競艇の勝ち方！予想の仕方＆舟券攻略の買い方やコツ【完全版】

競艇で勝つにはコツがあります。

知識が乏しい初心者ほど”運次第”と思っているかもしれませんが、公営ギャンブルで最も運要素の低い競技。そのことを理解していないと勝ち組にはなれません。

養分を卒業したいと思っているなら、約20年の経験で得たノウハウをぜひ試してください。ほぼ間違いなく舟券勝率は向上するはずです。

競艇独自の法則や基礎知識

競艇の初心者向けに「知らなきゃヤバい基礎知識」から解説します。

競艇場の特徴を把握する

全国にある24か所の競艇場。

インが強いところもあれば、逆にアウトが強いところもあり、場所や環境によって特徴は様々。この特徴を把握している人、そうでない人では、勝敗に大きな違いが出てくるのは間違いありません。

例えば、インが強い「大村競艇場」の場合…

1コースが1着になる確率は60％以上。

全国24場の中でもトップクラスの強さであり、1号艇を軸に組み立てたい競艇ファンにとって大きな魅力でもあります。

一方、荒れるレースが多い「戸田競艇場」の場合…

大村 or 戸田のイン逃げ率を比較すると「約20％もの開き」があります。

12レースで換算すると、大村は1コースが8回逃げるのに対して、戸田は5.5回しか逃げない計算。このデータから、中穴以上を好む人にとってはメッカと言えるかもしれません。

あなたの投票スタイルに適した競艇場はどこなのか？それぐらいは知っておいた方が良いでしょう。

以下の記事では「各場の特徴」を紹介しています。勝ちやすい競艇場を探す際に役立ててください。

展開ごとに入着しやすい艇を理解する

全艇のスタートタイミングが揃い”セオリー通り”にレースが進むと、以下のような展開になりやすいです。

ただし、スタートが遅れた場合などは展開がガラっと変わります。

日頃からよく見かける展開を紹介しておくので、スタートが遅れそうな選手がいた際の予想に活用してください。※枠なり進入を想定

この他にも無数の展開があるので、日々のレース中継やユーチューブなどを参考にし、状況に応じた展開予想をできるようになりましょう。

競艇選手の心理状態はレース結果に影響する

競艇選手が最も恐れているものって何だと思いますか？それは厳しすぎる罰則であり、中でも「フライング」は全ての選手たちが恐れるルールです。

ちなみに、フライングおよび出遅れによる罰則は以下の通り。

フライングを切った回数ごとに斡旋停止期間が増えていき、ボートレーサーとしての収入は一切なくなります。

また、出場できない期間が長くなると、階級維持の条件を満たすことが難しくなり、既存の階級から降格することも。

フライングを何度か犯している状態で「本来の実力」を発揮できるのか？選手によっても変わりますが、万全の状態で挑める選手はほとんどいないはず。

こうした競艇特有のルールを知れば、選手が置かれた状況を把握することが可能です。

フライングなどのルールを解説した記事がいくつかあるので、ワンランク上の予想を目指している方はぜひご覧ください。

投票すべき賭式は3連単のみで良い

賭式	的中率	説明
複勝	1/3	2着以内の艇を当てる
単勝	1/6	1着の艇を当てる
拡連複	3/15	1～3着までを着順関係なく2艇当てる
2連複	1/15	1着・2着を着順関係なく当てる
3連複	1/20	1着・2着・3着を着順関係なく当てる
2連単	1/30	1着・2着の艇を順番通りに当てる
3連単	1/120	1着・2着・3着の艇を順番通りに当てる

