菅章哉は艇界でも稀にみる個性派レーサーであり、ファンからの人気や期待も非常に高い選手です。
一番の持ち味は、チルトを跳ねてまくっていく力強い伸び足。インが圧倒的に有利な状況において、アウトコースから飲み込んでいく走りを得意としています。
ただ、一時はF3(フライング3本)となって引退危機も。そんな中、2022年にはSG初出場を果たすなど、A1級として第一線で活躍中。
意外と知られていない菅章哉について、現在までのキャリアと私生活をまとめて紹介していきます。
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菅章哉とは?
菅章哉は1988(昭和63)年生まれ、徳島県出身のボートレーサー。
2009年に地元鳴門からデビューし、初勝利は2010年4月、初優勝は2012年4月のG3新鋭リーグ戦(下関)。大外6コース大まくりを決め、7万舟の高配当を演出。
その後は伸び特化の”チルト3度”で知名度を上げていき、ファンからは「ガースー」の愛称で親しまれています。
菅章哉の公式プロフィール
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名前 | 菅章哉(すがふみや) |
登録番号 | 4571(105期) |
生年月日 | 1988年7月2日 |
身長/体重 | 159㎝/54㎏ |
血液型 | B型 |
出身/所属 | 徳島県/徳島支部 |
2013年に結婚。美人妻・子3人の5人家族

ネット上では情報が少ない菅章哉のプライベート。自身のインスタグラムでは交遊関係や休日の過ごし方などを覗くことができます。
2013年に結婚したお相手(一般女性)とは幼稚園時代からの幼なじみ。中学時代に一度フラれた経験もあるそうですが、無事にゴールインして今では大家族に。
「(家族写真の)この笑顔を見たら疲れも吹っ飛びます」
こう語っているように、奥さん、そして子供たちが菅章哉を支えているのでしょう。
師匠は近藤稔也、弟子は西岡成美
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菅章哉の師匠は「近藤稔也」。目立った活躍をした選手ではありませんが、競艇で好成績を残す原動力になっているようです。
愛弟子は「西岡成美」。美人レーサーとしても高い人気がありながら、ここ最近は成績も絶好調!2023年前期にはA級に初昇格し、いつ優勝してもおかしくない活躍を魅せています。

同期(105期)の注目選手
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105期で最もSGに近い選手「磯部誠」”ベーやん”の愛称で親しまれ、2020年にヤングダービーを制覇。2022年のグランプリでは3着に入る快挙を達成したトップレーサー。
養成所のリーグ勝率1位だった「佐藤翼」。2021年の児島G1を制し、SGでも優出2回の実績あり。私生活では美人レーサーの「土屋南」と結婚。

2014年後期からA級を維持している「塩田北斗」。道中逆転の多さが特徴的なレーサーで、最後まで諦めない走りが多くのファンを魅了しています。
他支部の選手や柳田悠岐(プロ野球日本代表)との親交も
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菅章哉のインスタグラムでは、家族だけでなく他選手と映っている写真を多数公開。
最も露出が多いのは徳島支部の先輩「樫葉次郎」ですが、それ以外に「峰竜太・西山貴浩」といったノリが合いそうなトップレーサーの姿も見られます。
また、日本を代表するプロ野球選手「柳田悠岐」と親交がある他、同じ徳島出身の横浜DeNA「藤田一也」からは草野球の指導を受けている動画も。

菅章哉が野球好きなのは有名なことですが、その影響もあってか息子さんも少年野球をしているらしい。
菅章哉のインスタグラム・ツイッター


菅章哉のSNSアカウントは「インスタグラム・ツイッター」の2つ。
ただし、ツイッターはあまり活用していないので、フォローするならインスタがおすすめ。レースでは見れないガースーが度々アップされています。
菅章哉の競艇人生は劣等生スタート
インタビューで自ら「劣等生だった」と語るほど、菅章哉の競艇人生は苦難の連続。周りに比べて素質も才能も劣っていた中、デビュー後の新人期間は綱渡りの日々が続いていきます。
ギリギリの成績で養成所を卒業
- リーグ戦勝率:3.80
- 準優出:1回
- 優 出:0回
当時20歳だった菅章哉は2008年秋に養成所へ入所しますが、訓練生としての1年は過酷すぎる日々でした。
上記に記載の通り、養成所のリーグ戦勝率は3.80で優出は1度もなし。男女を含めて比較してもワースト級の成績です。
当然、成績不良による退所の危機に怯えながらの毎日。ただ、同期たちの支えも励みとなり、ギリギリの成績で何とか無事卒業。晴れてプロの競艇選手となりました。
デビュー期にフライング2本の失態


