2023年1月20日から6日間の日程で開催される「GI全日本覇者決定戦開設70周年記念競走」。初日、2日目の12Rドリーム戦メンバーが発表されました。
初日12Rのドリーム戦出場選手がこちら。
初日12Rのドリーム戦でインコースに座るのは、2021年の競艇グランプリ覇者「瓜生正義」。2~6号艇にもSG制覇を果たしているトップレーサーが名を連ね、まさしくドリーム戦に相応しい顔ぶれといった感じ。
続く2日目12Rのドリーム戦出場選手がこちら。
初日同様、2日目12Rのドリーム戦も華やかな選手ばかりですが、中でも2022年にB1級から這い上がってきた「峰竜太」に注目が集まる一戦。2021年10月に出場したびわこG1周年以来のG1復帰となります。
21年グランプリで転覆して以降、予想屋との癒着によって長期欠場。その為、一度はB1級に降格したものの、出場したレースでVを量産して2023年1月よりA1級に復帰しています。
峰竜太といえば、自他共に認める艇界のスーパースター。
- デビュー2年目でSG初出場
- 6年連続(2015~2021)で勝率1位
- 5年連続でオールスターファン投票1位
- 史上初の5冠達成
久々の重賞レースでG1タイトルを手にできるのか?ドリーム戦で1着を獲れば点数を大きく上積みできるので、まずは初戦に注目しましょう。
G1若松周年の歴代優勝者
年度 | 優勝者 | 決まり手 |
---|---|---|
2013年 | 齊藤仁 | 抜き |
2014年 | 山本寛久 | 逃げ |
2015年 | 篠崎元志 | まくり差し |
2016年 | 茅原悠紀 | 逃げ |
2017年 | 湯川浩司 | 逃げ |
2018年 | 仲谷颯仁 | 逃げ |
2019年 | 峰竜太 | 逃げ |
2020年 | – | – |
2021年 | 丸野一樹 | 逃げ |
2022年 | 羽野直也 | 逃げ |
前年度の覇者は、2日目ドリーム戦に出場する「羽野直也」。SG制覇はまだ達成していませんが、同世代ではNo.1といっても過言ではない実力派レーサーです。
舟券予想に役立つデータ
年度 | 初日ドリーム戦 3連単配当 | 2日目ドリーム戦 3連単配当 |
---|---|---|
2013年 | 逃げ 1-6-2(30.1倍) | 逃げ 1-2-3(14.6倍) |
2014年 | 逃げ 1-6-2(87.7倍) | 差し 2-1-4(27.4倍) |
2015年 | まくり 4-5-1(76.1倍) | まくり差し 5-1-2(100.7倍) |
2016年 | 逃げ 1-4-2(12.0倍) | まくり 3-6-4(374.8倍) |
2017年 | まくり差し 4-1-2(73.9倍) | まくり差し 5-4-2(407.7倍) |
2018年 | 逃げ 1-3-6(37.5倍) | 逃げ 1-4-3(14.0倍) |
2019年 | まくり 2-4-6(500.9倍) | 抜き 1-5-6(48.0倍) |
2020年 | – | – |
2021年 | 逃げ 1-5-4(42.6倍) | まくり 4-6-1(335.8倍) |
2022年 | 逃げ 1-2-6(46.7倍) | 差し 2-3-6(84.1倍) |
SG優勝戦でもおかしくないメンバーなので、イン逃げを主体とする結果だと思いきや…。過去10年の決まり手を確認すると、10倍以下の決着は1度もなし。
- 逃げ:44.1%(8/18)
- 差し:11.1%(2/18)
- まくり:22.2%(4/18)
- まくり差し:16.7%(3/18)
- 抜き:5.6%(1/18)
トップレーサーが集うドリーム戦とは思えない荒れ模様。逃げに関しては44.1%しかなく、まくり・まくり差しの合算とほぼ変わらない状況です。
また、40倍以上の高配当だったのは12レースもあり、万舟発生率は27.8%という高さ。この数値は常時開催されている一般戦より明らかに高い万舟率となります。
若松競艇はインに有利なナイター水面ですし、なぜこのような結果なのかは不明です。
ただ、これだけ波乱が起きているのは紛れもなく事実なので、ひょっとしたら2023年のG1若松周年も同様の結果になるかも。
峰竜太の逃げを応援したい気持ちもあるけど、妙味を考えれば高配当の方が…。厳しい舟券勝負になりそう。