艇界のジャンヌダルクこと「中谷朋子」。
見た目の美しさもさることながら、20年以上前からA級で活躍する実力派レーサー。怪我や病気で勝てない時期もありましたが、女子界に欠かせない存在といって良いでしょう。
そんな中で勃発した2023年10月のガチギレ騒動。この一件で”嫌われ者”のイメージが定着してしまい、ボート界での評判はあまり良くない状況です。
ただ、多くのファンは中谷朋子についてほとんど知らないはず。
そこで今回は、過去の実績をはじめ、弟子との関係性やプライベートに至るまで全て深掘りしていきます。
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中谷朋子とは?
中谷朋子(なかたにともこ)は兵庫県出身、兵庫支部のボートレーサー。
兵庫県立舞子高校を卒業後、本栖研修所(78期)の試験に一発で合格。訓練中の落水事故で靭帯を損傷する怪我を負いながら、教官らのサポートもあって何とか卒業を果たします。
その後、1996年6月の蒲郡でデビュー。着々と勝率を伸ばして2005年に初優勝、2018年にはダービーでSG初出場するなど、長きにわたってA級を継続中。
中谷朋子の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 中谷朋子(なかたにともこ) |
登録番号 | 3845(78期) |
生年月日 | 1976年9月29日 |
身長/体重 | 159㎝/44㎏ |
出身/所属 | 兵庫県/兵庫支部 |
デビュー日 | 1996年6月 |
中谷朋子の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
2018年のインタビューで”ボートレーサーになったきっかけ”を話していたので、そちらから抜粋して紹介させていただきます。
親の勧めで試験を受けようと思った。親は競艇ファンというわけではなかったが、競艇が高収入を得られる仕事だと誰かに聞いて、私に教えてくれたようです。
高校3年で進路を悩んでいた時期、何の予備知識もないままとりあえず受験し、1回で合格することが出来た。
引用元:ボートレース広報(公式Facebook)
中谷朋子は高校時代、陸上部に所属していたスポーツウーマン。その経験があったからこそ、超難関と言われる養成所試験で一発合格できたのでしょう。
同期(78期)の注目選手
78期で最も実績を挙げているのは「平尾崇典」。2012年チャレンジカップ、2018年グランプリシリーズで2度のSG優勝を達成し、2024年5月現在で通算87Vを記録しています。
その他、G1優勝経験のある「中岡正彦・秋山広一・村田修次」など、未だ現役バリバリのベテランが多数活躍中。
数名いた女子レーサーも、今は中谷朋子一人のみ。
弟子は東京支部120期「下野京香」
中谷朋子の弟子は、2017年5月にデビューした東京支部120期「下野京香」。
同じ誕生日(9月29日)がきっかけで下野から話しかけ、そこから2人の交流がスタート。そして、中谷のレーススタイルや人間性に感銘を受け、弟子入りを志願したとのこと。
きちんと褒めてくれ、すごく真剣に叱ってくれる。流されてしまいがちな性格なので、そういう環境が必要だった。
初勝利の水神祭では一緒に飛び込んでくれたり、休み中には下野の地元(東京)まで来てくれ、一緒にカラオケをするほどの良好な関係だったようです。
しかし、師匠の教えも虚しく、成績は向上せず4期通算により引退勧告。2024年5月21日、引退届けを提出し現役を引退しました。
中谷朋子の若い頃~現在
”昔と今”の中谷朋子を時系列で紹介します。
残念ながら、20代~30代前半の写真は発見できず。2012年(35歳)以降となりますが、10年以上経っているのに衰えをほぼ感じませんね!
