競艇をやるなら「風による展開予測」は覚えておくべき大切な知識です。
無風・追い風・向かい風、さらに風の強さによって有利不利が生じる競技。舟券収支に大きく影響してくるので、少しでも不安がある方はこの機会に学んでおきましょう。
その他の予想方法については以下の記事で解説しています。時間があれば合わせてご覧ください。
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競艇で「風」を意識する理由
本題の前に「レース結果を左右する風の影響」を少しだけ。
風の影響をモロに受ける屋外競技
全国24カ所の競艇場は全て、天井のない屋外に設置されています。また、海沿いに設置されたレース場も多く、内陸に比べ”海風の影響を受けやすい”といった特徴も。
参考までに、以下は水質が「海水・汽水」の15場。
水質 | 競艇場 |
---|---|
海水 | 平和島・常滑・下関・鳴門・丸亀・児島・宮島・徳山・若松・大村 |
汽水 | 江戸川・浜名湖・蒲郡・津・福岡 |
海水および汽水の競艇場は海に近いため、風が強くなりやすいと覚えておきましょう。
峰竜太をもってしても自然環境には勝てない


艇界のスーパースター「峰竜太」がインに座り、茅原悠紀・桐生順平がカベ受けとなったレース。どう考えてもガチガチのイン戦にしか見えませんが、結果は逃げれず2着。
実はこの日、追い風9mが吹き荒れる気象状況。


そんな中、コンマ05の好スタートでイン先マイに成功したものの、お隣の茅原に差されて敗北を期しました。そしてレース後弱気な発言を滅多にしない峰竜太の口から…
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絶対に差されると思った。この風では…
峰ほどの実力があっても、自然を前に”不可抗力”であることを証明したレース。いかに重要なデータなのか?ご理解いただけたはず。
水面が荒れるほど走行しにくくなる
風がレースに与える影響は有利不利だけじゃありません。
強風が吹くと水面に波が発生し、走行性能は著しく低下。波の高さを競艇では「波高」と表現しますが、この数値が高いほど普段通りの走りは難しくなります。
なぜなら、水面とボートの設置時間が短くなるから。プロペラの回転によってボートに推進力を与えているので、ボートが跳ねることで安定した力を発揮できなくなるのです。
今回の議題とはあまり関係しないものの、荒水面では”波乱率が高くなる”と想定しておくことが大事。



万舟(高配当)を狙い人には適した状況かも。


競艇における風のセオリーとは?
- 風速3m以下はコース利・実力重視
- 風速4m以上はコース利が強くなる
- 追い風はインコース有利
- 向かい風はアウトコース有利
- 左からの横風は奇数艇有利(1.3.5)
- 右からの横風は偶数艇有利(2.4.6)
風速や場ごとの特徴などで状況は変わりますが、上記のセオリーは多くのレースで活用可能。というか、予想するうえで欠かせない知識なので、丸暗記しておくことをおすすめします。
公式サイトの「直前情報」で確認




レース開始前の気象情報は、ボートレースオフィシャルサイトの「直前情報」でチェックすることができます。
掲載されるのは「気温・天候・風速・水温・波高」。全てレースに影響する情報ですが、その中でも「風速・波高」の2項目は超重要。必ず確認する癖をつけてください。



風速4m以上の時は要注意。これから説明する特徴を組み合わせて予想するように!
追い風(風速別)の有利枠&出目
細かすぎる説明をすると理解しづらくなってしまうので、ここではすぐに実践できる程度の解説に留めます。
より詳しい解説が必要な場合は、コメントを頂くか、以下の記事を合わせてご覧ください。


追い風3m以下
追い風3m以下の場合、風の影響はさほど気にせず予想してください。
風速3m程度であればいつも通りの走行ができ、レースに与える影響は限定的。コース利・個々の実力で予想して問題ないでしょう。
追い風4m以上
- インの勝率が若干低下
- 出目:2-1・4-1
追い風4mを超えるとインコースの勝率が低下する分、2コース・3コースの信頼度が若干アップします。
助走の短いスロー勢(1.2.3号艇)にとって追い風は有利に働きます。しかし、1号艇は1マークで風に押されて膨らみやすくなる一方、2コースの差し、3コースのまくり差しが決まりやすくなる傾向です。
したがって、インが差される「2-1・4-1」は抑えておきたい出目と言えるでしょう。
追い風6m以上
コース | 全体平均 | 追い風6m以上 | ||
---|---|---|---|---|
勝率 | 1着率 | 勝率 | 1着率 | |
1 | 8.15 | 59.2% | 7.69 | 50.9% |
2 | 5.44 | 10.6% | 5.73 | 19.2% |
3 | 5.35 | 10.7% | 5.12 | 7.8% |
4 | 4.78 | 10.6% | 4.94 | 11.5% |
5 | 4.14 | 6.3% | 4.48 | 9.6% |
6 | 3.15 | 2.6% | 3.21 | 1.9% |
コース | 全体平均 | 追い風6m以上 | ||
---|---|---|---|---|
勝率 | 1着率 | 勝率 | 1着率 | |
1 | 7.94 | 56.9% | 7.36 | 50.0% |
2 | 5.47 | 12.2% | 7.39 | 34.7% |
3 | 5.18 | 10.8% | 5.23 | 9.0% |
4 | 4.96 | 11.3% | 5.22 | 4.3% |
5 | 4.31 | 7.0% | 3.39 | 4.3% |
6 | 3.13 | 1.7% | 2.78 | 0.0% |
追い風6m以上の強風となった場合、イン勝率の低下、2コース勝率の上昇が顕著に現れます。
「全体平均・追い風6m以上」のデータを比較すると、下関はインおよび2コースの1着率が約10%の差。常滑に至ってはインが約7%、2コースは20%以上も1着率に差があります。
1節単位で見ればそこまでは違いは感じられないでしょうが、1年間で見るとこれだけの差が生じているのです。
追い風4m以上&左右の横風




