実力派が揃う滋賀支部にまた1人、超大型ルーキーとしてデビューした「藤原仙二」。
初陣からわずか2年の2024年6月蒲郡。ルーキーらしからぬ内外自在の立ち回りを披露し、同期一番乗りとなる初優勝&水神祭を達成しました。
将来有望な若手レーサーの1人ですが、実は生まれながらに競馬一色の環境だった異色の経歴。また、かわいいと評判の”今村聖奈”とは幼馴染なんです!
そんな藤原仙二について、レーサーになったきっかけをはじめ、結婚・彼女・父親・師匠などプライベートもまとめて解説します。
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藤原仙二とは?
藤原仙二は滋賀県栗東市出身、滋賀支部のボートレーサー。
最終学歴は滋賀県立栗東高校中退。2021年4月に130期として養成所に入所。優秀な成績で卒業後、2022年5月にデビューし、64走目で初勝利、デビュー2年1ヵ月で初優勝達成。
藤原仙二の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 藤原仙二(ふじわらせんじ) |
登録番号 | 5255(130期) |
生年月日 | 2003年11月6日 |
身長/体重 | 167cm/55kg |
出身/所属 | 滋賀県/滋賀支部 |
デビュー日 | 2022年5月21日 |
藤原仙二の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
元々は騎手志望も、2度の不合格で心折れる
藤原仙二の父(吾郎)はJRAの調教助手。そうした環境で育ったことから、競馬は身近な存在だったといいます。そして、いつしかJRAジョッキーになること志すように。
小中学校時代は同じ小中学校に通う「今村聖奈・角田大河」と共に、栗東の乗馬スポーツ少年団で鍛錬の日々が始まります。
乗馬クラブでは成績優秀な生徒が揃うジュニアチームに選ばれ、あとはJRA競馬学校騎手過程の試験に合格するのみ。
しかし、乗った馬が突然立ち止まる不運などもあり、競馬学校は2度受験しいずれも不合格。3度目の受験をトライすることなく、地元の滋賀県立栗東高校に進学しました。
高校時代は食べたいものをたらふく食べて、適当に遊んでいた。
あまりの減量苦に夢を諦めてしまい、その反動もあって制限なしの食生活となっていきます。
競艇選手を目指したきっかけ
食べて遊んでダラダラ過ごしていた高校時代。そんな姿を見かねた父は”息子の刺激になれば”と、日頃から足を運んでいたびわこ競艇場に連れていきます。
幼い頃に観戦した記憶はあったそうですが…
ボートレースを久しぶりに見て、めっちゃカッコイイと思った。
思惑通りに事が進み、高校在学中にボートレーサー養成所を受験することに。その結果、1度目の試験で見事合格したのです。
合格の報せを聞いた父は「まじか!」と本人以上に大喜び!一度は夢を諦めた藤原仙二でしたが、17歳にして新たな人生の幕開けとなりました。
ボートレーサー養成所の成績
2021年春、同期では下から4番目の年少(17歳)で養成所へ入所。また、実力者揃いの期でしたが、厳しい訓練を耐え抜き卒業を果たしています。
養成所のリーグ戦成績は、勝率6.25・優出3回。
優勝およびデビュー後のB1級斡旋対象者には選ばれなかったものの、第1戦から3連続優出と優秀な実績といって良いでしょう。
130期は51名の訓練生が入所し、その内卒業できたのは27名。
同期(130期)主な選手
藤原以外で注目されているのは、養成所チャンプの中山翔太、養成所リーグ勝率7点台の塚越海斗。
その他、勝率上昇中の西丸侑太朗・荒木颯斗など、今後が楽しみなルーキーが多数在籍。
女子で活躍が目立つのは、両親が共にアスリートという静岡支部の本田愛。レースぶりに荒さはありますが、近いうちにA2級昇格を果たすはずです。
師匠は滋賀支部109期「丸野一樹」
藤原仙二の師匠は、滋賀支部に所属する109期レーサー「丸野一樹」。
2019年のびわこ周年を皮切りに、これまで6度のG1制覇。良からぬ噂も浮上していますが、紛れもなく艇界を代表するトップレーサーの1人です。
師弟関係が発覚したのは2023年1月頃。丸野のYoutubeチャンネルに藤原が登場し、その動画内で弟子入りした経緯などを話しています。
デビューして半年になるんですけど、この間「師匠にしてください」と言われまして…
カッコ良かったというか、ボートに対しての考え方が凄く熱心で、その姿に憧れてお願いしました。
愛弟子(初弟子)ということもあるでしょうが、これ以上ないほど褒めちぎるほどの高評価。
ターンはもう絶品!むちゃくちゃ上手いからね。
デビュー前の練習時、水面がめちゃくちゃうねってたんですよ。そんな中で全速ターンしまくってて、馬場(貴也)さんに「あのターンできます?」と聞いたら「俺ちょっと無理やわ」ってw
それぐらいデビュー前から普通の奴とは違うなぁと。気持ちをコントロールできればA1級昇格、G1出場はすぐ!
