「万舟は狙って当てるものじゃない」そう思ってませんか?
確かに、様々な条件が重ならないと的中は困難ですが、裏を返せば条件をクリアすれば的中できるということ。
ちなみに、私は根っからの本命党。イン逃げ率の高いレースが大好きで、少しでも荒れそうなレースは基本見送る舟券スタイル。
「そんな人間に万舟なんて狙えるのか?」と感じたかもしれませんが、本命レースの選別力に長けているからこそ、万舟になりそうなレースを判別できるのです。
そこで今回は、長年の経験から導き出した「万舟の狙い方」を伝授していこうと思います。
直近好調の「エンカウント」。
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万舟率の高い競艇場を選ぶ
万舟狙いで最も重要なのは「万舟が出やすい競艇場」で勝負すること。
全国24カ所にある競艇場は、コース設計や気象条件がそれぞれ異なります。また、コース別勝率や連対率にも違いがあるので、各場の特徴ぐらいは理解しておくべき。
万舟狙いにおすすめの競艇場
万舟率の高い競艇場
順位 | 競艇場 | 万舟率 | 平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 鳴門 | 21.4% | 8,508円 |
2位 | 戸田 | 20.1% | 7,768円 |
3位 | 平和島 | 19.2% | 7,246円 |
4位 | 三国 | 18.7% | 7,752円 |
5位 | 江戸川 | 18.6% | 6,916円 |
万舟率の低い競艇場
順位 | 競艇場 | 万舟率 | 平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 徳山 | 13.1% | 6,323円 |
2位 | 大村 | 13.9% | 6,405円 |
3位 | 蒲郡 | 14.9% | 6,701円 |
4位 | 常滑 | 15.1% | 6,499円 |
5位 | 福岡 | 15.9% | 7,206円 |
上記は「直近1年間の万舟率」を集計したデータ。
万舟率1位は、全国屈指のイン難水面として知られる「鳴門競艇」。2位以下も荒れやすい場としてよく名前が挙がる水面です。
一方、万舟率の低い競艇場を見ると、本命党が好みそうな競艇場ばかり。徳山に至っては万舟率が13%台と低く、鳴門とは7%強もの差があります。
以上のデータを見比べれば「万舟が期待できる競艇場」は一目瞭然!
過去データが”ほぼ答え”を示しているので、余計なことは考えず今後の万舟チャレンジに活かしてください。
万舟が出やすい各場の特徴や出目などを詳しく解説してます。
インが強い&インが弱い競艇場
競艇とは、圧倒的にインコース有利の競技。
他の公営ギャンブルに類を見ないほど1コースの勝率は高く、番組表を見ずとも「1-全-全」を買うだけでそれなりに的中します。
当然、競艇ファンならその特性を理解しているので、必然的にインが飛べば配当も跳ね上がります。
であれば、インが強い&インが弱い競艇場は知っておくべき。その情報をもとに予想すれば、自ずと万舟券になりやすいレースが見えてくるはずです。
以下は「直近3ヵ月のイン勝率」。
インが強い競艇場 | インが弱い競艇場 |
---|---|
徳山(64.2%) 大村(61.6%) 芦屋(59.6%) 下関(59.2%) 住之江(58.1%) 常滑(57.7%) 尼崎(57.6%) | 戸田(42.0%) 平和島(44.6%) 江戸川(46.6%) 鳴門(47.2%) 浜名湖(50.4%) 三国(52.6%) 桐生(52.7%) |
1位の徳山競艇と、最下位の戸田競艇では”22.2%もの差”があります。
過去1年間の1着数を同じレース数(2000R)で比較した場合、徳山は1,284回、戸田は約840回。徳山の方が450回も多くイン逃げしているのです。
