競艇初心者向けの予想ハウツー

競艇界の不正受給。罰則を受けた選手やファンのリアルな声

競艇界の不正受給。罰則を受けた選手やファンのリアルな声

ボートレーサーによる新型コロナ持続給付金の不正受給が発覚し、業界団体による謝罪会見が大々的に報道されました。ただ、具体的な内容にはそこまで触れていないため、実態を把握している人は少ないはず。

そこで今回は、同じようなことが二度と起こらないことを願って…

  • 事件発覚後のファンたちの反応
  • 不正受給はどういった意図で行われたのか?
  • 不正した選手たちへの罰則は適正だったのか?

他ではあまり報じられなかった話題を中心に、全容をぶっちゃけていこうと思います。どちらにしても、競艇ファンとして同じ過ちは二度と犯してほしくないですね。

「業界で起こった事件」は以下をご覧ください。不正受給より悪質な犯罪も多数起こっています。

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不正受給に関する競艇ファンの口コミ

コロナ給付金の不正受給が発覚後、当然ながらネット上(特にツイッター)では大炎上。はたしてどのような口コミが投稿されていたのか?

不正受給者には厳しい反応

持続化給付金の不正受給はれっきとした犯罪行為であり、故意で虚偽の申請を行ったとなれば「詐欺罪」となる可能性もあります。

それだけ重たい過ちを犯したわけですから、ネット上で袋叩きにあっても仕方のないこと。

それに、競艇は地方自治体が運営する公営ギャンブル。ファンたちは選手たちを信用して資金を投じる以上、不正受給している選手に八百長疑惑を抱いてもおかしくない。

ボートレース協会は不正受給した選手名を公表してませんが、後ほど紹介する通り、すでにどの選手が不正を働いたか大よそ判明しています。

犯してしまった罪を消すことはできませんが、信頼回復に繋がるような走りをレースで見せてほしい。

罰則や処分については肯定的な見方も

同時期に発覚した競馬界での不正受給。

ただ、問題の内容は同じでしたが、業界団体が下した処分については”競艇の方が評価”されているようです。

確かに、日本中央競馬界(JRA)の対応は”ほぼ何もしていない”と感じてしまうほど。建前で不正に得たお金は自主返納するように伝えているみたいですが、罪を犯したことに対する処分などは一切なし。

サラリーマンが同じことをしたら解雇になる可能性だってある。その民間より厳正な対応をすべき団体なのに、返納だけで終わらせるJRAは腐敗しているといっても過言ではない。

まぁ、国が関わる利権ビジネスなので、テレビなどのマスコミはどうせ取り上げないでしょう。なんか残念な社会ですね…

競艇選手の不正受給はかなり悪質だった

ボートレーサーによるコロナ給付金の不正受給では、具体的にどのようなことを行ったのか?

結論からお話しすると、コロナ感染で経済的影響を受けた企業や個人事業主が対象となる持続化給付金。その給付金を受給資格のないボートレーサーが不適切受給していた訳です。

そもそも、支援金の不正受給は連日報道されているように、逮捕者も出るほどの社会的な問題。

経済産業省のホームページでも「持続化給付金の不正受給は犯罪です」と明記されています。

経済産業省 ボートレーサーの不正受給
出典:経済産業省

日本モーターボート競走会および選手会の謝罪会見では、多くののボートレーサーが不正受給をしていたと発表。ただ、驚くべきは明らかになった人数やその内容です。

以下についての詳細を確認すれば、いかに悪質な行為だったか理解できると思います。

  • 不正受給者の人数
  • 不正受給の申請理由
  • 不正受給していた額
  • 故意で給付金申請していた

新型コロナ対策の持続化給付金とは?

持続化給付金とは、感染症拡大によって大きな影響を受けている事業者に対して、事業継続や再起の糧となるように、給付金を支給する制度です。

幅広い業種に窓口を設けており、法人には最大200万円、個人事業主には最大100万円の支給が行われます。

競艇選手を例に当てはめると…

「新型コロナ感染症の影響により、所得が減少した場合は最大で100万円、国から支援金が支給される」という制度。

ポイントは、本当にコロナの影響で所得が減少したのか?