あの丸野一樹から絶賛される逸材。いずれはSGで師弟対決が見れるかもしれませんね!
藤原仙二の父親・彼女・年収・SNSなど
あまり報じられない「藤原仙二のプライベート」を深掘りしていきます。
父はJRA調教助手「藤原吾郎」
藤原仙二の父親は、橋口慎介厩舎に所属する日本中央競馬会(JRA)の調教助手。
かつてはクラシック二冠牝馬のベガ、3つのG1を勝ったアドマイヤムーンなどを管理した栗東の名門・松田博資厩舎に所属。また、G16勝の名牝ブエナビスタを担当していたことでも知られています。
父の吾郎さんは昔柄の競艇ファン。さらに、親交のある滋賀支部のレーサーが多数いるらしく…
「滋賀支部の選手はみんな人間性が素晴らしいし、息子にはボートレーサーになってほしかった」というのが本音だったとか。
JRA「今村聖奈・角田大河」は同級生
小中学校時代の同級生、そして乗馬学校も一緒だった現役JRAジョッキーが2人います。
1人は栗東・寺島良厩舎所属の「今村聖奈」。2022年7月CBC賞(G3)で1着となり、JRA女性初の重賞初騎乗&初勝利を達成しました。
もう1人は、栗東・石橋守厩舎の「角田大河」。2001年日本ダービーを制した角田晃一調教師の二男です。
同じ公営競技で活躍する同級生に対し…
彼らの活躍はモチベーションになる。まだ足元にも及ばないけど、最終的には僕の方が稼げるように、活躍できるように頑張ります
というか、小学・中学で同じ学校に通っていた幼馴染が、3人も公営競技にいるなんて凄すぎるw
今村聖奈はまさか彼女?
競馬ファンならご存じの通り、今村聖奈はアイドル並みの可愛さを兼ね備えた人気騎手。男なら誰しも恋焦がれる存在ですが、SNSでは「藤原仙二の彼女?」といった声もちらほら。
そのような憶測が囁かれたきっかけは以下のツイート。
ほほを赤くして酔っぱらっている様子の今村聖奈と、デレデレしている風に見える藤原仙二の2ショット。
てか彼氏自慢やんか笑
— かじかじ1224@量産型リコ続編シリーズ化希望 (@kajikaji3724) June 25, 2024
デートですか?
— タカヒロ (@DJh7hdMFDTgO6Af) June 25, 2024
まぁそうなるわな(笑)もちろん、幼馴染の優勝を祝っているだけの可能性もありますが、ボート界の出世頭が彼氏(旦那候補)ならまさしくwinwinですし。
あ、全て憶測ですので。ファンの方はどうか怒らないでください。
藤原仙二の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2022年 | 2,950,000円 | 1551位 |
2023年 | 12,980,000円 | 1063位 |
2024年 | 8,570,000円 | 827位 |
デビュー以降に稼いだ獲得賞金の一覧です。
競艇選手になってわずか2年で年収1000万円超え。2024年はさらに成績を伸ばしており、ボートレーサーの平均年収(約1900万円)に届きそうな勢い!
