結論からお伝えすると、競艇のみで食べていく(生活する)のはほぼ不可能です。
もちろん、100%無理とは言っていません。ただ、20年以上の競艇人生においてそういった人物は1人もおらず、この先も現れることはないでしょう。
期待して訪問された方には残念なお知らせとなりますが、それが真実であり現実。唯一、競艇だけで生計を立てているのは胴元(ボートレース協会)のみ。
しかし、本業にはできないと言っているだけで、前向きな話もあるのでご安心ください。
競艇で食べれてはいないものの、小遣い稼ぎには適したギャンブル。それを継続すれば”美味しい副業”にすることは可能です。
そこで今回は、競艇のみで生活するのが困難な理由と、稼げる副業にするための買い方(考え方)紹介します。
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「エンカウント」は試すべき。
直近2ヵ月の無料予想は的中率47%・回収率196%。これほど優秀な予想サイトは極めて稀です。
- 検証数:57レース
- 的中数:27レース
- 的中率:47.3%
- 投資額:570,000円
- 払戻金:1,119,400円
- 回収率:196.3%
上記実績は無料予想のみ。舟券代以外の費用は一切掛かりません。
競艇のみで食べていけない理由
「競艇だけで食べていく or 生活する方法」なんて存在しません。その理由を簡潔に紹介していきますね。
25%の控除率(手数料)が発生する
競技 | 控除率 | 還元率 |
---|---|---|
競艇 | 25% | 75% |
競馬 | 20~30% | 70~80% |
競輪 | 25% | 75% |
オートレース | 30% | 70% |
公営ギャンブルには「控除率(手数料)」が設定されています。
控除率とは、投票した時点で引かれる手数料の割合。
そして、手数料が引かれて残ったものを「還元率」と呼び、割合によって「期待値が高い(低い)」と使われることもあります。
選手の賞金・スタッフの人件費・競技場の管理費など、開催するためには多額の資金が必要です。控除されたお金はそれらを補うための費用に充てられます。
要は、公営ギャンブルは全て「戦う前からハンデを負っている」と理解すべき。
プラス収支を継続的に達成している人が少ないのは”控除率”のせいであり、胴元以外は不利な戦いを強いられている訳です。
そうした仕組みを理解したうえで、こんなニュースを見るとイラっとするはず。
日本一の売り上げを達成したボートレース大村の昨年度の純利益が、過去最高の149億5千万円(前年度比68億3千万円増)だった
全国1位150億円ちかくも純利益があるんだったら、控除率を下げても問題ないじゃねえか!と思うけど…
絶対に当てるのは不可能
ボートレースで絶対に的中させる方法(必勝法)は存在しません。
「的中率90%」といった誇大広告をよく見かけますが、あれはユーザーを騙すためのウソ。仮に事実である証明をしてくれたら、渋谷のスクランブル交差点を裸で歩いても良いレベルですw
プロ予想師が的中率重視で予想しても、長期的に見ればせいぜい60%程度がアッパーだと思います。
オッズが10倍を切るような本命ばかり買ってもその程度ですよ。収支的に勝つことはできるかもしれませんが、それのみで生計を立てるのはどう考えても無理。
あり得ない的中率を載せているサイトがあったら、詐欺だと思って近寄らないでください。
競馬なら予想システムで勝つことは可能だが…
ギャンブル業界を大きく揺るがしたこのニュース・・
3年間で28億7000万円もの馬券を購入し、30億1000万円の払い戻しを受けた会社員が所得を申告しなかったとして脱税起訴された事件は競馬界に衝撃を与えた。
出典:Asageiplus
競馬予想ソフトを利用し、5億円以上の脱税を指摘されたこの事件。「一時所得 or 雑所得」が裁判で争われ、最高裁判決では「外れ馬券は経費」として認められました。
判決内容は置いといて、予想ソフトで利益が出せることを証明した事件でもあります。
しかし、30億円もの払戻しを実現できたのは、1レースの売上が数億円~数十億円に上る競馬だったから。
365日休みなく、毎日10会場ほどで開催している競艇の場合、1レースに投票される売上は知れてます。そのうえで、当たる確率の高い買い目に大金を投じても、オッズは期待値以下となるだけ。
