競艇予想に欠かせないモーター情報。
まさかですが、モーターを全く確認していなかったり、2連対率だけで評価してないですよね?仮にそのような予想をしているなら、今この瞬間から改めてください。
当記事ではモーターの基礎知識をはじめ、エース機および上位機の見極め方、部品交換時の注意点を解説します。
正しい見方を覚えれば予想精度は格段にアップするので、ぜひこの機会に学んでおきましょう!
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競艇のモーターとは?
競艇で使用されるモーターとは、ボートを動かす原動力そのもの。モーター性能は全て異なり、開催ごとに違うモーターが割り振られます。
エンジンと呼ぶ人もいるけど、どちらも同じ意味ですので。
全てヤマト発動機が製造
競艇モーターを製造しているのは「ヤマト発動機」です。
ヤマト発動機は、競艇のドン”笹川良一”の一族が経営権を握っている会社。要は、競艇のために設立されたメーカーであり、ボートの製造も同社が全て行っています。
モーターの価格は1基約60万円。現在は1場あたり65基前後のモーターが納入されています。
モーターは1年ごとに入れ替わるため、ヤマト発動機では年間約1600基のモーターが造られていることに。費用に換算したら約10憶円です。
競艇生みの親「笹川良一」。ゴシップ好きの方はググると面白い情報が沢山ありますよw
モーターの所有者は競艇場
メーカーから納入されたモーターの所有者は各競艇場(もしくは関連会社)。1基ごとに「○号機」という形で番号が付けられ、ボートと一緒に施設内で管理されます。
競輪の自転車やオートレースのバイクは選手が自前で購入しますが、競艇は各レース場備え付けのモーターを使うのがルール。
レース用のモーターとボートは、地元選手であっても普段の練習などで使うことは一切できません。
モーター性能は全機それぞれ異なる
特に興味深いのが、納品時から性能差が生じているという点。
モーターに使用される400もの部品には、規格の範囲内で微妙な違いがあります。試運転や品質検査による摩耗や、高熱が入ることでの膨張も差ができる要因とされています。
初おろしから間もないモーター機力は「素性」という表現が一般的。好素性機という評価があれば、元々性能が高いモーターであると解釈しましょう。
使用するモーターは抽選で決まる
選手がレースで使用するモーターは抽選で割り振られます。
抽選は開催前日(前検日)に実施され、ガラポン抽選機を選手自身が回すスタイル。抽選後には割り当てられたボートにモーターを装着し、試運転が行われるのが基本的な流れ。
エース機や評判機などのモーター情報は選手たちも事前に把握しており、良機を引くとガッツポーズする姿も良く見られます。
開催中は調整や部品交換が可能
試運転やレースでの足を見ながら調整を随時行いますが、モーターについては許される範囲での整備や部品交換が可能です。
ピットでは調子の上がらないモーターを分解して組み直したり、大幅な部品交換をする光景も珍しくありません。
また、持ちプロペラ制度が廃止された2012年以降は、プロペラも競艇場からの割り当てに。その為、プロペラの調整技術もレース結果に大きく影響します。
競艇モーターの評価基準
競艇予想において、モーター性能はレース結果を左右する重要な要素。
モーターの優劣を見きわめるポイントについて、数字に表れない部分も含めて詳しく解説していきます。
重視する指標はモーター2連対率
モーターの力関係を評価するうえで、最も判断しやすい材料が「2連対率」です。
多くの場合、エース機・お化けモーター・超抜機と呼ばれるモーターは2連対率50%程度。一方、不調機だと20%台以下の数字が並びます。
- 好調機:45~50%以上
- 中堅機 :35~45%
- 低調機 :35%未満
おおよそ”40%以上の数字”があれば上位で戦える良機と思っていいでしょう。
ただし、モーターの使用期間は必ず確認してください。
新モーターへの交換時期は競艇場によって異なるので、交換から間もない時期は成績の変動も大きくなります。実績が少ないうちは参考程度に見るだけに留めましょう。
初おろしから3ヵ月ぐらい経てば、それなりに信用できる成績に落ち着いているはず。
特性の見極め(出足型、伸び型など)
モーター性能は単に速いか遅いかの比較だけでなく、舟足にはいくつかのタイプがあることも覚えておく必要があります。
舟足 | 特徴 |
---|---|
出足 | ピット離れやターン出口からの加速 |
伸び足 | 直線のトップスピード |
行き足 | 助走から1マークまでの加速 |
まわり足 | 旋回時のかかりや速さ |
大きく分けて上記4つの舟足があり、どの足を求めるかは各選手の戦い方次第。素性を活かしながら強い部分を伸ばすか?それとも弱い部分を底上げするか?最も走りやすい状態に仕上げていきます。
調整が上手くいけばモーターの良さがさらに引き出され、2連対率以上の機力アップに繋がることも。
仕上がり具合を確認するには、G2以上のグレードレースならオフィシャルサイトの「ピットレポート」。G3・一般戦は各場のHPで確認できます。
モーター成績と合わせて、選手自身のコメントは要チェック!
