6月蒲郡G1の初日9R、コンマ01のフライング。既に決まっている8月の住之江を走った後、今年2度目のF休み(30日間)に入る。
また、2025年前期の適用成績は、7月時点で勝率5.58と低迷中。2期連続でA1を維持したが、このままだとA2級降格の可能性大。
2024年3月6日に開催された尼崎優勝戦。10戦7勝の活躍で優出1号艇に座り、ファイナルも圧巻の逃げで優勝。1年10ヵ月ぶりのVを達成した。
艇界屈指の”まくり屋”として人気上昇中のボートレーサー「藤山翔大」。
藤山の魅力といえばダッシュの4カド!スリット通過後の伸びで優位に立ち、全艇を置き去りにする全速まくり。
そうした戦い方が評価され、他支部のSGレーサー「馬場貴也・守田俊介」らからも一目置かれる存在です。
そこで今回は、藤山翔大がブレイクしたきっかけや、結婚した嫁・師匠・兄弟など、ほぼ全ての情報をお届け。
知れば知るほど応援したくなる選手なので、特に穴党の方は最後までお付き合いくださいw
上記画像は「エンカウント」の予想通りに購入したの舟券&払戻金。
競艇予想サイトは怪しいところも多いですが、こうした実績を残してくれるサイトが僅かに存在します。
回りくどい説明はしません。勝てる競艇予想をお探しならこの機会にぜひ。
藤山翔大とは?
藤山翔大は大阪府出身、大阪支部のボートレーサー。
兄(藤山雅弘)もレーサーであることから藤山兄弟と呼ばれ、再従兄弟(吉永浩則・吉永則雄)も競艇選手。
デビュー当初から注目度の高かったものの、才能が開花したのは約10年後。ペラ調整を覚えだしてから一気に勝率を伸ばしていき、現在のまくりスタイルが確立した。
藤山翔大の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 藤山翔大(ふじやましょうた) |
登録番号 | 4561(104期) |
生年月日 | 1991年2月5日 |
身長/体重 | 169㎝/51㎏ |
出身/所属 | 大阪府/大阪支部 |
デビュー日 | 2009年5月4日 |
藤山翔大の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご覧ください。
競艇選手を目指したきっかけ
藤山翔大が競艇選手を志したきっかけは「ボートレースが身近にあったから」。また、レーサーになっていなかったら?の質問に対して「レーサーになることしか考えていなかった」と回答しています。
これ以上の情報は公開されていません。なぜなら、Youtubeなどのメディア出演がなく、ツイッターやインスタもやってないので…
私生活の情報を知られたくないのかも。謎多きレーサーの1人です。
やまと学校時代の成績
- 勝率:6.32(4位)
- 準優出:5回
- 優出:3回
- 優勝:1回(卒業記念は優出6着)
2008年にやまと学校(現ボートレーサー養成所)へ入所。卒業記念競走で優出(6着)するなど、同期トップクラスの成績を残して卒業しました。
師匠は原田智和(3607)
藤山翔大の師匠は、大阪支部の71期レーサー「原田智和」。
一見、温厚で優しそうなイメージの原田智和ですが、藤山曰く「弟子に対してはしっかり厳しい」らしい。
ちなみに、原田率いるペラグループのメンバーは、大阪支部を代表するSGレーサー「石野貴之」、藤山兄弟(雅弘・翔大)らが属しています。
弟子はイケメンルーキー「竹間隆晟」
藤山翔大が一番弟子に向かい入れたのは、期待のイケメンレーサー「竹間隆晟(たけまりゅうせい)」。
養成所リーグを勝率2位で卒業すると、デビュー16走目で初勝利。その後も躍進を続け、わずか2年足らずで初優勝を収めています。
レーサーとしての素質はもちろんのこと、生まれ持ったルックスの良さ!デビュー間もない新人ながら、既にボレジョたちから高い人気を誇っている存在です。
竹間くんはツイッターをやってるので、イケメン好きの方はぜひフォローしておきましょうw
同期(104)の注目選手
104期生は”華の期”といって良いほど豪華な顔ぶれ。
現時点で最も活躍しているのは、デビュー節で水神祭を挙げ、これまでに4度のG1優勝を達成した「中田竜太」。
その他、同期最速でG1覇者となった「松田大志郎」や、一般戦を中心に優勝しまくっている「岡村慶太」。
そして、中田竜太と結婚した「浜田亜理沙」、ママさんレーサーとなって復帰した「竹井奈美」など、女子レーサーたちも男子顔負けの活躍を魅せています。
