八百長疑惑が浮上して以降、未だ選手ページの追加斡旋および削除など更新なし。
中村亮太自身のSNSで意味深なツイートを投稿。集団によるイジメ、それに耐えられなくなった内容が記されています。
2022年10月27日に開催された下関競艇の10R。インコースのA1選手が着外となり、6コースから進入した人気薄のB1選手が1着の大荒れ。
これだけならよく見かける光景ですが、このレースには”八百長”を疑ってしまう不可解な点がいくつかあったのです。
中村亮太の他に、田頭実の八百長疑惑も話題になっています。
八百長が疑われた2つのこと
10Rのみ舟券売上が倍増
前レース(9R)の売上は約5,000万円だったのに対し、問題となっている10Rの売上は「約9,600万円」。通常、後半レースに連れて売上は伸びますが、一般戦において倍近くなるのは異常なこと。
ベテランの予想師記者も以下のように回答しています。
問題となった10Rの全売上が約9600万円。ひとつ前の9Rが約5100万円。うしろの11Rは約4600万円。10Rだけ売上が倍近くに突出しています。競艇はイン(1号艇)に強い選手が入ると、固いレースということで売上が伸びる傾向にありますが、これほど極端に売れることはない。何十年もボートを取材していますが、ひと目で変だなと思います
引用元:現代ビジネス
もちろん、異常投票のみで八百長を断定することはできず、1レースに数千万円投じたお金持ちがいた可能性もあるでしょう。
しかし、一般戦(予選)に投票される売上は、せいぜい3,000~5,000万円程度。よっぽど注目されるレースでない限り、9,000万円もの売上になることはほぼありません。
こうした事情を認識している競艇ファンなら「裏で何かが起きている」と感じたはず。
通常では考えられない低配当
上記は八百長が疑われた下関の番組表。
A1級「中村亮太」のイン戦で。本来なら堅いイン戦となりますが、フライングを2本持っている中村選手は評価を下げられ、イン逃げ以外もそこそこ売れている状況。
そして結果は、大穴の6コース杉山勝匡のまくりが決まり、本命視された中村亮太は最下位。
ここまでは普段でも起こりえることです。F2で出遅れることは予想できますし、不利な6コースかつ実力下位の選手が勝つことはあります。ただ、どう考えてもおかしな点があったのです。それは…
ほぼ買われていない6コース杉山勝匡が1着なのに、300倍を下回る低配当だったこと。
当該レースをライブで視聴していたファンからも…
「なんでこんなに安いの?」「1.2まじ?A1よね?」「流石に安すぎだろ」「600倍くらいあるのかな?」といった声が続出。
このレースに疑問を呈した「現代ビジネスの記事」にも同様のコメントが多数投稿されています。
前後のレースとの売り上げの比較や、不自然すぎるオッズ(例えば、6頭、1以外2着の3連単オッズで、3着1のオッズが他と比べて4~5倍くらい高い)を加味すると、これはほぼ黒と言っていい
F2でレース休まなきゃだし、休んだら金稼げないからバックを貰って八百長したって感じじゃない?
バカだな、売り上げおかしいだろ?山ほど不正してるぞ、ボートレーサーは笑
紹介したコメントにもある通り、1号艇の中村亮太が4着以下になった際、他と比較して全く売れていない不思議。
フライングを2本持っているとはいえ、実力は格上のA1選手。また、同日に出走した1レース目は2コースから1着に入っており、3着以内に入る足はあったはず。
そうした状況を踏まえ、このオッズから想定されることは…
- 超お金持ちが1号艇外しのBOXに大金を投じた
- 八百長を仕組んだ者が結果を分かったうえで23456のBOXに大金を投じた
冷静に考えれば後者②の方が可能性は高そう。
記事のインタビューに応じたベテラン選手はこのように回答しています。
競走会の幹部もその事実をもちろん把握し、問題視しています。レースで不正がなかったのかどうか、内部で調査が実施されたとも聞きましたが、いまのところその件については何も発表されていません。ただ、先の“反社会的勢力”の通達が、そのことと関係していると考えている選手は多いですね
同日に公開された「中村亮太・田頭実」の八百長疑惑。
この先、どのように進展していくのか?いずれにしても、2020年1月に西川昌希が逮捕されたばかりですし、隠蔽せず事実を公表してもらいたい。
中村亮太はマークシート事件・不正受給の前科あり
今回の一件とは関係のないことですが、八百長を疑われてもおかしくない”素行の悪さ”を過去に行っています。
ファン投票の不正行為で2年間出場停止
2013年5月に開催される笹川賞(現SGオールスター)のファン投票イベントにおいて、専用シートに”予め自分をチェック”する行為がファンからのクレームによって発覚。
これにより、競走会から1年間の出場停止処分、さらに選手会からも同様の処分が課せられ、2年間の欠場となりました。
年度 | 期 | 出走数 | 級別 |
---|---|---|---|
2013年 | 前期 | 122 | A1級 |
後期 | 70 | A2級 | |
2014年 | 前期 | 0 | B2級 |
後期 | 0 | B2級 | |
2015年 | 前期 | 0 | B2級 |
後期 | 0 | B2級 |
当然、A1級を維持する出走回数に届かずB2級に降格。
持続化給付金の不正受給
マークシートの不正で懲りたと思っていたところ、競艇界を揺るがした「持続化給付金の不正受給事件」にも関わっていたことが判明。
この事件に関与したボートレーサーは215名、不正に受け取った総受給額は2億1,473万円に上りました。ちなみに、受給したボートレーサーの級別・性別・年代は以下の通り。
- 級別(A1級43名、A2級39名、B1級110名、B2級23名)
- 性別(男子200名、女子15名)
- 年代別(20代46名、30代94名、40代50名、50代23名、60代2名)
驚いたのが、中村亮太を含むA1級レーサーが43名も受給していたこと。詐欺してまでお金が欲しいのか?まさしく金の亡者という他ありません。
発覚後、反省のつもりで行ったのかもしれませんが、全額寄付を名目にウーバーの配達員を開始。
ただ、SGジャンパーを着用しながら配達する姿が炎上の火種に。ふざけてやっていないのであれば、先を見通す能力が少し欠落しているのかもしれません。
以上の前科がある状態での今回なので、擁護する気になれないのが本音です。
当記事を公開した後の出来事は以下をご覧ください。