「これから競艇を始める人」に向けて、基本的なルールを解説します。
どんな競技においても、ルールを理解していないと100%楽しむことはできません。特に競艇は特殊なルールが多いので、勝負するつもりなら最低限の知識は必要です。
そこで今回は、競艇のイロハからスタートやフライングのルールまで、知らなきゃヤバい情報を詰め込んでおきます。
最後までお付き合いいただければ、中級者レベルの知識量になっているはず!
当たる予想をお探しなら…
「競艇ヒーロー」を強くおすすめします。
3割程度当たれば優秀と言われる中、直近の検証において42%超えの的中率。さらに、回収率200%超えを達成!
- 検証数:35レース
- 的中数:15レース
- 的中率:42.8%
- 投資額:350,000円
- 払戻金:754,200円
- 回収率:215.5%
上記実績は全て無料予想。リスクなく試せるのでこの機会にぜひ!
競艇(ボートレース)の基本ルール
知らないと全く楽しめない「基本ルール」から。
さすがにほとんどの人は知っている知識だと思うので、既に理解している場合は次項へお進みください。
「競艇」と「ボートレース」は同じ意味
競艇が始まった当時は「競艇・ボート・モーターボート競走」など、定まった呼び方はありませんでした。
しかし、統一性を持たせるために、1997年から「競艇」、2010年から「ボートレース」が正式な呼び方となりました。
漢字・英字の違いはあるものの、持つ意味自体は同じです。
昔からの名残で「競艇」と呼ぶファンが多い印象ですが、どちらで呼んでも間違いはありません。
ボートの数え方は「艇(てい)」
競艇選手が乗るボートは「艇」と数え、投票券は「舟券」と呼びます。
その他の公営ギャンブル(競馬・競輪・オートレース)とは異なるので、それぞれの単位をごちゃ混ぜで覚えないように。競艇以外の単位(投票券)は以下の通り。
- 競馬:馬(馬券)
- 競輪:車(車券)
- オートレース:車(車券)
6艇で1周600mのコースを3周する競技
競艇は、基本的に6艇が出走し、1周600mのコースを3周回って着順を競います。
「基本的」とお伝えしたのは、選手の体調やボートの不具合によって少ない艇で開催するレースもあるから。さらに、悪天候の場合、周回短縮(2周)で決着することもあります。
常に水面が荒れている「江戸川競艇」の場合、周回短縮で行われるのは日常茶飯事です。
1~6艇には決められた色がある
1~6号艇の順番で、ボート・ユニフォームの色は「白・黒・赤・青・黄・緑」と決められています。
他の公営ギャンブルも競艇と同じ配色。競馬のみ枠番号となりますが、競輪・オートレースに慣れた人であればすぐに判別がつくと思います。
全国24会場でレースが開催される
競艇のレースが開催されるのは全国24ヵ所にある競艇場。
最北に位置する桐生競艇(群馬)より上には存在しません。水上で戦う競技という性質上、水面が凍ってしまうと開催できないことが一番の要因です。
それと、競艇場の多くが”海に近い場所”だと気付きましたか?後に解説する予想に関係してくることなので、頭の隅っこにしまっておいてください。
各レースの開催日程
開催されるレースは、3日間~7日間の日程で行われます。ただ、3日および7日のレースは非常に稀であり、通常は「5日間および6日間」で開催されることが多いです。
6日間開催だった場合、1節の流れは以下のように進んでいきます。
- 1~4日目:予選(50名前後)
- 5日目:準優勝戦(上位18名)
- 6日目:優勝戦(準優で2着以内の計6名)
平等に振り分けられたコースで1~4日目の予選を戦い、5日目の準優勝戦には「得点率」上位18名が出場。19位以下の選手は最終日まで一般競争となります。
5日目の10~12R(もしくは9~11R)に準優勝戦が開催され、2着以内の選手が優勝戦に出場。6日目の12レースに優勝戦というのが一般的な流れです。
着順によって得られる得点(一般戦)
着順 | 予選~準優 | 優勝戦 |
---|---|---|
1着 | 10点 | 11点 |
2着 | 8点 | 9点 |
3着 | 6点 | 7点 |
4着 | 4点 | 6点 |
5着 | 2点 | 4点 |
6着 | 1点 | 3点 |
後ほど紹介する「選手の勝率」にも反映されるので、予想する際の”重要な指標”だと覚えておいてください。
勝率の計算方法は追って解説しますが、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
レースには「グレード」が存在する
レース | 年間回数 | 優勝賞金 |
---|---|---|
SG | 8回 | 1700万~1億円 |
G1 | 35回前後 | 480万円以上 |
G2 | 8回前後 | 450万円以上 |
G3 | 50回前後 | 105万円以上 |
一般 | 毎日 | 74万円以上 |
競艇のレースは5つのグレード「SG・G1・G2・G3・一般戦」があり、賞金や出場資格はそれぞれ異なります。
当然、最上位のSGに出場する選手はトップ中のトップ。ただ、SG競争は1年に8回しかなく、出場するには高いハードルをクリアしなくてはいけません。