實森美祐にガチギレした炎上事件
中谷朋子のイメージを急落させた、實森美祐に対する恫喝騒動。事件以来、競艇ファンの中には”アンチ中谷”が未だ残っている模様。
事件発生は2023年10月の徳山
2023年10月24日の徳山ヴィーナスシリーズ3日目12R。
イン戦だった中谷朋子は「實森美祐」にまくられますが、2マークで差を詰めホーム側で並びかけます。若干先行していた實森は内へ絞り、道中で引き離して1着でゴール。
レース後、實森の走行に腹を立てたのか、もの凄い剣幕で説教する映像が公開。その様子がSNSで拡散し、恫喝事件として物議を醸すことに。
中谷朋子・實森美祐の間に起こったことは分かりませんが、不良航法に該当するシーンは存在せず。
ただ単純に「格下に負けた」ことが癪に障った可能性が高そう。
元々”キレやすい性格”なのかも…
2023年2月の平和島レディースカップ。中谷朋子は3日目4Rに1着を獲りましたが、勝利者インタビューではかなりご立腹の様子。
5走目で6(号艇)2回目ですよ。変な番組ですよね。B2かなって思いましたよ私。
確かに、一般戦かつA1級の選手が、5走目で6枠2回は極めて稀なケース。腹を立てる気持ちも分からなくはありませんが、思っていることを口にするのは如何なものかと。
これを見たファンがどう感じるのか?当然、悪い印象しかなく、応援する気は失せてしまうはずです。
師弟関係などから”優しい一面”があるのは間違いありません。ただ、潜在的に”キレやすい性格”が眠っているのも間違いなさそう。
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中谷朋子の結婚や旦那&病気・年収など
中谷朋子のプライベートについてまとめていきます。
結婚・旦那の情報は一切なし
中谷朋子に「結婚・旦那・彼氏」といった情報は一切ありません。
公表していないだけなのか?それとも、結婚せず独身貴族を続けているのか?真相は不明ですが、全くとして情報がないとなると後者である可能性が高いかもしれません。
2020年秋頃、甲状腺癌が見つかる
2020年10月頃、身体の不調を感じて病院で検査したところ、診断結果はまさかの甲状腺癌。そして、検査から2ヵ月後、甲状腺の全摘出手術を行いました。
引退を選択しても不思議ではない病気ですが、中谷朋子は手術から約1ヵ月しか経過していない2021年1月に復帰。また、復帰戦では選抜戦(最終日)に出走する好成績を収めたのです。
しかし、当時について後のインタビューでこう振り返っています。
1月に復帰したけど、首にメスを入れたから筋肉が切れてしまっているわけですよ。ヘルメットの重さがとにかくツラくて。正直、復帰するのが早すぎたなって…
現在、甲状腺を全摘したことで分泌されなくなったホルモンを補うため、薬を一生飲み続けなければいけないとのこと。
中谷朋子の年収と生涯獲得賞金
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | 9,700,000円 | 445位 |
2023年 | 29,270,000円 | 245位 |
2022年 | 14,860,000円 | 864位 |
2021年 | 14,740,000円 | 778位 |
2020年 | 13,910,000円 | 813位 |
2019年 | 23,490,000円 | 326位 |
2018年 | 32,960,000円 | 109位 |
2017年 | 22,350,000円 | 305位 |
2016年 | 26,140,000円 | 149位 |
2015年 | 22,550,000円 | 256位 |
2014年 | 26,640,000円 | 163位 |
2013年 | 18,100,000円 | 479位 |
2012年 | 26,560,000円 | 183位 |
中谷朋子の年収(獲得賞金)は上記の通り。
成績が急上昇した2012年以降、平均2000万円以上の賞金を獲得。年間6勝した2018年は3200万円超えており、現時点の生涯獲得賞金は5億円を突破しています。
50歳を数年後に控えた現在も強い走りを魅せているので、もうしばらくは女子トップ層で活躍すると思われます。
デビューから現在までの成績
中谷朋子が築いてきたこれまでのキャリアを紹介します。
1996年6月に蒲郡でデビュー
中谷朋子は1996年6月の蒲郡でデビュー。当時の詳細は記録は残っておらず、デビュー節の成績などは分かりません。
初勝利(水神祭)は同年12月の丸亀で達成!
