愛知県常滑市にある「常滑競艇場」の特徴について紹介します。
ただ一点だけはじめに伝えておくと、常滑競艇場を攻略難易度はそこそこ高め。
というのも、他とは違った大きな特徴がある訳でもなく、日によってレースに与える影響が異なるから。本命ばかりの日もあれば、出目がぐちゃぐちゃの日も…
正直、本命党には予想しづらいかもしれませんが、中穴~万舟が好きなファンにとっては狙い目の競艇場となるでしょう。
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常滑競艇場(ボートレースとこなめ)とは?
常滑競艇場は、愛知県常滑市にある競艇場です。昭和28年開業と歴史は古く、東海地区では初の公式開催を行った津競艇に次ぐ2番目に古い歴史を持ち合わせる常滑。
隣接する半田市にあった「半田競艇場」ですが、あの伊勢湾台風で壊滅的な被害を受けてしまいあえなく閉鎖に。
しかし、半田市は事業を経営する権利だけは持ち合わせており、常滑競艇場で開催されるレースを年間24レースほど現在も施行しています。
そうした意味では、台風により閉鎖に追い込まれた”半田競艇場の思い”も引き継いでいる競艇場と言って良いでしょう。
ボートレースとこなめのアクセス情報
常滑競艇場は、向かって左下に中部国際空港(セントレア)を望み、競艇場自体は臨空地帯の一角に設置されていることがわかります。
また、向かって右下には伊勢湾があり、設置面は少ないものの、港と直に接していることがわかります。ホームは真北にあり、方角で言えば真横に伸びています。
常滑競艇場の特徴を把握するうえで、まずはマップが示すような位置関係を大体でいいので覚えておきましょう。
BORTRACEとこなめの概要
名称 | BORTRACEとこなめ |
住所 | 〒479-8501 愛知県常滑市新開町4-111 |
公式HP | BORTRACEとこなめ |
電話番号 | 0569-35-5211 |
時間 | 9:00〜17:00 |
所属 | 愛知支部 |
主な選手 | 池田浩二 平本真之 磯部誠 赤岩善生 他多数 |
賞金王を2度制した池田浩二選手をはじめ、平本選手や赤岩選手、仲口選手などSGレーサーを多数輩出してきた愛知支部のホーム水面です。
過去にはインファイターで名を馳せた大嶋一也選手や、フライング94本という歴代記録を打ち立てつつ、捲り一発でファンを湧かせてくれた上島久男選手(故)なども過去に在籍していたことで知られています。
選手は136名(2021年現在)とまずまずの大所帯です。
常滑競艇場の水面特性
常滑競艇場は伊勢湾と直に接していることから「水面は海水」となります。常滑競艇場の特徴を知る上では、まずこの海水による影響を押さえておく必要があります。
体重差はさほど気にしなくて良い
競艇は体重が重たい選手ほどビハインドとされていますが、常滑競艇場は海水面で浮力が得られます。その為、少々の体重差は気にかける必要はないでしょう。
しかし、あまりにも差があると海水面のメリットを打ち消す可能性は十分考えられます。
「体重が軽い選手が有利」なのは競艇のセオリーでもあるので、予想の際にどちらか一方を選ばないといけない場合は、軽い選手を選んだ方が無難かも。
念のため、出走前にはチラっとでも体重チェックすることをお忘れなく。
水質が柔らかさは全国トップクラス
塩分が濃いため浮力が増すのはもちろんですが、常滑競艇場の場合はそれだけではありません。
他の競艇場と比較して塩分が濃さは上位クラス。よって、一般的な水面より柔らかいとされているのです。
淡水は一般的に海水よりも硬いため、水面を走る艇がバンバン跳ねることがあります。
一方、海水はその柔らかさから、さほど艇が跳ねないとされています。そのため、比較的スピードが出やすく、艇を扱いやすいのが特徴となります。
とはいえ、あくまで水面の状態が安定している静水面の状態のとき。風などの影響で荒れていれば話は別です。柔らかいという事実は考慮しつつ、事前の水面状態を優先しましょう。