年末のSGグランプリは1億円の賞金!約1,600名のボートレーサーは、その頂点を目指して日々戦っています。
スタートやフライングなどのルール
競艇において「スタート関連のルール」は重要な知識。舟券予想にも関係してくるので、理解できるまでしっかりと確認してください。
競艇はフライングスタート方式
競艇のスタートは「フライングスタート方式」を採用してます。
フライングスタートとは、決められた時間内にスタートラインを通過するスタート方式。通過するのは大時計が0~1秒の間。
0秒に近いほどレースを優位に進められますが、0秒より早いと「フライング」、1秒を超えると「出遅れ」というペナルティが課されます。
フライングは「F」、出遅れは「L」と略されることもあるので覚えておきましょう。
フライング(F)・出遅れ(L)
フライングや出遅れをした場合、その選手は失格となり購入した舟券は全額返還されます。
ただし、返還されるのはフライングおよび出遅れした艇を含む買い目のみ。それ以外の舟券分は戻ってきません。
フライングは舟券を購入したファンに迷惑をかけるうえ、返還によって競艇場も損害を被ります。よって、選手にはそれなりの罰則・罰金が待ち受けています。
- 1回目:斡旋停止30日間
- 2回目:斡旋停止60日加算
- 3回目:斡旋停止90日加算
- 4回目:斡旋停止180日加算
斡旋停止期間に複数回してしまうと、半年以上レースに出場できないことも。もちろん、出場できない期間は収入はゼロです。
長期間の斡旋停止となり、バイトをして生計を立てる選手は沢山います。フライングはそれほど重大な違反行為となります。
ピットアウト~レース終了までの流れ
競艇のレースは以下の流れで行われます。
- 合図と同時にピットアウト
- 2マークと小回りブイを低速で回る
- スタート12秒前に加速
- スタートラインを通過
ピットアウトからスタートライン通過までのことを「待機行動」といいます。
待機行動中に他艇の後ろから内側に進入するなどの動きは禁止されており、そのような行為をした場合は「待機行動違反」として重い罰則が科せられます。
スタートは枠順通りでないことも
枠番は予め決められいますが、ルール上はその通りに進入しなくても問題ありません。
その為、ピットアウトで遅れを取ってしまったり、前づけ(インコースに進入してくること)する選手がいる場合、進入隊形がぐちゃぐちゃになることも。
とはいえ、基本的にどの競艇場も「枠なり」のレースがほとんど。また、後ほど紹介する「スタート展示」を確認すれば、進入する順番を事前に把握することが可能です。
新人選手は大外6コースに進入(暗黙のルール)
デビューしたばかりの新人選手は、枠番が1~5コースだったとしても「大外6コース」が通例です。
規則で決まっている訳ではありません。しかし、以下の理由から”暗黙のルール”として受け継がれており、3ヵ月程度は6コース進入が継続されます。
- 競うだけの技術がない
- 他艇を事故に巻き込む可能性が高い
- 本番レースに慣れるため
競艇は「水上の格闘技」と呼ばれると危険な競技。
一流の選手であっても転覆して怪我をすることもありますし、最悪のケースでは命を落としてしまうことも。
旋回技術の未熟な新人選手ではそのリスクが高くなるため、他艇に迷惑を掛けない6コースで慣れるのが基本となります。
【豆知識】出走表は各場の番組編成員が作る
外枠希望
— おかぺん【4807岡悠平】元ボートレーサー (@okapen4807) June 8, 2022
レース番組は番組編成員さんが作ります
選手は前検の日、提出する紙に希望コースに丸をします。基本的に内枠下さいという希望は通りませんが、外枠下さいは通ります。みんな内がほしいですからw外枠希望すると④⑤⑥号艇しかきません(他選手との兼ね合いで稀に③くることもあります)
続
新人やアウト屋さんは6コース希望出します。2走の日は大体⑤⑥がきます。これはレース場個々にも決まりがあって、同じ日に同じ枠は割り振らないという決まりからです。少ないですが、同じ枠番OKなとこも有ります
— おかぺん【4807岡悠平】元ボートレーサー (@okapen4807) June 8, 2022
以上、外枠希望の質問あったので答えてみました。余談→西だとB2にはインはほぼきません
追記。開催中も途中から外枠希望はだせます。稀なケースですが。罰則等はありません
— おかぺん【4807岡悠平】元ボートレーサー (@okapen4807) June 8, 2022
元ボートレーサーの「岡悠平」さんによるツイート。書いてあることを要約すると…
- 番組は各場の「番組編成員」が作成
- 前検日、希望するコースを提出する
- 外側であれば希望は通る
- 同日に同じ枠は割り振られない
- 開催中でも外枠希望なら出せる
中にいた人でしか知り得ない情報。新人が6コースに回るのは知ってましたが、同日に同じ枠や、外枠希望を自分からしているのは知りませんでした。
岡悠平さんは日頃から参考になるツイートをしているので、フォローしていない方はぜひ!