競艇で投票できる賭式は7通りありますが、勝つことが目的なら「3連単のみ」で問題ないでしょう。それ以外は利用するだけ無駄だと覚えておいてください。

3連単のみで良い理由は2つ。

競艇は最大で6艇しか出走せず、最も組み合わせの多い3連単でも120通り。

さらに、断トツでインコースの勝率が高く、競艇ほど軸を絞りやすい公営ギャンブルは他にありません。

そして、グレードレースを除いた一般戦では、1レースに投票される金額は数千万円程度。そのほとんどが3連単に投票されているのです。

その為、大抵のレースは以下のようなオッズとなります。

単勝の1.0倍なんて論外ですし、2連単もリスクに見合ったオッズとは言えません。

最大18頭で4,896通りもある競馬ならリターンを見込めますが、ボートレースという競技において「3連単しか勝てない」と断言しても良いでしょう。

競艇プロの勝ち方や予想の仕方

舟券を購入する際、私が必ず行っている競艇予想のルーティンがこちら。

難しいことを書いているようですが、実際にやっていることは簡単なことばかり。

競艇を今日始めた人でも理解できると思うので、本気で勝ちたいなら面倒でも習得しておきましょう。

勝つためのコツは”簡単なレース”を選ぶこと

競艇の知識が一切ない人でも、強運のみで大きなプラス収支を達成することは可能です。

しかし、運とは一時のもので長続きしてくれません。

ギャンブルあるあるですが、序盤の収支は大幅プラスだったのに、帰宅する時にはなぜかお財布は空っぽ…。なんて経験を1度くらいはしたことがあるはず。

「そんな運任せのギャンブルをしていては一生勝ち組になれない」そう言い切っても良いでしょう。

競艇とは、出走する選手や過去データを分析すれば、高い確率で的中させられるギャンブルです。18頭の馬が出走する競馬と違い、競艇はたったの6艇。3連単でも120通りしかないのです。

この特性を有効活用するために、以下に該当するレースを探してください。

イン勝率の調べ方

オフィシャルサイトには「選手のコース別勝率」が公開されているので、そのページを確認すれば1コース進入時の成績を把握できます。

イン逃げに大きく影響する逃がし率

次に、イン逃げの展開を盤石にしてくれる「2号艇」のチェック。

業界ではこれを「逃がし率」と呼び、3コース以降の艇に展開を作らせないための役割を担っています。イン逃げには欠かせない存在なので、2号艇の成績は念入りに確認してください。

外側艇の攻めを防ぐカベ

そして最後に、こちらもカベ受けとなる「3カド」のチェック。

ダッシュ（4,5,6コース）の攻めを防ぐ役割を果たし、仮にスタートが凹んでしまうとダッシュ勢に好き放題やられる可能性が高まります。

1号艇に逃げる実力があったとしても、自分ひとりの力だけでイン逃げは成功しません。また、崩れた展開を読むのは難しいので、2,3コースがカギを握ると覚えておきましょう。

イン逃げ信頼度の高い選手を調べるコツ

上記で「信頼できる軸を探す」とお伝えしましたが、公式サイトの出走表だけでは情報が足りません。そこで、競艇ファンにおすすめしたいのが…

「ボートレース日和の新概念データ」を活用した予想法。

新概念データとは、1周1マークの展開を具体的に予想できるデータのこと。1コースの勝率だけでなく、2～6コースの動きも予測しやすくなるので、より立体的な展開予想が可能となります。

では、新概念データの主な特徴を少しだけ。

これらのデータを把握しておくと、イン逃げ信頼度の高いレースをマジで見つけやすいです。プロの予想師たちも利用しているので、まだ活用していない方はぜひお試しあれ！

※「新概念データ」の詳しい使い方は以下が参考になります。

インが強い競艇場で勝負する

全国24場には「インの強い場・弱い場」が存在します。

イン逃げ率の高い場は7割ちかい勝率がある反面、低い場だと4割程度。説明するまでもありませんが、堅い決着を望むなら「インが強い競艇場」の方が圧倒的に有利です。

1コースを軸にする本命党にとって、イン逃げしにくい競艇場を選ぶメリットは1つもなし。最低でも6割超えの場で勝負してください。

スタート展示でピット離れ・進入コースの確認

競艇では、本番レースが開始する15～20分前に「スタート展示」が行われます。

スタート展示（通称スタ展）を分かりやすく説明すると、本番のレース展開を予想しやすくなるヒントのようなもの。そして、このスタ展で確認必須ともいえるポイントがこちら。

毎レース”枠番”が割り振られ、進入するコースが決まります。

しかし、艇番通りのコースで走らないといけないといったルールはなく、仮に6号艇だったとしても1コースを主張することは可能です。

※天候悪化などによる進入固定のレースは除く。

スタート展示ではこの進入コースの駆け引きが繰り広げられます。

ピット離れが悪いとアウトコースに追いやられる可能性は高くなります。その為、しっかりとピットアウトできているか？前づけしてくる艇はいないか？その点は必ずチェックしてください。