もちろん「イン逃げ=万舟」とは限りません。しかし、高配当を狙うなら間違いなく「鳴門>徳山」となるでしょう。
万舟狙いのコツ!荒れるレースの予想法とは
万舟率の高い競艇場で戦うのは常識。そのうえで、的中率を上げるために覚えておきたいのが「荒れそうなレース判別」となります。
判別方法はいろいろあるので、可能な限り組み合わせて予想してください。
実力に大きな差のある女子戦
- 男子に比べ実力が低い
- 体重が軽くターンが安定しない
- 女子戦のスリットはバラつきがち
近年、女性レーサーの実力は飛躍的に向上しています。現に2022年のSGクラシックで女子史上初の制覇を果たした「遠藤エミ」をはじめ、男子顔負けの選手は数多く存在します。
とはいえ、約200名在籍している女子選手の多くは、優勝経験なし、勝率3~5点台といった成績ばかり。
その一番の理由は、生まれ持ったフィジカルの差。その点はいくら努力しようが超えられない壁かもしれません。
それと、女子戦では以下のようなスタートをよく目にします。
スタートが揃わなければ結果が荒れるのも当然。実力上位者の戦いではほぼ見られないスリットなので、この辺も女子戦が荒れる要因の1つと言えるでしょう。
戦い方を理解していないルーキー戦
勝率1点台の新人選手から、グレードレース(SG・G1)でも活躍するA1級まで、幅広い層が出場する「ルーキーシリーズ」。
簡単に出場資格を説明すると…
- 男女問わず30歳未満
- 階級は関係なし
- 選考期間内に140回以上の出走
- 前年度優勝者などは優先される
30歳未満かつ出走回数をクリアしていれば出場可能。その為、第一線で結果を残しているトップルーキーが参戦する中、デビューしたててで戦い方を理解していないB2級も混在。
まさしくこんな番組。
B2~A1まで全級別の選手が同じレースに出走します。
同じボートレーサーではあっても、実力差は高校生と大人ほど。さすがに新人選手がトップレーサーに勝つことは難しく、予想通りの結果になることが多いです。
しかし、展開次第では期待値の低い選手が勝利し、特大万舟を演出するケースは稀に起こります。
何度もお伝えしている通り、競艇はインコースが有利な競技。仮に実力が格上だったとしても、その通りの結果にならないレースはあります。
ルーキー戦はそういったレースの発生率が高いので、高配当を狙うには最適かもしれません。
予想はかなり難しいですが、多点買いでトライする価値は十分あると思います。
前づけでレース深インとなったレース
高配当には欠かせない「前づけレース」。
前づけとは、内側有利の特性を活かした戦術のことで、決められた枠番より内側のコースに進入する行為。
近年、前づけする選手はだいぶ減ってきましたが、それでも「内側に拘るイン屋」は未だ健在。主にベテランレーサーに多く、5,6コースなんて絶対に走りませんw
参考までに、艇界を代表するイン屋たちがこちら。
この顔を見かけたら「一波乱あるかも?」と思っておきましょう。
枠番通りに決着することもありますが、枠なりレースより荒れる確率は大きく上がります。
特に前づけに対して内側の選手が抵抗した場合、助走距離が極端に短くなる「深イン」に。そのような進入で予想されるのは…
前づけレースでよく見かける光景。もちろん、上級者なら予想できる展開ですが、妙味ある配当をゲットできるチャンスも多いです。
「前づけ選手を追いかけて高配当狙い」をする人も。回収率は意外と高いので、万舟チャレンジで試す価値はありそう。
向かい風5mなど悪天候のレース
- 風速5m以上(特に向かい風)
- 波高5cm以上
- 横なぶりの雨が吹き荒れる
上記が1つ以上含まれるレースは万舟チャンス!理由は簡単で、普段通りの走行が困難となるから。
まず、強風のレースは「スタート感覚」を鈍らせます。
絶対にフライングだけは犯したくないので、風が強いほど加減が難しくなる。その結果、スタートで凹む選手も多くなり、予見できない決着となってしまうのです。
