1995年6月にデビューして以来、30年ちかく艇界を牽引してきた「原田幸哉」。だがしかし、ここにきて大きく成績を落としており、SNS界隈では引退説が浮上するまでに。
そうした噂が囁かれるようになった理由は2つ。
大村グランプリで力を出し切ったことによる燃え尽き症候群と、度重なるフライング事故。
ここ最近は全盛期のような強さを発揮できておらず、2025年前期(24年5月1日~10月31日)はA1級の条件すらクリアしていない状況です。
2023年グランプリで燃え尽きた
まず一つ目の大村GPについて。マクールが公開した7月14日のインタビュー記事によると、原田本人の口から「やり切った感がある」と意味深な発言をしています。
大村グランプリで気持ちが尽きた訳じゃないけど、ちょっとやり切った感があった。やはり大村開催は自分の中で特別な大会だったので、それ以降は気持ちが乗らなかった気がする。
2023年が不甲斐なかった分、今年はリセットして取り返すつもりが空回り。これまでの選手生活で最も上手くいかなかった。
「あれ、こんなこと今まで一度もなかったのに」ということが何回も起きて…
数年前の原田幸哉からは想像もできない後ろ向きな発言。実際、2023年は”らしくない成績”で1年を終えています。
開催月/場 | SG競争 | 結果 |
---|---|---|
3月/平和島 | クラシック | 予選敗退 |
5月/芦屋 | オールスター | 予選敗退 |
6月/徳山 | グランドチャンピオン | 予選敗退 |
7月/児島 | オーシャンカップ | 予選敗退 |
8月/福岡 | メモリアル | 優出4着 |
10月/蒲郡 | ダービー | 予選敗退 |
11月/三国 | チャレンジカップ | 予選敗退 |
12月/住之江 | グランプリ グランプリシリーズ | 選出外 |
とはいえ、4月の大村周年(海の王者決定戦)で久々のG1タイトルを獲得。一時的な不調だったと安心していたのですが、さらに追い打ちをかける事故が起こってしまいます。
グランプリが絶望的となった2本目のフライング
1本目は、多摩川で開催された第51回ボートレースオールスターにおいて、2コースからコンマ01の勇み足。7月オーシャンカップ終了後、30日間のF休みによりメモリアルは選出除外。
2本目は、ミッドナイト開催となった下関一般戦。断然人気で推された初日第7レース、4カドからコンマ02の勇み足。
このFで10月の桐生G1終了後から60日間のF休み。開催時期が重なるチャレンジカップは出場不可となり、同時に2024年グランプリの選出も絶望的となりました。
有料記事となるため引用は控えますが、今年のグランプリに懸ける思いはかなり強かった様子。フライング2本目を犯す前、その思いをこう話しています。
グランプリだけは絶対に乗りたい。出場するにはSGの活躍が必要不可欠なので、F休みが明ける9月からギアを上げていきたい。
メンタルが崩壊しかけていた中、唯一の目標だったグランプリ出場。それが潰えてしまった以上、モチベーションをどこに向ければ良いのか?
もちろん、原田幸哉の本心は誰にも分かりません。
しかし、大村グランプリで燃え尽き症候群に陥り、2本目のフライングでオーシャンカップ以降のSGはほぼ消滅。そして、A1級から降格するようなことがあれば、引退を決断しても不思議ではないでしょう。
A2級・B1級の降格危機
年 | 期 | 級別 | 出走数 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
2018 | 前期 | A1級 | 135 | 7.33 |
後期 | A2級 | 86 | 7.33 | |
2019 | 前期 | A1級 | 133 | 7.34 |
後期 | A1級 | 155 | 7.84 | |
2020 | 前期 | A1級 | 129 | 7.69 |
後期 | A1級 | 129 | 7.42 | |
2021 | 前期 | A1級 | 101 | 7.08 |
後期 | A1級 | 148 | 7.09 | |
2022 | 前期 | A1級 | 115 | 7.30 |
後期 | A1級 | 137 | 6.89 | |
2023 | 前期 | A1級 | 144 | 7.35 |
後期 | A1級 | 119 | 6.72 | |
2024 | 前期 | A1級 | 148 | 6.94 |
後期 | A1級 | 117 | 7.03 | |
2025 | 前期 | ? | 54 | 6.06 |
この先、A2級およびB1級に降格せず現状を維持できるのか?
条件は大きく分けて2つ。1期半年で90走すること。そして、勝率6.20前後を超えること(ボーダーは期によって変動)。これらを10月31日までに達成する必要があります。
まず出走回数ですが、2024年7月17日時点で54走。2本目のF休みに入る10月12日まで、出場が見込まれているのは以下の4節。
- 7月:SGオーシャンカップ
- 9月:G1津72周年記念
- 9月:G1若松72周年記念
- 10月:G1桐生68周年記念
(6日間開催の場合)1節あたり8~9走なので、4節で36走することは可能。ただし、準優および優出すると5日目・最終日が1回走りになることもあるため、90走到達はギリギリのラインでしょう。
次に、1着10点・2着8点・3着6点・4着4点・5着2点・6着1点で計算される勝率問題。
パン戦なら余裕だったかもしれませんが、出場を控えているのは全て強豪が集うSG・G1。しかも、オーシャンカップに至っては”フライング2本持ち”という最悪の状態です。
もし降格してしまったら、大きなモチベ低下に繋がるはず。
原田幸哉に対する声
F1本抱えた現在ですら来期A1級の水準を下回ってる原田幸哉がF2で斡旋予定の4節がSG・G1・G1・G1
— 万舟ドットコム (戸田ニキ) (@kyotei_manshu) July 15, 2024
まさかB1級まであるのか? pic.twitter.com/Lr2JMKj363
原田幸哉はまじでもう限界だな
— 三嶋っち (@souta_chan39) July 15, 2024
お疲れ。
原田幸哉がF2?ミッドナイトとはいえパン戦初日の草レースでやらかすとは まだ休み未消化ぽいしヤバいんじゃ…
— テシルル (@senbanc) July 15, 2024
愛知県を裏切ったクズが‼️
— はやてぃん (@Hyatoin) July 15, 2024
次はどこの支部に移籍するんだろ😂
ゆきやさん……。・゜・(ノД`)・゜・。
— うまとなでし子 (@ONT9IN6N9HJeuTF) July 15, 2024
ゆきやさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん‼️
燃え尽きるにはまだまだ早すぎます‼️😭
時間かかっても良いですから戻ってきて下さい❗️
あたし達ファンはゆきやさんを待ってます‼️😭😭😭
燃え尽きたなら無理せず引退したらええ
— ハリ (@Reeeeeve) July 16, 2024
命懸けの仕事なんやろ?→気抜いたら危ないよ。
金稼げない?→安全第一なんやろ。
どっちも昨今のボートレース笑ファン笑の常套句やで
原田幸哉の完全復活を期待したいけど…。去就について新情報があれば随時お知らせします。