では、これらの確認作業を怠るとどんなリスクが待っているのか？実際に行われたレースを例に挙げて紹介します。

上記のスタート展示は唐津で開催されたレース。

1号艇以外の進入はグチャグチャとなり、本番レースでも同様の進入隊形となりました。そして結果は…

スタート展示通りの着順に。もちろん、進入通りに決着したのはたまたまですが、直前情報を確認していれば決して難しい予想ではなかったでしょう。

スタート展示の確認なんて10秒もあれば終わります。後で後悔したくないなら絶対に確認するようにしてください。

水面や風などの気象情報を確認

競艇は屋外の水面で競い合う競技。よって、気象状況がレース結果に大きく影響します。

1コースが圧倒的に有利なのは言うまでもありませんが、風や水面が荒れているとその有利は半減することも。状況ごとの影響を載せておくので、予想する際の参考にしてください。

風速・風向きについて

風向・風速	レースに与える影響
無風	特に影響なし
追い風 2～3m	1コース有利だが、第1ターンマークで膨らむ可能性があり、2コースの差し、3コースのまくり差しが決まることも。
追い風 4～5m	1コース有利に変わりはないが、第1ターンマークを膨らまず周るのは技術が必要となる。2コースの差し、3コースのまくり差し、更には4コースの差しが決まりやすくなる。
追い風 6m以上	1コースの逃げが決めにくくなる。2コースの勝率が一気に上がり、3,4コースも優位な展開となる可能性大。
向かい風 2～3m	1コースの優位性が若干低くなる。逆にダッシュの4,5,6コースが有利となり、まくりでの勝率がアップする。
向かい風 4～5m	ダッシュの4,5,6コースが有利。スタートタイミングが同じでも速度に差がでるため、外からのまくりが一気に決まりやすくなる。
向かい風 6m以上	ダッシュ勢が有利なのは間違いないが、横風などが加わると波乱の予感。どの艇が絡んできてもおかしくない状況。

風速および風向きによって与える影響は異なります。

ただ、極端な強風でなければ、追い風ならスロー有利（特に1コース）、向かい風ならダッシュ有利と認識しておけば大丈夫です。

上記表で説明した通り、風速が6mを超えるようなレースは大荒れとなる可能性大。よって、穴党以外の参加はおすすめしません。

波高について

「波高が〇㎝だったら〇コースが有利」などと伝えているサイトも多いです。

しかし、競艇を20年以上やってきた私から言わせると、波高が大きい時ほど”選手の実力”が重要だと考えています。

ちなみに、以下は最も波高の影響が大きいとして知られる「江戸川競艇場」のデータ。イン逃げ率は全国平均より低く、その分が他のコースに割り振られている感じ。

このデータから分かるのは「水面が荒れていると全ての艇にチャンスがある」ということ。

過去データを参考にして予想するのが難しく、買い目を絞るのが困難だとお分かり頂けたかと。もちろん、回収率に拘る私がそんなレースを選択することはありません。

だって、以下に紹介するようなレース結果を予想するのは無理ですよねｗ

わざわざ「的中難易度の高いレース」を選ぶのはカモがやること。

当てやすいレースか？予想が難しいレースか？その見極めこそ、あなたの勝率に大きく左右してきます。

選手のコース別成績を確認する

競艇選手は成績によって4つの階級に割り振られています。

階級	割合	勝率・連対率	事故率	出走数
A1級	20％	2連対率30％以上、3連対率40％以上で勝率上位の者	0.70以下	90回以上
A2級	20％	2連対率30％以上、3連対率40％以上でA1級を除く勝率上位の者	0.70以下	70回以上
B1級	50％	勝率2.00以上で、A1級およびA2級を除く勝率上位の者	0.70以下	50回以上
B2級（A1級、A2級、B1級以外の者）

当然、最上位であるA1選手の信頼度が高く、階級が下がっていくにつれて何をしでかすか分かりません（笑）

とはいえ、階級は4つしかないので、同じ階級同士のレースでは参考となるデータではありません。

そこで確認してほしいのが「選手ごとのコース別成績」。その情報はボートレースオフィシャルサイトですぐ確認できます！

まず、オフィシャルサイトにアクセスし、投票するレースを選択します。

出走表で調べたい選手名のリンクをクリック。選手ごとの出場予定や過去の成績が載っているページとなるので、4つあるタブの一番右側「コース別成績」に進んでください。

すると、以下のデータが表示されます。

参考にしたいのは「コース別3連対率」と「コース別スタートタイミング」。

現役No.1と言われている「峰竜太」選手のデータです。

このデータを見る限りでは、1コースだと90％ほどの勝率があり、2コースでも2着以内に入る確率が80％はありそう。また、3コースは3連対率が100％で、他のコースより得意かも？と推測することが可能。

