2024年7月23日開幕の第29回オーシャンカップ。
初日ドリームは2着。その後も小さい着でまとめ、得点率8.00を獲得して予選1位通過。グラチャンに続き2節連続で準優に進出。
第67回宮島G1中国地区選手権で優勝。3月クラシックは昨年のフライングにより、F休みが重なるため選出除外。
艇界を代表するトップレーサー「山口剛」。デビュー当初から優れた実績を残し、今や広島支部のエースとして若手を牽引する存在。
デビュー8年目にして2010年クラシックSG制覇。また、2024年現在で12度のG1優勝を果たすなど、艇界トップクラスの活躍を続けています。
そこで今回は、これまでの輝かしい実績をはじめ、命の危険を感じたグランプリの事故、さらには嫁・師弟関係・年収・愛車まで全て解説していきます。
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山口剛とは?
山口剛は広島県出身、広島支部のボートレーサー。
91期生としてやまと学校に入所。卒業後、デビュー1ヵ月(17走目)で初勝利を果たすと、2年足らずでA1級昇格&初V達成。そして、2008年にG1、2010年にSGタイトルを獲得。
山口剛の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 山口剛(やまぐちつよし) |
登録番号 | 4205(91期) |
生年月日 | 1982年8月23日 |
身長/体重 | 161㎝/53㎏ |
出身/所属 | 広島県/広島支部 |
デビュー日 | 2002年11月12日 |
山口剛の出場予定や期別成績は、ボートレースオフィシャルサイトの選手ページをご覧ください。
競艇選手を目指したきっかけ
競艇選手を目指したは高校に入学する前。幼い頃に見たボートレースがきっかけで選手を志したとのこと。
その夢を追い求め、モーターの知識を学ぶため沼田高校の機械化に進学。ただ、同時にやまと学校の試験で「スポーツ実績があると有利」という情報を知り、勉強そっちのけで器械体操に没頭。
器械体操の種目は、他の選手がやりたがらないあん馬。その選択が功を奏し、広島県代表として国体に出場しています。
スポーツ実績がどう影響したかは分かりませんが、高校卒業して半年後、3度目の受験で合格しました。
やまと学校時代の成績
- 勝率:5.80
- 準優出:5回
- 優出:2回
- 優勝:0回
やまと学校のリーグ戦成績は、勝率5.80・準優出5回・優出2回。優勝は1度もなく、真ん中よりちょっと上ぐらいの成績で卒業。
養成所で優秀だった選手ほど活躍する世界ですが、山口剛のようにデビューしてから頭角を現す選手は稀かもしれません。
まさか同期一番乗りでSGレーサーになるなんて…。同期は誰一人この未来を予想していなかったはず。
同期(91期)の主な選手
91期のやまとチャンプ&勝率1位は「小川時光」。期待されてデビューしましたが、未だ初優勝を果たせていません。
山口剛に次ぐ注目選手は、重賞未制覇ながらSG優出経験のある「久田敏之」。一般戦(G3含む)では40勝以上を挙げる実力者です。
その他、G1覇者の「川上剛・松下一也・三浦永理」や、大人気のママさんレーサー「長嶋万記」も同期。
師匠は不在。弟子は116期「新田有理」
公表していないだけの可能性もありますが、山口剛の師匠に関する情報は一切なし。
弟子は同じ広島支部に所属する116期レーサー「新田有理」。
2020年12月に同期の「入海馨」と結婚。その後、家事都合(妊娠)を理由に長期離脱し、2022年9月に第一子出産を自身のSNSで報告しています。
それから約1年半後の2024年3月、公式サイトの選手ページが削除。数ヵ月して再登録されましたが、現時点で復帰のめどは立っていません。
山口剛の嫁・年収・愛車・SNSなど
山口剛ファンが気になるパーソナルデータを紹介します。
結婚はしてる?嫁や子供は?