地元鳴門の一般戦でデビューを果たしますが、2走目で踏み込みすぎてコンマ04のフライング。
F後のスタートは慎重になる選手がほとんどの中、菅はひるむことなく次節でもコンマ0台を連発。これが仇となり、デビュー3節目で再び勇み足。
いきなり30+60日の罰休で出鼻をくじかれるスタートとなったのです。


初勝利は大波乱を呼び込む大外差し
F2でしばらく無理ができない状況となりますが、F休みが明けてすぐの尼崎でいきなり結果を出します。
2010年4月25日の3日目1R、1マークで内側の艇が競り合う展開となってポッカリ空く状況に。
そこへ飛び込んだ菅章哉。鋭く差しを入れると、バックストレッチで混戦を抜け出して1着でゴール。デビュー36走目で嬉しい水神祭を飾りました。
当時の菅は期待ゼロの選手だったので、まさかの1着に場内は騒然。


3連単の配当は11万5610円。初勝利で特大万舟券を演出し、その名を着々を艇界に広めていきます。
初優勝は強豪相手に決めた大外まくり
初勝利を経て舟券入着率は上がっていきますが、デビューから2年以上優出がなかった菅章哉。
ようやくファイナルに手が届いたのは、2012年4月の下関新鋭リーグ。優勝戦の対戦相手は、後にSGレーサーとなる深谷知博、茅原悠紀の猛者たち。
6コースからコンマ03のトップスタートを決め、4~5コースが凹んだことで先マイに成功。そのまま先頭を守り続けて初優出・初優勝を達成しました。
そして、新鋭リーグ優勝によって新鋭王座決定戦の出場権を獲得。2012年9月にG1初出場を果たしています。
菅章哉のレーススタイル


個性的な走りからアウトレーサーの印象を強く持たれていますが、過去データーを見ると”進入コースよりも勝つための戦い方”に拘っていることが分かります。
過去にアウト専門だった時期はない


上記表は菅章哉のコース別進入率。大外が慣例となる新人時代を除いたデータです。
数字の偏りがあるのは、4~6号艇の割り当てが多かった2011年のみ。以降はすべてのコースから進入していることが分かります。
アウト屋といえば、阿波勝哉のような「何が何でも6コースから」という強い信念が印象的。一方、菅章哉に関してはコースへの拘りはそれほどなく、自在な戦い方がベースとなっています。
転機となったG1最終日の「6コース2連勝」
菅章哉が”伸び特化”を極めるきっかけとなったのは2019年10月、地元鳴門の記念G1大渦大賞。
予選19位で惜しくも準優進出を逃がしますが、最終日の1走目に6コースからコンマ08のトップタイミングで豪快なまくり一撃を決めます。
チルトを跳ねた前半レースは「いいのを見つけた」と好感触。
後半レースも同じセッティングで6コース進入を選択すると、ここも見事に瓜生正義のイン戦を撃破。最終日は大外まくり連発の連勝締めとなりました。
「6コースから勝つと周りの反応も変わる」と、まくり攻めに活路を見出した菅章哉。現在の攻撃型を確立する第一歩となったのです。
「チルト3度」はイベント時が多め
基本は伸び重視のセッティングに調整しますが、最大限の”チルト3度”で戦っている訳ではありません。
通常時のチルト角度は「+0.5度」。それ以上の角度で挑むレースは「イベントの時だけ」と本人が語っています。


