2024年5月21日に開幕した多摩川SGボートレースオールスター。
4日間の予選が終わり、守屋美穂・浜田亜理沙の活躍をはじめ、苦戦しながらも優勝候補の峰竜太・石野貴之・毒島誠らが順当に準優進出。例年に増して盛り上がりを見せています。
そんな中、ひときわ注目されているのが、2019年11月にデビューしたばかりのルーキー「定松勇樹」。
2走目の4着を除いて全て舟券圏内。予選最終日には圧倒的不利な6号艇から2着に入り、予選が終わってみればまさかのトップ通過で準優1号艇を獲得。
ここまで圧巻の”0台スタート”を発揮しており、準優で後手を踏むことはなさそう。
さらに、定松を後押しするのがフライング罰則。SG準優勝戦のFかなり重たく、そのリスクを負ってまで踏み込む選手はおそらくいないでしょう。
その点、この中で唯一SGの斡旋が入っていない定松は「捨て身で勝負」が最もしやすい状況。
スタートさえ決めれば難なくイン逃げできる。そして、優出1号艇に座った定松がイン戦を制し、第51回オールスターでSG初優出&初優勝を達成。すると予想しています。
定松勇樹は若干23歳0ヵ月のルーキー。
服部幸男が持つ”SG最年少優勝記録(21歳9ヵ月)”は超えれませんが、岡崎恭裕・山崎智也の上を行く「歴代4位」となります。
順位 | 選手名 | 達成年齢(SG競争) |
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1位 | 服部幸男 | 21歳9ヵ月(ダービー) |
2位 | 今村豊 | 22歳4ヵ月(笹川賞) |
3位 | 貴田宏一 | 22歳11ヵ月(メモリアル) |
4位 | 岡崎恭裕 | 23歳4ヵ月(笹川賞) |
5位 | 山崎智也 | 23歳7ヵ月(ダービー) |
正直、現代のボート界で上記の記録は更新されないと思っていました。なぜなら、服部幸男や今村豊がSGを獲ったのは、現代とは競技そのものが違っていたからです。
2010年に”23歳4ヵ月”でSGを制した岡崎恭裕はヤバすぎるだけ。ただ、そんな奇跡は二度と起こらないと思っていたので…
その奇跡まであと2勝。とてつもなくプレッシャーのかかる戦いになるでしょうが、今回ばかりは歴史的快挙のみに期待して応援するつもりです。
欲を言えば、ギリギリ準優に勝ち上がった師匠「峰竜太」もファイナルへ進み、師弟対決の末、ワンツーフィニッシュが最高(笑)
※アイキャッチ画像はユリ3963(@zi_ns94f)のXより引用させていただきました。