近年、常に王者争いを繰り広げている「古性優作」。
出走したレースではほぼ決勝に進出、公営競技の年間獲得賞金歴代1位に迫る活躍。まさに”現競輪界の顔”と呼ぶべき存在でしょう。
それほどの実力がある古性優作がこれまで残してきた成績、そして多くは語られていない結婚相手・年収などを紹介します。
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中山泰三古性優作とは？
古性優作は2011年にデビューした100期の競輪選手。大阪府生まれで関西サイクルスポーツセンターを拠点に活動しています。
大阪支部に所属し、ラインを組むのは近畿地区の選手が多め。自力・番手どちらもレース状況に応じて対応できるため、他地区の選手にとって脅威の存在と言えるでしょう。
古性優作の公式プロフィール
| 公式画像 |  |
| 選手名 | 古性優作（コショウユウサク） |
| 生年月日 | 1991年2月22日 |
| 出身/所属 | 大阪府/近畿 |
| ホームバンク | – |
| 登録期（番号） | 014838 |
| 身長/体重 | 168.0cm/77.0kg |
| ニックネーム | こしょう |
中山泰三公式プロフィールではホームバンクの記載がありませんでしたが、岸和田競輪場の公式サイトに地元選手として紹介されています。
今後の出走予定や期別成績を知りたい方は、下記の競輪公式サイトでチェックしてください。
競輪選手のきっかけはBMX
7歳からBMXを始め古性優作。学生時代の全てを捧げていたとインタビューで答えています。
古性優作7歳の時にBMXを始めた。中学ではラグビー部に入って、BMXのための体力作り。高校ではBMXの日本代表にもなって、高校卒業後はリオオリンピックを目指して、アルバイトをしながらBMXを続けた。
メジャースポーツとは言い難いBMXですが、高校時代には日本代表に選出され、BMX全日本選手権で3連覇したほどの実力者。
高校卒業後もBMXを続けオリンピック出場を目指しますが、遠征費を賄うために競輪学校を受験。この時、あくまで”競輪はBMXのため”だったようです。
古性優作オリンピック出場には海外の大会でポイントを獲得しないといけない。アルバイトではその遠征費を賄えないので、競輪をやりながらオリンピックを目指そう」と思って競輪学校を受験した。
競輪学校時代の成績
競輪学校へは適正試験で合格しています。主な戦績は下記の通り。
- 1着：11回
- 2着：6回
- 3着：8回
- 着外：59回
- 順位：34位
- 卒業記念レース：失格
在校成績は34位、卒業記念レースでは失格。100期生の中では中位の結果で競輪学校を卒業しました。
同期（100期）で活躍している選手
同期でビッグレースに乗れる選手は少なく、100期の中で古性優作は頭一つ抜けています。
前項で紹介したように、競輪学校時代は特別目立った成績を残していません。そう考えると、並々ならぬ努力をしてきたと想像できますね。
古性優作の師匠や弟子
古性優作の「師匠・弟子」の情報は確認できません。ただ、競輪グランプリ2021の優勝インタビューにて、師匠なのかも？と思わせる発言をしています。
ＢＭＸの全日本チャンピオンから競輪選手になった古性優作、地元大阪の郡山久二の指導で力をつける。ところが…https://t.co/5VmffjZxba#keirin #speedchannel #競輪 #ケイリン #Trigger #古性優作 #山口幸二 #脇本雄太 pic.twitter.com/l57JRtu3z3
— SPEEDチャンネル【公式】競輪TV (@speedchannel690) October 11, 2021
古性優作オールスターを勝った時と同様、今回も郡山久二さんに練習をつけてもらった。
ビックレース前には数々の異名を持つレジェンド「郡山久二」から指導を受けているとのこと。
また、近年のビックレースでは何度も「脇本雄太」の番手で出走しており、郡山久二と同様に”師匠のような存在”である可能性は高いでしょう。
古性優作の結婚相手・年収・SNSなど
古性優作の結婚相手や年収など、あまり語られないプライベートについて紹介します。
結婚相手（嫁）は元女優の渡辺貴実花
古性優作の2019年頃に結婚したのは元女優「渡辺貴実花」さん。女優時代は”渡辺聖花”の芸名で活動し、舞台やドラマ（キムタク主演のHEROなど）で活躍した女性です。
