競艇場は全国24箇所存在しますが、それぞれ水面や周りの環境、そしてコースにも個性があります。それぞれの個性を把握することがレース攻略につながります。
今回は4つの競艇場が存在する中国地区の一角を担う「宮島競艇場」について。
当記事をご覧頂ければ”宮島競艇場の攻略”に繋がり、舟券予想の精度はきっと上がるはずです。
競艇歴の長さに関係なく、わかりやすく噛み砕いてまとめてあるので、どんな方でも参考になる情報だと思います。
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宮島競艇場(ボートレース宮島)とは
宮島競艇場は、広島県廿日市市宮島口に設けられている競艇場です。まずは宮島競艇場と周囲の環境を地図で確認してみましょう。
地図をご覧頂くと、宮島競艇場は広島湾の一角を利用して作られていることがわかります。また、水面から見て北側にスタンドがあり、南方には厳島神社を望むリッチ。
宮島競艇場を攻略するには、まずこれらの位置関係を押さえておく必要があります。
ボートレース宮島の概要
名称 | 宮島ボートレース場 |
住所 | 広島県廿日市市宮島口一丁目15-60 |
公式HP | ボートレース宮島 |
電話番号 | 0829-56-1122 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
所属 | 広島支部 |
主な選手 | 西島義則 辻栄蔵 北川幸典 市川哲也 海野ゆかり 他多数 |
インファイターの西島義則を始め、賞金王レーサーでありSG史上5人目の完全優勝経験を持つ市川哲也、そして全競艇場での優勝を果たした賞金王レーサー辻栄蔵など、名だたる選手が勢揃い。
そして、艇界全体で2000番台の現役選手は11名。田中伸ニ・幸本誠の2名が広島支部に所属しており、選手一人一人の息が長い支部といえます。
ボートレース宮島の主な特徴
続いては宮島競艇場の特徴について。勝負する機会が多い方は、以下の知識ぐらいは把握しておくべき!
体重差はさほど関係がない
競艇は選手の体重がダイレクトにレースに影響する競技です。そのため、選手は常日頃から自身のウェイトコントロールに気を配っています。
ある選手の成績が最近落ちているなと思っていたら、その選手の体重が大幅に増量していたなんてこともザラ。しかし、海水面の場合、海水は淡水や汽水に比べ塩分濃度が高く、幾分か体重による差が軽減されます。
宮島競艇場は100%の海水。
よほどのヘビー級レーサーでもない限りはさほど体重は気にしなくてもよいでしょう。
注目するべきは潮位差
上記画像は、宮島競艇場を中からみた写真。
ご覧の通り、水面の壁面の多くは外海に面しているのがみてとれます。宮島競艇は海水面ですが、他の海水面の競艇場とは明らかにレベルが異なる特徴があります。
それは潮位差です。
この作りによる影響もあり、宮島競艇場は潮の動きやうねりなどを受けやすくなっているのです。
特に潮位差は顕著で、その差は大きいときで3m。これだけ潮位が大きいと、当然レースをする選手は前半と後半では水面から見る景色は変わってきます。そこで注目すべきは地元選手の存在。
地元選手は干潮時も満潮時も数多くレースをこなしています。水面から見る景色は、時間帯に関係なく体に叩き込まれている事でしょう。
一方、地元選手以外には小さな変化を見分けるのが難しいため、スタート勘がとても掴みづらいと言われています。
宮島競艇場はまずは選手の出身地に注目。そして、出走表欄に記載のある当地成績は必ずチェックするように。
うねりと潮の流れ
宮島競艇は潮位差が生じることをお伝えしました。潮位が変化するということは、うねりの存在を忘れるわけにはいきません。
特に、宮島競艇場は満潮時にはうねりが生じやすく、レースに影響が出ると言われています。また、潮位が変化するということは潮が動いているということですので、この潮の流れはスリットに影響が生じます。
ここで宮島競艇場のある広島湾を全体から捉えてみてみましょう。
この写真を図式化し、潮の流れを記したものが以下になります。
広島湾を含む瀬戸内海ははっきり申し上げて潮の流れはとても複雑。そんな中、宮島競艇場付近の潮の流れはスタンド側から見て2マーク側からの流れとなります。
満潮に向かっている場合、追い潮の時は2マークから1マークに向かって潮が流れているため、スピードに乗せやすくなってスローが有利に。
対して、干潮に向かっている場合は向かい潮となるので、スローがスピードに乗せにくくダッシュ有利。
- 満潮時はスロー勢が有利
- 干潮時はダッシュ勢が有利
宮島競艇場のレースに及ぼす影響は、潮位差やうねりだけではなく、潮の流れも関連していることを覚えておくと良いでしょう。
潮位と風の影響を考慮する
宮島競艇で舟券予想する際、風の影響だけは欠かせません。まずは、宮島競艇場を中から観覧した写真を今一度ご覧ください。
壁面(防波堤)ですが、最も高くなっているのが電光掲示板であり、それ以外は低く設計されているのがみて取れます。
この防波堤は、水面が干潮時には平均的な水位よりも低くなるので、必然的に防波堤の位置が水表よりも高くなり、防風壁の役割を果たしてくれます。
しかし、満潮が近づくにつれて”防風壁の役割”が薄れてしまうことで、風の影響が大きくなるのです。
つまり、宮島のレースをより正確に予想するためには、潮位と風の両方を意識しておくことが求められます。
1マークとスタンドの距離が短い
宮島競艇場の特徴として、1マークからスタンドまでの距離が短いことが挙げられます。
この距離の全国平均が43.46mのであるのに対し、宮島競艇は40mと約3mほど短くなり、全国で4番目の短さなのです。
この距離が短いとその分勝負を決する1マークで艇同士の間隔が短くなり、窮屈な状態となりやすくなります。そうなると、不利な状況に置かれやすいのが、差しコースと呼ばれる2,4,6コース。