ここで言うイベントというのは、地元の優勝戦をはじめ、前づけ艇がいて内側が混戦となりそうなレース。また、チルト3度にするとファンが喜びそうなレースを指しているようです。
要は、競艇を盛り上げるための切り札。
こうした戦いかも菅章哉が人気レーサーである所以かもしれません。
自身のインスタでは、チルト角度を当ててプレゼントが貰える企画などを実施。まぁ、そういった時は大抵”チルト3度”ですけどねw
イン逃げでも4回の優勝を記録
- 逃げ:4回
- 差し:0回
- まくり:11回
- まくり差し:4回
チルト角度の調整幅は競艇場によって変わるため、中にはチルト3度が使えない水面も多数あります。つまり、安定した成績を残すには”チルトに頼らない走り”も必要です。
現時点で菅章哉の通算優勝回数は19回。その中にはチルトが0.5度までしか認められていない戸田(2回)も含まれています。さらに、1コースからのイン逃げも4回記録。
外からのまくり(まくり差し)だけでなく、最内からの逃げるスキルもしっかりと変え備えています。
2020年のF3、2021年の反撃
チルト3度という武器を手に、伸び特化のセッティングに挑む数少ないレーサー。そんな菅章哉が大きな落とし穴にハマったのは好調だった2020年。
競艇選手にとっては致命的なペナルティとなるF3。
それでも菅はこれまで通りのスタイルで復帰し、2021年の大きな飛躍へと道を繋げていったのです。
悪夢のF3でB2級転落


伸び足を強化すれば他艇よりスピードで上回れるため、スリット後に大きなアドバンテージを得ることが可能。
しかし、忘れてはならないのがフライングのリスク。2019年末~2020年序盤にかけて、菅章哉はその沼にハマってしまいました。
1本目のFは、審査期間開始月となる2019年11月の芦屋G1。その後、2020年2月の丸亀G1四国地区選でF2。
ここで伸び足特化のセッティングを一旦は諦めます。ただ、この変化に対応することができず、次節の福岡で1コースからコンマ03のスリットオーバー。
痛恨のF3となった菅は、3月10日のレースを最後に2、3本目のF休みとなる150日の戦線離脱。出走回数不足に加えて事故率オーバーも確定(事故パン)となり、13期続いたA級からB2級へ降格。
F休みの代償は大きく2020年は優勝ゼロ
- 出場節数:11節
- 出走回数:81走
- 勝率:6.19
- 1着率:25.9%
- 3連対率:61.7%
- 優出回数:3回
- 優勝回数:0回
本来のセッティングを捨てたことで歯車が狂ってしまった菅章哉。実質的な復帰は8月末となり、2020年後期、2021年前期はB2級で走ることを余儀なくされます。
B2級選手の斡旋は1ヵ月に1節程度。収入が激減する中、家庭を持つ身としてこれ以上のフライング許されない状況に。
一般戦で無理ができず大人しいレースを続け、2020年は3期の優出がありながらも優勝はゼロ。年間獲得賞金は僅か「792万円(2019年は3009万円)」という厳しい1年になりました。
家族や仲間に助けられたF休み期間


F休みは家族との時間に向けることが多かったらしく、その様子はインスタグラムでも確認することができます。
また、フライング休み中の収入はなくなるので、生活面気遣った差し入れが先輩、後輩、同期のレーサーたちから沢山届いたようです。
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フライング3本切ると沢山の優しさに触れることができます。そして、沢山の人に支えられて生きていることに気付く事ができます。
仕事を失った事で、仕事のありがたみも改めて感じました。
子供が3人いる菅本人もうれしかったことでしょう。
2021年の菅章哉は自己最多のV6


