7月13日現在、2024年は既に4勝達成。3月の丸亀G3で今年初Vを果たすと、5月の住之江、7月には宮島・浜名湖と2節連続優勝の快挙。
近況絶好調をキープしており、2025年前期の適用成績は「勝率8.21」。期別ごとの勝率ランキングでは女子1位・全体3位。
あまり目立つ選手ではありませんが、紛れもなく女子界トップクラスの敏腕レーサー「三浦永理」。
巧みなハンドル捌きと優れた実績から”テクニカルエリー”の異名を持ち、2012年にはクイーンズクライマックスで初代女王に輝いた名選手です。
ただ、2017年のQCを最後に2年間もの長期欠場。ネット界隈では引退説なども囁かれた時期もありました。
そんな三浦永理について、女王に君臨するまでの道のりや、結婚・旦那・師弟関係などプライベートをまとめて解説します。
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三浦永理とは?
三浦永理は静岡県沼津市出身、静岡支部のボートレーサー。仲間内では”えりちん”というあだ名で呼ばれています。
最終学歴は加藤学園高等学校卒業。双子の姉「由理」さんと同じ高校でソフトボール部に属し、お互いレギュラーとしてインターハイに出場経験あり。
三浦永理の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 三浦永理(みうらえり) |
登録番号 | 4208(91期) |
生年月日 | 1983年2月2日 |
身長/体重 | 157cm・47kg |
出身/所属 | 静岡県/静岡支部 |
デビュー日 | 2002年11月23日 |
三浦永理の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけは?
競艇選手を目指したきっかけは公表していませんが、三浦永理は元々アスリート少女。
ソフトボール部に所属していた加藤学園高校時代。双子の姉「由理」さんが主将兼ショート、永理は2番セカンドで共にレギュラー。姉と二遊間コンビで活躍し、2000年夏のインターハイに出場しています。
後の取材では「先輩からの理不尽な指導もあって、それでメンタルは鍛えられましたね」と回答。その時の経験が競艇界でも活かされているのでしょう。
やまと学校時代の成績
2001年秋に91期訓練生として養成所へ入所し、リーグ勝率は4.25。準優進出はできなかったものの、無事に1年間の課程を終えてプロデビューを果たします。
なお、卒業した同期32人の中で女子は3名(三浦永理・長嶋万記・川邉加奈子)のみ。
同期(91期)の主な選手
91期で最も活躍している選手は「山口剛」。2008年のG1ヤングダービーを皮切りに、2010年はクラシックでSG初制覇。これまでG2以上で14回のVを飾っています。
その他、山口に続いて松下一也も2009年新鋭王座で優勝。西山貴浩の師匠でもある川上剛は2015年九州地区選手権覇者。
同じ静岡支部の長嶋万記は、2023年に2つのG2(レディースオールスター・レディースチャレンジC)を制した女子界トップの実力者です。
師匠は静岡支部64期「服部幸男」
三浦永理の師匠は、同じ静岡支部に所属する64期レーサー「服部幸男」。
史上最年少の21歳でSGタイトルを獲得し、1997年には26歳でグランプリを制したレジェンドレーサーです。
ちなみに、服部の弟子は三浦以外に「佐々木康幸・深谷知博・長嶋万記」の計4人。いずれもトップ層で活躍する選手に育て上げました。
弟子は21年4月に引退した「勝又桜」
三浦永理の弟子は、静岡支部114期レーサーの「勝又桜(かつまたさくら)」。同じ沼津市の出身、そして加藤学園高校の後輩でもあります。
2014年のデビュー当時「目標とする選手は三浦永理選手」と話していましたが、パットした成績を残すことができず。
そんな中、2019年6月に敏腕ルーキー「板橋侑我」と結婚。その後、妊娠・出産で産休へ入ったまま、復帰することなく2021年4月、自身のSNSで引退を報告しています。
上記画像は引退前に夫のインスタで公開されたマタニティーフォト。※現在はアカウント削除済み。
三浦永理の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2012年 | 41,040,000円 | 44位 |
2013年 | 36,610,000円 | 57位 |
2014年 | 30,500,000円 | 107位 |
2015年 | 27,860,000円 | 121位 |
2016年 | 20,630,000円 | 329位 |
2017年 | 25,730,000円 | 201位 |
2018年 | 欠場 | |
2019年 | 欠場 | |
2020年 | 21,490,000円 | 427位 |
2021年 | 29,570,000円 | 202位 |
2022年 | 27,980,000円 | 264位 |
2023年 | 40,020,000円 | 96位 |
2024年 | 25,546,000円 | 63位 |
女王に輝いた2012年以降の獲得賞金一覧です。
年収4000万円以上を2度も突破し、2012年は全体の賞金ランキングで自己最高の44位。女子レーサーでこれほど稼いでいるのは僅かしかいません。
情報はないけど、豪邸に住んで超高級車を所有してそう。
守屋美穂と不仲説あるけど事実?