  • ボートレース業界はコロナ化においても開催日数は減少していない
  • 参加レースの中止や打ち切りになった選手に対しては追加斡旋などの補填をしている
  • ボートレース業界は巣ごもり需要で売上は逆に伸びている
  • コロナ感染症による収入減は極めて限定的

上記のように発表されており、競艇選手は持続化給付金の対象外ということになります。よって、給付金の不正受給に当るという結論が出ています。

不正受給したボートレーサーは総勢215名

持続化給付金を受け取っている選手がいる、という事自体すでに大問題なのですが、驚くのはその人数です。

調査の結果、最終的には215名もの選手が不正受給していました。

ボートレーサー全体の人数は約1600人ですから12.5%、10人のボートレーサーの内最低でも1人は不正受給を行っていたということになります。

しかし、このようなことがたまたま起こるのでしょうか?これだけの犯罪行為を個々で考えて申請・受給していたとは考えづらいですよね。

「中心になって進めていた人物がいた」「選手間で噂になって数珠つなぎに申請した」という可能性も。

ただ、不正受給を斡旋していた人間の情報は出ていないことから、持続化給付金を受け取れるという噂が広がったのかもしれません。

コロナ給付金を申請した理由

申請理由人数
フライング又は出遅れによる24名
私傷病及び公傷等による43名
感染者や濃厚接触者等に指定され、或いは開催中止や打ち切りとなり、出場あっせんに影響を受けたことによる67名
感染症拡大予防等のため、競走不参加、前検不合格、途中帰郷となったことによる68名
ボートレース以外の事業収入等による13名

上記理由で特に気になるのが「フライングや出遅れによる受給」。

フライングをすると一定期間斡旋を受けられないルールは、ボートレースにおいて当たり前すぎる常識。それを逆手にとってコロナで収入が減ったと偽り、100万円を受け取っていた訳です。

世の中には、コロナ感染によって本当に苦労している人が沢山いる中で、このようなモラルに欠ける行為は許せない。ただでさえ平均年収1,700万円もある人たちなので。

選手215名に振り込まれた不正受給総額

不正受給者数215名に対して、総受給額は2億1,473万円でした。ほぼ全員が、上限の100万円を受け取っていたことになります。

低収入のB2級選手ならなんとなく理解できなくもないですが、A1・A2を含む215人とは、やはり驚きというか異常なことだと思います。

一応、受給していた選手の属性を説明すると…

  • 級別(A1級43名、A2級39名、B1級110名、B2級23名)
  • 性別(男子200名、女子15名)
  • 年代別(20代46名、30代94名、40代50名、50代23名、60代2名)

平均年収3,000万円以上とも言われる「A1級選手」がなんと43名も。

43名のA1選手、実力はあるのでしょう。でも、お金のためなら犯罪でもしてしまう人間性。大切なお金を投資する気にはなれません。

給付金申請は故意で行っていた?

競艇界の不正受給。罰則を受けた選手やファンのリアルな声②
出典:東京新聞

記者会見で、日本モーターボート競走会側の説明では一貫して「不正受給に対する認識の甘さ」と表現していました。つまり、選手は悪い事とは知らず、受給申請を行っていたという主張。

いやいや、そんな訳ないでしょ(笑)もしその主張が事実だとしたら、そっちの方が選手の人間性を疑います。

当然、記者からもその辺りを追求する質問が飛んできましたが、犯罪に関わる可能性もあるため、最後まで言及することはありませんでした。

競艇界の調査は競馬界の煽りを受けた?

この不正受給問題は、競艇より以前に競馬で発覚しています。

競馬側の不正受給内容は総勢167人(騎手13名)で総額、約1憶9,000万円となっています。

内容としては、大阪の税理士が持続化給付金の申請を指南していたという事実があるため、甘い言葉に乗ってしまったという面で理解できなくもないです。

不正受給している騎手が少ない、という部分でもファンとしては胸をなでおろすところ。ちなみに、競艇界の不正受給に対しては、大阪の税理士が関わっていた事実はありません。

現在でも問題となっているのは、中央競馬界(JRA)が下した罰則内容です。

  • 戒告
  • 厳重注意

ただの口頭注意のみ。これには「だれが納得するんだ」などの批判が殺到しています。

競馬界の言い分としては、協会のサポートが行き届いていなかったため起こったことだとしていますが、それにしてもファンは納得できない処分です。

不正受給した選手への対応や罰則

競馬(JRA)の処分が口頭注意のみだったこともあり、日本モーターボート競走会も同様の対応が予想されました。しかし、良い意味期待を裏切られ、競艇ファンとしては納得の対応となったのです。

競艇選手の不正受給による罰則は以下の通り。

罰則注意喚起申請理由
出場停止4ヶ月以降フライング等
出場停止3ヶ月以前フライング等
出場停止2ヶ月以降私傷病及び公傷等
出場停止1ヶ月以前私傷病及び公傷等
戒告両方感染者や濃厚接触者等に指定、開催中止や打ち切りとなり、出場あっせんに影響。ボートレース以外の事業収入等

競馬界に比べるとかなり厳しい処分と言えるでしょう。

この対応を見る限りは、同じことを繰り返さないという意思表示が感じられ、今後のためにも良い判断だったと思います。

不正受給した選手は名前を伏せていてもバレる時代です。何事もなかったかのようにレースへ出続けているよりは、ファンが納得する厳しい罰則を受けたほうが、選手自身のためにも良かったかもしれません。

