2024年5月1日開幕のオールスターにおいて、デビューから7年6ヵ月の月日を経てSG初出場。そして3日目第1レース、イン戦を押し切ってSG初勝利を達成。
三国の男女混合戦において、G1覇者らを相手にイン速攻を決めて優勝。通算6勝目、男女混合では2度目のVを飾った。
2016年秋にデビューし、まだ浅いキャリアながら急成長している「西橋奈未」。
美人&かわいいルックスはもちろん、若手らしからぬターン技術と負けん気の強いメンタルは女子トップクラス。また、同僚からの評価も高く、今後が期待される注目レーサーの1人です。
2020年の初優勝を機にブレイクを遂げ、勝率も獲得賞金もうなぎのぼり。今の調子をキープできれば、近いうちにビックタイトルを獲得するはず。
そこで今回は、これまでに西橋奈未が残した競争成績をはじめ、デビューのきっかけ・結婚や彼氏・趣味などまとめて紹介します。
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西橋奈未とは?
西橋奈未は石川県金沢市出身、119期のボートレーサー。
2度目の試験で養成所に入所。2016年11月にデビューし、約半年で初勝利、2020年に男女混合戦で初優勝。2021年にはレディースチャンピオンでG1初優出を果たしています。
西橋奈未の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 西橋奈未(にしはしなみ) |
登録番号 | 4961(119期) |
生年月日 | 1996年7月19日 |
身長/体重 | 155㎝/45㎏ |
血液型 | B型 |
出身/所属 | 石川県/福井支部 |
西橋奈未の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご確認ください。
高校時代は弓道部に所属
中学を卒業後、石川県立工業高校の機械システム科に入学。部活は”剣道部 or 弓道部”で悩みますが、人があまり選ばない弓道部にしたそうです。
弓道はひたすら自分との戦い。集中力の塊みたいなところがある
幼い頃から運動神経は抜群だった西橋奈未は、石川県の大会(団体戦)で上位入賞。ボートレースも個の力で戦う競技なので、弓道で培った集中力が強メンタルに繋がっているのかもしれません。
競艇選手を目指すきっかけ
2年生の時、家族で三国に行ったんです。6月でした。夢中になっていましたね。広い水面やそこを走るボートのモーター音、そして水しぶきにとても感激した。
高校生の時に家族で行った三国のレースがきっかけとなり、ボートレーサーにあることを決意します。
その1ヵ月後、三国のペアボート試乗会に参加。「ボートの操縦は不安定なのに、こんなスピードで走っているのか」と驚きながらも魅力に嵌ってしまい、高校3年生になってからも2度試乗したそうです。
後に師匠となる「藤堂里香」との出会い
ペアボートに参加していた際、西橋奈未の人生に大きく影響する出会いがありました。その人物とは、デビュー後に師匠となる「藤堂里香」。
三国のトークショーに出演していた藤堂に対し、トレーニング方法・受験対策・操縦試験の注意点など、積極的に話しかけていろんな質問をぶつけたといいます。
藤堂が丁寧にアドバイスを送ってくれた甲斐あって、西橋奈未は2回目のチャレンジで養成所試験に合格。119期生としてボートレーサーへの切符をつかみました。
同期(119期)の注目選手
119期はいろんな面で豊富な期。
トップレーサーに交じって活躍を続ける「黒野元基・井上忠政・中村魁生」や、頭角を現し始めている「實森美祐」。
そして、美人すぎるママさんレーサーとして男性人気の高い「土屋南・福岡泉水」など、話題性溢れた同期が沢山います。
西橋奈未はこの中でもルックス&実力面で上位クラス!特に競争実績では最も期待された逸材です。
西橋奈未の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 29,080,000円 | 18位 |
2022年 | 20,291,000円 | 41位 |
2021年 | 24,591,300円 | 27位 |
2020年 | 23,788,000円 | 22位 |
2019年 | 12,630,000円 | – |
2018年 | 11,660,413円 | – |
2019年までは勝率4点台でしたが、初優勝を果たした2020年あたりから急成長。勝率6点台&A級初昇格すると、年収も2000万円以上に倍増しています。
第12回クイーンズクライマックスシリーズでは、ほぼオール2連対で同大会初制覇!次年度以降のQC本戦出場が期待されます。
西橋奈未のプライベート情報
レースでは見せないかわいい素顔や、結婚や理想の男性像、日常を知れるSNSを紹介します。
西橋奈未の美人&かわいい画像集
ご覧の通り、水上の格闘技をしているとは思えない美しさ。
「ボートレーサー試験はルックスも関係あるんじゃ…」と勘違いしてしまうほど、近年の女子レーサーは可愛い子ばかり。女子戦の売上が好調なのは、こうした美女も多少は関係してそう。
今や競艇に欠かせない美人レーサーたち。推しをお探しの方は以下の記事も合わせてご覧くださいw
結婚・彼氏の情報はなし
人気女子レーサーのプライベートで最も関心が高い「恋愛・結婚」に関する話題。西橋奈未の関連情報を探ってみましたが…
現在はまだ独身、さらに彼氏がいるような噂は一切挙がっていません。
競艇界では20代半ばで結婚、出産という選手も珍しくない業界。また、選手同士の結婚も多く、同期の「土屋南」は10個ほど年上の”佐藤翼”と2020年に結婚しています。
ほとんどのケースは電撃結婚なので、美人レーサーの西橋奈未も標的になっているのは間違いないはず。
艇界屈指の歴女!理想のタイプは新選組
西橋奈未は学生時代から代の歴史好き。博物館に行ったり、歴史にまつわる地に足を運んだりすることもあるほど。
中でも特に心惹かれているのは、幕末に活躍した「新撰組」。蒲郡競艇場のYouTube「勝ガマ」で、彼氏にしたい新撰組メンバーを聞かれたところ…
レース場で着ているカッパも新撰組デザイン(笑)
幕府への忠誠を胸に、最後まで刀を振り続けた新撰組の姿にはただ「かっこいい」のひと言だと西橋本人は話しています。
日常を覗けるSNSアカウント
西橋奈未のSNSは「ツイッター・インスタ」の2つ。
ファンならどちらもフォロー必須ですが、更新頻度が高くより多くの情報を得られるのはツイッターです。
上記に紹介したようなかわいい写真もSNS(インスタ・ツイッター)に沢山アップされているので、繋がっていない方は今すぐフォローしておきましょう!