風が与える影響はスタートとスリット後の伸び。5m以上の強風であれば風向きに関係なく影響しますが、特に向かい風5m以上のレースは波乱になる可能性大。
ダッシュの選手はスロー進入より助走を長く取れるので、スタートが揃ったとしてもスリット後の伸びは全然違います。
その為、向かい風5m以上のレースは「アウトコースの一発」を頭に置いておきましょう。
追い風はイン有利とは限らない
追い風だとイン有利と一括りに考えてるかもしれません。
しかし、4mを超えだすと1マークで膨れてしまい、差し(2,4,6号艇)に有利な展開になることも。凝り固まった先入観は捨て、当日の出目などを参考にしてください。
4カドにスタート巧者または3コースに実力下位者
波乱となる要因の1つ「4カドの捲り」。
4コースは内側3艇より助走距離が長く、最高スピードに達した状態で1マークを旋回可能。
スリットが揃えば基本は差し構えとなりますが、内側より先行した状態であれば”まくり”で飲み込む展開も。
助走が長い分、インより合わせるのは難しくなります。ただ、少しでも先行できた場合は断然有利な展開となり、1マークを全速ターンで置き去りにすることができます。
そうなると、1~3号艇は引き波に飲まれて沈み、4号艇に続いて5,6号艇も連対しやすくなります。
そうした状況になりやすいレースは…
- 4コースにスタート巧者の選手
- 3コースにスタートを苦手としている選手
4コースの選手が捲りに失敗することもあるので、デカいのを狙いたいなら「5,6号艇の1着」まで検討してください。
超抜モーター(エースモーター)の選手
くじ引きによって割り当てられた「モーター(エンジン)」は、試運転を繰り返して調整を行うのが一般的な流れ。
そんな中、誰が乗っても勝ててしまう「超抜モーター」が稀に登場します。
超抜モーター(エースモーター)とは、勝率および連対率ともに高い実績を残しているモーターのこと。本来は調整を行って自分仕様に仕上げていくのですが、超抜モーターは一切の調整は不必要なほど抜群の走りが可能。
実力以外に「モーター性能」は重要な指標。
あまりにも実力不足だと性能を発揮できませんが、B1級より上の階級であれば勝率以上の結果が期待できます。なんせ、ターンした後の伸びや速さが異常ですからw
モーター勝率は公式サイトの「出走表」確認するだけ。
3号艇「橋本久和」選手のモーター勝率を確認してください。
2連対率が40%以上あれば優秀と言われる中、橋本選手のモーターはなんと54%超え。3連対率に関しては70%を超えており、2022年度の徳山では「お化けモーター」として話題に。
正直、これほどのモーターだと実力なんて二の次。同じ番組に格上選手がいたとしても、スタートさえいければ舟券圏内はほぼ確実。
「超抜モーター=人気高」となって万舟率は下がりますが、3コースおよびダッシュにいたら一波乱を起こしてくれる存在です。
人気薄の1号艇はイン逃げ万舟チャンス
イン有利な競技とはいえ、ある程度の実力がないと活かしきれません。
当然、下位選手のイン戦では軸として買われず、人気選手から売れていくことになるでしょう。そういったレースを見つけたら…
これまで競艇を20年以上やってきて「結局イン逃げかよ」と感じた経験は数知れず。結局は、腐ってもインコースは有利なんですw
さすがにデビューして間もない選手だと期待値はほぼゼロですが、それなりに経験があってたまにイン逃げ成功しているならビッグチャンス。
本命のインが逃げても万舟はある
つい最近、実際に万舟をゲットしたレース。
深川選手のイン戦で、1-3ラインは10倍をきっているガチガチのイン戦。そんな中、富永選手だけ全く売れておらず、3着に入ってくれるだけで万舟となる状態。
前日までの結果がオール6着なら別ですが、前4レースは「4446」といった感じ。
3着なら十分あり得る!そう思った私は2点ほど買い目を足したところ・・あわや2着になりそうな大活躍。
結果的にイン逃げ万舟(116.6倍)を的中することができ、想定外の払戻しとなりました。