【注意】展示タイムだけで評価しない
機力評価には欠かせない「展示タイム」。また、各場が独自に計測した「オリジナル展示タイム」も参考にすれば、ワンランク上の評価が可能となります。
とはいえ、展示タイムを確認する際、注意すべきポイントが1つだけ。それは…
「展示タイムを出す選手 or 出さない選手」がいる点です。
チルトを跳ねる伸び型の選手は、当然ながら展示タイムも速くなります。代表的なところだと「菅章哉・藤山翔大・高田ひかる」といった”まくり屋”の選手たち。
対して、展示を出さない選手は「守田俊介・平田忠則・西山貴浩」など。展示タイムはそれほど気にしておらず、乗りやすさを重視するタイプ。
もちろん、展示タイムは重要な予想データです。しかし、チルト角度が同じとは限らないので、総合的に評価することを心掛けましょう。
展示タイムの計測時、チルト角度に関するルールは特にない。
パワーよりバランスを優先する選手も
モーターの調整は”機力を上げれば良い”というものではありません。
開催中の選手コメントには「しっくりこない」「乗りづらい」といった言葉もよく見られ、機力アップより乗り心地を追求する選手は沢山います。
正直、この部分がモーター評価で一番難しいところ。なぜなら、選手本人のコメントしか参考情報がないので。
ただ、裏を返せば”知れ渡っていないデータ”とも言えるので、より精度の高い予想を求めるなら確認することをおすすめします。
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モーター部品交換時の注意点
調整しても機力が上がらない、もしくは特定の部品に不調の原因があると考えた場合、選手自身の申し出による部品交換が認められています。
機力ダウンのリスクを負ってまで交換するケースもあるので、なぜ交換したのか?その理由を推理することが大切です。
良い状態なら部品交換はしない
大前提として、部品交換については以下の2つを頭に入れておく必要があります。
- 部品交換とは「良くないモーターを何とかする」ための手段
- 部品交換を行っても機力が上がらないケースは山ほどある
部品交換を行うのは、舟足の悪さや乗りづらさを感じている選手。
細かな調整程度では着を取れないと判断した場合、問題の解消や足りない舟足の底上げに対応した部品を取り替える手段に出ます。
基本は少ない可能性に賭ける最後の一手。展示タイムが劇的に上がった場合を除き、予想では評価を落とすのがセオリーです。
良機で部品交換する選手は極わずか。何かしら悪い部分があると思った方が良い。
開催中に交換できる部品
競艇でモーター交換できる部品は以下の9種類。
- ピストン(最大2つ)
- ピストンリング(最大4本)
- シリンダケース
- キャブレタ
- ギアケース
- キャリアボデー
- 電気系統一式
- クランクシャフト
- プロペラ
選手自らが申し出を行い、整備士の許可が得られれば交換できます。また、キャブレタやギアケースなど、モーター本体ではない「外まわり」と呼ばれる部品に手を加えても構いません。
プロペラに関しては、壊れた時のみ交換が可能。その他の8つは機力を改善させるための戦略的な交換となります。
交換後、舟券を買えない選手
消耗品(ピストンリングなど)の交換なら機力への影響は限定的ですが、エンジンの根幹を担う部品交換は赤信号かも。
まず、モーターの心臓部と呼ばれるクランクシャフト。交換できる中では最も高価な部品となり、実績のある選手でなければ整備士の許可は下りにくいとされています。
