2023年2月の四国地区選(鳴門)を皮切りに、全6地区で開催されたG1地区選手権競走が全て終了。それと同時に、3月16日に開幕する「SGボートレースクラシック(平和島)」の出場権をかけた最後の戦いも幕を閉じました。
関東・東海・近畿・四国・中国・九州地区を制したのは以下の6選手。
- 四国地区(鳴門):中村日向
- 中国地区(児島):茅原悠紀
- 近畿地区(住之江):馬場貴也
- 関東地区(江戸川):石渡鉄兵
- 東海地区(浜名湖):徳増秀樹
- 九州地区(若松):末永和也
SGボートレースクラシックの出場資格は、以下の記事で解説しています。
平和島SGクラシック出場選手
選手名 | 優先出場 選出順位 | 出場履歴 |
---|---|---|
遠藤エミ | 前年度優勝者 | 2年連続5回目 |
馬場貴也 | 22年GP優出者 | 2年ぶり4回目 |
深谷知博 | 22年GP優出者 | 2年ぶり4回目 |
原田幸哉 | 22年GP優出者 | 6年連続16回目 |
片岡雅裕 | 22年GP優出者 | 2年ぶり3回目 |
磯部誠 | 22年GP優出者 | 5年連続5回目 |
宮地元輝 | SG優勝者 | 2年ぶり2回目 |
池田浩二 | SG優勝者 | 2年連続14回目 |
椎名豊 | SG優勝者 | 2年連続2回目 |
毒島誠 | G1・G2優勝者 | 11年連続11回目 |
桐生順平 | G1・G2優勝者 | 10年連続10回目 |
羽野直也 | G1・G2優勝者 | 2年連続3回目 |
山田康二 | G1・G2優勝者 | 4年ぶり2回目 |
関浩哉 | G1・G2優勝者 | 4年ぶり2回目 |
深川真二 | G1・G2優勝者 | 5年連続13回目 |
近江翔吾 | G1・G2優勝者 | 初出場 |
菊地孝平 | G1・G2優勝者 | 2年ぶり10回目 |
岡崎恭裕 | G1・G2優勝者 | 2年ぶり6回目 |
松田祐季 | G1・G2優勝者 | 7年ぶり2回目 |
今垣光太郎 | G1・G2優勝者 | 3年ぶり18回目 |
土屋智則 | G1・G2優勝者 | 5年ぶり2回目 |
渡邉和将 | G1・G2優勝者 | 2年連続2回目 |
石野貴之 | G1・G2優勝者 | 4年連続11回目 |
田口節子 | G1・G2優勝者 | 11年ぶり3回目 |
河合佑樹 | G1・G2優勝者 | 初出場 |
太田和美 | G1・G2優勝者 | 2年連続19回目 |
稲田浩二 | G1・G2優勝者 | 2年ぶり4回目 |
山田哲也 | G1・G2優勝者 | 2年連続4回目 |
上平真二 | G1・G2優勝者 | 3年ぶり6回目 |
船岡洋一郎 | G1・G2優勝者 | 2年連続2回目 |
香川素子 | G1・G2優勝者 | 初出場 |
新開航 | G1・G2優勝者 | 初出場 |
井口佳典 | G1・G2優勝者 | 2年ぶり14回目 |
田中信一郎 | G1・G2優勝者 | 5年ぶり18回目 |
佐々木完太 | G1・G2優勝者 | 初出場 |
中村日向 | 地区戦優勝者 | 初出場 |
茅原悠紀 | 地区戦優勝者 | 3年連続8回目 |
馬場貴也 | 地区戦優勝者 | – |
石渡鉄兵 | 地区戦優勝者 | 4年ぶり5回目 |
徳増秀樹 | 地区戦優勝者 | 2年ぶり9回目 |
末永和也 | 地区戦優勝者 | 初出場 |
前田将太 | 優勝回数上位者 | 2年連続3回目 |
塩田北斗 | 優勝回数上位者 | 初出場 |
濱崎直矢 | 優勝回数上位者 | 初出場 |
松井繁 | 優勝回数上位者 | 2年ぶり26回目 |
吉田拡郎 | 優勝回数上位者 | 5年ぶり6回目 |
西村拓也 | 優勝回数上位者 | 2年ぶり2回目 |
篠崎元志 | 優勝回数上位者 | 3年ぶり7回目 |
久田敏之 | 優勝回数上位者 | 4年ぶり2回目 |
大峯豊 | 優勝回数上位者 | 2年ぶり5回目 |
吉田俊彦 | 優勝回数上位者 | 9年ぶり4回目 |