干満差による影響ほとんどない
常滑競艇場は内海に位置しています。伊勢湾と設置している面積もさほど大きくはなく、さらに水門がほとんど閉じているため、干満差はほとんどありません。
以上のことから、潮の動きによるうねりなどはあまり発生しません。
常滑競艇場はプール水面とまでは行きませんが、プールに近い設計になっていると考えて良いでしょう。
常滑競艇場の風の特徴
常滑競艇場の特徴を語るうえで欠かせないのが「風」です。伊勢湾を挟んで反対側に位置している「津競艇場」も同様、風を無視できない競艇場の一つです。
冬場の季節風には要注意
常滑競艇場の冬季は強い季節風が吹きますが、注意したいのは「風が吹く方向」です。
向かって左側に伊勢湾。そして、ホームが真北に位置しているので、スタートは伊勢湾に向かって進むことになります。つまり、伊勢湾側から強風が吹き荒れ、スタート時点では向かい風になることが多いのです。
参考になる情報が「中部国際空港の気象特性」にも記載されていたので、その一部を抜粋して紹介しておきます。
海上空港という特性上、年間を通して風が強く、特に冬型の気圧配置においては西から北西の季節風が卓越し強い。
出典:中部航空地方気象台
気象庁のデータを確認すると、北西の風がどれだけ強いか一目で分かります。
1〜3月の風向は北西がとても目立ち、平均風速は5〜6m超えばかり。
このデータだけみてもどれほど強いかが理解できると思います。そのため、特にスロー勢にとっては不利な状況に置かれやすく、大荒れになるレースもしばしば。
常滑競艇場でのレースを購入する際は、直前情報で風向や風速のチェックだけは怠らないように。
夏場は一転、追い風傾向
上記データは、6~9月(夏場)の風速および風向となります。
常滑競艇場の風は、季節風による冬場の北西の風ばかりではありません。しつこく北西の風も残ってはいるものの、夏場は一転、北西とは真逆の南東や東南東の風が目立つようになります。また、10mを超える強風まで吹く始末。
このデータはセントレアを起点に観測したものであるため、常滑競艇場をダイレクトに表したものではありません。
しかし、常滑競艇場とセントレアはほど近い場所にあることや、高い建物などもなく海に近い場所に面しているので、同じような気象になるといっても過言ではなないでしょう。
冬と夏、どちらもこれだけの強風が吹き荒れた場合、さすがにレースへの影響は大きくなります。
常滑競艇場の水面図(コースレイアウト)
常滑競艇場は水面や風だけではなく、コースレイアウトにも特徴がみられます。この水面がレース結果にどのような影響を与えるのか?
1マークとスタンドの幅が狭い
常滑競艇場は1マークからスタンドまでの距離が40mとなっています。この幅は全国平均値はおよそ43m強。常滑競艇場は平均より約3mほど短く設計されていることになります。
この幅が狭いと有利になるのは握りマイをする傾向にある3,5コース。
一方、不利になりやすいのは差し選択をする傾向にある2,4コースです。この距離が短いほど艇間が短くなりやすく、1マークをターンする際のマイシロが小さくなります。
その影響がより顕著に表れるのは、スタートが横一線に揃った時。
差しコースである2,4コースは前の艇がターンするのを待ちつつ、差すために艇をターンさせなくてはなりません。そのマイシロが小さくなってやりづらくなるのです。
握りマイをする3,5コースは逆に、狭い状態から広いところへ自在なターンが可能になるため、必然的に3,5コースの方が有利となるケースが多くなります。
ただし、上記で説明したのはあくまでスタートが揃った場合。優勝戦など実力者揃いであればそうなる可能性は高いですが、一般戦では不揃いになることの方が多いです。
どちらにしても「スタートタイミング」がレース展開に影響を与えるので、スタート展示の情報は見落とさないようにしてください。
1マークのバックストレッチが広い
常滑競艇場は1マークのバックストレッチ側がとても広く設計されており、その距離は128mとされています。
