吉川元浩・魚谷智之の両SGレーサーが牽引してきた兵庫支部において、次期エース候補一番手にいるのが「稲田浩二」です。
ダッシュ戦でキレ味鋭く攻める”イナダッシュ”を武器に、デビュー直後から勝率は急上昇。G1やSGでも常連級の顔となりました。
そこで今回は、寡黙なイケメンレーサー稲田浩二について、公式に渡ってまとめていこうと思います。
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稲田浩二とは?
稲田浩二は兵庫県出身、兵庫支部に所属するボートレーサー。詳しい学歴は不明ですが、学生時代は卓球部に所属していたそうです。
顔の特徴は口元にヒゲを蓄えながら、ルーキー時代から目がパッチリとした童顔のイメージは変わっていません。





上記画像は若い頃の稲田浩二。長髪の今では絶対に見られないレアショットw
稲田浩二の公式プロフィール
公式画像 | ![]() ![]() |
名前 | 稲田浩二(いなだこうじ) |
登録番号 | 4290(94期) |
生年月日 | 1984年12月8日 |
身長/体重 | 169cm/53kg |
出身/所属 | 兵庫県/兵庫支部 |
デビュー日 | 2004年5月16日 |
稲田浩二の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
稲田浩二が競艇選手を目指した理由については、テレビでレースを見たのが最初のきっかけとされています。それ以上の詳しい経緯は分かっていません。
関西では尼崎や住之江などのレースを地上波ローカル局で放送していて、稲田の学生時代は競艇関連のCMもよく流れていたはず。テレビで競艇を目にする機会は意外と多かったのではないでしょうか。
やまと競艇学校の成績
- リーグ勝率:7.26
- 準優出:7回
- 優出:5回
- 優勝:2回
- 卒業レース:優出3着(1号艇)
高校卒業後、2003年の春に94期生として1年間の訓練生活を送った稲田浩二。養成所での成績は非常に良くリーグ戦勝率は7.26。大場広孝(福岡)と並んで第1位を獲得しました。
リーグ戦では全7戦で予選を突破。優勝も2回経験して卒業記念競走でも優勝戦進出を果たしています。
同期(94期)の注目選手
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94期でデビュー後最も活躍しているのは2010年の浜名湖SGオールスターを優勝した岡崎恭裕。G1では地元福岡の周年をはじめ、優勝4回、グランプリでも2度の優出があります。


岡崎と同じ福岡支部の今井貴士は2013年の九州チャンピオン。そして、94期養成所チャンプの古賀繁輝も、一般戦で豊富な優勝経験を持つA1級レーサーとして活躍中です。
稲田浩二の師匠・弟子は?
稲田浩二には師匠も弟子も確認されていません。
過去のインタビューで「兵庫支部のみんなが師匠であり弟子」と答えており、特定の選手との師弟関係は結んでいないとされています。
他と比較して少数精鋭かつ”団結力”がある兵庫支部。師匠や弟子を持つ選手もいますが、選手が少ないからこそのアットホームな雰囲気が特徴のようです。
「イナダッシュ」と呼ばれる理由は?


稲田浩二といえば、早いスタートから一気にカマして出る「イナダッシュ」が代名詞。
以下の表は2024年の進入コース別成績。目立つのは引いてカドとなることが多い4コースの実績で、1着の本数は2~3コースを上回り、2連対率も5割を超えています。
コース | 出走/1着 | 1着率 | 平均ST |
---|---|---|---|
1 | 67/47 | 77.0% | .11 |
2 | 40/12 | 30.0% | .12 |
3 | 39/5 | 12.8% | .15 |
4 | 52/13 | 25.0% | .11 |
5 | 37/4 | 10.8% | .11 |
6 | 38/1 | 2.6% | .14 |
ただ、稲田本人は”イナダッシュ”と呼ばれることに戸惑いがある様子。
ダッシュ戦を過度に期待されることがプレッシャーに感じるそうで「困りますね~。そういうのは」とコメント。
もちろん、イナダッシュの異名を悪く思ってはいないでしょうが「フライングは絶対にしないと思っている」と、あくまで慎重さを忘れないスタートを心掛けているようです。
稲田浩二の結婚(嫁)・年収・SNSなど
性格は物静か。同じ支部の先輩・吉川元浩いわく「缶ビールを1本飲んで、ようやく人並みに話す」ほどに無口が板についた男のようです。
目立たない性格ゆえにプライベートの情報はごくわずか。それでも興味深いネタをいくつか見つけることができました。
稲田浩二の嫁・子供は?
嫁や家族構成については公表されていません。しかし、休日の過ごし方を「家族サービス」と答えていることから既婚者であることはほぼ間違いないでしょう。
当然ながら稲田本人のSNSもありませんが、家族らしき人が更新している「稲田浩二の日常」という名のインスタを発見。


投稿数は少ないですが、中には「家でゆっくりしているお父さん」という家族にしか撮影できないレアな画像も。
また、オールスターのファン投票をお願いする投稿で「父、稲田浩二(近畿地区)に投票お願い致します!!!」というコメントもあることから、投稿主はお子さんではないかと。
中身を見る限り家族だと思われるので、稲田浩二のオフを覗きたい方はぜひチェックしてみてください。
趣味は家族のために作る料理?