西橋奈未のデビューから初優勝まで
西橋奈未は2015年秋に119期生で養成所へ入所し、リーグ戦勝率は5.38とまずまずの成績。卒業後、デビュー初戦は地元三国の水面に決まりました。
デビューは地元三国の一般戦
西橋奈未のデビュー日は2016年11月17日、三国競艇場の一般戦4日間シリーズ。
記念すべき1走目は、男子選手5人を相手にした厳しい戦い。大外6コースからの進入でしたが、コンマ33の出遅れたスタートで6着に敗れています。
その後はスタートこそ徐々に合わせられるようになったものの、レースに参加することはできず。デビュー節は「66転666」というプロの洗礼を浴びる結果に。
初勝利は”3連単32万円”の大波乱
2017年に入ってからも全く成績を残せない中、待望の初勝利は2017年4月、デビュー8節目となった唐津のヴィーナスシリーズ。
予選で6着が1本のみと健闘を見せ、迎えた5日目に6コースからコンマ09のトップスタートを決めます。
外枠3艇が好スタートで内を飲み込む形となり、西橋は展開を読んでまくり差しを敢行。これが見事に決まって先頭まで突き抜け、デビュー64走目で嬉しい水神祭を達成しました。
3連単は特大万舟券となる326,870円。現在の西橋奈未では考えられない人気薄だったのでしょう。
混合戦オール2連対で初優勝
西橋奈未はデビューから2期でB2級を脱出。進入コースの縛りが消えてからは勝率が飛躍的に伸び、2020年後期から目標のA級に昇格。
そして、悲願の初優勝が訪れたのは、2020年11月の芦屋一般混合戦。
前節の徳山(優出3着)から好調を維持して「21222」の予選トップ通過。準優はコンマ19、優勝戦もコンマ13で危なげないイン戦を披露。
2022年にG1マスターズチャンピオンを制した「上平真二」、同じくG1覇者「渡邉和将」といった記念レーサーを相手に、男子顔負けの走りで初優勝を飾りました。
レース後に「混合戦で優勝するのが夢だった」と話している通り、男子レーサーを打ち負かしての初優勝は喜びもひとしおだったことでしょう。
西橋奈未の強さが分かるレース映像
優勝回数は数えるほどですが、実力的には「女子トップ級の素質」という声も多く聞かれます。
その強さを証明するのが道中の逆転劇。大好きな新撰組隊士のように、どんな状況でもあきらめずに走り抜く姿勢が勝率アップに繋がっているはず。
ベテラン2人を玉砕(2021年徳山)
垣内清美、谷川里江、金田幸子のベテラン勢が相手となった、徳山G3オールレディース2日目。
西橋奈未はスタートを決めて1周バックで先頭に立ちますが、2マークで3号艇の谷川に抜かれて3番手に後退。 しかし、2周1マークで艇を外に回しチャンスを待つ展開に。
ここで前を行く垣内と谷川が競った内側にスペースができ、飛び込んだ西橋の差しが入って再逆転に成功。ベテラン相手の不利な状況でも焦らず立ち回り、1着を奪い返した印象的な一戦でした。
大山千広との競り合いを制す(2021年徳山)
上記の逆転劇を魅せた2日後のレース。
1号艇小野生奈のイン逃げが成功し、まくり差しを決めた5号艇が早々に2番手を確保。西橋奈未と大山千広の3番手争いに注目が集まります。
2周目ホーム側では内外から激しく艇をぶつけ合い、1マークで先に回った大山が一歩リード。不利な状況でも諦めることなく、最大5艇身あった差を3周1マークで一気に詰め寄ります。
バックで舳先を入れて優位に立つと、最終ターンマークで逆転に成功。熾烈をきわめた競り合いを制し、見事な大物食いをやってのけたのです。
形勢逆転で優勝(2022年戸田)
デビュー2回目の優勝となった2022年11月の戸田ヴィーナスシリーズ。この戦いにおいて、通常ではあり得ない逆転劇を披露します。
優出1号艇を獲得した西橋でしたが、トップスタートを決めた高憧四季にまくり切られる展開。さらに、引き波にハマって大きく減速してしまい、絶体絶命の状況。
しかし、驚異的な立て直しを図り、2マーク手前で高憧の艇に舳先を入れるまで詰め寄る伸びを見せます。
2周1マーク以降は高憧の反撃を許すことなく1着でゴール。
めちゃくちゃ本当、なんとか逃げきれて…逃げれてないな(笑)なんとかモーターのおかげで優勝できて良かったです!