差すためのマイシロが少なくなり差しにくいのです。その分、高度な差しのスキルを要求されることが要求されます。
宮島競艇場の1コースでは、高度な差しの腕が必要だと覚えておいてください。
スタートラインから1マークまでの振り幅
宮島競艇場はスタートラインが55mであるのに対し、1マークとスタンドの幅は40mと15mもの差があり、その分センターポールが斜めに設置されているのが見てとれます。
この15mの差は全国で7番目に大きいとされており、この差が大きい分、影響を受けやすいのがインコース。その次に2コース。
センターポールに近い艇ほど1マークを旋回するため、斜行して航走しなくてはいけません。しかし、センターは直進するだけで1マークのブイが近寄って来るように航走することができます。
宮島競艇場はスタートラインと1マークまでの振り幅が大きく、ややインと2コースには不利な設計がなされていることを、記憶の片隅にはおいておいた方が良いでしょう。
予想攻略に役立つ出目ランキング・コース別入着率
続いて宮島競艇場の「出目・コース別成績」について。予想に役立ちそうな過去データを紹介します。
直近1年間の出目ランキング
順位 | 出目 | 回数 | 平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 123 | 175回 | 1,162円 |
2位 | 132 | 141回 | 1,442円 |
3位 | 134 | 98回 | 1,406円 |
4位 | 124 | 89回 | 1,461円 |
5位 | 135 | 86回 | 2,263円 |
6位 | 142 | 81回 | 2,515円 |
7位 | 125 | 74回 | 1,660円 |
8位 | 143 | 73回 | 1,954円 |
9位 | 126 | 65回 | 2,750円 |
10位 | 136 | 62回 | 3,228円 |
11位 | 145 | 55回 | 2,597円 |
12位 | 152 | 53回 | 2,993円 |
13位 | 153 | 49回 | 3,771円 |
14位 | 214 | 45回 | 3,382円 |
15位 | 213 | 40回 | 4,051円 |
全体の13%を占めている「123・132」が上位を独占。それ以外はイン逃げ&内枠の出目が続き、14位以降からようやく2コース1着が出現しています。
特段、これといった特徴はなく、他場でよく見る出目が万遍なく出ている印象。
イン逃げ率は全国平均より下
宮島競艇場の1年を通したイン勝率は約54%。全国平均が約55%だと考えると、イン逃げ信頼度はやや低めとなります。
また、季節ごとの成績も大きな変動はなし。
- 春季:56.9%
- 夏季:52.6%
- 秋季:54.5%
- 冬季:53.2%
特筆するほどの特徴はないものの、強いて言うなら「春先は若干イン勝率が上がる」ぐらいでしょうか。それ以外、インコースに関してはアドバイスできることがありません。
2コース・3コース勝率は拮抗
競艇は内枠から順に有利となるため、1着率は1コース・2コース・3コース…となるのが一般的。ただ、宮島の場合はほぼ同等。
あくまで個人的な見解ですが、内枠3コースにそこまで優位性がないので、その分が4コース・5コースに回っているのではないか?と上記実績値から読み解けます。
いずれにしても、どちらかを信頼できる成績は見られず、2着・3着についても同様のことが言えます。
枠番別で狙いたい決まり手
コース | 逃げ | 差し | 捲り | ま差 | 抜き |
---|---|---|---|---|---|
1コース | 95.3 | 0 | 0 | 4.5 | 0 |
2コース | 0 | 55.4 | 36.0 | 0 | 7.6 |
3コース | 0 | 10.9 | 42.8 | 36.7 | 9.0 |
4コース | 0 | 16.6 | 46.1 | 26.6 | 8.9 |
5コース | 0 | 3.0 | 28.9 | 57.8 | 7.8 |
6コース | 0 | 6.8 | 44.1 | 33.9 | 13.6 |
決まり手を予測できると買い目を絞りやすくなります。各枠番(1枠以外)ごとの傾向を解説しておくので、上記表を参照しながらチェックしてください。
他のレース場と同様、差し率が高く、次いでまくり。ただし、直まくりの割合もそこそこあるので、インが着外になりやすい直ま展開は狙い目。
- 差し「2-13」
- 直まくり「2-34」
3コースはまくり率が最も高く、次いでまくり差し。差しは10%程度しかなく、まくり・ま差しのどちらかで狙いたい。
- まくり「3-145」
- まくり差し「3-12」
4コースはまくり率が断トツ。まくり展開の場合、特に①⑤が追随する回数が多い。
- まくり「4-15」
- 差し:「4-35」
5コースはまくり差し率が断トツで高い。3%しかない差しは無視して良いが、約30%ちかくあるまくりは一考する価値あり。
- まくり差し「5-14」
- まくり「5-16」
6コースはまくり・まくり差しの順番で優勢。ただ、1着率がそもそも2%ちょっとしないないので、もし購入するなら広め推奨。
- まくり「6-123」
- まくり差し「6-145」
決まり手ごとの展開については以下の記事をご覧ください。
【宮島競艇場】まとめ
今回は大村競艇場について、水面やコースレイアウト、そしてコース成績などの特徴をまとめさせて頂きました。
宮島競艇場は海水面であるがゆえ、海からの影響がとても大きい水面です。また、宮島競艇場はインがある程度活躍しやすい水面ではありましたが、2コースに大きな特徴があるのは覚えておきたいポイント。
舟券予想する際、これらの特徴は是非とも押さえておいて頂き、宮島競艇場の回収率アップに役立てて頂ければ幸いです。
コメントお待ちしてます!