選手ごとのコース別成績を把握することができれば、的中率はかなり上がると思います。

オッズの歪みは発生していないか？

競艇人気が上がってきたとはいえ、1レースあたりの売上は大したことありません。

それには理由があって、全国の十数カ所で開催しているうえ、各場で1日12レースも行われます。その為、各レースの投票額は分散するので、オッズは動きやすくなるのです。

また、世の中には桁違いのお金持ちがいるもの。

そういった人たちの掛け金は半端なく、1レースに100万円以上賭けることもあるでしょう。そのようなレースはオッズ変動が激しく「歪み」が発生することも。

では、お金持ちと買い目が被ってしまったらどうなるのか？当然、期待値は低くなります。

的中しても利益は薄くなり、必然的に回収率は低下するでしょう。

期待値の低いオッズを見抜くには、経験や沢山のレースデータを確認する他ありません。いずれにしても、極端に下がっているオッズは見送るのが賢明。

稀にありえない歪み（偏り）が発生する

高額ベットによって期待値の低いオッズになることもありますが、稀にその逆も発生します。

上記画像は2019年7月16日、鳴門競艇で開催されたドリーム戦のレース結果。赤枠で囲った複勝の払戻金を確認すると…

3連単の100.9倍を遥かに上回る配当ｗ

6号艇の複勝に至っては「263,620円」という驚異的な数字。3連単でも十万舟なんて滅多に出ないのに、2着までに入れば的中となる”複勝”でこのオッズ。

もちろん、この珍事件は競艇ファンの間ですぐさま話題となり、当日のネットニュースで以下のように報じられました。

16日のボートレース鳴門初日11Rで2着に入った黒井達矢の複勝が26万3620円の払い戻しとなり（7038票中1票）、13年12月14日の鳴門3Rで発生した7万6460円を上回る複勝最高配当。

なお鳴門では13年1月6日2Rの3連単23万6700円を更新し、全ての舟券における配当No・1となった（金額は03年11月1日以降）。

出典：スポニチ

複勝にたった100円で26万円。滅多に起こることではありませんが、全レースの全オッズを確認していれば、同様のオッズに巡り合えるかもｗ

できるだけ点数は絞って購入

競艇でトータル収支プラスにしたいなら、競馬のような多点買いは控えましょう。

何度もお伝えしていますが、3連単を全て買っても120通りしかありません。

しかも、圧倒的に1コースが有利で、12レース中8レースぐらいは1号艇1着で決まるギャンブルです。その特性を理解しておきながら、期待値の低い買い目を含めるのは非効率と言えます。

「1号艇をいまいち信頼できない時はどうするの？」

買わなければ良いだけ。1号艇を外して的中できれば大勝ちするかもしれませんが、それ以上に不的中の購入額が上回るはずです。

ちなみに、私が普段購入する買い目は、自信があれば4点、ヒモが微妙なら6～8点。稀にそれ以上の買い目を購入する時があっても、オッズがめちゃくちゃ割れている時ぐらい。

オッズのみで購入するのはNG

このような人は大抵負けます。

そう言っている私も、昔は万舟大好き人間でした。高配当で大勝ちした時の興奮を忘れられず、勝つことより夢を優先していたのでしょう。

先述した通り、競艇というのは高い確率で人気決着し、3連単の配当は10倍前後のレースがほとんど。

裏を返せば、低配当でも少ない点数で的中していれば、収支をプラスにすることはできるのです。

必勝法はないが”勝ちやすい予想方法”はある

今回紹介したのは「私が勝つために実践している」ことです。

もちろん、100％真似する必要はないので、あなたが最も勝てる王道パターンを見つけてください。

最後に、100％正しいことを教えます。

競艇はどのギャンブルよりも的中しやすく、勝ちやすいのは間違いありません。知識もすぐ覚えることができるので、稼ぐことを優先したいなら強くおすすめします。