不正受給していた主な競艇選手

処分が発表された後、当然ながら対象者の斡旋が次々に取り消されていきました。その中には競艇界を代表するSGレーサーもいたことからファンの間では大騒ぎに。

では一体どの選手?というのが最も気になるところですが、公式に発表はされていません。その為、100%正しい情報は不明です。

ただ、処分のタイミングで斡旋から外れた選手や期間などを考えると、大よそではありますが推測することは可能。

とはいえ、斡旋を取り消された全てのレーサーが不正受給していた訳ではないので、その点は理解しておくようにしてください。

井口佳典選手

不正受給していた主な競艇選手 井口佳典選手

艇界を代表するスター選手「井口佳典」ですが、不正受給した選手として真っ先に名前が挙がった選手。

超一流の井口は、今回の不正受給でSGの斡旋も取り消され、結果的に今回の処分で賞金面でもイメージ的な部分でも、一番大打撃を負った選手であることは間違いありません。

そんな井口に対して競艇ファンからは…

2ヵ月の出場停止処分が終わったにも関わらず、未だに不正受給が評判に影響している模様。

でも、そうなるのは井口選手の獲得賞金を見れば仕方ない気も。

過去3年の獲得賞金額
  • 2020年⇒73,565,266円
  • 2019年⇒107,335,266円
  • 2018年⇒116,257,800円

これだけ稼いでいたのに、たかが100万円の不正受給をなぜしてしまったのか?謎です。

ちなみに、新型コロナウイルス感染症の影響がない「私傷病および公傷などによる」理由で、選手会の注意喚起以降に受給していた19人の内の1人。

今回の処分で、ボートレースオールスターとグランドチャンピオン決定戦、少なくとも2つのSG斡旋が取り消されています。

山田康二選手

不正受給していた主な競艇選手 山田康二選手

賞金王でもある峰竜太選手の”一番弟子”でもある「山田康二」。

山田も井口同様に、SGの斡旋が取り消されたことでかなり目立った存在です。SGの出走予定があった選手で斡旋が取り消されたのはこの2名のみ。タイミング的にも余計存在感が浮き彫りとなりました。

ファンからは根に持った口コミが現在も続いている状況。これまた、一般人とはかけ離れた生活水準だったことも要因のひとつでしょう。

過去3年の獲得賞金額
  • 2020年⇒34,289,000円
  • 2019年⇒35,197,000円
  • 2018年⇒53,349,000円

新型コロナウイルス感染症の影響がない「フライングまたは出遅れによる」理由で、選手会の注意喚起以前に受給していた13人の内の1人。3ヵ月の出場停止処分を受けています。

ボートレースオールスターの斡旋が取り消されています。

その他のA1選手(憶測含む)

問題が浮き彫りになった後、自らSNSで不正受給したことを謝罪した「藤原啓史郎」。

謝れば済む問題ではありませんが、ダンマリを決め込む選手が多い中、個人的にはこれからも応援したくなりました。悪いことをしたら謝る!この程度のことは小学生でも知ってるもんですけどね。

それ以外で「不正受給の疑い」があるAI級選手がこちら。※斡旋が入っていないというただの憶測であり、公式および本人からの公表はありません。

中村亮太は、以前にも自分の名前を塗りつぶしたオールスターの投票用紙を配って、処分を受けていましたねw

中村亮太に八百長疑惑が浮上した”不可解”な売上と配当

モラルが問われる三重支部

今回の不正受給者の顔ともいえる「井口佳典は三重支部」です。そして、今回の不正受給者ではないかと疑わしい選手の中に、一時期アウト屋で名を馳せていた澤大介もいます。

スター選手が多く揃っていることで注目を集めるのかもしれませんが、実は「八百長事件」の主犯でもある西川昌希もまた三重支部でした。

もちろん、大半の選手は不正などしていないと思いますが、こう立て続けに不祥事が起こるとファンも勘ぐってしまいます。

今後は、このようなことが起こらないように気を引き締めてイメージ回復に努めてもらいたい。

まとめ

競艇選手によるコロナ支援持続化給付金の不正受給についてまとめると…

  • 競艇選手215名が不正受給を行っていた
  • SGレーサーを含むA1級選手が43名もいた
  • 不正受給の総額は2億1,473万円
  • 全額返金した上で出場停止や戒告処分
  • 不正受給した選手はある程度判明している

真っ先に名前が挙がってしまう「井口選手」なんかは、受給したお金の10倍以上は損しているはず。また、レースでミスなどした場合「八百長でもしてんのか!」とヤジが飛んでくることもあるでしょう。

最後に、このような不祥事が続くと、ファンも純粋にボートレースを楽しめなくなります。二度と起こらないことを切に願いします。

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