舟券の購入方法
基本的なルールを理解したら、次は舟券の購入方法について学んでいきましょう。
購入方法は「競艇場」か「テレボート」
競馬・競輪・オートレースは”非公式”の投票サービス(オッズパーク・チャリロトなど)もありますが、ボートレースの投票はそのような公式外のサービスはありません。
舟券を購入する方法は大きく分けて2つ。
競艇場で直接購入
1つ目は、全国24ヵ所にある競艇場へ行き、設置されてある「券売機で購入」する方法。
マークシートに買い目を記入し、券売機にお金を入れれば舟券が発券されます。買い方が分からない場合は、警備員など競艇場関係者に聞けば教えてくれます。
テレボートでネット投票
2つ目は、公式サービスの「テレボート」でネット投票する方法。
提携している銀行口座があれば5分程度で開設することができ、その日から投票可能です。
投票したいレース・賭式・買い方を選択し、予想した選手を選ぶだけ。テレボートならオッズを見ながら投票できたり、瞬時に履歴を確認できるメリットもあります。
競艇をはじめるならテレボートは必須!投票以外にも有益な使い方があるので、登録したら以下の記事を合わせてご覧ください。
利便性が高いのはテレボートだけど…
利便性で比較すれば「テレボート」の方が便利です。
わざわざ競艇場に足を運ぶ必要はないですし、銀行口座からすぐ入金でき資金の管理もしやすいでしょう。
ただ、競艇初心者におすすめしたいのは、白熱したレースを生で観戦できる競艇場。ライブ映像で見る10倍は迫力があり、舟券を握りしめて応援する興奮をぜひ味わってほしい。
それともうひとつ…現金で購入する方が「負け額をセーブしやすい」です。
負け込んで熱くなった場合、テレボートは無限で投票できてしまいます。一方、現地観戦ならお金を引き出しに行く手間があるので、結果的に使いすぎることが少なく感じます。
近隣に競艇場があるなら一度は行くべき!ビール片手に観戦しているだけでも、きっと幸せな気分になるはずw
競艇の賭式は全7種類
賭式 | 的中率 | 備考 |
---|---|---|
複勝 | 1/3 | 1着 or 2着に艇を当てる |
単勝 | 1/6 | 1着の艇を当てる |
拡連複 | 3/15 | 着順関係なく1~3着までを2艇当てる |
2連複 | 1/15 | 着順関係なく1着・2着を当てる |
3連複 | 1/20 | 着順関係なく1着・2着・3着を当てる |
2連単 | 1/30 | 1着・2着の艇を当てる |
3連単 | 1/120 | 1着・2着・3着の艇を当てる |
ボートレースで投票できる賭式は7種類。
公営ギャンブルではお馴染みの「単勝・複勝」をはじめ、あまり聞きなれない「拡連複」など、舟券を購入する際はこの中から選択します。
「7種類もあったらどの賭式を選べばいいか分からないよ…」そう感じたかもしれませんが、難しい問題ではないのでご安心ください。
3連単以外は買うメリットなし
結論からお伝えすると「3連単のみで十分」です。
複勝や単勝を買っておけば的中率は高くなるでしょう。しかし、その買い方をして回収率100%を超えるのは難しく、すぐに飽きてしまうと思います。
なぜなら、競艇で3連単以外をを買う人が少ないうえ、120通りしかない競技ですから。
ギャンブルとは、投票されたお金を全員で奪い合うものですが、そもそもの売上(投票額)がないと賭けが成立しないのです。
そういった事情から、単勝や複勝のオッズは大体こんな感じ。
1号艇「峰竜太」のオッズを見ると、単勝1.1倍、複勝1.0倍。これに大切なお金を投じようとは思わないですよねw
【実践】競艇で勝つための攻略法
ボートレースの基本的なことを覚えると、実際に舟券を購入したくなってきはずです。
でも、もう少しだけお待ちください。実践で役立つ攻略法を伝授するので、この項目だけは見過ごさないように!