2人の馴れ初めは、競輪番組に出演していた時に出会ったのではないか？という説が濃厚。
それにしても、貴実花さんめちゃくちゃ美人（笑）現在までの写真を漁ってみましたが、同じ男性として古性選手に嫉妬してしまうほど…
中山泰三どれだけ疲れて帰っても、こんな美人妻がいたらそりぁ頑張れるわなｗ
古性優作の年収（年別獲得賞金）
| 年 | 獲得賞金 | 順位 |
|---|---|---|
| 2015年 | 26,969,000円 | 46位 |
| 2016年 | 35,836,800円 | 28位 |
| 2017年 | 35,201,400円 | 29位 |
| 2018年 | 47,752,000円 | 11位 |
| 2019年 | 49,115,600円 | 14位 |
| 2020年 | 48,290,700円 | 11位 |
| 2021年 | 210,561,000円 | 1位 |
| 2022年 | 164,437,300円 | 2位 |
| 2023年 | 234,458,500円 | 2位 |
S級へ昇格（2015年）以降に古性優作が稼いだ賞金一覧。
競輪グランプリを優勝した2021年から3年連続で2位以内に入り、その平均年収は驚異の2億円超え。さらに、スポンサー料も上積みされるので、超富裕層であることは間違いなし。
強さの秘訣は筋肉
競輪選手はプロスポーツの世界なので、自身の筋肉トレーニングやコンディション調整をしています。
そのなかで古性優作は他選手に比べ、”筋肉“へのこだわりが強い印象を受けます。
【#岸和田競輪】高松宮記念杯５日目１７日
— スポーツ報知・競輪担当 (@hochi_keirin) June 17, 2023
準決勝９Ｒで３連勝で突破した #古性優作。初戦の落車の影響を感じているようで「打撲した部分を体が治そうと筋肉が固まっていっていて良くないかな。決勝は自分の走りを精いっぱい頑張るだけですね😓」 pic.twitter.com/Q00GSN99BH
各種メディアのインタビューを見るたび、高い頻度で筋肉について言及があります。
また、周りからの評価もすこぶる高く、2000年代を代表する選手として活躍し、現在競輪評論家として活動している加藤慎平氏からは…
加藤慎平古性選手のボディーはバランスタイプで、高回転時も筋量が邪魔をする事はないだろう。カーフ(ふくらはぎ)の盛り上がりはなかなかのもので、引き締まった足首とのコントラストが素晴らしい。
古性優作の強さの秘訣になっていることは十分に考えられますよね。
競輪選手初の始球式を務める
日本国民であれば、一度はプロ野球の始球式を見たことがあるでしょう。ニュースで取り上げられた際には様々なジャンルの有名人が参加しており、毎度世間を賑わせていますよね。
そんなプロ野球の始球式に2023年6月、競輪界にとって初の大役を任されたのが古性優作です。
古性優作が阪神戦で始球式ストライク投球 13日からの「GI高松宮記念杯競輪」をPR― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/qMGr5vsdc3
— けーぼー (@kbou55) June 3, 2023
先行も競りも捲りもできて甲子園でストライクまで投げちゃうんかよ。阿竹の立場がないやろw
今日は古性選手と元阪神タイガースの井川慶さんが対談したがお〜🦁
— チャリオンくん【岸和田競輪公式】 (@chalionkun) May 31, 2023
その後は始球式に向けて井川さんからピッチング指導をうけたで～
対談の模様は6/6のデイリースポーツに掲載されるから楽しみにしてや～#井川慶 #阪神タイガース #古性優作 #超豪華なピッチングコーチ #デイリースポーツ pic.twitter.com/kBcr6h1c4n
元プロ野球選手の井川慶氏からピッチング指導を受けたことや、無事にストライクを決められたことがSNSで話題になりました。
古性優作のツイッター・インスタ
Xはアカウントを開設していない模様。
「古性優作」と検索したところ、同じ名前のアカウントはいずれも鍵垢。フォロワーも数人しかいないため、本人の可能性は極めて低いです。
一応、インスタは本人っぽいアカウントを発見しましたが、こちらも非公開。
