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競艇選手の心理状態とは?ワンランク上の舟券攻略法

競艇選手の心理状態にヒントあり!ワンランク上の舟券攻略法

ひょっとして、競艇選手の級別や成績だけで予想してないですよね?

そんな予想をしていたら長期的にプラスを継続するのは難しく、永遠と”負け組”のままですよ。

競艇というのは、まず予選で競い合い、準優勝戦に進出できるのは得点率上位の18名のみ。さらに、そこで2着以内に入った選手しか優勝戦に出場できない競技。

  • 優出した選手以外たちはやる気あるのか?
  • フライング持ちの選手は本来の実力を発揮できるのか?

そういった選手の心理まで読み切ってこそ「ボートレースの勝ち組」となれるのです。

もちろん、競艇場の特徴や展開予想などの基礎知識は必要ですが、今よりランクアップしたいなら「状況別の心理状態」を理解するのが近道だと思います。

選手の心理に関連する記事を紹介しておきます。合わせて読めばより理解度が深まるはず。

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競艇選手の心理とは?

競艇選手は私たちと同じ人間である以上、いろんなことを考えながらレースに挑んでいます。

例えば、最も不利な6コースから出走することになった場合…

攻めすぎてフライングや転覆をすることなく、3着以内に入ることを心掛けよう

もう後がない。即刻帰郷になってもいいから、一か八かで0台のスタートを決めて勝負するしかない!

こういった選手の心理を読むことは競艇予想で重要なこと

ただ、ここまで考えている競艇ファンは意外と少ないです。決して全てのレースに当てはまる訳ではありませんが、明らかに選手の心理状態が反映されるレースは沢山あります。

そういったレースはまさに「狙い目のレース」と覚えておきましょう。

競艇選手は「賞金」のために走っている

競艇選手の心理状態 競艇選手は走っている目的

そもそも競艇選手は何のためにレースをしているのでしょうか?

その答えはとても単純で「お金を稼ぐため」です。

競艇選手の収入は賞金がメインなので、自分や家族の生活を支えるには1円でも多く稼ぐ必要があります。

  • 一着賞金8万円の予選
  • 一着賞金20万円の準優勝戦+優出

上記2レースを比較した場合、気合が入るのは当然「一着賞金20万円の準優勝戦+優出」となるでしょう。

その際、1レース目でフライングや転覆だけは避けたいところ。最終目標である優勝戦にも出走できなくなるので、2レース目に照準を合わせてくるのは容易に想像できます。

大事なレースが控えている選手は「フライングや事故を起こさないよう慎重に乗ってくる可能性が高い」です。

利益を優先するのは仕方のないこと。逆にそのモチベーションを理解したうえで予想すれば、高配当をゲットできるチャンスかもしれません。

高額賞金のSG・G1だと同様のケースは多発します。特に”勝負駆け”の選手がいるレースは要注意。

数値データだけで判断することの危険性

選手の級別や出目データを信用しすぎるのは危険です。

その理由は言葉じゃ理解しづらいので、徳山競艇場で開催されたレースを例として説明します。

まず、徳山はインコースの強い競艇場であり、1コース勝率は65%ほど。また、この日は追い風の影響も相まって、勝率72.7%というイン逃げ祭り。

以下が1日のレース結果です。

  • 1R:124
  • 2R:不成立
  • 3R:145
  • 4R:134
  • 5R:?-?-?
  • 6R:145
  • 7R:456
  • 8R:512
  • 9R:134
  • 10R:143
  • 11R:125
  • 12R:123

インコースが圧倒的に強い状況の中、皆さんに見てもらいたいのが5R。

1号艇の正木選手はここまで3勝する活躍。あらゆる数値データが正木選手の優位を示しており、断トツで一番人気となりました。

しかし、レース本番ではスタートで凹んでしまい、まさかの6着という結果。

スタートはコンマ17と遅くはないものの、攻めたターンは見られず。さらに、道中も他艇と距離を取って航走しており、間違いなく「事故を起こさない走り」だったと思います。

実は正木選手、このあとの準優勝戦(11R)に乗ることが決まっていたのです。

つまり、この第5Rは「できれば出たくない、あまりやる気の起きないレース」と受け取ることができます。

このレースでフライング・出遅れ・転覆などをしてしまった場合、準優勝戦に乗れなくなるか、仮に出場できても優勝戦に悪影響を及ぼすでしょう。

選手は「より多くの賞金を稼ぐこと」が目的なので、5Rと11Rを天秤にかけた可能性は捨てきれません(もちろん確証はありませんが)。

その心理状態を察知していれば「正木のモチベーションは低いかも」と予想できたはず。

これが選手の心理を読むということ。

選手はより多くの賞金を獲得したいと考えており、場合によっては「無難に完走を心掛けたい」といった選手がいてもおかしくありません。

開催日程と選手心理の関係

準優勝戦・優出の仕組み
出典:競艇の準優・優出とは?