この距離の全国平均はおよそ98mほど。全国24会場で最も広いと言われているのが徳山競艇場、次いで蒲郡競艇場、そして常滑競艇場で全国3番目の広さなのです。
この距離が広いと対岸に激突する心配がなく、思い切り握って全速力でターンすることができます。
勝負を決する1周1マークでも同様に握りやすいため、3,5コースに有利な設計になっていることを覚えておきましょう。
予想に欠かせないコース別勝率
常滑競艇場はコース別の成績にいくつかの特徴がみられます。
競艇場のコースレイアウトや番組マンの傾向、季節ごとの特徴が組み合わさった結果を明確に示す指標となり、予想に大切なデータでもあります。
以下が常滑競艇場のコース別入着率です。
インは全国平均でそこそこ強め
常滑競艇場の1コース勝率は59.2%。50%を切る競艇場も複数あるので、常滑の人逃げ率は高めといって良いでしょう。
ただ、強いと言っても良い時期で60%前後であることから、イン天国とも呼ばれる「大村競艇場」などと比較するとそこそこのレベル。
ちなみに、常滑競艇のイン逃げ率は、2020年度で11番目(24場所中)とやや中間の上をいく程度です。
ブイに最も近いコースを走るインでも全速ターンできる広さ、そして季節によって変わる風も影響してくるので、常滑のイン逃げ率については参考にし過ぎない方が良いかも。
それより番組構成やレースごとの気象情報を注視してください。
常滑と戦ってきた個人的な感想ですが、1コースの信頼度はかなり低め。以下のような出目の日が多い印象です。
準優勝戦以降の後半あたりから落ち着くイメージで、それ以前のレースは軸すら読み切れないことが多いです。よほど自信があるレース以外は参戦をおすすめしません。
1コースが逃げた場合は2コース2着が信頼大
常滑競艇場の2着はダントツで2コースが高くなっています。
常滑競艇場のコースレイアウトを考慮すると、握りマイを仕掛ける3,5コースの方が差しの2,4コースよりも有利だとお伝えしました。
しかし、2コースの入着率データは、3コースよりも2コースの方が高めを推移しています。
様々な要因が関係しているでしょうが、競艇のセオリー通り”インほど有利”が働いているのかもしれません。
とはいえ、以下に紹介する「尼崎競艇場」のように、イン逃げ率は高くても、2コースおよび3コースの2着率がほぼ同等の競艇場もあります。
このデータでは、イン逃げ濃厚なレースであっても、1-2もしくは1-3で来るのか絞るのは難しいはず。
その点、常滑競艇場の場合は入着率が高いうえ、2,3コースの差は6%ほどあるので、選手が同レベルなら1-3を切り捨てることも可能となります。
3着目はできるだけ広めがおすすめ
3着のコース別入着率を確認してみると、3,4,5コースの3着率がわずか2%程度の間に3艇がひしめき合っており、ほとんど差がないことがわかります。
本当は極限まで絞りたいところですが、さすがにこのデータで4点買いだと後悔しそう。
もちろん、購入しなくても良さそうな出目もあります。でも、3連単で購入する際は、3着に3,4,5コースを流すした方が結果的に回収率は良くなるはず。
6コースのみ期待値は低いので、強い選手でない限りは含めない判断でいいと思います。
常滑競艇場のコース別決まり手の特徴
常滑競艇場にはコース別決まり手データです。
決まり手はレース展開に大きく影響してくるので、どのような進入が多いのか?ある程度でいいので把握しておきましょう。
3コースの決まり手は捲り差し
3コースは圧倒的に捲り差しの決まり手が高くなっています。
例えば、戸田競艇場のような捲り水面と称されるような場の場合、3コースは捲りの方が捲り差しより2倍近い数値を出しています。常滑競艇場の場合はむしろその真逆であり、むしろ3倍以上捲り差しの方が高いのです。
これはインが残しやすい常滑競艇場の特徴とも言えます。常滑競艇場で3コースが優勢と予想した場合は、3-1もしくは3-○-1のように、イン残しがよく来ることを覚えておきましょう。