内側優勢であることに変わりはありませんが、横風が吹くと有利不利に少し変化が出てきます。
左風の場合、インは1マークで風を受けてターンでき、真っすぐ吹いている時より小回りがしやすくなります。逆に右風の場合、外側へ膨らみやすくなり、差しハンドルの偶数艇(2.4.6号艇)が有利になります。
ただし、風向は一定じゃありません。展示とは違った風が吹くこともあるので、ライブ中継などでリアルタイムの状況把握をするようにしましょう。
向かい風(風速別)の有利枠&出目
次に、風速別の向かい風について解説します。
向かい風3m以下
追い風同様、向かい風3m以下のレースはさほど気にしなくて大丈夫です。スリット後の伸びに大差は生まれません。
向かい風4m以上
- ダッシュ勢(特に4コース)が有利
- 出目:4-5・4-1・4-6
4m以上の向かい風は、断然ダッシュ勢が有利になります。
受ける風が強いほど、助走距離の短いスロー勢はトップスピードに達しません。対して十分な加速をつけたダッシュ勢は、スリット後の伸びで優勢な展開に持ち込むことが可能。
セオリー通りの展開になった場合、向かい風4m以上で抑えておくべきはカド位置の4コース。そして、4カドの攻めで自在戦となる5コース。
その際、狙い目となるのは「4-156-156」。4枠が人気だと低オッズになりがちですが、この出目はマジで頻発します。
向かい風6m以上
コース | 全体平均 | 追い風6m以上 | ||
---|---|---|---|---|
勝率 | 1着率 | 勝率 | 1着率 | |
1 | 8.15 | 59.2% | 6.00 | 23.0% |
2 | 5.44 | 10.6% | 5.08 | 8.3% |
3 | 5.35 | 10.7% | 5.08 | 23.0% |
4 | 4.78 | 10.6% | 7.15 | 38.4% |
5 | 4.14 | 6.3% | 3.92 | 7.6% |
6 | 3.15 | 2.6% | 3.92 | 0.0% |
コース | 全体平均 | 追い風6m以上 | ||
---|---|---|---|---|
勝率 | 1着率 | 勝率 | 1着率 | |
1 | 8.29 | 61.0% | 7.25 | 50.0% |
2 | 5.58 | 12.5% | 5.83 | 11.5% |
3 | 5.36 | 11.0% | 4.88 | 11.5% |
4 | 4.82 | 9.3% | 5.02 | 17.3% |
5 | 4.11 | 4.9% | 5.00 | 9.6% |
6 | 2.86 | 1.3% | 3.04 | 0.0% |
向かい風6m以上になった場合、イン勝率は低下し、4コースの勝率および1着率が飛躍的に上昇します。
「全体平均・向かい風6m以上」の1着率を比較すると、下関はインが30%以上、4コースも25%以上の差。大村はインが約10%、4コースは約倍近い差があります。
また、もう一点把握しておいてほしいのが、最も不利と言われている6コースの連対率。
- 下関:22.1%(38.4%)
- 大村:19.2%(23.5%)
※()内が向かい風6m以上
「強い向かい風=4コースが有利」というセオリーは周知の事実。ただ、プラスαで「6コースの連対率増加」は意外と気にしていない人が多いです。
舟券に絡むだけで高配当必至のレースは多々あるので、新人とかでなければヒモに加えることをおすすめします。



あと、4コース1着時の6コース2着(4-6)も稼げる出目!
向かい風4m以上&左右の横風




ダッシュ優勢であることに変わりはありませんが、左風 or 右風では絡みやすいコースに違いがあります。
4コースがまくる展開ので左風の場合、上記の説明とほぼ同じ見解です。
注意したいのは右風の場合。1マークの旋回時にホーム側からの風で外側へ流されてしまい、5コースのまくり差し、6コースの差しにやられるケース。
その為、真横から吹く右風のレースは、4コース頭の「4-156」に加え、5.6コースに展開が向く「5-46・6-45」も抑えておけば盤石かも。
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