稲田浩二の家族が更新する(と思われる)インスタには興味深い投稿が。なんと稲田本人が料理を作っている画像が載せられています。


インスタには父・稲田浩二が作ったナポリタンの画像や、握り寿司も自分で作るなどいろんなレパートリーがありそうな感じ。
2022年以降投稿がないのは残念ですが、ぜひまた更新を期待したいですね。
初のロケ番組でタレントを困らせる塩対応w


バラエティ番組に出演した極めてレアな動画を見つけました。
2023年にBSフジで放送された「ハートビートボート+」内の「ボートレース甲子園SP・地元レーサーイチ推し尼崎スポット散策」という企画。
稲田は同支部の後輩レーサーである宮田龍馬、数原魁と一緒に出演。相手をするのは地元尼崎市出身のタレント・じゅんいちダビッドソン。
ロケが初めてだという稲田は、冒頭から声を張らない自己紹介でいきなりじゅんいちにツッコミを受け、その後も稲田はじゅんいちと全く嚙み合わないマイペースぶり。
尼崎えびす神社にお参りした後のやり取りでは…




おみくじを引いた後も…




宮田、数原の若手2人がバラエティ向きの良いリアクションを見せる一方、無表情で無口な振る舞いを変えようとしない稲田。
カメラの前で天然キャラ全開の姿を見せ続ける稲田に、最後はじゅんいちダビッドソンが…


あまりの「塩対応」が一周回って面白いと感じたのか、稲田のキャラクターがすっかり気に入った様子。
競艇界はいわゆる”出たがり”の選手が多い中、ここまで場の空気に合わせようとしないノリの悪さは逆に貴重かもしれませんねw
稲田浩二の年収(年別獲得賞金)
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年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | 46,420,000円 | 67位 |
2023年 | 41,170,000円 | 89位 |
2022年 | 65,030,000円 | 25位 |
2021年 | 59,290,000円 | 32位 |
2020年 | 61,880,000円 | 29位 |
2019年 | 51,400,000円 | 38位 |
2018年 | 33,230,000円 | 108位 |
2017年 | 37,110,000円 | 64位 |
稲田浩二の年別獲得賞金・順位は上記の通り。
G1初優勝を達成した2019年は年間獲得賞金5000万円を突破し、2022年まで4年連続でSGグランプリシリーズに出場しています。
2022年はオーシャンカップ優出2着で大きく稼ぎ、6500万円まで賞金額を伸ばしました。


稲田浩二の強さが分かる過去実績
養成所を卒業後、2004年5月にデビューした稲田浩二。
いきなり最初の節で勝ち星を挙げる順調なスタートから、地味でも着実に進歩を重ねてきました。
記念戦線では少し遅咲きとなったものの、現在同期では最も目立つ存在に。実力的にもSGを狙える位置まで登り詰めてきた稲田浩二のキャリアをご紹介します。
デビュー3走目で初勝利(2004年5月尼崎)
2004年5月16日に地元尼崎でデビューを迎えた稲田浩二。初戦はトップスタートを切りながら6着に敗れましたが、その2日後に大仕事をやってのけます。
予選3日目の第2レース、稲田は大外6コースからコンマ07の好スタート。同じく早いタイミングで踏み込んだ外枠勢が1マークを攻める中、稲田は展開を突く差しを選択。これが見事に決まって混戦を抜け出し1着水神祭を挙げました。
同期の94期では5月10日に落合直子が住之江でデビュー戦勝利。15日には古賀繁輝が初勝利などデビュー節水神祭の選手が続出。稲田も同じくデビュー節の3走目で初白星を記録しています。
2004年9月の宮島でデビュー期初優出&初優勝
2節目以降も新人離れしたスタートとターンで何度も舟券に絡む活躍を見せた稲田浩二。快挙達成はデビュー8節目、2004年9月の宮島一般戦でした。
4日間の短期決戦で稲田は6コースから会心のダッシュを連発。予選で3勝をマークしてまずデビュー初優出を決めます。
5コース進入となった優勝戦ではコンマ02のタイミングで飛び出してカマシに成功。1マークを難なく先制して1着でゴールしました。
デビューからわずか4ヵ月、56走目でつかんだ初優勝の水神祭。デビュー1期目での初Vは三嶌誠司以来12年ぶりの快挙でした。
なお、3連単配当3180円はなんと10番人気。新人時代の稲田はファンから相当高い評価を受けていたことが分かります。
2018年クラシックでSG初勝利


