競艇発祥の地「大村競艇場」。
大村といえば、1コースの勝率が高く当てやすいことで人気の場所。1日を通して”イン祭り”になる日も多く、本命党を中心に利用者が増え続けている競艇場です。
2020年以降は4年連続で売上1位。そして、2022年度には過去最高売上となる1807億円を記録。最も人気のあるレース場といって良いでしょう。
ただ、いくらインが強くても簡単に勝てる訳ではありません。プラス収支を達成するためには、大村の特徴を理解することが重要。
そこで今回は、大村の基礎となる水面や出目などの特徴をはじめ、攻略のコツや予想法を公開します。最後まで読めばきっと勝率アップできるはず!
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大村競艇場とは?
大村競艇場は、長崎県大村市にある日本最西端に位置するボートレース場。日本ではじめて競艇という競技が開催された地であり、昔から競艇ファンに愛されてきた聖地でもあります。
1952年4月、競艇が始まった発祥の地
大村は1952年4月に国内初のレースが開催された「競艇発祥の地」です。
敷地内には関連する石碑が数多く展示してあります。2022年にはグランプリ開催を記念して「ボートレース発祥の地記念館」がオープンしました。
また、ナイター開催が開始した2018年以降、急速に売上増加。住之江を抜いて1位になった2020年以降、4年連続で首位を独走中です。
- 2023年度:1746億円(1位)
- 2022年度:1807億円(1位)
- 2021年度:1759億円(1位)
- 2020年度:1591億円(1位)
- 2019年度:1055億円(2位)
- 2018年度:728億円(6位)
予想しやすい特徴も相まって、多くの競艇ファンに愛される競艇場となっています。
ボートレース大村の施設概要
名称 | 大村ボートレース場 |
住所 | 長崎県大村市玖島一丁目15-1 |
公式HP | ボートレース大村 |
電話番号 | 0957-54-4111 |
営業時間 | 10時~発売レース終了まで |
支部 | 長崎支部 |
大村競艇には何度も訪問していますが、歴史を感じられる場所といった印象。
敷地内には「発祥地記念館」や、競艇好きで知られる蛭子さんがペイントした艇なども飾られています。
他の競艇場と比べると施設自体は小さく「この座席数で足りるの?」と不安になるほど。ただ、来場者数が少ないので、SG開催などなければ埋まることはないでしょう。
それと、有料席についてはあまり期待しない方がいいです(笑)
平和島や浜名湖にあるような豪華さはなく、一般席からちょっとグレードアップした指定席のみ。
※有料席等に関しては以下の公式サイトをご覧ください。
大村をホームとする長崎支部の代表的な選手
長崎支部で最も実績を残しているのは、SGを5度も制している「原田幸哉」。元々は愛知支部でしたが、沖縄移住と同時に長崎支部へ移籍しています。
その他、G1制覇を果たしている「桑原悠・赤坂俊輔」といった選手をはじめ、総勢60名弱の選手が所属する支部です。
ボートレース大村の主な特徴
予想するうえで欠かせない「大村競艇の特徴」をまとめて解説します。
イン天国と称される競艇場
コース | 大村イン勝率 | 戸田イン勝率 |
---|---|---|
1コース | 63.3% | 42.5% |
2コース | 11.7% | 17.8% |
3コース | 10.3% | 15.7% |
4コース | 9.7% | 14.4% |
5コース | 3.9% | 7.4% |
6コース | 1.2% | 2.2% |
大村競艇場の1コース1着率は63%ほど。12レースあるうちの8レース弱はイン逃げが決まっている数値であり、全国24場の中でもトップクラスの高さです。
一方、インが弱くて有名な「戸田競艇場」は約43%。いかに大村のインが強いのかお分かりいただけたはず。
もちろん、35%程度の確率でイン逃げは失敗しますが、その場合でも舟券入賞率は9割弱あります。
- 1着率:63.3%
- 2連対率:78.9%
- 3連対率:86.5%