Googleで三浦永理をググった際、サジェストワードに「守屋美穂」が出てきます。
また、ネット上には誤った認識に誘導している動画もあり、2人には確執がある?不仲なのか?といった見方をしている人がいる模様。
視聴すれば分かりますが、あくまで”ネタ”としてつけている釣りタイトル。不仲を裏付ける事実はないのでご安心くださいw
三浦永理の結婚・旦那・産休など
同期の長嶋万記とは対照的に、レース以外の情報がほとんど出てこない三浦永理。はたしてどんな生活をしているのか?
同期「吉島祥之」と2016年8月に結婚
2016年8月22日、愛知支部の同期「吉島祥之」と結婚。※以下はスポニチの取材で話した内容。
同期でお互いに酒が好き。よく飲んでいて、付き合うようになりました。1年半の交際でこのたび結婚しました。
2人で仲良く楽しい家庭を築いていきたい。レースは今まで通り、精いっぱい頑張ります。
2人とも無類の酒好きで、1年半の交際を経て吉島が32歳の誕生日を迎える日に合わせて婚姻届を提出したようです。
上記画像はグランジ大さんが公開した夫婦同士の貴重な写真。
2018年から長期欠場。当時は引退の噂も
2018年1月、何の前触れもなく突然の長期欠場。約1年半前に結婚していたので”妊娠・産休”だったのでは?と予想していますが、関連することは未だに語られていません。
当時、産休であれば1年もすれば復帰すると思われていた中、待てど暮らせどその気配はなし。その為、ファンの間では…
「三浦永理って引退してしまったのか?」
そうした声が至る所で囁かれていましたが、丸2年が経った2020年1月の浜名湖で復帰。
女子界を代表する人気選手だし、せめて欠場理由ぐらい公表してくれないと…。まぁ、何より戻ってきてくれて良かったですけど。
多分”出産・産休”だろうけど、子供などについては不明のまま。
艇界屈指の酒好き(特にビール)
三浦永理はとにかくお酒が大好き!趣味は「お酒を飲むこと」と話しており、記憶がなくなるまで飲むこともしばしば。
特に好きなのはビールで、レースが終わって管理解除になった瞬間から飲みたい衝動に駆られるらしいw
遠征先からの帰りは新幹線に乗る前から缶ビールを飲みはじめ、最寄りの浜松駅に着くまでひたすら飲み続けているとか。また、後輩の「渡邉優美」とはビール好きが仲良くなるきっかけだそうです。
三浦永理のSNS(インスタ・X)
三浦永理のSNS(インスタ・Xなど)は一切し。
自分からプライベートを明かすことがないので、稀に出演するYoutube動画や、レーサー仲間などのSNSでしか情報を得られません。
そして、YouTubeの出演はすべて「お酒の場」。ビールが飲める設定であれば、今後もレース以外の面白い話がいろいろ聞けるかもしれませんw
デビューから現在までの実績
2002年11月23日のデビューから現在までの実績をまとめておきます。
2003年3月の多摩川で初勝利
三浦永理の初勝利は、2003年3月22日の多摩川4日目1R。
5コースからコンマ33と出遅れますが、4コース池田幸美がさらに凹んだことでチャンス到来。
新人らしいまくりが決まりで先頭に立ち、1着を死守してデビュー初勝利。42走目にして初1着の水神祭を挙げました。
初優勝は2007年11月の宮島
2004年4月の浜名湖女子リーグで初優出。勢いそのまま2005年に優出2回、2006年には優出3回と成長を遂げ、2007年後期はA級の仲間入りを果たします。
そして、好調を維持した状態で挑んだ2007年11月の宮島女子戦。
予選8走をオール3連対でまとめ、準優も鉄壁の逃げで1着とし、自身初の優出1号艇をゲットします。
田口節子・魚谷香織・平山智加らが外に構える優勝戦。プレッシャーを感じさせない抜群のスタート(コンマ04)からイン戦を押し切り、デビュー4年11ヵ月で悲願の初Vを達成しました。
初代クイーンズクライマックス女王に(2012年)