余談ですが、八百長で競艇界から追放された「西川昌希」も104期。
兄「藤山雅弘」もボートレーサー
藤山翔大の兄「藤山雅弘」も同じボートレーサーで、師匠は石野貴之。
兄なので年齢は上ですが、弟を追いかけるかたちで養成所に入所。将太が104期、雅弘が105期でデビューしているので、1期違いとはいえボート界では翔大が先輩です。
藤山翔大の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 22,760,000円 | 469位 |
2022年 | 28,910,000円 | 247位 |
2021年 | 36,210,000円 | 109位 |
2020年 | 23,330,000円 | 351位 |
2019年 | 20,300,000円 | 445位 |
2018年 | 15,060,000円 | 655位 |
2017年 | 12,250,000円 | 842位 |
2016年 | 13,600,000円 | 658位 |
藤山翔大の年収(獲得賞金)は上記の通り。
デビューしてから最も稼いだ2021年は、優出18回・優勝7回を記録し、年間勝率も7点台という驚異的な実績を披露。しかし、その後は複数のフライングなどで若干下降している状況です。
藤山翔大の嫁・子供などプライベート
謎多きボートレーサー「藤山翔大」のプライベートに迫っていきます。
2013年以前に結婚している
明確な結婚時期は公表していませんが、お子さんの年齢から逆算して2013年より前に結婚しているのは確実。
気になる嫁さんの素性については不明。レーサー同士の結婚なら報道されるので、お相手は一般女性の可能性が高いでしょう。
家族構成は「妻・長女・長男」の4人家族。2021年6月の上によると、長男(瑛翔くん)が8歳、長女(莉乃ちゃん)が4歳。それ以降にお子さんが生まれた情報はありません。
趣味はゴルフ(あまり上手くない)
2022年2月、ボートレースびわこのYoutubeに出演した際、今嵌っている趣味は「ゴルフ」と回答。同支部の先輩「夏山亮平」らとよくラウンドしているそうです。
ただ、コンペに参加できないほど下手くそらしい(笑)続けていれば成長していると思いますが…
プライベートの藤山翔大をご存じの方、何でもいいので教えてください!
藤山翔大の強さが分かる過去実績
当記事の本題でもある「藤山翔大の強さ」についてまとめていきます。
2009年5月デビュー、8月に初勝利
藤山翔大は2009年5月の住之江でデビュー。ド新人ながら2度も舟券に絡み、1節目から期待通りの活躍を披露します。
その後、5節目に出場した7月の住之江初日。横並びのスリットから豪快なまくり差しで勝利し、デビュー30走目にして初勝利の水神祭を達成しました。
さらに、初日に続き3日目にも1着を獲り、6万円超えの特大万舟を演出。
当時は「優勝は時間の問題」と期待された中、優勝までの道のりがこれほど遠いものになるとは…
約10年間、全く優勝できない苦境へ
年 | 出走数 | 勝率 | 優出/優勝 |
---|---|---|---|
2009年 | 78回 | 2.71 | 0回/0回 |
2010年 | 176回 | 4.38 | 1回/0回 |
2011年 | 200回 | 4.17 | 1回/0回 |
2012年 | 137回 | 4.29 | 0回/0回 |
2013年 | 202回 | 4.62 | 1回/0回 |
2014年 | 213回 | 4.83 | 1回/0回 |
2015年 | 263回 | 5.45 | 5回/0回 |
2016年 | 229回 | 5.08 | 1回/0回 |
2017年 | 199回 | 4.71 | 2回/0回 |
2018年 | 216回 | 5.65 | 1回/0回 |
2019年 | 256回 | 5.47 | 4回/0回 |
デビューして間もなくB1級へ昇格し、2010年9月にはオール3連対で自身初の優出を果たします。結果は6着に終わったものの、すぐにでも優勝できるポテンシャルはあったはず。
しかし、思ったほど勝率は伸びていかず、年月の経過と共に注目度も下がっていくことに。
ほぼ全ての競艇ファンが藤山翔大に期待しなくなった2020年2月。デビュー11年1ヵ月、18回目の優出にしてようやくその時が訪れます。
同節の藤山は驚異的な強さを発揮!