競艇はインコースが圧倒的に強い
競艇で「インコース有利」なのは常識ですが、有利である理由を知っておくことが大切。主な理由は2つあるので、この機会に全て覚えておきましょう。
- 最も最短距離で航走できる
- 引き波の影響を受けない
最短距離で航走できる
競争水面に見立てた画像に「赤枠・黒枠」を記しましたが、どちらの枠を走った方が有利だと思いますか?
この答えこそ「インコースが有利になる一番の理由」です。
当然、内側の方が最短距離で走れるので、小学生でも赤枠が有利なのは分かるはず。
内側から1~6コースとなっている競艇がまさにその理論通りであり、実力やモーターが同レベルであれば圧倒的に有利な状況なのは間違いなし。
引き波の影響を受けにくい
ボートが通過した後には必ず「引き波」が立ちます。引き波に乗ってしまうと少なからず影響を受け、通常よりハンドル操縦が難しくなります。
その点、1コースは内側を走る艇がいないので、ほぼ勝負が決する1マークで引き波の影響を受けません。
要は、1コースのみ誰にも邪魔されず航走することができ、2~6コースは何かしらの邪魔が入る訳です。
実力差があれば覆すことも可能ですが、同じぐらいの選手の場合は1コースを信頼しましょう!
選手の級別だけでなくコース別の成績も重要
ボートレーサーには「A1・A2・B1・B2」と4つの階級があります。
デビュー時は最も低いB2からスタート。勝率・連対率・事故率・最低出走回数をもとに、毎年1月と7月に階級が更新されます。
階級がA1級に近いほど実績を残している証拠。予想の際に参考にすべき指標なのは言うまでもありません。
ただし、競艇は”1~6コースを走る競技”だとお忘れなく。インコースの成績は良いけど、アウトコースは全然ダメ…なんて選手も沢山おり、級別のみで判断するのはNG。
選手ごとのコース別成績も必ず参考にしてください。
スタート展示にはヒントが沢山ある
毎レース「スタート展示」が行われ、ピットアウト、進入コース、スタートタイミングなど、本番を想定した模擬レースが実施されます。
例えば追い風または向かい風が強い時。追い風だとインコースが有利になり、向かい風だとアウトコースが有利と言われています。もし、その情報を知らずに予想それば、間違いなく的中率は低下するでしょう。
「舟券予想において最も重要な情報」といっても過言ではありません。
初心者に前づけレースはおすすめしない
競艇では枠順通りにスタートする決まりはなく、1つでも内側のコースに進入する選手がいます。
この内側に進入してくることを「前づけ」といいますが、知識が乏しい初心者には参戦してほしくないレース。その理由は…
どの選手も有利なインコースを譲りたくない気持ちは同じなので、前づけする選手に抵抗します。ただ、抵抗するほど助走は短くなり、通常のスタートはできなくなるでしょう。
そのレース展開を読み切るのはかなり難しく、上級者でも当てるのは困難。そんなレースに挑むのはお金の無駄です。
穴党には好物となるレースですが、長期的なプラス収支を目指しているならスルーがおすすめ。
長年培ってきた勝つための予想手順
競艇歴約20年の私は、3年以上前から回収率150%超え継続しています。とはいえ、十数年以上は信じられないぐらいマイナス続きで、最悪な時期は自己破産を考えたほど。
そんな辛い時期から抜け出せたのは「勝ちパターン」を見つけられたから。
本当は誰にも教えたくありません。でも、数あるサイトから当サイトを選んでくれた感謝を込めて、あなただけ伝授させていただきいます。
- 投票する価値のあるレース探し
- スタート展示で確認すべきこと
- 水面や風などの気象情報の確認
- 選手のコース別成績を確認
- オッズが適正か判断する
- 買い目の点数は出来る限り絞る
以下の記事で詳しく説明しています。もう少し詳細な説明をしてほしい方はぜひご覧ください。
【競艇のルール】まとめ
競艇にしかない独自のルールや、知らないと勝率が下がってしまう知識を紹介しました。
この記事だけで優れた予想家になることはできませんが、競艇を楽しめるレベルには到達したはずです。
最後に、競艇ファンの9割は負け組。残り1割の勝ち組になるための情報をこれからも発信し続けます。文才がなく読みづらいかもしれませんが、またのお越しをお待ちしております。
コメントお待ちしてます!