2023年2月16日、浜名湖で開催された「G1第68回東海地区選手権」優勝戦。1号艇に座った地元静岡支部の「徳増秀樹」がイン逃げを決め、今期2勝目、通算97勝目の優勝を果たしました。
また、3月に開催されるSGボートレースクラシック(平和島)の出場権を獲得。2022年オーシャンカップの準優でフライングを犯し、ペナルティでSG出場が途絶えていた状態。
そうした辛い経験があった分、久々のG1制覇、そしてクラシックへの出場はいつも以上に嬉しかったはずです。
レース後の優勝インタビューでは以下のように語っています。
去年、オーシャンカップの準優でフライングをして、そこからペナルティでずっとSGは出られなくて、業界に本当ご迷惑をかけました。
またこうやって復帰することができるんで、今度のSGはもう一段成長したところを皆さんに見せたいなぁと思っています。
3年前にSG獲らせていただいたんですけど、その時より今の方が強くなっていると思ってます。だからこれからもどうか、ご声援のほどよろしくお願いします。
インタビュー中、少し涙ぐんでいる姿も。
それにしても、今大会の徳増秀樹は本当に強かった!圧巻の強さを魅せつけた予選と、優勝戦のレース映像を合わせて紹介しておきます。
2023年2月浜名湖G1のハイライト
モーター抽選で好機をゲットした徳増秀樹は、初日から舟券を外さない圧巻の走り(232112)で予選をトップ通過。
2日目に池田浩二が飛ぶ大波乱
中でも印象深いレースは2日目12Rのドリーム戦。
圧倒的な人気を集めていた「池田浩二」。しかし、インコースからコンマ26の”らしくない”スタートを切ってしまい、1マーク手間で戦線離脱する大波乱となります。
徳増が直まくりで攻めた展開をついて、3号艇仲口博崇がまくり差す展開。バックストレッチではこの2選手の争いとなり、激戦を制した仲口が勝利。
ただ、驚いたのはこのレースの配当…
断トツ人気の池田浩二が飛んだことで「151,720円」という特大万舟券。こんな出目、サイコロを振る以外は買えませんw
ちなみに、2日目まで絶不調だった池田浩二は、3日目から挽回して準優(4着)に乗っています。
優勝戦は赤岩の前づけで波乱もありそうだったが…
枠なりなら徳増秀樹の優勝はほぼ確実だと思われていた中、イン屋「赤岩善生」がスロー4コースに前づけ。
この前づけで進入隊形は「1235/46」となり、ダッシュの「井口佳典・深谷知博」に多数の投票が入ります。スタート次第では大波乱もあり得る一戦。
しかし、ダッシュ2艇はいずれも踏み込めず、ほぼ横並びの状態で1マークを迎えます。
そんな中、徳増はコンマ09のトップスタート。危なげないターンでイン速攻を決め、他艇との差を大きく広げて1着でゴール。
2023年はグランプリ出場なるか?
- 23年1月~浜名湖一般:優出6着
- 23年1月~常滑一般:予選敗退
- 23年1月~多摩川G3:優勝
- 23年2月~平和島一般:優出3着
- 23年2月~浜名湖G1:優勝
出場した5節で優出4回という安定した高実績。
さらに、多摩川G3マスターズリーグ、今回のG1東海地区選手権で優勝を果たし、今が全盛期では?と思わせる活躍を続けています。
このまま事故などなく好調をキープすれば、年末のグランプリ(賞金王決定戦)出場はほぼ間違いないでしょう。
過去に2度出場したグランプリは無念の敗退を期しているので、今年こそはGP優勝戦、そして賞金王を期待!舟券を買って応援したいと思います。