さらに、どの季節も1着率が15%に満たず、1コースの1着率が上がる秋には10%台にまで数字が落ちている点も、2コースの信頼度を落としてしまう材料です。

艇が密集しやすい1周第1ターンマークにおいて、最も割を食うのが2コースではないかと考えられます。イン逃げの1コースを内から差しても届かず、外から攻めても3コースから被せられて、という決め手の乏しさを、データが物語っていることになります。

3、4コースの外攻めが結果に表れやすい

桐生競艇場のコース別成績 3、4コースの外攻めが結果に表れやすい

桐生競艇場で1コースの逃げに不安があると判断した時、2コースに代わって相手候補となるのは3、4コース。3コースは秋~冬において2コースの1着率を上回っており、2連対率も30%台半ばの堅実な数字を残しています。

同じく競走水面が高い標高にあって、3コースが活躍するびわこ競艇場と似たような傾向が見られます。内の2艇を見ながら外を回って、捲り、あるいは捲り差しの両構えができる展開の利が、3コースには大きいようです。

その3コースを、さらに1着率で上回っているのが4コースです。

年間を通じて数字に大きな凹みがなく、インが極端に弱く、捲りが決まりやすい水面の戸田競艇場に次ぐ、全国2番目の高水準となっています。

特に、風の影響が弱まった穏やかな水面では、4コースの思いきったカド捲りの命中率が高くなることも、夏の4コース1着率15.7%という数字に表れています。

少しだけ気になる5コースの1着率

あくまで参考程度のデータとなりますが、春シーズンにおける5コースの1着率(8.5%)は、5%台前半の全国平均を大きく上回る高さとなっています。

強い追い風、高い波高などによって、水面が荒れやすい季節ゆえの数字となりますが、桐生競艇場の水面を乗りこなせていないメンバーが揃った場合には、消去法の末、5コースにまで勝つチャンスが広がることもあります。

桐生競艇場のコース別成績 少しだけ気になる5コースの1着率※5コースが1着を獲るレースのパターン(例)

上の画像のように「1コースの逃げが大きく流れ、差しが膨らむ2コースとツケマイの3コースが絡んで同じく流れ、4コースが行き場を失くした結果、内側がガラ空きになって5コース(赤丸)に道が開ける」というシチュエーションも珍しくないのが、桐生競艇場の難しいところです。

桐生競艇場のコース別決まり手

出足が弱くなる高地、硬い水質、赤城おろしによる強い追い風など、一筋縄にはいかない桐生競艇場では、各コースの決まり手にどんな特徴があるでしょうか。

これまでの傾向をおさらいする形にもなりますが、桐生競艇場の決まり手データは、以下の通りになっています。

桐生競艇場のコース別決まり手出典:ボートレースオフィシャルサイト

2コースは勝つなら「差し」だが…

桐生競艇場のコース別決まり手 2コースは勝つなら「差し」だが

2コースの勝ちパターンは、ほぼ3分の2が、イン逃げが流れた内側を突く「差し」となります。

しかし前の項目で書いた通り、2コースは1着率そのものが高くありません。2コースの小回りがとても難しい桐生競艇場においては、多少展開の助けも必要となってきます。

3、4コースは勢いよく捲って好結果に

桐生競艇場のコース別決まり手 3、4コースは勢いよく捲って好結果に

3コースについても、小回りの2段差しより、外から強気で捲っていく攻めに光明がある傾向が出ています。

水面の特性上、ターンスピードが相対的に遅めの桐生競艇場では、前を行く艇の動きを見る時間も少し長く取れるため、捲り、捲り差しの判断にも余裕が生まれやすいと考えられます。

同じことは、通常カド位置となる4コースにも当てはまり、旋回後の伸び足につなげられるスムーズな外捲りが決まれば、1着の目が大きくなります。

荒れ水面限定で5、6コースの出番

桐生競艇場のコース別決まり手 荒れ水面限定で5、6コースの出番

基本的に5、6コースの出番は少なく、抜け出しは1周第1ターンマークで複数の艇がもつれ、スペースができた場合の他力本願となります。

桐生の荒れた水面は、直線の攻防や、第2ターンマークの旋回にも影響を及ぼすことがあります。その為、捲りや捲り差しだけでなく、道中の逆転となる「抜き」についても、決まり手の比較においては少なくないというデータが出ています。

【桐生競艇場】まとめ

今回は関東地区の「桐生競艇場」についてまとめました。競艇場の特徴やレース傾向を要約すると、以下の通りになります。

  • 最も高地にある競艇場で水質は硬い淡水
  • 照明点灯前はダッシュ勢の強みが増える
  • 枠なり進入が崩れやすく、展示と本番で変わる場合も
  • 「赤城おろし」は晩秋~春先にかけて吹き下ろす
  • イン逃げは春先が最も苦戦。梅雨明けで回復傾向に
  • 差しが利かない2コースより3、4コースの外攻めを重視

桐生競艇場は、スタート展示から深い推理が必要なコースレイアウトを持ち、高い標高、硬い水質など、機力だけでは優劣をつけられない要素が多く含まれます。また、季節によっては赤城おろしの風が競走水面をかき回す、とても複雑な環境下でレースが行われていることがお分かりいただけたかと思います。

予想にあたっては、レースごとに変わる気象条件をこまめに把握し、柔軟な展開の読みが求められる、非常に難解な競艇場の1つといえるでしょう。

回収率100%を目指すには、舟券を買うべきレースの取捨から慎重に考える必要がありそう。水面をよく知る地元選手、桐生の当地勝率が良い選手など、信頼できる軸選びを慎重に行ってください。

通常、夕方前から夜9時前まで開催されるナイターは、レースごとに変わりやすいコンディションの把握が欠かせません。

機会があれば、現地で冬の冷たい赤城おろしを肌で感じてみるなど、上州特有の気象条件を選手と同じ目線で知っていくことも、舟券的中への道が開くための経験値となるはずですよ。

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