結婚時期やお相手に関しては公表されていませんが、2010年以前に結婚している発言をしています。
以下は、同支部の先輩「辻栄蔵」とトーク番組に出演した際、クラシック優勝の賞金について山口剛本人が語っていたこと。
SG優勝の2日後、嫁さんが通帳の記帳をしにいった。そしたら「330万円入とったよ~」って。桁1つ間違えてましたw
余談ですが、優勝賞金4000万円(当時の総理大臣杯)に対し、振り込まれたのは3300万円。
受取る時点で700万円もの税金が天引き。さらに、そこから別の税金を持っていかれますから…。高額所得者も違った意味で大変ですよね。
山口剛の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | 44,204,000円 | 16位 |
2023年 | 98,029,000円 | 12位 |
2022年 | 129,058,457円 | 3位 |
2021年 | 64,061,000円 | 27位 |
2020年 | 59,408,333円 | 31位 |
2019年 | 42,580,000円 | 67位 |
2018年 | 45,690,025円 | 41位 |
2017年 | 43,584,000円 | 43位 |
2016年 | 41,836,000円 | 44位 |
山口剛の年収(獲得賞金)は上記の通り。
2022年は自身2度目の1億円オーバー(1度目は2010年)。また、翌年も9800万円の賞金を獲得し、名実ともに艇界を代表するトップレーサーとなりました。
愛車はフェラーリなどの超高級車ばかり
2011年頃に購入したと思われるイタリアの高級車「マセラティ」。推定1000万円程度。
そして、2017年頃に納車された現在の愛車が「フェラーリ F12ベルリネッタ」。型式にもよりますが、おそらく4000万円オーバーかと。
30代にして家一戸変えてしまうスーパーカーを保有する山口剛。すげーという感情より、嫉妬心や僻みの方が強めですw
トップレーサーたちの愛車は冗談抜きでヤバめ。1000万円なんて安く思えちゃうほど。
山口剛のツイッターやインスタは?
山口剛のSNSはインスタグラムのみ。ツイッターアカウントは開設していないようです。
インスタにアップされるのは、本業のボートレースと趣味の釣り・ゴルフ・愛車など。更新頻度はボチボチ高めなので、ファンの方はフォローしておきましょう!
デビューから現在までの競争成績
山口剛がいかに強いレーサーなのか?これまでの実績を振り返っていきましょう。
水神祭一覧(初勝利・初優勝)
- 初出走:2002年11月12日(宮島)
- 初勝利:2002年12月11日(徳山)
- 初優勝:2004年5月20日(びわこ)
- G1初出走:2005年2月11日(徳山)
- G1初優勝:2008年1月27日(丸亀)
- SG初出走:2007年10月3日(平和島)
- SG初優勝:2010年3月22日(平和島)
こうして見ると「平和島との相性が良さそう」と感じるでしょうが、優勝したのはSG総理大臣杯の1回だけ。
最も優勝しているのは地元宮島の20回。それ以外では、丸亀・大村が4回、常滑・びわこ・児島が3回。特にびわこは8点台に迫る高勝率を残しています。
紹介した競艇場で山口を見かけたら、どのコースでも迷わず軸に据えるのがベスト!
2002年12月~デビュー1ヵ月で初勝利
デビュー戦は2002年の宮島一般戦。
暗黙のルール通り大外6コースから進入。コンマ13の好スタートを切りますが、内側艇にブロックされ6着に敗れます。
しかし、悔しい敗戦となった同節2日目。スタートは出遅れたものの、展開をついて2走目にして2着。ド新人が舟券に絡み”イン逃げ3万舟”に貢献しました。
新人とは思えない好走を続け、迎えた3節目の初日1R。
6コースからコンマ10のトップスタートを決め、1マークを捌いてまくり差しで勝利。また、4日目にもまくり差しで1着を獲得しています。
2度目の1着、配当はたったの191.8倍。既に化けの皮が剥がれかけていたのかもw
2004年5月~初優出&初優勝
2004年5月のびわこ一般戦。
初日の6枠(4コース)で大まくりを決めると、4日目まで「124423」の成績で予選突破。
準優は格上の「占部彰二」や、八百長疑惑で引退した「中村亮太」らが構える一戦。当然、山口は人気薄となりますが、トップスタートからまくりで1着。デビュー初優出を果たします。
優勝戦は前づけで助走が短くなることを嫌い、絶望的ともいえる大外6コース進入。ただ、この選択が見事にはまり、全艇を飲み込むまくりで大金星!