お忘れかもしれませんが、この情報をお伝えしている時点の藤原仙二は若干20歳。紹介していて少し悲しい気持ちになります…
藤原仙二のSNS(インスタ・X)
藤原仙二が運用するSNSは「ツイッター(@fujiwaraaa5255)」のみ。
ボートレース関連の投稿がメインで、たまにプライベートを呟く感じ。プロフィール欄には「劇団ひとりさんの公式Twitterではございません」の一文。確かに、見る角度によって雰囲気がそっくりw
美人レーサー「日野未来」推し?
藤原仙二のXを見ていると、とある競輪選手のリポストが沢山。その選手とは…
ガールズケイリン界を代表する美人レーサー「日野未来(ひのみらい)」。
2010年に中原未來としてアイドルグループで芸能界デビューし、グループ卒業後はグラビアアイドルに。そこから競輪選手に転向した異色の経歴。
藤原仙二はそんなアイドルレーサーを熱心に応援しているので、さすがに”今村聖奈の彼女説”は無理があるかも。
今村聖奈と交際していた場合、SNSで堂々と推し活はしないよなw
デビューから現在までの成績
藤原仙二のキャリアはまだ始まったばかりですが、デビュー以降の成績を振り返っていきましょう。
デビュー節で2着!しかし、F2を切り窮地に
2022年5月21日、地元びわこでプロデビューを飾った藤原仙二。
デビュー節はいきなり4度も舟券に絡む活躍。最終日第6レースでは、展開をついて2着に入って万舟券(3連単123,070円)を演出しました。
”初勝利は時間の問題”と期待された中、2節目の常滑で痛恨のフライング。さらに、5節目のびわこでも2本目を切ってしまい、全ての斡旋が終わった10月から60日のF休みとなります。
2023年元日にデビュー初勝利
フライング2本で委縮するかと思いきや、2023年正月開催(丸亀)で待望の初勝利を達成します。
大外6コースからコンマ13でスリットを通過。さらに上を行く草場康幸が内へ切り込み、後続を5艇身ほど突き放してトップ独走。藤原は3艇が競り合う2着争いのはずでしたが…
ターンマークごとに猛然と差を詰めていき、2周2マークで差しを入れて並走状態に。そして、3周1マークで完全に振り切り、まさかまさかの大逆転勝利!
草場がミスをした訳ではなく、藤原仙二の実力で勝ち取ったデビュー初勝利と言えるでしょう。
ちなみに、この日は極寒の1月1日。本来なら喜びを爆発させるところですが、勝利者インタビューの第一声は「寒いですね」。終始、ぶるぶる震えていましたw
デビュー1年以内の新人がこんな”抜き”で勝利するとは…控えめに言ってヤバすぎ!
2024年6月の蒲郡でデビュー初優勝
2024年6月に開催された蒲郡一般競争(蒲郡市観光協会会長杯争奪)。
前々節に”枠なり進入”を解禁したばかりでしたが、序盤からコース利を生かした走りで上位着を量産。3日目には自身初のイン逃げ&予選トップ通過を果たします。
準優はSGレーサー「森高一真」のプレッシャーを受けながらも、イン戦を押し切って2度目の優出。
迎えた優勝戦は全て1着のイン戦。
松井洪弥の直まくりをブロックし、内差しの大場恒季も退ける完璧なターンで逃げ切り、デビュー2年1ヵ月にして初優勝をつかみ取りました。
優勝達成後の表彰式では以下のように話しています。
こんなにも素敵な場所に来させていただいて、エンジンとお世話になった先輩方に感謝の気持ちしかないです。
まさか自分が優勝できるなんて思ってなかったんで泣きそうになりました(笑)
昨日の晩はよく寝れましたって言ってたんですけど、本当は1,2時間ぐらいしか寝れてなくて、メンタルの弱さが情けなくて。実は今も足と手が震えてて、さっきちょっと休ませてもらいました。
(次なる目標は?)目の前のことに手いっぱいなので、1つのレースに集中して頑張りたいと思います。
A1級レーサーと戦える自信はついたでしょうし、ファン目線でもグレードレースで十分通用する技術力。
まずは2勝目、そしてSG・G1での活躍を期待して、今後も舟券を買わせていただきます!
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