今思えば、オッズの歪みだった気が…。
いくら人気薄とはいえ、この番組の1-4-6が万舟になるとは考えにくい。同様の歪みを発見したら、軽く抑えておくことをおすすめします。
直近好調の「エンカウント」。
以下は約1ヵ月間、無料予想に1日1万円賭け続けた収支です。
回りくどい説明はしません。勝てる競艇予想をお探しならこの機会にぜひ。
いつもと違う買い方で万舟を狙う
普段、本命しか狙わない人の買い方だと、万舟を的中させるのは難しいかもしれません。なので、いつもとは買い方をガラっと変え、万舟用にアレンジするのも1つの方法だと思います。
荒れそうなレースで出目買い
競艇は最大でも6艇しか出走せず、コースによって有利・不利が明確に表れる競技です。
その特性がレース結果に大きく影響するので、ビックデータを参照すると”出やすい目”というものが存在します。
そのデータを活用した予想を「出目買い」と言います。
- 1着艇に続きやすい艇を参考にする
- 当日のレース結果を参考にする
- 競艇場の過去データを参考にする
出目を予測する方法は他にも沢山ありますが、主に活用されている出目買いは上記3つ。
その中で”万舟狙い”をする際におすすめしたいのは「当日のレース結果・競艇場の過去データ」です。
手順としては、まず荒れやすいレースを選んでください。そして、出現率の高い目を確認することと、その競艇場で有利なコースなどを照らし合わせます。
それらのデータから舟券に絡みそうな選手を選ぶだけ!初心者でもすぐに実践できる簡単な予想法だと思います。
ただし、基本的に運任せとなるので、多様しすぎるのはおすすめしません。
「荒れそうなレースだけど展開を全く予測できない」といった時以外は、なるべく自分で予想するようにしましょう。
軸が定まらない場合はBOX買い
- 万舟率の高い競艇場
- 荒れそうなレースの判別方法
上記を実践したとしても「軸を絞れない」といった悩みは解消されません。
高配当になるということは、インコースではない選手が1着になる可能性大。したがって、2~6号艇の選手から買う必要があり、それらを狙おうとすれば恐ろしい点数になってしまうでしょう。
そこでおすすめしたい買い方が…
手堅く決着しそうなレースでBOX買いは推奨しませんが、意図的に万舟チャレンジを行うのであれば効率的な買い方だと断言できます。
複数の検証でプラス収支は実証済み。結果は”たまたま”であるものの、普段通りの買い方をしていたら100%マイナスになっていたはず。
「荒れるレース」だと確信できた場合はぜひお試しください!以下の記事で紹介する「超高額配当」をゲットできるかも。
万舟チャレンジに多点買いは必須
少ない点数で万舟を的中できたら最高ですが、そんな神予想をできる人はこの記事を読んでませんよね。
万舟とは、その買い目を購入する人が少ない証拠であり、正しい予想をすれば良いとは限りません。
また、偶発的な事故なども的中に関係してくるので、ズバっと当てるのはプロ予想師でも困難。すなわち、運も必要なのです。
そうしたことから、万舟を当てるには多点買いが必須と考えます。
点数を絞った分だけ利益は残りますが、的中させないことには何も始まりません。それに、点数を増やしても万舟ならトリガミの心配は無用なので、的中させることが先決。
もちろん、レースごとに買い方を変えるのは重要なことです。そのうえで、ちょっと多すぎるかな?と感じるぐらいの多点買いがベストだと思います。
まとめ
今回紹介した「万舟の狙い方」はあくまで個人的な見解であり、指示通りに購入したからといって良い結果になるとは限りません。
ただ、約20年の経験と実績から導いた方法なので、試す価値はあると思います。
最後に、万舟券のみでプラス収支は難しいでしょう。堅いイン戦を狙った方が簡単に勝てるので、高配当ばかりに固執しないように。
万舟狙いは向いてないなぁ…。そう感じた方は、インが強い競艇場で勝負しましょう!
コメントお待ちしてます!