4コースの捲り
4コースは捲りが捲り差しより2倍近くなっています。
特に珍しいことではなく、4コースはどの競艇場も捲りの方が多いのは変わりません。また、このデータを知っておけば、4コースが捲って5,6コースも追従する展開を予想することができます。
「津競艇」のように、捲り・捲り差しの決まり手がほぼ同等の場合、インコースが残るか?それともアウトが付いてくるのか?の判断をしにくくなります。
その点、常滑競艇の4コースがスタートを決めた場合は「捲り差し」と一点読みできるので、展開を予想するのに頭を抱えなくて済むかもしれません。
3コースが圧倒的に捲り差しが多いのに対して、4コース優勢時には捲りとなるという逆転現象が発生しているのもまた特徴です。
「4コース捲り時には5,6コースが連対しやすい」ことは、全場に共通するので覚えておくと良いでしょう。
常滑競艇場でフライングが多い理由
風の意識しすぎて慎重に行きすぎると届かないことがある一方、風を無視してスタートを頑張りすぎるとフライングになることも。どの競艇場でもフライングは起こりうることですが、常滑競艇場は特にフライングが多発する競艇場でもあります。
以下の表は、過去1年間の「全国24場のフライングランキング」です。
競艇場 | レース数 | フライング |
---|---|---|
江戸川競艇 | 2119 | 86回 |
常滑競艇 | 2400 | 83回 |
若松競艇 | 2298 | 83回 |
津競艇 | 2299 | 74回 |
浜名湖競艇 | 2400 | 70回 |
児島競艇 | 2376 | 69回 |
平和島競艇 | 2160 | 63回 |
桐生競艇 | 2249 | 61回 |
三国競艇 | 2304 | 57回 |
蒲郡競艇 | 2304 | 55回 |
宮島競艇 | 2371 | 54回 |
唐津競艇 | 2228 | 54回 |
丸亀競艇 | 2376 | 53回 |
大村競艇 | 2376 | 52回 |
芦屋競艇 | 2376 | 51回 |
徳山競艇 | 2443 | 50回 |
下関競艇 | 2218 | 49回 |
福岡競艇 | 2298 | 46回 |
住之江競艇 | 2227 | 39回 |
戸田競艇 | 2334 | 37回 |
尼崎競艇 | 2232 | 34回 |
多摩川競艇 | 2256 | 33回 |
鳴門競艇 | 2223 | 31回 |
びわこ競艇 | 2232 | 29回 |
以上の表の通り、常滑競艇場のフライングの多さは全国2位です。難水面である江戸川競艇場の1位は不動ですが、それに迫りそうな回数のフライングが多発しています。
江戸川競艇が多いのは理解できます。しかし、そこまで水面の荒れていない常滑競艇はなぜ多いのか?
最大の理由は「強風による影響」です。
先述したように、常滑競艇がある場所は伊勢湾からの風が吹き荒れて、スタート感覚が分からなくなると言われている”5m以上の風”のレースが常日頃からあります。
当然、フライングすることまで予想するのは不可能なので、強風が吹き荒れる日は近づかない方があなたのためかもしれません。
まとめ
今回は東海地区の一角を担う「常滑競艇場」についてまとめました。
常滑競艇場は海水面であるものの、さほどうねりや潮位差は気にしなくて良いでしょう。また、風がとても強く、その影響もあってフライングが多い点など、様々な特徴があります。
コース別入着率に関しては、1コースの逃げ率が60%ほどあり、そこそこインが強い印象。
他には3コース捲り差し率、4コースのまくり率が高く、仮に逃げ切れなかったとしても残しやすい展開が多いようです。
これらのことは常滑競艇場の予想をするうえで大切な情報となるので、不明な点は再度確認していただき、回収率アップにお役立て頂ければ幸いです。
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