インコース勝率の特徴は、大村を攻略するうえで最も重要な指標。選手によって評価は変わるものの、大村に関しては「腐っても1コース」だと覚えておきましょう。
インに有利なコースレイアウト
大村競艇のコースレイアウトで特徴的なポイントは3つ。
第1ターンマークの間隔が広い
スタンド側から1マークまでの距離は48m。全国5番目の広さとなっており、十分なマイシロを保ってターンすることが可能です。
スタートラインが全国平均より長い
スタートラインは全国平均より4mほど長い58m。アウトコースに比べてインコースは助走が短いので、この距離が長い分だけ加速する時間が増え、有利に戦うことができます。
前づけしにくいピット位置
ピットから2マークまでの距離は91m。他場と比べてかなり短く、前づけする艇にとっては不利なコース設計。前づけがしにくくなる以上、荒れるレースの減少に繋がります。
日没後はさらにインが強くなる
コース | 総合 | 18時以降 |
---|---|---|
1コース | 63.3% | 71.3% |
2コース | 11.7% | 8.0% |
3コース | 10.3% | 8.6% |
4コース | 9.7% | 8.0% |
5コース | 3.9% | 3.0% |
6コース | 1.2% | 1.1% |
競艇のモーターは、気温が下がると体積効率が向上してパワーが出やすくなる構造。特に出足性能が良くなるので、助走の短いインコースにとっては有利に運びやすくなります。
そうしたプラス要因も合わさり、日没後の方がイン勝率は大きく上昇するのです。
全場で冬場の1コース勝率が上がるのは、モーター性能がパワーアップしているから。
水質は海水。比較的穏やかな静水面
大村競艇場は大村湾の一角に作られた「海水」の水面。
海水面と聞くと、潮の干満差やうねりなどから”荒水面”を想定されるかもしれません。しかし、設置場所は外海と接しておらず、別名「琴の湖」と呼ばれる内海。
湾の入り口付近に存在する佐世保湾が頭上にあります。その佐世保湾付近に存在する大村湾への水路が狭くなっているので、海流の影響をあまり受けない閉鎖的な環境となっているのです。
その為、海水面とはいっても「比較的穏やかな静水面」となります。
2マーク出口付近のうねり
大村の特徴で忘れてはいけないのが「2マーク出口のうねり」。
2マーク付近は場外と繋がっており、水門が開いています。時にこの水門から入ってくる海水によって「独特なうねり」を発生することがあります。
仮にこのうねりの存在に気づかず握ってしまうと、思いのほか流されてしまったり、キャビテーションを起こしてしまうことも。
うねり発生を予期するのは難しいため、旋回技術の高い選手、もしくは水面を知り尽くした地元選手は評価を上げましょう。また、大村での成績も合わせてチェックすることをお忘れなく。
防風ネットにより風の影響は少ない
一昔前の大村競艇は、競争水面に強風が吹き荒れることで有名でした。
しかし、ナイターレース開催と同時に「防風ネット」が整備されて以降、以前とは比べものにならないぐらい穏やかに。
また、防風ネットが未設置だった東側に関しても、初開催となるSGグランプリに合わせて設置。これにより全方位に防風ネットが完備されるので、今まで以上にイン有利は強まるはず。
直近1年間の出目ランキング
順位 | 出目 | 回数 | 平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 123 | 191回 | 984円 |
2位 | 124 | 152回 | 1,469円 |
3位 | 134 | 146回 | 1,544円 |
4位 | 132 | 145回 | 1,241円 |
5位 | 142 | 107回 | 2,163円 |
6位 | 125 | 101回 | 1,904円 |
7位 | 143 | 93回 | 2,224円 |
8位 | 136 | 87回 | 2,651円 |
9位 | 135 | 82回 | 1,929円 |
10位 | 126 | 80回 | 2,468円 |
11位 | 152 | 62回 | 3,820円 |
12位 | 145 | 60回 | 3,307円 |
13位 | 146 | 50回 | 3,247円 |
