2023年4月6日頃、A1級で活躍していた「中村亮太」の選手ページが削除されました。
本人およびモーターボート競走会からの公式発表はありません。ただ、競艇専門メディア(マクール)にて”引退した”と公表してあるので、一時的な削除ではなく登録抹消されたと思われます。
中村亮太といえば、数々の不祥事を起こしてきた人物。
2013年のオールスターファン投票で不正行為を行い1年間の出場停止処分、2021年には新型コロナ持続給付金の不正受給。
さらには、2022年の下関で意図的に順位操作した八百長疑惑が浮上。
この件に関して中村本人は否定していますが、疑われたレースの舟券売上やオッズを見れば、異常投票が行われていたのは確実。※詳細は以下の記事をご覧ください。
また、実際に八百長で逮捕された「西川昌季」氏も、中村亮太の公式プロフィールが削除される前日にこのような発言をしています。
一事だけ…(あくまでも持論)
N選手の八百長は確定でしょう。競走会が野放しにしている意味がわかりません。内部資料で当確出してるのに何故世間に出さないのか?みんなで予想してみよー
ツイートでは「N選手」とイニシャル表示をしていますが、文面からして「中村亮太」を指しているのは濃厚。
ここまで紹介した数々の事件や疑惑がある以上、公営競技であるボートレーサー界から追放されるのは当然のこと。というか、今まで引退勧告をしなかった競走会の対応が甘すぎです。
モーターボート競走会の対応
中村亮太の選手ページ削除&引退以降、八百長関連の公式見解は示されていません。はたして、モーターボート競走会および選手会は、八百長が行われていた事実を発表するのか?
これまで通りの対応だった場合、うやむやのまま時間だけが過ぎていく可能性大。
モーターボート競走会は以前から「事なかれ主義」。不正受給の時も、八百長疑惑が浮上した時も、ファンが納得するような報告は一切しない組織です。
どうせ今回も、時間と共に風化させるつもりでしょう。
競艇ファンの不信感は最高潮
中村亮太何かしたんですか?
— 山岡 (@UMAMIc5h8no4na) April 7, 2023
中村亮太の件はしっかりファンに報告しろ競走会
— ぼぅつ丸 (@boatmarumaru) April 7, 2023
おい亮太、、、マジなのはやめてくれ。
— i.toshi4232 (@Itoshi18Again) April 7, 2023
競走会への信頼も最近できない。冷静には待つけど、発表ないもんかな。
ほんまにN川やI藤が言うように競走会は何か隠蔽しとるんかな。
ボートレース俺は好きなんだよー🥹😭
まぁ、ボートレース業界は売上過去最高を記録して調子乗っちゃってるのかしらねぇ?
— taka.m (@takastable) April 3, 2023
やって良いこと、悪いことあるやろし、それが選手から施行者、競走会、業界関係者みんなそんなんちゃうん?
一昔前と違って、現代は一瞬で情報が拡散される情報社会。
そんな中、競走会の上層部はお年を召した方々の集まりなので、未だに隠蔽すればやり過ごせると思っているのでしょう。
売上が急上昇している今は、ふんぞり返っていても何とかなると思います。しかし、このままだとファンだけでなく、選手たちの不信感も募っていき、いつしか取り返しのつかない事態になるはず。
抜本的な改革をするには、競走会の幹部を総入れ替えし、有志ある選手たちが声を上げていくしかない。
まぁ、ほとんどの選手は自己保身にまわると思いますが、悪いことを悪いと言える人間が現れることに期待するしかありません。
中村亮太は逮捕されるのか?
八百長をしていたことが事実だった場合、中村亮太は西川昌季と同じように逮捕される可能性大。
逮捕時の罪名は、不正に順位操作して賄賂を受け取る「贈賄罪」。ただ、競艇には独自の法律「モーターボート競走法」が定められており、以下に紹介する第七十二条の量刑が科せられると思います。
第七十二条とは?
競走の選手が、その競走に関して賄賂ろを収受し、又はこれを要求し、若しくは約束したときは、三年以下の懲役に処する。よつて不正の行為をし、又は相当の行為をしなかつたときは、五年以下の懲役に処する。(原文)
引用元:モーターボート競走法
また、第七十四条には「収受した賄賂は没収する」と記載があるので、八百長でたらふく貯め込んでいたとしても、暴かれた分は全て没収となります。
では、西川のように執行猶予なしの実刑判決が下されるのか?
その点に関しては、不正に得た金額、八百長を犯した回数や動機によっても変わるので、現段階で予想することはできません。
ちなみに、西川昌季に求刑されたのは、求刑懲役4年、追徴金3725万円。対して判決は「懲役3年と追徴金3725万円」。ほぼ求刑通りの判決となりました。
- 不正に得た払戻金が1億円以上と多額
- キャンブルなどが目的で動機が身勝手
上記の理由が裁判官の心象を悪くし、執行猶予なしの実刑判決が下されたのでしょう。
いずれにしても、中村亮太の八百長が事実ならば、近いうちに公式発表がなされるはず。その情報が出てきたら改めて報告させていただきます。