そしてもう一つが「ピストン・ピストンリング・シリンダケース」をまとめて替えるするセット交換。
前年の高勝率モーターの取り置きをそのまま使用することから、開催序盤の全取り換えならプラスに向く可能性はあります。
しかし、交換後のセッティングは難易度が高いため、よっぽどの”整備巧者”でない限りは注意が必要です。
いずれにしても、普段あまり見かけない部品を交換している場合、いつもより信頼度を下げた方が良いでしょう。
転覆した後の舟足変化
転覆などで水に浸かってしまったモーターは、ピットで分解され洗浄が行われます。そして、衝撃による破損や変形を考慮し、異常があれば部品の交換、あるいはモーターそのものが交換されるケースもあります。
基本的に電気系統一式は交換となりますが、あまりダメージを受けていない場合は交換なく出走することも少なくありません。
選手が事故明けのレースに出走する際は、部品交換情報や展示タイム、そして選手コメントのチェックは必ずしてください。
温水パイプが舟足に影響するケース
キャブレタの凍結を防止する温水パイプ。気温が下がる秋から翌年の春にかけて、全競艇場の全モーターに装着されます。
温水パイプはモーターの出力が全般に低下するため、舟足への影響は少なからずあるでしょう。
装着と取り外しの詳しい時期は各競艇場から発表されます。装着後と取り外した後にモーター相場がどう変動するのか?チェックしておいて損はないと思います。
新モーターは原則部品交換ができない
意外と知られていないのが、新モーターの部品交換はほぼできないルールであること。
おそらく、ろくに使っていない部品をいきなり交換するのは、経費面での負担が大きいことなどが理由のようです。
つまり、新モーターに入れ替わったばかりの開催だと、素性の優劣が結果に出やすいということ。実力に差がない番組であれば、モーター評価はいつも以上に活かせるはず。
モーター成績を予想を活かす
モーターが予想に大きく関係することは、ここまでの説明で理解していただけたかと思います。
大切なのはモーター情報を舟券にどう活かすか。正しい機力評価、的中率アップのために押さえておきたいポイントをまとめておきます。
総合的な評価は「機力×技量」
節一の超抜モーターに乗れても、操作技術がなければ結果に結びつきません。
例え機力上位のモーターであろうが、未熟な選手が乗れば素性を発揮できませんし、逆に低調機でもSG級レーサーが乗れば優勝してしまう競技。
何度もお伝えしている通り、モーターの良し悪しは予想に欠かせない情報です。しかしながら、予想において最も重要なのは「選手の実力」であることをお忘れなく。
選手コメントで舟足を推測
選手コメントは最新のモーター状態を確認できる情報。
特に注視したいのは「昨日の調整は失敗だった」「初日のセッティングに戻す」といったコメント。明らかに調整が上手くいっていない内容であれば、そのまま予想に反映するのもあり。
稀に仕上がっているのに嘘をつく選手もいるけど…。どっちつかずのコメントはご注意くださいw
モーター特性と進入コースの相性
スローなら出足、ダッシュなら伸びといった感じで、必要な舟足は進入コースによって異なります。
「枠番に合わせた調整をする」という選手もいるので、万能モーターでない限りは進入コース(枠番)による有利不利を予想に組み込みましょう。
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