そういった事情もあって、競馬以外の予想ソフトは全く普及していないのが実態です。
毎週SGが開催されていれば可能かも
レース名 | 総売上 |
---|---|
クラシック | 131億円 |
オールスター | 137億円 |
グランドチャンピオン | 141億円 |
オーシャンカップ | 133億円 |
メモリアル | 147億円 |
ボートレースダービー | 180億円 |
チャレンジカップ | 135億円 |
グランプリ | 271億円 |
上記は最上位グレード「SG競争」の2023年度売上。
もし、同じ規模のレースが毎週開催していれば、大金を投じてもオッズ変動は少なく、競艇予想ソフトが活用されていたかもしれません。
しかし、SGは1年に8回のみで、日々開催しているのはほぼ一般戦です。
- SG:年間8回
- G1:年間35回前後
- G2:年間8回前後
- G3:年間50回前後
- 一般:毎日
競艇ファンならご存じでしょうが、一般戦で厚張りするとオッズはめちゃくちゃ下がります。
仮に優れた競艇予想ソフトがあったとしても、そのような状況では性能を発揮できません。それに、年8回のSGだけ投票して「競艇で生活」なんて不可能なのは一目瞭然。
以上の理由から「競艇のみで食べている人はいない」というのが私の持論。
異論は大歓迎です。その内容が納得するものなら、この記事を削除しても構いません。
競艇を稼げる副業にはできる
競艇で食べていくことはできなくても、稼ぎやすいギャンブルであることに変わりはありません。
ここまで読んでガッカリした方、ここからは前向きなことしか語りませんw
公営ギャンブルで最も当てやすい
出走数 | 3連単 | |
---|---|---|
競馬 | 最大18頭 | 4,896通り |
競輪 | 最大9車 | 504通り |
オートレース | 最大8車 | 336通り |
競艇 | 6艇 | 120通り |
競艇最大のメリットは、6艇しか出走せず当てやすいこと。
誰だって一発デカいのを的中させたいのは同じ。でも、勝つために不可欠なことって何だと思います?配当に関係なく当てることです。
競艇は3連単でも120通りしかありません。その為、その目的を最も達成しやすく、手堅く勝ちを目指す人には適したギャンブルと言えるでしょう。
平均配当は低くなりますが、一方で負けるリスクが一番低いことも覚えておく必要があります。
メリット | 公営No.1の当てやすさ プラス収支を達成しやすい 負けるリスクが少ない |
デメリット | 公営ワーストの平均配当 大きく勝つのが難しい |
メリット・デメリットを比較した際、プラス収支の面ではメリットが勝っているように思えます。
まぁ、感じ方は人それぞれなので、最終的な判断はあなたにお任せします。
期待値の高い「銀行レース」を判別しやすい
上記で説明した”当てやすさ”と重複する内容ですが、知識の乏しい競艇初心者でも簡単なレースを見つけやすい特性があります。
いわゆる「銀行レース」と呼ばれるやつ。
もちろん、ズブの素人だとその判別は難しでしょう。ただ、後ほど紹介する”予想のコツ”さえ覚えれば、小学生でも簡単に見つけることが可能。
正直、銀行レースだけ投票していれば小遣い稼ぎぐあいなら余裕です!
私はついつい欲が出てしまうクズですが、それでもプラス収支を継続してます。欲を抑えられる方なら、美味しい副業になること間違いなし!
年中無休(365日)レースを楽しむことができる
競艇が副業に向いていると言われるのは、開催数の多さも関係しています。
お盆や年末年始(12/29~1/3)も当たり前のように開催。さらに、モーニング・デイ・ナイター・ミッドナイトと4つの時間帯でレースが行われ、毎日10会場以上で投票が可能です。
「開催場が多すぎて迷ってしまう」と感じる人もいるでしょうが、裏を返すと「当てやすいレースの選択肢が多い」と言い換えることができます。
近年、競艇人気は急上昇しており売上も年々上昇中。
今後はさらに盛り上がっていくと思うので、ユーザーにとっては戦いやすい環境になっていくはず。
ネット投票が普及した今、昼夜問わずいつでも投票できてしまうボートレース。このまま伸び続ければ、公営競技No.1の競馬を追い抜く可能性は十分あると思います。
競艇で勝つための買い方・賭け方
競艇の魅力を理解してもらったところで、実践でも活用できる「おすすめの買い方・賭け方」を伝授したいと思います!
