ボートレース界のグレートマザーこと「日高逸子」選手。2020年に3度のフライングでB2級降格し、本人曰く引退も考えていたそうです。
しかし、F休み明けの日高はやはり強かった!
復帰後から勝率をグングン伸ばし、2022年1月にA2級復帰、7月にはA1級復帰の快挙を果たします。ちなみに、60歳を超えてA1級に復帰するのは女子史上初となります。
さらに、2022年3月には尼崎競艇の一般戦において優勝しており、これがなんと最年長優勝の可能性も。既にギネス世界記録に申請しており、認定されるとまさしく世界一のグレートマザーに。
ボートレース界のレジェンドが奇跡のカムバックー。2020年秋、選手最低ランクに転落していた日高逸子(60)=福岡市=が、7月からグレードが一番高いA1級に復帰する。60歳代でのA1級への復帰は女子では初の快挙。さらに今年3月の尼崎ボートレース場での優勝は、公営競技の女子選手では最年長優勝の可能性が高く、ギネス世界記録に申請しているという。認定されれば世界一の「称号」を手にする。
出典:西日本スポーツ
20年来の競艇ファンにとって、日高選手の活躍は本当に嬉しい!50歳台を過ぎると体力的に辛いこともあるでしょうが、1日でも長く現役でいてくれることを願います。
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日高逸子の快挙はまさしくグレード
ボートレース選手は1年に2回、独自に決められた成績に応じて4つの階級(A1級・A2級・B1級・B2級)に振り分けられます。
この制度を「級別審査」といい、昇格または降格ギリギリの選手にとって生活に大きく影響してきます。
というのも、全ての選手は「勝つこと=賞金を稼ぐ」を目標としており、階級によってこの賞金額に大きく影響してくるのです。
ボートレーサーの階級制度
ボートレーサーは全体で約1,600名。その内、勝率などの条件をクリアした上位20%がA1級、次いでA2級・B1級・B2級となります。
選手数から換算すると、A1およびA2がそれぞれ約320名、B1が約800名、B2が約160名。勝利ボーダーは毎年変動しますが、上位ランクになるほど”強い選手”と思って間違いではないでしょう。
そして、階級が最も影響するのはグレード別の出場資格。
年間開催数 | 優勝賞金 | |
---|---|---|
SG | 8回 | 1,700万~1億円 |
G1 | 35回前後 | 480万円~ |
G2 | 8回前後 | 450万円~ |
G3 | 50回前後 | 105万円~ |
一般戦 | 毎日 | 74万円~ |
グレードによって受け取れる賞金は大きく異なり、誰もがより高いグレードレースで稼ぐことを目標にしています。
しかし、賞金額の高いSG・G1・G2に限っては、最低でもA1級であることが条件。いくら強くてもB級だと出場すらできません。
このことを理解しておくと、日高逸子のB2級降格がいかに辛いことか分かるはず。
B2級への降格は「地獄のはじまり」
日高選手は以下のフライングによってB2級へ降格。
- 2020年5月~若松競艇(非常識なフライング)
- 2020年7月~蒲郡競艇(.01のフライング)
- 2020年8月~芦屋競艇(.01のフライング)
上記フライングでF3となってしまい、2021年よりB2級陥落が確定。A1級の華やかな舞台を経験した選手にとって、B2級から始めることは「地獄のはじまり」といっても過言ではないでしょう。
もちろん、日高選手はこれまでに10億円以上稼いでいるので、お金に困ることはないでしょう。
ただ、B2級だと競艇場から斡旋されにくくなるため、勝率を上げる機会がそもそも少なくなってしまうのです。
そういった事情もあって、B2に落ちた多くの選手は引退することも少なくありません。
F休みが解けてA2級昇格後、さらなる試練が…
F休みが解け2021年にレース復帰。序盤は思った走りをできずに苦しみますが、徐々にレース感覚を取り戻していきます。
そして、2022年前期に向けての級別審査において、83回の出走で勝率5.57を記録。奇跡的にA2級の条件をクリアします。
「B2のままだと、出場機会も少ないので、A2になりホッとしている」
本人がこう語っているように、後期にはA1級昇格する可能性が見えてきた中、まさかの子宮に異常が見つかる事態に。結果は良性でしたが、自身のブログで「子宮全摘と卵管切除」したことを報告。
B2になっただけでも過酷な試練なのに…。
常人なら仕事を辞めて余生を過ごすところですが、日高逸子という女性はやはり想像以上のグレートマザーでしたw
手術後とは思えない活躍を見せ、2022年11月~翌年4月の審査でA1級昇格条件をクリアします。
ちなみに、尼崎オールレディース(2022年3月)の優勝は60歳5ヵ月。自身が持つ女子最年長優勝記録(58歳9ヵ月)を更新しており、60歳超えということでギネス世界記録に申請しています。
62歳までは現役続行してくれそう!
史上最高齢の女子レーサーとして活躍した「鵜飼菜穂子」選手が61歳で引退。代わりに最高齢となった日高逸子選手は、62歳までは現役を続けると目標を掲げています。
2022年7月にはA1級復帰を果たし、グレードレースにもまた出場することでしょう。
はたしてどんな活躍を見せてくれるのか?競艇をはじめた当初からのファンとして、全力で応援したいと思います!
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