5月9日、福岡競艇場で職員による窃盗事件の発覚。それから約1週間後の5月15日、今度は江戸川競艇場の職員が競走法違反(舟券購入の禁止)で書類送検されていたことが判明しました。
競技の透明性を保つ観点から、競艇関係者(選手・職員)は舟券購入を禁じられています。
男性が行っていた仕事は、転覆事故などが起こった時に出動する「救助艇」のレスキュー員。この男性職員(64)は禁止行為だと認識しておきながら、当たるのが嬉しくてやめられなかったらしい。
同競艇場での業務中にスマートフォンアプリを使ったインターネット投票で、総額1400円分の舟券を買ったとされる。警視庁小松川署の調べに「職員が購入してはいけないと知っていたが、ナマで毎日、選手の状況が見られ、当たるとうれしくてやめられなかった」などと供述している。
引用元:東京新聞
ちなみに、違反が発覚後、競走会の聞き取りをされ、2023年10月頃に”懲戒解雇”ではなく依願退職したようです。
なぜ依願退職?と不思議に思いましたが、おそらく事件を大きくしたくなかったのかと。それで、双方の合意による退職で事を済ませたのではないでしょうか。
報告遅れに国交省がお怒りか
競走会は昨年秋ごろまでに把握していた事件。本来は管轄の国交省へすみやかに報告すべき事案ですが、同省に報告されたは2024年4月になってから。
また、東京新聞が報じなければ我々が知ることはなかったはず。いつもの”知らぬ存ぜぬ”で隠蔽するつもりだったのかもしれません。こうした悪しき運営体制に対し国交省は…
「報告の遅れも含めて大変遺憾。競技の公平性、透明性を保つためにも、関係者には今後ともコンプライアンス(法令順守)を徹底してほしい」と。
以下の記事で紹介している通り、ここ数年の競艇界は不祥事だらけ。
西川昌希の八百長事件以外、一つたりとも公式発表していません。その為、いずれの事件も全て”疑惑”のままであり、真相については闇に葬られています。
競走会の隠蔽体質、さすがにヤバくないか?
競艇は大好きですが、こんな奴らが権力を握っていたらいつか崩壊しそう。