復帰してからの菅章哉は飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍!
2021年は3節目の児島で久々の優勝。その後も好モーターを引き続けてリズムが良くなり、本来の強い伸び足を完全に取り戻します。
2021年は児島、鳴門、唐津、宮島(2回)、丸亀で合計6回の優勝。さらに、そのすべてがセンターから外の「まくり・まくり差し」という菅章哉らしい持ち味をフルに発揮。
2021年後期にはA1級へ返り咲き、完全復活を成し遂げました。
菅章哉の強さが分かるガースー砲
菅章哉といえば、チルト3度まで跳ねた豪快な「ガースー砲」。パーフェクトな圧勝劇や、多くのファンが名シーンと絶賛したレース動画を厳選しておきます。
4カドからまくり一閃(2022.8.11)
2022年8月11日の鳴門一般戦は、見た目にも分かりやすいガースー砲が炸裂。
4カドからコンマ06のトップスタートを決め、内側に絞ってスロー勢を飲み込む展開。驚くべきは、3連単が2番人気(1180円)という配当。
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菅章哉への信頼と期待の大きさが、この程度の低配当になったと思われます。
強烈ナナメ伸びで5艇粉砕(2022.9.24)
2022年9月24日、尼崎一般戦の優勝戦で強烈なまくりが飛び出ます。
スタートタイミングは4,5コースの2艇とほぼ同体。しかし、スリットから実況も驚くほどの伸びを見せ、あっさり5選手をナデ斬る菅章哉らしいレースで優勝を飾りました。
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まさかあの展開から1着になってしまうとは…。舟券を買っていなかったことが悔やまれます。
峰竜太を2度の強ツケマイで撃破(2021.9.16)
艇界の頂点を極めた「峰竜太」との一騎打ちは、ファンの間でも語り草となっています。
2021年9月16日の鳴門G1大渦大賞2日目6レース。
6号艇の峰竜太が前付けで2コースに入り、4号艇の菅章哉が6コースに動く「162354」の進入隊形。
好スタートを決めた峰が直まくりの展開。難なく今泉を捌いて先マイ体勢に入ったところ、菅はそれを許さず大外から強引に握り込んでツケマイを仕掛けます。
バックで前に出たのは菅でしたが、峰は1周2マークで差しを入れてすぐさま反撃。
常人ならここで2着狙いをしていたはずですが、菅は外から十分なマイシロを取って再びツケマイ敢行。これが見事に決まり、艇界のスター「峰竜太」を完全に沈めて1着でゴール。
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絶好調だった峰を道中で逆転するなんて…。間違いなく後世に語り継がれるレースです。
おまけ:優勝戦の菅章哉は買い時
ここまで菅章哉についてお伝えしましたが、舟券に役立つ情報を一つだけ。
「土屋南ちゃんねる」に公開された動画を見れば分かる通り、優勝戦のガースーはかなり狙い目。外側から進入する時はさらに信頼度がアップするようです。
参考までに、過去3年(2020~2022年)の優出データがこちら。
開催日 | レース | 進入 | 結果 |
---|---|---|---|
2020.9.28 | 若松 | 4コース | 2着 |
2020.10.26 | 鳴門 | 5コース | 5着 |
2020.12.22 | 三国 | 6コース | 6着 |
2021.1.18 | 唐津 | 2コース | 3着 |
2021.2.10 | 児島 | 4コース | 優勝 |
2021.3.3 | 大村 | 3コース | 4着 |
2021.3.25 | 鳴門 | 4コース | 優勝 |
2021.4.25 | 唐津 | 6コース | 優勝 |
2021.6.8 | 宮島 | 6コース | 優勝 |
2021.6.30 | 下関 | 5コース | 4着 |
2021.7.23 | 大村 | 6コース | 4着 |
2021.8.12 | 宮島 | 3コース | 優勝 |
2021.10.31 | 丸亀 | 5コース | 優勝 |
2022.8.26 | 芦屋 | 5コース | 4着 |
2022.9.14 | 鳴門 | 1コース | 2着 |
2022.9.24 | 尼崎 | 6コース | 優勝 |
2022.10.19 | 鳴門 | 1コース | 優勝 |
2022.11.8 | 福岡 | 3コース | 2着 |
2022.11.21 | 大村 | 4コース | 3着 |
インコースから逃げて優勝したのは僅か1レース。それ以外はほぼダッシュスタートであるうえ、あり得ないほどのまくり率で勝利を収めています。
近年はその凄さがバレて安くなりがちですが、不利な枠番でオッズに賞味があればぜひお試しください!
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