2022年12月に開催されたSGグランプリシリーズにおいて、初優出・初優勝を成し遂げた「宮地元輝」。その功績を祝して、地元である唐津競艇で報告会が行われました。
2022年度の”顔”といえば、グランプリを制し賞金王に輝いた白井英治をはじめ、賞金ランキングを独走していた馬場貴也がまず先に思い浮かびます。
ただ、もう一人忘れてはいけないのが宮地元輝。最も大きな飛躍を遂げた選手といっても過言ではありません。
悲願のG1初優勝を果たした2022年9月「福岡チャンピオンカップ」。
選手間でも”天才”と称されるターン技術を持ちながら、グレードレースでなかなか結果を残すことができず。
悔しい思いを積み重ねてきた分、G1タイトルは喜びもひとしおだったでしょう。優勝インタビューで漢泣きする姿は、見ているこちらまでグッと来てしまうものでした。
そして、好調のまま乗り込んだ「グランプリシリーズ」。
SG出場が3度目とは思えない好走を続け、予選は「22411」で突破。1号艇で迎えた準優もイン逃げを決め、自身初となる優勝戦に駒を進めます。
インコースにはSG7勝の毒島誠、その隣には前年のグランプリ覇者瓜生正義など、艇界を代表するトップレーサーたち。
こうした強者相手にプレッシャーは相当あったでしょうが、コンマ09の好スタートから”鮮やか”という言葉がぴったりハマる芸術的なまくり差しを敢行。
天才と称される理由が凝縮されたようなワンシーンだったと思います。
そんな宮地元輝ですが、レース以外でも大ブレーク中!
インタビューでは、お世辞にも爽やかとは言えないしかめっ面。また、どことなく挙動不審で落ち着きのない様子でぶっきらぼうな受け答え。独特の間合いで突拍子もないことを言い出し、他の選手にはない強烈な個性を放つ男w
その様子を見た競艇ファンは「クセになる」「めっちゃ好きになったわ」「応援したくなる」といったコメントが多数投稿されています。
クスっと笑ってしまう独特な言い回し。キリっとした表情の中で時折見せる控えめな笑顔がまたいい。
不器用な表現をする中でも、レースやファンに対する熱い思いが見え隠れして好感度は爆上がり!というか、アンチ宮地はこの世にいないはずです。
公式画像 | |
名前 | 宮地元輝(みやちもとき) |
登録番号 | 4445(100期) |
生年月日 | 1986年11月9日 |
身長/体重 | 169cm/55kg |
出身/支部 | 佐賀県/佐賀支部 |
宮地元輝は佐賀支部に属するボートレーサー。華の期と呼ばれている100期生には、豪華すぎる面々が名を連ねています。
2017年度の賞金王「桐生順平」、女子界トップの「平高奈菜」、強さも美しさも兼ね備えた「鎌倉涼」など。他にも数多くの実力者たちが現役で活躍しています。
宮地元輝の同期レーサー
レースで魅せるセンスや旋回力はもちろんのこと、人間性も愛される素質十分の宮地元輝。
100期では2人目のSG覇者となった今、こはたしてどのようなスター街道を歩んでいくのか?引き続き応援していきたいと思います!