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競艇のスタート展示とは?ルールや見方&舟券予想の活用法など

競艇のスタート展示とは?直前情報の見方や予想活用術②

競艇でレース本番前に行われる「展示」には、スタート展示と周回展示の2種類あります。

スタート展示はピットアウトから一連の動きを把握でき、周回展示はモーターの機力など”舟足”をチェックするもの。

どちらも舟券を予想するうえで欠かせない情報源。そのうえで、以下に1つでも該当する方は、舟券勝率を上げるためにもぜひ参考にしてください。

  • 普段、スタ展を参考にしていない
  • 展示の見方やルールが分からない
  • 予想が全然当たらない
  • 想定していた展開と違う

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競艇のスタート展示とは?

スタート展示とは、本番レースを想定して行うリハーサルのようなもの。

ピット離れてから大時計の針がゼロを指すまで、待機行動と呼ばれる動きを実施。1レース目のスタート展示は出走表記載の時刻、2レース目以降は前のレース終了後に行われます。

活用方法だけ知りたい方は以下のボタンよりジャンプできます。

スタート展示の流れ

スタート展示の流れ

原則、スタート展示は本番レ-スと同じ流れで実施されます。

選手たちはピットアウト後に待機行動へと移り、大時計のタイミングに合わせて本番同様のスタートを行います。

スタート展示から前づけなどコース取りは自由ですが、本番でその通りになるとは限りません。ルール上、スタート展示の進入コースが本番と変わるのは日常茶飯事です。

スタートラインを通過後、ファンに向けてスリット画像が表示されます。当然、展示でのフライングや出遅れはペナルティの対象外。

通常はここまでがスタート展示となり、続けて水面上を航走する「周回展示」が行われます。

待機行動中はいろいろとルールがあるので、気になる方は以下の記事をご覧ください。

スタート展示が廃止されて時期も

  • 当時は待機行動の規定項目が少なかった
  • コース取りは今以上に激しかった

以上のことから「予想の材料にならない」という声が相次ぎ、1991年に廃止された過去があります。

その後しばらくは艇番順に待機ピットを飛び出し、そのまま1マークに向かって航走を始める展示航走のみ実施。

それから約10年後、2002年8月頃に復活。現在のスタート展示と周回展示がレース前に行われる形式となりました。

スタ展以外にも、決まり手の種類やモーターなど時代と共に変化している。

スタート展示のルール

スタート展示が復活したとはいえ、再開直後にはさまざまな混乱が起きたのも事実。

新しく導入された罰則によって、待機行動中に欠場・返還艇が出てしまうケースが続出。そうした歴史を振り返りつつ、スタート展示のルール変遷について解説していきます。

分割方式から現在の一括方式へ

スタート展示の復活後、周回展示と時間を分けて実施していた時期がありました。

1レース目のみスタート展示に続いて周回展示を行っていましたが、2レース目以降は前のレースが始まる直前に行われる「分割方式」。

しかし、分割方式だとスタート展示を終えた選手が一旦ピットに戻る必要があり、進行上のロスは甚大。さらに、水面に引き波が立ってしまう問題も重なり、レースへの影響を指摘する声が増加。

スタート展示のルール?分割方式から現在の一括方式へ

これに伴い、選手の入れ替えなしで進行する展示へ2003年2月に変更。「一括方式」のスケジュールに改め現在に至ります。

「ダッシュ」「スロー」に関する規定の廃止

スタート展示が復活した当初は、スローとダッシュスタートの区別を明確にする特徴がありました。

展示後のアナウンスも「スローは1号艇、2号艇、3号艇。ダッシュは4号艇、5号艇、6号艇」という説明のパターン。これに関係するのは…

「審判がやむを得ないと認めた場合を除き、スタート展示でダッシュ進入を選んだ選手は、本番でスロー進入を行ってはいけない(その逆はOK)」というルールがあったから。

本番でいきなり仕掛けることを防ぐためのものと推測されます。

違反した選手には賞典除外(※1)のペナルティ(レースには出場可能)

(※1)賞典除外とは、最終日および最終日前日に行われる「優勝戦・準優勝戦」への出場資格を除外されること。また、特別選抜戦も含まれる。

この規定は、スタート展示でピット離れをミスした時などに取り返しがつかなくなること。そして、起こしの位置によっては「ダッシュ or スロー」なのか区別がつきにくいケースも。

そういった弊害も多く指摘され、2004年4月のルール改正をもって廃止となりました。

スタ展とは違った進入で返還欠場のケース

昔のスタート展示で特徴的だったが…

「スタート展示で6コースに入った選手は、本番で1コースに入ることができない」というルール。本番で大外から前づけに出る奇襲を認めないための規定です。

このルールがあったにも関わらず、過去には「展示6コース、本番1コース」を実行して返還欠場になったケースが複数回ありました。

返還欠場となった最も有名なレースは、2004年10月開催の住之江「G1高松宮記念特別競走」の優勝戦。

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