2008年の女子王座決定戦(レディースチャンピオン)でG1初出場。2008年後期には初のA1級昇格を果たし、いよいよビッグタイトルを狙える位置まで駆け上がります。
その時が訪れたのは”女子版のグランプリ”として、2012年12月に新設されたG1賞金女王決定戦(クイーンズクライマックス)。
トライアル3走を「313」で突破。優勝戦は3コースから鋭いまくり差しで先頭へ立つと、2マークの競り合いを制して1着でゴール。
20代最後の年にG1初優出&初優勝、クイーンズクライマックス初代女王に輝きました。
優勝賞金が今ほど多くなかったため、女子賞金ランキングでは田口節子に一歩届かず。ただ、この年の”優秀女子選手”に選ばれ、名誉ある初代女王の名を競艇史に残しています。
過去大会の歴代優勝者など、クイーンズクライマックスについて以下の記事で紹介しています。
2013年クラシックでSG予選突破
2012年の賞金女王決定戦Vにより、翌2013年の平和島SGクラシック出場権を獲得。それまでもSGは5度出場していましたが、全くとして結果を残すことができず。
以下は、初出場から2013年クラシックのSG戦績。
年 | SG競争 | 結果(着順) |
---|---|---|
2010年 | GPシリーズ | 予選敗退(6666461) |
2011年 | ダービー | 予選敗退(4失665551) |
2011年 | GPシリーズ | 予選敗退(46636426) |
2012年 | クラシック | 予選敗退(45554665) |
2013年 | クラシック | 準優進出(254312336) |
過去4回のSGとは打って変わって、2度目の出場となったクラシックでは絶好調!4日目には毒島誠のイン戦を直まくりで勝利し、最高峰のSG競争で初めて予選を通過しました。
注目が集まった準優は、5コースから届かず無念の3着。初優出は逃しましたが、改めてトップクラスの実力を証明した一戦と言えるでしょう。
2015年QC優勝戦でフライング
2015年は6Vで年間勝率を7.20まで引き上げ、2度目のクイーンズクライマックス制覇に最高のかたちで乗り込みます。
賞金ランキング6位で選出された三浦は、トライアル3走を「312」の成績で1位通過。優勝戦はポールポジションを獲得し、あとは逃げ切るだけだったのですが…
まさかの痛恨すぎるフライング。
断然人気だった1号艇のF、さらには年末最後の大一番とあって、同レースの返還額は10億円超え。史上12番目の不名誉な記録となりました。
史上最高の返還額は約41億円。2021年グランプリ優勝戦、峰竜太がやらかしたレース。
「テクニカルエリー」と呼ばれる理由
- 逃 げ:46回
- 差 し:10回
- まくり:8回
- ま差し:5回
- 抜 き:10回
2~6コースで28勝を挙げており、内外問わず幅広い攻めを披露しているのが分かります。また、抜きの1着が10本あるのも、テクニカルエリーと呼ばれる所以でしょう。
ターンマーク手前の素早い判断力と、巧みなハンドルワークが強みの三浦永理。自在性の高さは女子界で5本の指に入るはず。
女子2人目の「24場制覇」まで残り4場
2017年・2018年の欠場から調子を落としていましたが、2022年3月宮島ヴィーナスシリーズで久々の優勝。
それ以降、全盛期を感じさせる強さを取り戻し、2023年はレディースチャンピオン・レディースチャレンジカップ・クイーンズクライマックスの3つで優出。
目指すは2012年以来のビッグタイトルですが、その裏でもう1つ大きな目標達成が近づいています。
それは、長い歴史において女子レーサーで「田口節子」しか成し得ていない24場制覇。
残すは江戸川・平和島・津・芦屋。いずれの場も苦手意識はないようで、4回以上の優出を経験があります。よって、快挙達成は時間の問題かもしれません。
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