4日間の短期決戦となった同節において、3日目準優まで7戦6勝の”準パーフェクト”で予選トップ通過。
準優も危なげない走りで逃げ切ると、優勝戦はコンマ09のトップスタートから他艇を寄せ付けず完勝。ついに悲願の初優勝を達成しました。
それにしても、これほど強い選手がなぜ1度も勝てなかったのか?今でもその答えが見つかりません。
2020年は完全優勝含む優勝7回
暗いトンネルを脱した藤山翔大は、現在に繋がる「超伸び型のペラ調整」に出会います。
本人曰く「誰にも教わっていない。全て独学で一から考えた」という完全伸び仕様のペラ。これが藤山が持つ本来の才能を覚醒させ、2021年はとんでもない成長を遂げることに。
- 3月22日:戸田(逃げ)
- 4月26日:津(まくり)
- 6月5日:鳴門(逃げ)
- 10月2日:宮島(逃げ)
- 10月25日:戸田(まくり)
- 11月21日:宮島(逃げ)
- 12月2日:唐津(逃げ)
2020年まで1勝しかできなかった選手が、2021年はたった1年で7勝する活躍。しかも、伸び型にしたことで”まくり”の勝率が拡大にアップしたのです。
また、9月27日~10月2日にかけて開催された宮島では「完全優勝」を達成!
上記のダイジェストを見れば分かりますが、優勝戦を含む10戦中9戦、全て決まり手は「まくり」という偉業。控えめに言って”ヤバい”としか言い表せませんw
122勝挙げた2021年、僅差で最多勝利を逃す
飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長した2021年は、SGレーサー並みの成績を記録します。
- 出走数:280回
- 1着数:122回(1位タイ)
- 勝率:7.12(63位)
- 1着率:43.5%(2位)
- 3連対率:70.7%
- 優出回数:18回
- 優勝回数:7回(5位タイ)
1着数(122回)は「石川真二」と同数で1位。最多勝利選手の行方が注目された中、勝率で上回った石川に受賞しました。
あと1回でも1着を獲れていれば…。悔やまれるレースは多数あったでしょうが、前年までの成績を考えると122勝したのは本当に凄すぎます。
参考までに、大フィーバーした翌2022年は、優勝回数が基準となる「ボートレースクラシック」でSG初出場、ファン投票で選ばれる「オールスター」に選出されています。
馬場貴也・守田俊介「尊敬に値する」
滅多にメディア露出しない藤山翔大が出演した動画です。SGレーサーからの評価が分かるので、ぜひ視聴して参考にしてください。
視聴できない人のために、知ってほしいことをまとめておきます。
性格ってどんな感じ?
大雑把な性格なんですかね
お兄ちゃんも選手だよね?
そうですね。(養成所に入るのが)兄より早かったので、僕の方が先輩になります。
選手になって藤山雅弘くんと一緒にやってる感じ?
あんまりやってないですかね。スタイルが全然違うんで
伸び型のスタイルって昔から?
1年前(2021年)ぐらいに伸び型が楽しいなってなってきて。元々差しがあんまり得意じゃなくて、まくりは得意やったんで、そっち一本磨いていった方が稼げると思って
ペラ調整とかはアドバイスもらったりした?
いや、自分一人でやった感じ。これまでの理論は全部逆になった。こうすればこうなるやろなと、という先入観が全くなくなって、とりあえず一回やってみようと
大阪支部のエピソードや仲良しの選手は?
よその支部に比べたら上下関係は厳しいと思う。仲の良い選手はゴルフ好きなんで夏山さん(夏山亮平)とか。全然下手くそなんですけど
レースの近況は? ※2022年2月時点
めちゃめちゃ仕上がりはいいです。ただ、ピット離れを今勉強中で、ちょっとそこが弱点なんですけど。伸び型の弊害もあってあまりにも悪すぎるんで、そこ直せたら弱点はなくなるかなぁっと
伸び型なのに前づけするのはなぜ?
主導権握れるポジションにいきたいと思ってる感じです。まくりしか考えてないんで、内の方がいいかなと。理想は(起こし)100からまくれるんが一番だと思ってる
普段のレースで心掛けてることは?
まくりのみ。去年(2021年)も差しは0勝やったんで。まぁ、差す気はないっってことですね、多分(笑)
目標とする選手は?
いないです
レーサーとしての最終目標は?
2021年に最多勝獲れなかったんで目指したい。
艇界を代表するトップレーサーからこれほど評価される若手は極わずかでしょう。
それだけ人と違った戦い方で結果を残している証拠であり、今度どんな成長を遂げていくのか?ファンと同じ目線で応援しているのかもしれませんね。
まとめ
2022年は2本続けてのフライングもあって、2023年前期の級別がB1級に降格。すぐにA1級に復帰したものの、ここ最近は藤山翔大らしい走りをできていません。
とはいえ、誰も真似できない”超伸び型のペラ”を武器に、G2以上のグレードレースで大暴れしてくれるはず!
その日が来ることを信じて、これからもまくり舟券にぶっ込んでいくつもりですw
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