他にも教えたいことは沢山ありますが、とりあえずこれから紹介する4つだけは覚えておいてください。
私が実践している舟券術は以下の記事にまとめています。時間があればぜひご覧ください。
競艇は3連単のみで問題なし
券種 | 確率 | 舟券の内容 |
---|---|---|
複勝 | 1/3 | 1着 or 2着に艇を当てる |
単勝 | 1/6 | 1着の艇を当てる |
拡連複 | 3/15 | 着順関係なく1~3着までを2艇当てる |
2連複 | 1/15 | 着順関係なく1着・2着を当てる |
3連複 | 1/20 | 着順関係なく1着・2着・3着を当てる |
2連単 | 1/30 | 1着・2着の艇を当てる |
3連単 | 1/120 | 1着・2着・3着の艇を当てる |
舟券には上記「7種類の券種」があります。
競馬だと単勝や複勝をはじめ、用意されている全ての券種が買われています。ですが、競艇には”ほとんど買われていない券種”が存在するのです。
そのことをより理解してもらうために、とあるレースに投票された券種別の投票割合を紹介しておきます。
- 3連単:48,405,100円(91.0%)
- 2連単:2,044,800円(3.8%)
- 3連複:687,100円(1.3%)
- 2連複:239,400円(0.4%)
- 拡連複:988,000円(1.9%)
- 単 勝:405,100円(0.8%)
- 複 勝:370,700円(0.7%)
投票割合を占めているのはほぼ3連単。
それ以外の券種に関しては、2連単でも3.8%しかなく、その他は5,000万円以上の売上に対して100万円を下回る投票額。
オッズは上記計算式で算出されるので、売上が少ないほど変動は激しくなります。したがって、3連単以外の舟券を購入する場合、期待値とはかけ離れたオッズになるリスクが増します。
もし、単勝や複勝などを買いたいならお好きにどうぞ。投票した瞬間に無意味なオッズになるでしょうから。
勝つことを目的としているなら、3連単の舟券だけを買うようにしましょう。
穴狙いはせずイン逃げレースのみに参戦
競艇で勝つために欠かせないのは「簡単に当てられるレースを選択」すること。
ご存じの通り、競艇はインコースが圧倒的に有利な競技。1着率の高い競艇場だと60%以上がイン逃げするほどです。
ギャンブラーである以上、高額払戻しを望む気持ちは痛いほど分かります。しかし、競艇でその賭け方をしても勝ち組にはなれません。
どうしても穴狙いじゃなきゃ嫌だ!という方は、そのお金を競馬に投じてください。その方がよっぽど活きた使い方だと思います。
イン逃げする確率の高いレースの選び方はいろいろ紹介しています。
関連記事を読んで理解できなかったら、直接連絡いただいても構いません。できる限り協力させてもらいます。
少ない点数で資金配分(トリガミ厳禁)
競艇でプラス収支を継続している人は、可能な限り「点数を絞って買う」ことを心掛けています。
競艇の平均配当は「7,500円程度」と伝えているメディアも多いですが、万舟以上の荒れたレースを含んだ中央値。あまり参考になる数値とは言えません。
では、どの程度の点数がベストなのか?
- ガチガチのレースなら4点
- ヒモ荒れしそうなら6~8点
- ヒモ予想が難解なら12点
「もう少し増やした方がいいかな?」と感じるぐらいがベスト。
ヒモ抜けして外れることもあるでしょうが、長期的に見れば必ず回収率は良くなるはずです。
また、投票前にオッズを確認し、トリガミ(的中してマイナス)の可能性がある場合は、買い目ごとに資金配分をしてください。間違えてもガミる買い方だけは避けましょう。
前づけ・悪天候などの不安要素があれば見送る
- 前づけなど枠なりではない
- 悪天候(強風・波高)
- イン逃げの妨げになる選手
- 低すぎるオッズ
前づけなど枠なりではない
前づけのレースは深インになってしまったり、ダッシュのまくりが決まりやすくなる傾向があります。イン逃げ率は大きく低下することになるので、近寄らない方が身のため。
悪天候(強風・波高)
強風が吹き荒れるレースは、向かい風ならダッシュ勢が有利、追い風ならスロー勢が有利になりやすい傾向。
さらに、水面が荒れていると「キャビる可能性」が高くなり、展開を予測するのが困難となります。
イン逃げの妨げになる選手
インコースに勝率上位の選手がいたとしても、それだけでイン逃げすると決めつけてはいけません。特にダッシュのカド受けを担う3コースがクソの場合は要注意。
イン逃げを成功させるには「逃げる展開」が必要となるため、その展開を崩してしまいそうな選手がいたら見送るのが賢明です。
低すぎるオッズ(オッズの偏り)
1レースあたりの売上が少ない競艇では、ひとつの買い目に多額のお金が投票されるケースがよくあります。
そうした「オッズの偏り」を確認できたら、購入予定の舟券が被っていないかチェックしましょう。被っているなら買うのを止め、美味しい配当になっているならベットの増額を検討してください。
まとめ:競艇で生活はできないけど稼ぐことはできる
競馬予想ソフトなどを使い、あり得ないほど稼いでいる人は実際にいます。
ただし、競馬でしか活用できないうえ、日本中を探しても数名程度しかいないと思います。そこまで頭がキレる人なら、ギャンブルじゃなくても稼げるビジネスはいくらでもあるでしょう。
「ギャンブルで食ってます」なんて、99.999%あなたを騙すためのウソです。
そんな詐欺師の甘い誘惑には乗らず、少し贅沢をでき副業程度のつもりで競艇を楽しみましょう!
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