仲谷颯仁 | 優勝回数上位者 | 2年ぶり3回目 |
古結宏 | 優勝回数上位者 | 13年ぶり2回目 |
以下は予備選手 | ||
守屋美穂 | 優勝回数上位者 | |
山崎郡 | 優勝回数上位者 | |
前本泰和 | 優勝回数上位者 | |
福来剛 | 優勝回数上位者 | |
徳増秀樹 | 優勝回数上位者 | |
中野次郎 | 優勝回数上位者 | |
島村隆幸 | 優勝回数上位者 | |
守田俊介 | 優勝回数上位者 | |
柳沢一 | 優勝回数上位者 |
※第58回平和島ボートレースクラシックの特設サイトはこちら。
クラシック出場権を懸けた地区戦の優勝者
四国地区選優勝「中村日向」
中村日向は香川県出身、2018年5月16日デビューのボートレーサー。
デビューから初1着まで1年7カ月を要した遅咲きのルーキー。2021年後期にA2級へ昇格すると、2022年は年間11優出の活躍。四国地区選2着、ヤングダービー5着と、G1優出するまでに急成長を遂げました。
そして、2023年1月に児島一般戦で初優勝。勢いそのままに乗り込んだ四国地区選でG1初優勝をやってのけました。
登録番号5000番台で初のG1優勝&SG出場を手にしています。
中国地区選優勝「茅原悠紀」
中国地区選は「茅原悠紀」が2コース差しで優勝。過去7度のG1優勝および中国地区選は3度制覇しておきながら、意外にも地元児島のG1タイトルは初。
地区選の優勝戦メンバーで、クラシック出場権を持っていたのはマスターズチャンピオンを制した上平真二のみ。出場権のなかった茅原はこの優勝でクラシックの権利を得ています。
もし、上平が優勝していたら「守屋美穂」の繰り上がり出場が決定していました。推しだけに少し残念…
近畿地区選優勝「馬場貴也」
近畿地区選は、23年最優秀選手の「馬場貴也」が優勝。他5艇を寄せ付けない完璧とも言える圧勝でした。
さすがは選手層の厚い近畿地区。優勝戦メンバーの内、馬場貴也、石野貴之、田中信一郎、稲田浩二は既にクラシック出場権を獲得済み。
なお、SG優先出場権を持つ馬場が優勝したことで、選出順位予備1位だった古結宏が繰り上がり。13年ぶり2回目のクラシック出場を決めています。
関東地区選優勝「石渡鉄兵」
江戸川鉄兵の異名を持つ「石渡鉄兵」が貫禄のイン逃げで優勝。改めてその存在感を示し、4年振り5回目のクラシック出場権を獲得しています。
平和島で開催されるクラシックですが、地元東京支部から出場するのは石渡鉄兵と山田哲也の2人のみ。少々寂しい結果になりました。
東海地区選優勝「徳増秀樹」
東海地区選は「徳増秀樹」が優勝。一発勝負をクリアしてSG復帰を決める辺り、さすがの勝負強さです。
2022年オーシャンカップの準優勝戦でフライングを犯し、ペナルティでSGから戦線離脱。そうした悔しい思いもあってか、優勝インタビューでは涙ぐむ様子も。
九州地区選優勝「末永和也」
九州地区選は、四国地区選の中村日向に続いて「末永和也」が優勝。
2022年最優秀新人を獲得し、トップルーキーにも選出された注目ルーキーが早くもG1初優勝。そして、悲願のSG初出場を決めました。
ちなみに、今大会には大師匠である「峰竜太」も参戦。しかし、ドリーム戦1号艇で大きく出遅れ、不良航法でマイナス10点。さらに、2日目2走目でターンマークに激突して転覆し、そのまま帰郷しています。
峰竜太はイップスなのか?そう感じてしまうほど、結果を残せない状態に陥っている様子。
中村日向・末永和也の活躍に期待
2023年地区選では以下の6選手が優勝を果たし、(馬場貴也以外)クラシック出場権を獲得。
中でも、SG初出場となる「中村日向・末永和也」がどこまで通用するのか?実力は申し分ないので、平成生まれ初の”SG制覇”なんてことが起こってしまうかも。
いずれにせよ、今年のクラシックは面白くなりそう!また、順当には決まりにくい平和島開催なので、舟券でもガッポリ稼がせてもらうつもりですw