この時、山口剛はデビュー2年目のルーキー。その選手が初優出&初優勝の快挙を達成したのです。
2008年1月~G1初制覇(新鋭王座決定戦)
2006年には自身初のA1級昇格を果たし、優勝回数も増え始めた2008年1月。
登録から6年未満のルーキーしか出場できない「G1新鋭王座決定戦」でビッグタイトルのチャンスが巡ってきます。
同節の山口剛は無類の強さを発揮。オール2連対で予選をトップ通過し、準優も難なく逃げ成功。出場資格ギリギリの大会で優出1号艇を獲得。
ご存じの通り、優勝戦で逃げてG1初Vを達成しましたが、あまり知られていない偉業も同時に達成していました。それは…
「フライング2本持ちで新鋭王座を優勝したのは史上初の快挙」
同大会に出場した時点で山口剛はF2。あと1本でもFを犯せば”180日間の斡旋停止”となり、B2級降格を免れない状況。
真面に走れるだけでも凄いのに、毒島誠・大峯豊らを相手に優勝してしまうとは…。この男、控えめにいってヤバすぎます。
実は、F2で乗り込んだ次節の宮島G1でも優出2着。鋼のメンタルが備わっているようですw
2010年3月~SG初制覇(総理大臣杯)
山口剛にとってキャリアハイとなった2010年の総理大臣杯(SGクラシック)。
安定感のある走りで予選を上位通過し、準優は2号艇。5戦3勝で勝ち上がった坪井のイン戦でしたが、一瞬の隙を見逃さず差して1着。優出はおろか、好枠をゲットします。
迎えた優勝戦。
山口はスーパーピット離れで岡﨑のインを奪取。まさかの出来事に場内が騒然となる中、好スタートからイン速攻を決めたかに思われた矢先…
最内から強烈に伸ばしてきた「濱野谷憲吾」に艇先をかけられてしまいます。2マークでツケマイを仕掛けるも、濱野谷の有利は変わらず。
誰もが山口の優勝を諦めた瞬間、2周1マークで濱野谷と岡崎の争いが勃発。その隙に差しで先頭に立ち、大きなガッツポーズをしながら1着でゴール。
余談ですが、このガッツポーズおよび優勝について、以下のようにインタビューで話しています。
僕ハンドルが軟らかいので、本当はガッツポーズしたくない。ただまぁ、ビジュアル的にしないと…。それぐらい嬉しかったんじゃないでしょうか(笑)
賞金王になるために宮島競艇場でデビューして8年。やっと賞金王決定戦に出れそうなので、広島代表として強い気持ちを持って、黄金のヘルメット持って帰ります。
それにしても、SG優勝戦で枠番が変わり、滅多に起きない”抜き”の決まり手。
この日を改めて振り返ると、山口剛というボートレーサーに神様が微笑んだのかもしれませんね。
山口剛の事故とフライング
SG優勝と同じぐらい注目されるのが、ネットで「死因」と噂になるほどの重大事故と、大舞台でのフライング。いずれもグランプリで起こった出来事です。
2021年SGグランプリシリーズの事故
2021年のグランプリシリーズ。
トップスタートを切った太田和美が内に絞っていく展開となりますが、両サイドから挟まれた山口はバランスを崩して激しく転覆。
事故の瞬間、2号艇坪井康晴のボートに追突されたようにも見えます。さらに、2周目のカメラにはぐったりとして”全く動かない”山口の様子も。
2020年に「松本勝也」さんがレース中の事故で殉職したばかり。打ち所が悪かったら…と感じる事故でしたが、幸い命には別状はなし。
とはいえ、転覆時はかなりの衝撃を受けたようで、肋骨などに損傷を負ったとのこと。
その後のレースは欠場していないので、その程度の怪我だったと推測されます。レーサー人生に関わる事故じゃなくて本当に良かった。
2020年に入ってから競艇で死亡した選手は3名。いい加減、厳しいルールを追加した方が良いのでは?
2022年SGグランプリで痛恨のF
2022年のグランプリでも違った事故が発生。
トライアル2ndから参戦となった山口剛のイン戦。負けが許されないプレッシャーからか、コンマ01のフライングを犯してしまいます。しかも、4号艇丸野一樹まで勇み足となる大波乱。
その結果、投票売上の95.2%にあたる「5億6122万8500円」の舟券が返還に。
また、スタート事故の罰則規定により、2選手とも同大会終了後のSG4節は選出除外。2023年のオーシャンカップまで出場不可となりました。
同レースのフライングについて、丸野一樹のYoutube動画で心境を語っています。興味ある方は以下の動画をご視聴ください。
まとめ
山口剛は紛れもなく艇界を代表するトップレーサー。
ここに来るまで事故やフライングなどいろいろありましたが、近いうちに2度目のSG制覇を達成してくれるでしょう。
最後に、山口剛というボートレーサーがよく分かる動画を紹介します。長編の2本立てですが、長い間トップで居続けられる理由が分かるはず。
コメントお待ちしてます!