SNSはあまり前向きじゃないのかもしれません。
デビューから現在までの成績
古性優作のデビュー戦から、現在までの成績を紹介します。初勝利・初優勝などの記念すべきレースは下記の通りです。
- 2011年7月：デビュー＆初勝利＆初優勝
- 2013年9月：S級初勝利
- 2014年11月：S級初優勝
- 2015年3月：G1初勝利（京王閣）
- 2021年8月：G1初優勝（オールスター競輪）
- 2021年12月：KEIRINグランプリ2021優勝
- 2023年2月：G1全日本選抜連覇
デビュー戦で初勝利＆完全優勝
古性優作のデビュー戦は、2011年7月4日に開催された岸和田競輪のF2レース。
初出走ながら初勝利の快挙。さらに、2日目・最終日も勝利し、デビュー節でオール1着の”完全優勝”を成し遂げました。
デビュー戦完全Vを達成する選手は稀に現れますが、競輪学校の成績からすると異例中の異例。
地元開催ということで気合十分で挑んだと思われますが、結果はまさかの”完全優勝”
本人にとって大きく自信を付けることができたはずです。
あっせん停止による欠場を力に変える
競輪には”あっせん停止“という用語があります。簡単に言いますと「一定期間レースに出場できない」という意味です。
あっせん停止になる主な理由はいくつかありますが、その多くは
- 違反点数の蓄積
- レース中の危険走行
- 重大なルール違反
などが挙げられますが、真剣勝負に勝ちたい競輪選手にとっては悪意が無くともあっせん停止になってしまうことが度々起こります。
レースに出場できないことはデメリットしかないように感じますが、古性優作は違います。
古性優作練習内容、自転車のフレームやセッティング・乗り方など、全てを変えてみたんです。それが良い方向に行きました。
2021年2月のあっせん停止を振り返り、このようにインタビューで答えていました。
そして、ここから一気に競輪王者への道が開かれるのです。
初G1タイトル獲得＆グランプリ優勝
2021年2月のあっせん停止明けから好調を維持しながら迎えたのが、2021年8月15日にいわき平競輪場で開催されたG1レース（オールスター競輪）。
この開催では東京オリンピックを終えたばかりの脇本雄太＆新田祐大に注目が集まる中、優勝を飾ったのは脇本雄太とコンビを組んだ古性優作でした。
ここから、近年の競輪で”最強コンビ”の一つと称される脇本＆古性の伝説が始まったのです。
古性優作の勢いはとどまることを知らず、同年12月30日に静岡競輪場で開催された「KEIRINグランプリ2021」で待望の時を迎えます。
唯一の単騎出走となりましたが、終わってみれば2着の平原康多と2車身差。圧巻の自力を見せつけた結果となり、”最強”の座を勝ち取ったのです。
年間MVPを2度も受賞
古性優作の主な受賞歴は以下の通りです。
| 2021年 | 最優秀選手賞 |
| 2022年 | 優秀選手賞＆ベストナイン |
| 2023年 | 最優秀選手賞＆ベストナイン |
1年間を通して最も優秀な選手に贈られる「最優秀選手賞（年間MVP）」を2度も受賞しています。
上記の受賞歴から見ても、近年の活躍は競輪界を代表する選手だとわかりますね。
夢のグランドスラム達成を目指す
主要タイトルを全て獲得することを”グランドスラム”と呼びますが、競輪界では以下のレースが対象となります。
- 読売新聞社杯全日本選抜競輪
- 日本選手権
- 高松宮記念杯競輪
- オールスター競輪
- 寛仁親王碑・世界選手権トーナメント
- 朝日新聞社杯競輪祭
上記6タイトルを全て獲ると「競輪グランドスラム」という偉業を成し遂げることができます。
2024年6月現在、達成者はわずか4人（井上茂徳・滝澤正光・神山雄一郎・新田祐大）。そんな中、古性優作が残すは「日本選手権・競輪祭」の2つのみです。
現在でも常に優勝争いできるコンディションを維持しているので、今後の活躍にも期待しています！
まとめ
近年の競輪界を牽引する「古性優作」について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
“王者”の称号を手にしてもなお、トップを走り続ける生き様に胸打たれるファンは後を絶ちません。
今後もタイトル獲得数を伸ばしていくことは間違いありませんので、古性優作が引退するその日まで応援し続けるつもりです。
コメントお待ちしてます！