愛知支部に所属する127期のルーキー「笠間憲哉(かさまけんや)」が引退。2024年8月29日、モーターボート競走会へ引退届けを提出し、9月2日までに選手ページが削除されました。
デビューから引退までの通算成績は、67節に出場して1着21回・勝率2.27・優出0回。生涯獲得賞金は約2137万円。
ラストランは2024年5月の蒲郡一般戦。最終日6Rに4号艇で出走し、6着で現役生活を終えています。
笠間憲哉の引退理由は?
デビュー以降の期別成績がこちら。
年 | 期 | 級別 | 出走数 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
2021 | 後期 | B2級 | 66回 | 1.42 |
2022 | 前期 | B2級 | 48回 | 1.44 |
後期 | B2級 | 55回 | 1.67 | |
2023 | 前期 | B1級 | 50回 | 2.18 |
後期 | B1級 | 91回 | 2.64 | |
2024 | 前期 | B1級 | 96回 | 2.31 |
後期 | B1級 | 89回 | 3.36 |
4期通算で勝率3.80を下回ると”引退勧告”の対象になります。
ただし、デビューして3年以内の新人を除くといった規定があるので、2020年デビューの笠間憲哉は対象外。よって、成績不振によるクビではありません。
ではなぜ、任意引退を決断したのか?想定される理由は以下の2つ。
- 限界を感じて自ら身を引いた
- 何かしらの事情で業界を追放された
4期通算の対象外だったとはいえ、7期(3年半)の現役生活で全く成績を残せず。このまま続けても難しい…そう判断したのかも。
そしてもう一つは、競走法違反を犯して”強制的に引退”させられたケース。
表立って公表はされていないものの、飲酒運転で逮捕された山口高志、八百長疑惑で引退した村上純、闇金で借金した江頭賢太など、成績以外の理由で沢山の選手が引退しています。
笠間憲哉の場合はおそらく前者だと思われますが…
以下の記事は、不可解な理由で引退した選手たち。
笠間憲哉とは?
公式画像 | |
名前 | 笠間憲哉(かさまけんや) |
登録番号 | 5159(127期) |
生年月日 | 1998年6月8日 |
身長/体重 | 166㎝/53㎏ |
出身/所属 | 愛知県/愛知支部 |
デビュー日 | 2020年11月13日 |
引退日 | 2024年8月29日 ※引退届け提出日 |
笠間憲哉は愛知県出身、愛知支部の127期ボートレーサー。
小学5年生から高校まで白球を追いかけていた野球少年。小学時代には全国大会出場の経験もあるそうです。
愛知県立安城農林高校を卒業後、127期生として養成所へ入所。2020年11月に常滑でデビューし、約1年後の21年12月に初勝利を挙げています。
水神祭は初勝利のみ。準優、優出は達成していません。
競艇選手になったきっかけ
幼い頃から競艇好きの父とボートレース場に足を運び、走っている姿を見て”カッコいい”と感じたのがレーサーを目指すきっかけ。
そして、高校卒業前の就職活動時、ボートレーサーの募集を知って応募したそうです。
同期(127期)の注目選手
笠間憲哉と同期の127期生は、男子14名・女子13名の計27名(9月5日時点)。
最も注目されているのは「清水愛海」。デビュー当時から”天才レーサー”と呼ばれ、4期目にして同期最速のA級昇格を果たしました。
その他、パンチパーマがトレードマークの仲道大輔や、成績上昇中の登玉隼百・坂本雄紀・川井萌など、将来有望な選手が多数在籍しています。
127期の養成所チャンプ&リーグ勝率1位は清水愛海。両方獲得したのは初!
笠間憲哉の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2020年 | 670,000円 | 1562位 |
2021年 | 4,760,000円 | 1483位 |
2022年 | 4,100,000円 | 1523位 |
2023年 | 8,860,000円 | 1374位 |
2024年 | 2,970,000円 | 1531位 |
笠間憲哉が獲得した年別賞金一覧です。
2023年は24節(200レース)に出場し、自己最高額となる約880万円を獲得。しかし、そこから勝率を伸ばすことができず、2024年5月の斡旋を最後に艇界を去りました。
引退はとても残念ですが、笠間憲哉さんはまだ26歳の若者。セカンドキャリアの活躍を期待しています!