初優勝は2005年9月のG3女子戦
2004年前期には勝率6.21を記録し、優勝ゼロのままA1級に初昇格。そして、初Vが訪れたのは、優出15回目となった2005年9月の津女子リーグ戦。
序盤から小さい着でまとめ、準優2号艇は直まくりで1着。他の準優もインが全て敗戦したことで、自身2度目の優出1号艇が舞い込みます。
絶好枠で迎えた優勝戦。
五反田忍・香川素子らが外に構える中、コンマ13のスタートからイン戦を押し切って勝利。デビュー9年3ヵ月にして、ようやく悲願の初優勝を成し遂げました。
2016年レディースチャンピオンでG1初優出
初Vから長らく勝てない日々が続いていた中、優出11回を記録した2012年に2勝目。さらに、好調を維持したまま乗り込んだ、津開催となった2016年「レディースチャンピオン」。
予選を14位で通過すると、準優は5コースから平高奈菜・岩崎芳美に競り勝って2着。G1という大舞台で初めて優勝戦に駒を進めます。
優勝戦は攻め手がなく6着となりましたが、女子トップクラスの実力を証明した一節と言えるでしょう。
SG初出場(2018年ダービー)
2018年8月、蒲郡で開催されたボートレースダービー。勝率が基準となる同大会において、女子No.1の勝率7.76)でSG初出場を果たしました。
前年度覇者・優先出場者を除いた勝率ランキングは以下の通り。
順位 | 登番 | 選手名 | 勝率 |
---|---|---|---|
1位 | 4320 | 峰竜太 | 8.41 |
2位 | 3897 | 白井英治 | 8.28 |
3位 | 3257 | 田頭実 | 8.00 |
4位 | 4444 | 桐生順平 | 7.90 |
5位 | 3557 | 太田和美 | 7.81 |
5位 | 3941 | 池田浩二 | 7.81 |
7位 | 4024 | 井口佳典 | 7.70 |
8位 | 4238 | 毒島誠 | 7.69 |
9位 | 3783 | 瓜生正義 | 7.68 |
10位 | 3845 | 中谷朋子 | 7.67 |
「女子レーサーは女子戦が多くてズルい」といった声もありますが、1年間(2017年8月1日~2018年7月31日)で”勝率7.67”という成績は凄すぎ!
その証拠に、第65回SGダービーに出場できたのは中谷朋子のみです。
甲状腺癌の術後、約3年ぶりの復活V(2022年12月)
中谷朋子の目から涙がこぼれたレース。
甲状腺癌から復帰後、大手術の影響、さらには度重なるフライング。この時期、年間6勝&SGに出場した輝きはなかったように思えます。
そのスランプを抜け出したのが、2022年12月の浜名湖オール女子戦。
8戦4勝の活躍で予選トップ通過を果たすと、準優はトップスタートで難なくイン逃げ。絶好枠に座った優勝戦も付け入る隙を与えず完勝し、待望の復活Vを成し遂げました。
よっぽど苦しんだ1勝だったのでしょう。表彰式では涙ながらにこう話しています。
いや~嬉しいです。自分自身が2年ぐらい不調だったので、ちょっと自信はなかったんですけど。途中でこみ上げてきて、一瞬手が離れたりとか(笑)
こんな中谷選手を見るのは初めて。上記に紹介したYoutube動画にも沢山の応援コメントが寄せられています。
まとめ
恫喝事件によってアンチが急増した中谷朋子。実際、實森美祐の一ファンとして、事件当初は中谷に対する心象は最悪でした。
しかしながら、競艇は命を懸けて戦う競技であり、時には後輩に厳しく接することも必要なのでは?と感じている次第です。
それに、事件から半年が過ぎた2024年5月、楽しそうに話す2人の姿が公開されています。
両者にわだかまりがないのであれば、外野の私たちがああだこうだ言うのは”余計なお世話”ですよね。
引退までにG2以上のタイトル獲得できることを、陰ながら応援させていただきます!
コメントお待ちしてます!