モーターの後押しもあったでしょうが、並のレーサーなら1マークで諦めていたレース展開。その状況を覆した西橋奈未を賞賛すべきかと。
将来有望な西橋奈未の成長曲線
どのコースからでも自在に攻めるセンスの良さで勝率を上昇し続けている西橋奈未。近い将来、女子タイトル獲得および賞金女王に輝いている可能性は十分あり得ます。
以下は直近5年の成績。※23年は途中経過
年 | 勝率 | 3連対率 | 優出/優勝 |
---|---|---|---|
2019年 | 4.89 | 45.4% | 1回/0回 |
2020年 | 6.34 | 67.2% | 4回/1回 |
2021年 | 6.36 | 66.1% | 7回/0回 |
2022年 | 6.91 | 72.3% | 7回/1回 |
2023年 | 7.40 | 74.6% | 5回/2回 |
2021レディースチャンピオン初優出
初めての大舞台となった2021年の浜名湖レディースチャンピオン。
準優は5コースからトップスタートで2着に食い込み、自身初のG1タイトル優出を果たします。
優勝戦は大外6コースからの展開待ちでしたが、遠藤エミが盤石のイン戦成す術なく。ただ、同期一番乗りでG1初優出を達成しただけでなく、女子トップクラスの実力を証明しました。
顔面10針縫うケガも驚異の回復力で克服
2022年8月のびわこ一般戦2日目。引き波に乗って転覆し、顔面10針縫う大怪我を負ってしまいます。
琵琶湖での転覆妨害、本当にすいませんでした。事故により顔面10針縫うけがをしてしまいました。眉間付近という目立つところに大きな傷を負ってしまい、精神的にきてます…
幸い、傷口の回復は早かったものの、女性にとっては非常に辛い場所。「しばらくは外も出たくないほど大きなショックを受けた」という情報もあります。
そんな精神的に落ち込んでいる中で、2週間後の福岡から戦線復帰。同じびわこで開催された10月のオールレディースでは優出も果たしたのです。
存在感を示した地元三国G1記念
2023年の3月、初めて地元記念G1(北陸艇王決戦)の斡旋を受けます。
地元福井の大黒柱・今垣光太郎や峰竜太、濱野谷憲吾などSGレーサーが集う中、それでも西橋は初日から男子相手にも強気の走りを続けて見事に準優進出を果たします。
特に圧巻の強さを発揮したレースがこちら。
ほぼ横一線のスリットながら、1号艇入海馨をツケマイで沈めて1着。お世辞抜きでトップレーサー並みの凄技だと思います。
準優は4コースから惜しくも3着に敗れますが、6日間走って節間2勝で、6着ゼロの大健闘。「西橋奈未」という名を全国区にした大会といっても過言ではないでしょう。
女子戦で8連勝&4度目のV
2023年2月に2勝目を挙げたばかりの西橋奈未は、4月の女子戦でも圧巻の強さを魅せつけます。
クセのある福岡の水面を難なく乗りこなし、予選2日目後半から怒涛のピンラッシュ。1着は優勝戦のイン逃げまで続け、自身4回目の優勝は8連勝でフィニッシュ。
福岡ヴィーナス優勝できました。パワフルな走りができて良かったです。うねりに抵抗感ありましたが、苦手意識払拭できたし、すごく気持ち的にも上積みできた気がします
前半3走がもし1着だったら完全優勝。控えめにいってヤバすぎw
2023年SGオールスターは予備1位
オールスターの中間発表順位にビックリです…🥹✨
— 西橋奈未 (@Nami4961Racer) February 3, 2023
たくさんのご投票本当にありがたいです。
女子の枠数も限られてるみたいなので、出場できるかは分かりませんが この投票数を見て とっっっても勇気づけられました( *´꒳`* )❁⃘*.゚
初の記念斡旋も入ったので いっぱい勉強してきます!!✍︎
西橋奈未の活躍を競艇ファンが見過ごす訳がありません。
2023年5月に開催する「芦屋SGボートレースオールスター」の中間発表において、西橋は女子9番目、全体24位の得票数を獲得。
これには西橋本人も相当ビックリした様子。女子で8番目以内ならSG初出場でしたが、最終順位は9番目で予備1位。補欠出場になったとはいえ、SGで見られる日はそう遠くないはず。
新たな快挙を達成したらその都度更新していきます!
コメントお待ちしてます!