2010年丸亀のオーシャンカップでSG初出場。
しかし、2節前に常滑で切ったFが影響したのか、スタートのキレがなく苦戦。4日目にはイン戦を取りこぼしてしまうなど節間を通して振るわず未勝利に終わります。
稲田のSG初勝利はなんとここから7年7ヵ月後となる2018年3月の浜名湖クラシック2日目。1コースからコンマ10で難なくイン逃げに成功しました。
ところが選手やマスコミの多くは「稲田はとっくに水神祭を挙げている」と思っていたようで誰も反応せず。そして当の稲田本人も自己申告せず。
ようやく支部の先輩・吉川元浩が「お前、水神祭とちゃうか?」と尋ねたことで初1着が発覚。同期の岡崎恭裕も「まだだったの?」と驚きながら稲田を水面に投げ込んだとか。
山本隆幸には「お前、最初から言うとけや!」と怒られる始末。無口で人見知りが過ぎる稲田らしい水神祭の風景だったようですw
2019年の戸田周年でG1初優勝
2009年2月の近畿地区選手権でG1初優出を果たした稲田浩二。優勝戦は吉川元浩が3コースまくりを決めて圧勝し、5コースの稲田に出番はありませんでした。
そこから10年7ヵ月、稲田は2019年9月の戸田周年プリムローズで7回目のG1優出。
3日目以降コンマ0台のスタートを連発して3連勝。準優も逃げ切って優勝戦1号艇で大きなチャンスを迎えます。
稲田はイン戦のプレッシャーを跳ねのけてコンマ10のトップスタート。逃げが難しい水面など関係なく悠々と1マークを回って押し切り1着。
デビューから15年4ヵ月で記念レーサーの仲間入りを果たしました。
SG初Vに一歩届かず(2022年尼崎オーシャンカップ)
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G1を1つ獲ったことでSGの登場機会が増え、2022年のオーシャンカップは地元尼崎での開催。
前検で好タイムを出して期待が高まる中、初日にいきなり6コースからまくり差しで1着。その後も崩れることなく得点率をキープして予選を抜けると準優では4コースからのまくり差しで1着
優勝戦はSG初優出の椎名豊が1号艇。2号艇の稲田は枠なり2コースから差しのハンドルを入れたものの届かず2着。
地元でのSG初優勝はあとわずかのところで届きませんでした。
2022年の尼崎周年で地元G1初優勝
地元尼崎で惜しくもSGタイトルを獲り逃しますが、リベンジのチャンスはすぐにやって来ます。オーシャンカップのわずか3ヵ月後、2022年10月の尼崎周年G1センプルカップです。
初日にさっそく大外6コースからの”イナダッシュ”でまくり切ると、その後も安定したスタート力でポイントを重ねて予選を1位通過。
準優ではコンマ13でイン戦逃げ切り。1号艇に入った優勝戦は、篠崎仁志・椎名豊が好スタートで揺さぶりを掛けるも振り切って1着。
安定の強さで地元周年タイトルを手にしました。
2025年2月、悲願の近畿地区選V
何度も優出しながらVに届かなかった近畿地区選のタイトル。ようやく優勝できたのは2025年2月、三国で行われた第68回大会。
予選は「222141」の3位通過。準優は1コースからコンマ11で逃げ切り優出します。
予選2位の小池修平が6着に敗れ、1位の馬場貴也はイン逃げ快勝。しかし、馬場は待機行動違反でまさかの賞典除外に。ラッキーな形で稲田に優勝戦1号艇が回ってきます。


優勝戦は枠なりの1コースからコンマ04の完璧なスタートを決め、イン戦をしっかり押し切り1着でゴール。
「自信を持っていいSを行けた」と本人も満足の完勝でした。
開催年/場 | 優勝戦 | 結果 |
---|---|---|
2009年/三国 | 4号艇/5コース | 6着 |
2010年/住之江 | 4号艇/4コース | 5着 |
2018年/びわこ | 6号艇/6コース | 6着 |
2020年/尼崎 | 2号艇/2コース | 6着 |
2022年/びわこ | 3号艇/3コース | 5着 |
2023年/住之江 | 4号艇/4コース | 4着 |
2025年/三国 | 1号艇/1コース | 優勝 |
同じ三国の水面だった2009年の初優出から16年。運も味方した優勝戦1号艇のチャンスを逃すことなく、稲田は地区選7度目の優出で近畿No.1の座を獲得したのです。
まとめ
公開インタビューでボソボソとしゃべる姿に客から”聞こえない”と文句を言われたこともある稲田浩二。
ただ、吉川元浩が「ハンドルを握るとキャラが変わる」と話す通り、レースでの勝負強さは超一流。典型的な仕事人タイプのようです。
頂点を狙える実力を持っていることは数々のタイトル獲得で証明済み。後は大目標となるSG制覇、そしてグランプリ&賞金王。
兵庫支部を引っ張る存在として、今後どのような活躍が見れるのかとても楽しみ!
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