14位 | 213 | 45回 | 2,670円 |
15位 | 314 | 43回 | 6,553円 |
大村競艇の出目ランキングは、13位まで全てインコース1着。2着目も内3艇が占め、4コースを含めたアウト艇の2着は11位以降という少なさ。
また、インが強い場でよく目にする「1-234-234」に関しては、143を除く出目だけで全体の約30%も占めています。
1コースが強いのはもちろんのこと、スロー勢(2,3コース)の強さも他にはない大きな特徴です。
イン逃げ成功時、2,3コースが2着になる割合は35%程度。驚異的な数値ですw
大村競艇の予想攻略のコツや買い方
大村の特徴を活かした「勝つための予想法&攻略のコツ」を伝授します。
- インを軸に少ない点数で当てる
- 日没後の後半レースを狙う
- 走り慣れた地元選手を信頼
インを軸に少ない点数で当てる
悪天候の日は荒れることもありますが、上記のような”イン逃げ祭り”となる日は日常茶飯事。
何度も説明している通り、大村のインコースは冗談抜きで強いです。
インコースを1着に固定し、ヒモ選びも簡単。当然、中級者以上ならその買い目に辿り着くので、あなたが思っている以上にオッズは低くなるでしょう。
そうしたレースで実践してほしいのは…
- 無駄な買い目を含めない
- オッズ買いをしない
- イン戦は2~6点に絞る
妙味ある配当に目が行ったり、安いから買わないといった予想法はNG。
大村で勝つには「低配当をいかに的中させる」に懸かっています。回収率が見込めなくてもズバッと射止める買い方をおすすめします。
日没後の後半レースを狙う
気温が下がる後半レースは、飛躍的にイン勝率が上昇します。
そのレースに絞って勝負していれば、初心者でも高い的中率を達成することが可能。難しいレースより”簡単なレース”を選ぶことこそ、勝ち組になるための秘訣です。
ただし、大村の後半レースが全て簡単な訳じゃありません。インに座る選手、カベ受けとなる選手は必ずチェックてください。
買い方については以下の記事が参考なります。ぜひ合わせてご覧ください。
走り慣れた地元選手を信頼する
上記の番組だった場合、他の場なら竹田選手(A1級)を信頼するでしょうが、大村では少し違った見方が必要です。
大村はどの選手が走っても成績を残しやすい水面。スタートさえ決めてしまえば、2~6コースの攻め手はほぼ無くなります。
さらに、予測できない2マーク出口のうねり。
SG常連のトップレーサーでもキャビる光景はよく目にするので、たまに斡旋される他元選手がすぐに攻略できるとは思えません。
いずれの理由から、級別や勝率が低くても「地元の利」は優先すべき。
勝率2~3点台の選手はさすがに信用できませんが、そこそこ活躍している地元選手なら少し高めの評価で予想してください。
1コース勝率が6割以上なら及第点
上記に紹介した1号艇吉田選手の成績。
1コースの1着率は60%弱と安心できる数値ではありません。ただ、走り慣れた水面であることをプラス材料と捉え、大村なら軸にできる選手だと判断して良いでしょう。
地元選手のイン戦であっても、コース別勝率のチェックは必ず行うように。
カベ受けとなる2コース・3コース
イン逃げを成功させるには、1号艇以外に「カベ受けとなる2,3号艇の選手」も大きく関わってきます。考えられるリスクとしては…
- 2号艇が凹み、3号艇に展開が生まれる
- 3号艇が凹み、4カドのまくり展開が生まれる
仮に1号艇がスタートを決め、抜群のターンをしても不可抗力となるケースはあります。
2,3号艇の選手がしっかりとカベの役割を果たせるか?その確認まで行えば、堅いイン逃げレースを選びやすくなるはずです。
まとめ
大村競艇場はまれにみるイン天国です。この特徴をフルに生かした舟券勝負をしてください。
ただし、1号艇を軸にできる大村は勝ちやすい場所ですが、それは全ての競艇ファンが理解していること。一歩先へ行くためには、10倍前後の配当を当て続けることが攻略のカギとなります。
最後に、大村以外にもおすすめしたい競艇場は複数あります。マイナス収支を抜け出せない方は、最低限の知識を習得してから挑むように!
コメントお待ちしてます!