2025年6月18日に開催された平和島一般戦。
初日2連勝で迎えた2日目3Rにおいて、抜群のピット離れでインコースを奪取。そして、本番はトップスタートで難なくイン逃げ…と思われましたが、このスタートがまさかのフライング。
毒島らしからぬスタート事故により今節は賞典除外。また、つい先日のSGオールスター(予選)でもフライングを犯し、今回のFは痛すぎる2本目。
フライング罰則は1本目が30日間、2本目は60日間が加算されるため、既に決まっている斡旋終了後から90日間のF休みとなります。
ちなみに、現在出場予定の斡旋はこちら。
- 6/24~29:SGグラチャン
- 7/8~13:G2ボートレース甲子園
- 7/22~27:オーシャンカップ
上記斡旋には出場できますが、7月28日から10月26日の90日間は出場不可。よって、2026年前期適用成績(25年5月1日~10月31日)は出走回数不足に。
これにより、2007年前期から守り抜いてきたA1級存続は絶望的となったうえ、新人レーサーたちと同じB2級降格が確定となりました。
年末グランプリは出れるの?
毒島誠といえば2024年のMVP受賞者であり、第39回グランプリを制した頂点に立つトップレーサー。
そんな男が一般戦のフライングで選出から漏れてしまうのか?そんな疑問がネットに溢れていたので、今後の可能性について少しだけ触れておきます。
グランプリ出場は可能
グランプリの出場条件は「チャレンジカップ終了時点で賞金ランキング18名以内」に入ること。それ以外に級別の条件などはないため、毒島誠がB2級に降格しても出場することは可能です。
とはいえ、絶対条件である”賞金”を獲得するためには、大きなレース(いわゆるSG・G1など)で賞金の上積みが必須。それなしで上位18位に入るのはかなり難しいと思われます。
しかし、現時点で毒島が獲得している賞金額は約5100万円(全体5位)。
今年は3月開催の尼崎・平和島でG1V2と高実績を残しているので、F休み前に控えている「6月グランドチャンピオン」と「7月オーシャンカップ」の結果次第かと。
補足しておくと、過去3年の出場ボーダー(18位)は以下の通り。
- 2024年:74,217,000円(上條暢嵩)
- 2023年:69,268,000円(菊地孝平)
- 2022年:64,095,000円(丸野一樹)
賞金増額でボーダーは確実に上がっていることから、2025年のグランプリはおそらく7,500万円程度となるはず。
はたして、大きなハンデを負った状態でどこまで賞金上積みができるのか?まずは目先の重賞レースに期待したいところです。

昨年GP覇者が未出場の大会なんて…。胴元側がなんとかしてくれんかな?