それぞれのレースは、3~7日の日程で開催されます。

仮に6日開催だった場合、1~4日目の予選から始まり、予選で得点率上位の18名が準優勝戦に進出。そして、準優で1,2着だった6名によって優勝戦が行われます。

予選・準優・優勝戦と戦っていく中で、選手の心理状態には変化が生じるのか?6日間開催を例に解説します。

レース初日の1日目・2日目

レース初日の前日に行われる「前検日」に集合。くじ引きでモーターやボートが割り当てられるので、勝負はこの抽選から始まっているといっても過言ではないでしょう。

悪いモーターを引いてしまった選手は自分で整備をして改善を試みます。

SGレーサーともなれば整備技術は優れており、低調モーターでもそれなり状態に仕上げてきます。だからこそA1級を維持できているのです。

ただ、調整が苦手なB級選手が悪いモーターを引いてしまうと、満足に整備もできずお手上げ状態。

その為、初日・2日目は「悪いモーターを引いたB1級以下の選手」を狙い打ちするのがおすすめ。

心理状態に大きな動きはなくても、初日・2日目のレースは”実力の差が明確に出る”と覚えておきましょう。

心理状態が荒れる3日目・4日目

開催3日目・4日目は、選手のモチベーションに差が生じるタイミングです。特に予選最終日の4日目は準優面が決まる日。

ボーダーラインぎりぎりの選手にとっては「勝負駆け」となり、モチベーションの高い最も気合の入った状態となります。

勝負駆けが成功すれば準優勝戦に出場でき、失敗すれば指を咥えて準優を眺めるだけ。まさに明暗を分ける一戦。

準優勝戦は6着でも高額賞金が貰えるので、得られる賞金総額に大きな影響を及ぼします。もちろん、絶対に勝つとは限りませんが、狙ってみる価値は十分あると思います。

一方、既に準優を決めた強い選手にとってはモチベーションが下がる日

ここでフライングをすると「賞典除外」となるので、過度な期待はし過ぎない方が良いでしょう。

予選最終日は「勝負駆けでやる気満々の選手」と「準優が決まってモチベーションの低い選手」が混在するため、波乱が起きやすい日かも。

予選最終日とその前日は、選手たちが置かれた状況を把握し、穴目を狙うのがおすすめ。本命党は翌日以降が狙い目です。

5日目の準優勝戦

準優に出場する選手にとっては優出のかかった大切なレース。

重賞レースであれば稼ぎが大きく変わってくるので、モチベーションは最高潮といっても良いでしょう。

ただし、舟券予想においてそこまで気にする必要はなし。なぜなら、準優メンバーは全員同じ意気込みですので(笑)ここは心理状態を無視してもOKです。

また、18名に残れなかった選手に関しても同様で、賞金を上積みするモチベーションは皆同じ。実力やモーターの良し悪しを重視してください。

優勝戦が行われる最終日

優出者にとっては1着を目指すのみ。

それ以外の選手は消化レースとなるので、勝負駆けのような熱い攻めはしないはず。よって、各選手の心理状態に影響することはないと思います。

モチベーションの差が激しくなる日」をおさらいで紹介すると…

  • 準優出のかかった予選最終日
  • 準優出者が出場する予選最終日の前日

上記の日はモチベーションの高低差が顕著に現れます。

どの選手がやる気あって、攻める必要のない選手は誰か?その両選手が出走するレースこそ「心理予想」を活用すべきです。

選手心理を左右するフライングや出遅れ

ここまで賞金を中心に選手の心理状態を述べてきましたが、賞金以外にもモチベーションに大きく影響するものがあります。

それは「フライング・出遅れ」などの罰則です。

予選中にフライング・出遅れをしてしまった選手は、いくら好成績を残していても評価を下げるべき。というのも、ちょっと可哀そうになるぐらい、フライング・出遅れの罰則は厳しい内容。

フライングの罰則内容
  • 1回目:30日間
  • 2回目:60日加算
  • 3回目:90日加算
  • 4回目:180日加算

たった1回のミスで30日間も斡旋停止となり、その期間は無収入。2度目のミスを犯してしまうと60日加算、それ以上のミスは選手生命に関わるほど。

過去には同じ期に3回繰り返し、A1級からB2級に降格した選手も。

1度でもフライングをしてしまうと、しばらくはスタートが行けなくなるそうです。

A1級選手ともなると1回程度のFを気にせず突っ込んでくる強者もいますが、少なくてもF0の時より本領発揮できないのは間違いありません。

さすがにF2持ちは軸から外して良いかと。3度目を犯して1年間無職になりたい選手なんていないと思うので…

まとめ

競艇選手の心理状態は、様々な理由が起因して変わるもの。

レースによってモチベーションが上がることもあれば、無理しない安全第一の走りをしたり。他にも、フライングなどの罰則が怖くて自ら追い込まれることも。

まぁ、大金と地獄が隣り合わせの競技である以上、ボートレーサーの宿命かもしれません。

理由はどうであれ、その情報を知っている人の方が予想精度は確実に向上します。

今回説明した「心理予想」は理解するほど舟券攻略に繋がるので、騙されたと思ってぜひ研究してみてください!

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