2024年3月15日、長期欠場中の「江崎一雄」が自身のSNSで引退を報告。その1週間後の3月21日頃、オフィシャルサイトの選手ページが削除されました。
色々と出来ることはしましたが、裁判をして復帰するしか道がなくなってしまい、正直資金面での体力などを考えると難しい状況です。
裁判をしてても5年以上はかけられそうで、悔しいですが別の道を歩もうと。応援して下さった方々、本当に申し訳ありません。
長きにわたって八百長の調査が続いていた中、選手ページ削除、そして現役引退。江崎本人は不正に関与していないと主張していますが、実際のところ八百長は行われていたのか?
2024年6月現在、競走会および選手会から何も発表されていません。これまで通り、引退というかたちで終結させるつもりでしょう。
ちなみに、選手生活を終えた江崎一雄は、6月6日に「麺と酒ざきお」というラーメン店をオープン。
店名 | 麺と酒 ざきお |
住所 | 福岡県福岡市中央区六本松3-9-7 |
営業時間 | 11:00~26:00 ※月曜は18時まで |
開店日 | 2024年6月6日 |
公式SNS | インスタ(mentosake.zakio) |
場所は福岡市中央区六本松交差点付近にあり、以前は「ラーメン しんちゃん」が営業していた店舗。口コミを見る限り、客席等はそのまま使用しているみたいです。
食べログやSNSでは良い評価が多数ついてるので、機会があれば一度お邪魔させてもらうと思います!
江崎一雄の八百長疑惑レース
自身のSNSで八百長を完全否定しているため、ここで紹介するのはあくまで疑惑のレース。
私個人は黒だと感じていますが、どんなに強い選手でもインから飛ぶことはありますし、弱くても1着になることがある競技。その為、江崎一雄本人が認める以外、どこまでいってもグレーなのです。
実際のレース映像を確認し、あなた自身で判断してください。
2019年1月11日(唐津競艇)
2019年1月11日の唐津一般戦。いろいろと突っ込みどころ満載のレースですw
江崎一雄は唯一のA級レーサーとしてインに座り、他は勝率3~4点台のB級選手。また、前半3走を「311」と好調だったので、誰もがガチガチのイン戦と予想。
しかし、コンマ40のあり得ないスタートに、1周2マークの無気力ターン。
その結果、大本命の江崎は着外となって263で決着。本来なら10万舟を超えてもおかしくない出目ですが、3連単の配当はまさかの16,410円(164.1倍)。
1号艇外しで大量に”ぶっ込んだ”と思うのが普通でしょう。
余談ですが、この後に実施された第5レース、あの「西川昌希」さんが強前づけで勝利していますw
2019年4月16日(下関競艇)
2019年4月16日の下関一般戦。4コースに上田龍星、5コースに石倉洋行がいたので、八百長と断定するのは難しいレース。
江崎は一番人気となった1号艇からコンマ48のスタート。1マークを回る段階で戦いに参加できず、トップスタートの上田がまくり差しで勝利。
「インが飛んだのに90倍は安すぎじゃね?」と思った方も多いはず。
ただ、このレースはカベ受けの2,3号艇に不安があり、4カドに注目ルーキーだった上田龍星。それと、イン外しのオッズに異常値は見られないため、ただ単に実力不足だっただけかも。
アウトコースに人気が集まるレースで八百長するのは効率が悪い。
2019年4月26日(福岡競艇)
2019年4月26日の福岡一般戦。下手クソなだけ、もしくは意図的に飛んだか判定がムズイレース。
3日目の最終レース(選抜戦)ということもあり、出場メンバーはまずまずの強豪揃い。そんな中、ドカ凹みすることなく”クソターン”で着外になっています。
正直、この情報だけじゃなんとも言えません。
江崎の逃げが鉄板か?と問われればそうでもないし、渡邉の一撃は十分あり得る番組。そして、イン外しにぶっ込まれた気配もないので、八百長は可もなく不可もなくといった感じ。
たまたまかもしれないけど、疑惑の多かった2019年から急激に勝率が低下している…
江崎一雄とは?
公式画像 | |
名前 | 江崎一雄(えざきかずお) |
登録番号 | 4657(108期) |
生年月日 | 1987年7月23日 |
身長/体重 | 170㎝/58㎏ |
出身/所属 | 福岡県/福岡支部 |
デビュー日 | 2011年5月9日 |
削除日 | 2024年3月21日 |
江崎一雄(えざきかずお)は福岡県出身、福岡支部のボートレーサー。
やまと学校時代に”優勝6回”という史上最高記録を残し、スーパールーキーとして2011年5月にデビュー。その節で初勝利・初優出を挙げるなど、新人とは思えない活躍を披露します。
多少時間は掛かったものの、4年目の若松で初優勝。また、2015年にはSG初出場・初勝利を達成し、誰もがスター街道を歩むと思っていましたが…
2016年以降はパッとしない成績が続き、A2級とB1級と行ったり来たり。その後、八百長疑いで斡旋が停止し、2014年年3月21日に選手ページが削除されました。
同期(108期)の注目選手
最も実績を挙げているのは、SG・G1で優出経験のある「木下翔太」。重賞タイトルはまだ獲得していませんが、108期では頭ひとつ出たトップレーサーの1人です。
その他、近年絶好調の小野達哉・上村純一らも今後の活躍が期待されています。
江崎一雄の師匠は?
江崎一雄に特定の師匠はいないようですが、藤丸軍団(ペラグループ)の「山一鉄也」らにお世話をしてもらったと言われています。
江崎一雄の弟子は「篠原晟弥」
江崎一雄の弟子は、福岡支部124期のイケメンレーサー「篠原晟弥(しのはらせいや)」。
2019年にデビューして以降、着々と勝率を挙げている期待のホープ。2023年は自己最多となる優出4回を記録し、人気と実力を兼ね備えたルーキーとして注目されています。
江崎一雄の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2023年 | 12,040,000円 | 1161位 |
2022年 | 17,400,000円 | 668位 |
2021年 | 12,830,000円 | 948位 |
2020年 | 12,640,000円 | 927位 |
2019年 | 13,030,000円 | 825位 |
2018年 | 23,140,000円 | 306位 |
2017年 | 15,910,000円 | 580位 |
2016年 | 12,560,000円 | 739位 |
2015年 | 10,220,000円 | 960位 |
2014年 | 19,490,000円 | 394位 |
2013年 | 12,560,000円 | 826位 |
2012年 | 10,980,000円 | 990位 |
2011年 | 5,780,000円 | 1360位 |
江崎一雄が現在までに稼いだ賞金額です。
5月にデビューした1年目から500万円を突破し、2014年に2,000万円弱、2018年には2,300万円を荒稼ぎ。賞金ランキング300位台まで上り詰めました。
八百長が疑われ始めた2019年から急降下していますが、2023年は8月で斡旋が停止しながら1,200万円もの賞金を獲得。
SGで活躍できた実力者だったのは間違いなし。不正した事実がないとはいえ、競艇ファンとして非常に残念です。